-
短歌研究 2024/4
¥1,200
−−− 今月の歌 岡野弘彦 【4月の新作作品集】 三十首 高野公彦「生活動線」 二十首 黒木三千代「悪について」/奥田亡羊「流木」/佐藤弓生「記憶について」/島田幸典「島の街」/高島 裕「バンシーズ」/魚村晋太郎「配管」 四十首 石井辰彦「冬の旅 秋のソナタ」 【特集 時を超えて、俵万智】 第1部 歌人たちの「俵万智短歌」2首選と観照 伊藤一彦/伊藤紺/内山晶太/浦河奈々/岡本真帆/小佐野彈/川島結佳子/工藤吉生/栗原 寛/小島なお/佐佐木定綱/笹 公人/千葉 聡/堂園昌彦/永井 祐/野口あや子/平出奔/藤島秀憲/山木礼子 第2部 寄稿 枡野浩一「奇跡のような『いいね』」/松村由利子「魅惑のリズムのメカ二ズム」/ユキノ進「『俵万智』という大きな物語」/土岐友浩「『プーさんの鼻』の植物詠について」/三宅香帆「和歌と短歌を接続する『歌』」 第3部 特別対談収録 対談 俵万智×渡辺祐真|『あとがきはまだ』の「あとがきに代えて」 寄稿 渡辺祐真|『あとがきはまだ 俵万智選歌集』に寄せて 【寄稿「現代短歌2・0」を探して】 山田航「なぜ「歌人さん」という芸名なのか――枡野浩一の現在地」 作品七首+エッセイ 横田英夫「百寿」/千田慶子「十勝牧場」/石井敏明「おきふし」/大橋弘志「残り時間」/芹澤弘子「製造物責任」/若菜邦彦「語りたまへ」/仰木奈那子「家族をおもふ」/水口奈津子「オリオン」/田村ふみ乃「加速する脈動」 連載 仁尾 智+宮田愛萌「猫には猫の、犬には犬の シーズン2 第1回」 吉川宏志「1970年代短歌史29」 佐藤弓生・千葉 聡「人生処方歌集 57」 工藤吉生「SNSで短歌さがします29」 書評 川本千栄|後藤由紀恵歌集『遠く呼ぶ声』 弘平谷隆太郎|北山あさひ歌集『ヒューマン・ライツ』 田丸まひる|山階基歌集『夜を着こなせたなら』 荻原裕幸|正岡豊歌集『白い箱』 河路由佳|香川ヒサ歌集『The quiet light on my journey』 中山洋祐|山口青歌集『鳥瞰ノート』 真中朋久|楠誓英歌集『薄明穹』 短歌時評=川島結佳子「あなたいったい何者なの?」 作品季評(第130回・前半)=穂村弘(コーディネーター)/髙良真実/青松輝 佐佐木定綱「生物歌」/川島結佳子「夏夜」/睦月都歌集『Dance with the in visibles』 歌集歌書評・共選=池田裕美子/棗隆 短歌研究詠草 米川千嘉子 選 特選=田北明大 準特選=青柳啓子/黒澤信子/藤原はるか/熊谷純/赤坂千賀子/髙良鳴海/北野美也子/齋藤理津子/川島英子/江本たつ子/関口祐未/衣袋洋子/鈴木れい子/奥田ミヨ子/大滝慶作/西郷英治 第42回「現代短歌評論賞」募集要項 (短歌研究社)
-
『美味しいと懐かしい 随筆集 あなたの暮らしを教えてください4』
¥2,090
--- 豪華執筆陣で贈る珠玉の随筆集「あなたの暮らしを教えてください」は、多彩な執筆陣の暮らしに出会えるアンソロジーです。 第4集は、料理や食にまつわるお話を集めています。 おふくろの味、郷土料理、自画自賛のレシピ、あの人と食べた忘れ難い一皿、今はもうないあの店のメニューや、旅先での新しい味、料理への心がけなど、食の喜びにあふれた一冊です。 [目次] 中島京子 柿の葉鮨礼讃 辰巳芳子 わきまえ事 酒井順子 最後のカレー ホルトハウス房子 文章の食遍歴 小川 糸 きんぴら 植松 黎 漬物は幸せのバロメーター 平松洋子 ほとびる 石 紀美子 ふたつの朝市 渡辺有子 家族と料理 梨木香歩 透き通るような野山のエッセンスを にむらじゅんこ 人々の心をつなぐクスクス 横川 潤 美味しいと懐かしい 川本三郎 家事一年生 田部井淳子 日本の山の味 塩野米松 紅葉の瓶詰め 日野明子 飯わん雑感 松岡正剛 母なる味噌汁 小川洋子 指と果物 平野レミ ツイッターとわたし 小島千加子 お一人さんの先駆者││気儘な森茉莉さん││ 森枝卓士 食事の原点 小泉武夫 草野球弁当をつくった 阿川佐和子 ひとりレシピ 細川亜衣 幸せは、勝手口から訪れる。 野村友里 食と幸せ 出久根達郎 びっくり水 青柳いづみこ パリふうの食卓 植島啓司 料理事始め 桐島洋子 森羅サラダと魔女ドレッシング 森 まゆみ レモンづくし 嵐山光三郎 マダイの干物 青山 潤 世界で一番旨い鰻 佐々涼子 梅酒 いしいしんじ 赤ちゃん療法 立川談春 ヘネちゃんとナポちゃん 村田喜代子 台所天国 小池真理子 おめでたい人間 大貫妙子 餅とストーブ 斎藤由香 緑、赤、白色のメニュー 皆川博子 わっと煮立ったら 池上冬樹 水まんま 髙橋秀実 お弁当に詰められたもの 佐川光晴 子離れのすすめ 伊藤たかみ 思い出と食べ物 内田洋子 余ると、嬉しい 田原 牧 砂漠のお茶 鳥居啓子 大きなキッチンカウンター 川上弘美 たにし亭 伊達公子 朝の静けさの中で 工藤ノリコ セツビガ オトリマス 太田和彦 芋煮会 上野万梨子 古本にはさまれた置き土産とパリ時間 後藤繁榮 ダジャレの始末 紺野美沙子 お〜い、ぬか太郎 旦 敬介 アカラジェの歴史 沢野ひとし 白湯にすがる 佐藤真理恵 雨上がりの御馳走 旦部幸博 「うちのコーヒー」の味 竹下隆一郎 ファストフード論争 春香 堂々巡りの食卓事情 ツレヅレハナコ 新幹線だけの美味 植本一子 梅の妊娠 竹花いち子 おせち、やりますか? 瀧波ユカリ 厚岸の牡蠣とSNS 樋口恵子 食・触・職 伊藤理佐 サイダーのつづき。 くどうれいん んめとごだげ、け 町田 康 飯菜の味について 津島佑子 牛のしっぽと人生の喜び (暮しの手帖社・紹介ページより)
-
『居心地のいい場所へ 随筆集 あなたの暮らしを教えてください3』
¥2,090
--- 豪華執筆陣で贈る珠玉の随筆集「あなたの暮らしを教えてください」は、多彩な執筆陣の暮らしに出会えるアンソロジーです。 第3集は、住まい、家しごと、旅の思い出、そして、自分らしい生き方探しのお話を集めています。人生とは、心地のいい居場所探しなのかもしれません。 きっと、あなたの生き方のヒントにもなる一冊です。 [目次] 谷川俊太郎 居心地 保里正人 タイミとマッティのサマーハウス 井上荒野 古い家の記憶 森村泰昌 最期の霜とり 中村好文 ささやかな実験住宅 ぱくきょんみ みどりの友だち 馬場あき子 もぐらが来た 内藤美弥子 石の街での日々 牧野伊三夫 足立山 大竹昭子 お二階のみーちゃん イェンス・イェンセン コロニヘーヴ 高橋みどり 引っ越し 吉谷桂子 庭の時間 向井万起男 摩訶不思議な現象 牧山桂子 武相荘 堀井和子 いつもの散歩道 外 須美夫 ローズマリーの元気 石川博子 母のような母になった日 柏木 博 玩物喪志 木本文平 愛犬 中江有里 本棚。 髙山秀子 私の帰るハルモニの家 池内 紀 手帳のつくり方 諸田玲子 棄てられないモノ 柴崎友香 武蔵野風景 中沢新一 シャチと原発 内田 樹 門松の功徳 川内有緒 精霊たちのしわざ 太田治子 二人の空想 田口ランディ ひとり暮らし 小川 糸 ベルリンの知恵 ドナルド・キーン 安心できる近所 浅生ハルミン 旧伊勢街道 東 理夫 旅支度、旅の途中 光森裕樹 バオバブを見に 伏見 操 間違い 篠田節子 緑のカーテン 万城目 学 ピアノ・レッスン 谷崎由依 気配ばかりのお客さん 夢枕 獏 猫の効用 尾崎真理子 雹の降った日 髙村 薫 生きものたちと暮らす 中村メイコ 〝老いの力〞は〝終いじたく〞 朱川湊人 ウルトラマンの贈り物 高橋幸宏 今日の空 岸 政彦 猫の陰口 角野栄子 集まってしまった 思い出 広瀬浩二郎 「ユニバーサル」の原点は温泉にあり! 安野光雅 ヒトリダマリノミチ 山極壽一 葉っぱのトイレ 絲山秋子 肌で感じる 増田裕子 人生初のひとり旅 尾畑留美子 水が止まった! 奈良美智 赤いトタン屋根の小さな家 藤田貴大 雨の日に 千葉すず 気楽にいこう 村井邦彦 瓦礫の中 知花くらら アフリカと私 角幡唯介 余生の悩み みうらじゅん 昨年、最高に幸せだった日。 能町みね子 私の祝日 白岩 玄 騒音問題 姫野カオルコ 高齢ナンパ 佐伯一麦 人生を繕う 三角みづ紀 宇宙の片隅にある庭で おーなり由子 おまじないスカート 王谷 晶 転居の怪 朝井まかて さようならの庭 和田 唱 幸せだなぁ しりあがり寿 おらぁ観光客だ (暮しの手帖社・紹介ページより)
-
かばん(2024年-)※6.12月号以外
¥500
短歌同人誌「かばん」バックナンバー取り揃えております。 各号の詳しい内容は、かばん公式ブログにて↓ http://kaban-tanka.seesaa.net/category/4905725-1.html ーー かばん2024年1月号! 新春題詠「紅」 ☆今月の歌 小野とし也 小野田光 ☆今月の一冊 森山緋紗 ☆リレーエッセイ 有田里絵 ☆前号評 久保茂樹 小林寧緒 ーー かばん2024年2月号! 特別作品 壬生キヨム 茂泉朋子 ーー かばん2024年3月号! ☆今月の一冊 土居文恵 ☆リレーエッセイ 木村友 ☆前号評 斎藤見咲子 小野田光 西塔史
-
現代短歌(2024.1〜)
¥1,100
ーー 現代短歌2024/1 no.100 第10回佐藤佐太郎短歌賞&第11回現代短歌社賞 発表号! ※井口可奈さん受賞号! ーー 現代短歌2024/3 no.101 巻頭作品50首「秋から冬へ」 俵万智 特集「新人類は今」 ーー 現代短歌2024/5 no.102 巻頭作品50首 「詩人は短歌をつくらないでください」 瀬戸夏子 特集「Anthology of 40 Tanka Poets selected & mixed by Haruka INUI」
-
【サイン入り】岡本真帆『あかるい花束』
¥1,870
SOLD OUT
春の訪れを思わせる装丁。 表題作の「あかるい花束」は、東京から高知に移ると決め、引越しまでを詠んだ30連作。 二拠点生活の中で生まれた歌は、これから新生活を始める人にも寄り添ってくれそうです。 --- 8刷累計2万部を突破した『水上バス浅草行き』から2年、 待望の第2歌集を刊行いたします。 2拠点生活の中で詠まれた歌266首と、 装丁の鈴木千佳子さんによる花の絵を束ねました。 【著者より】 歌集を出したあと、私は東京と高知での生活をはじめた。 二つの場所を行き来する中で、考えたことや思い出したことが、短歌になりました。 岡本真帆 【収録歌より7首】 わたしもう、夏の合図を待っている 冬至の長い夜からずっと ただしくよりたのしく歩く 光ってる水が見たくて すこし小走り 本当に正しかったかわからない決断たちよ おいで、雪解け 乱丁のある文庫本抱きしめる 愛すよたったひとつの傷を あなたと過ごした日々は小さな旅だった 空っぽの花器の美しいこと スパイスは火花に似てるわたしからわたしへ送る強い喝采 しゅくふくとはじける泡が光ってる 祝福 きみにはじめましてを 【著者プロフィール】 岡本真帆(おかもと・まほ) 1989年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。 2022年に第一歌集『水上バス浅草行き』(ナナロク社)を刊行。 (ナナロク社)
-
『COCOON(コクーン)』
¥500
大松達知さんなど「コスモス」有志の皆さんで発行している、短歌同人誌『COCOON』。 作品、時評、エッセイ、評論、書評など、総合雑誌並みのボリュームです。
-
【サイン入り】大崎清夏『私運転日記』
¥1,980
--- 中原中也賞受賞詩人・大崎清夏による初めて丸ごと一冊日記の本。 “出会っても出会っても、歳をとればとるほど、自分のことをどこから話せばいいかわからない感じになっていくのだろう。だから深い関係がほしいのかもしれない。だから日記なんか書くのかもしれない” 「ほんとうにひとりのひとり暮らし」を機に、日記をつけ始めた詩人。 島での免許合宿、ソロハイク、初めてのドライブ…… 40代の広すぎる道を、確認しながら自分で運転してゆく日々が始まった。 “たぶん私はいま、自分の外に出ていきたいのだろう。 風で道の脇に落ちた、小枝のようなものになりたいのだろう。 そういう私自身を、じっくり引き受けてやりたいと思う” “忘れたくないことも、忘れがたいことも、早く忘れたいことも、日記に書いてしまえば、安心して忘れられる。すべて忘れても何ひとつ忘れることなんてないことを、日記を書くことは慰めてくれる” (発行:ignition gallery )
-
きくちゆみこ『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』
¥2,090
--- 2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたジンを定期的に発行しつつ、言葉を使った作品制作や展示も行ってきた翻訳・文筆家のきくちゆみこ。 twililight web magazineでの連載をまとめた初めてのエッセイ集。 ままならない過去や体や心をほぐしてくれたのは、いつも書くことだった。 — みんなくるしいね、というときの「みんな」が誰なのかはわからなくとも、そこに自分の姿を見出したことがない人はいないんじゃないか。そんなとき、わたしたちはテーブルの下で見えない手をつないでいる。 この本は、まるでそれがほとんど神さまか何かみたいに、愛し、頼り、信じ、救われ、ときに傷つき打ちのめされながら、言葉と一緒に生きてきたわたしの、なにかとさわがしい心の記録だ。またそれは「言葉とわたし」がどんなふうに変化してきたのか、もしくは変化していくのかの考察でもあった。「だめ、できない」という言葉のうしろで縮こまっていたかちこちの体を、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」となんとかなだめて引っ張りあげていくような。 (まえがきより) (発行:ignition gallery)
-
北海学園短歌会誌『華と硝烟』
¥1,000
北海学園大学短歌会誌『華と硝烟』、遂に刊行されています! 北海学園の初代文学研究科長であった、「菱川善夫の業績を受け継ぎ、おのおのの短歌研究賞史を練ることを目標とする」同会から、年一冊刊行されていきます。(また、編集部は同大学の田中綾研究室に置かれています。) 会員の作品に加え、OBの石井僚一さんの作品も掲載されています。 特筆すべきは、近代短歌研究への特化だと思います。書評も、現代と、明治・大正・昭和、と分けられて掲載されています。 また、評論も厚く、口語短歌運動において重要とされる「清水信ノート」(山田航)の、新技巧派批判、新律格、新短歌の動向など、とても興味深いです! 渡辺駆さんの評論「戦争の正身(むざね)」では短歌史の意義を近代天皇制、軍国主義などを通して分析し、どう短歌に関わるべきかを論じています。 また、1940年の合同歌集『新風十人』を通して、篠弘の視点と比較しながらの、菱川善夫論も掲載。 峰艷二郎さんの評論では、フェミニズムやジェンダー理論からの批判を取り上げながら、菱川善夫の女歌論について、そこから山中智恵子の両性具有性への論について展開されていきます。 濃厚で紹介し切れませんが、表紙の書からも漂う芳しさ…!皆さんの短歌作品も素敵で、今後の会の発展が楽しみです! 是非とも、実物で味わって戴ければと思います〜!(よ)
-
【サイン入り】東直子『魚を抱いて 私の中の映画とドラマ』
¥1,980
--- 約束をすべて果たして水になる今ほんとうにあなたに会えた 『ビッグ・フィッシュ』より 忘れられないとびきりの映画とドラマについて、歌人・東直子が 短歌と絵を添えて心で観た世界を綴るエッセイ集。 33本の映像作品、22点のイラスト、41首の短歌を収録! 花を掬うように魚を手のひらに ひとときの芯したたるばかり 『火の魚』より 風がふいてふりかえったらもういない君は花びらそのものだから 『パリ・テキサス』より うつくしい一瞬だけでよかったの 川を流れてゆく柩たち 『いつか読書する日』より 映画やドラマに触発されて作った短歌は、その細部を新しく記憶でき、自分の感覚をまじえてその世界を胸にしまっておけるような気がします。さらに、映像として体験した世界を、そこに生きている人をいとおしく思い、讃えるような気持ちで絵を描きました。 ――「はじめに」より (春陽堂書店)
-
【サイン入り】野口あや子『くびすじの欠片』
¥1,320
SOLD OUT
短歌研究文庫より、待望の復刊! 短歌研究新人賞を17歳で受賞した、野口あや子の第1歌集。 15歳から20歳までの311首を収録。 --- 「歌の道に進むのならば、野口あや子は避けて通れない」 (小佐野彈・解説より) 待望の文庫化。 時代が短歌に追いついた。 【歌集より】 互いしか知らぬジョークで笑い合う二人に部屋を貸してください くびすじをすきといわれたその日からくびすじはそらしかたをおぼえる セロファンの鞄にピストルだけ入れて美しき夜の旅に出ましょう 窓際にあかいタチアオイ見えていてそこしか触れないなんてよわむし うるわしく人を憎んだ罰として痒みともなう湿疹が生(あ)る 「 読み進めるほど、読者もまた孤独になってゆく。 『ああ、わたしと同じだ』とか『俺も同じだった』といったたぐいの安易な共感を、 この歌集は拒むのだ。」 ──── 小佐野彈(歌人・小説家) 雪舟えま『たんぽるぽる』、平井弘作品集に続く、名作歌集の復刻シリーズ第4弾。 第49回短歌研究新人賞を17歳で受賞。受賞作品「カシスドロップ」所収の第1歌集。 15歳から20歳までの作品311首を収録。 (短歌研究社)
-
短歌ムック『ねむらない樹 vol.11』
¥1,650
--- 特集=第6回笹井宏之賞発表/榊原紘/わたしの短歌入門/2023年の収穫アンケート 【特集1 第6回笹井宏之賞発表】 ◎大賞 白野「名札の裏」 ◎大森静佳賞 森下裕隆「吠えないのか」 ◎永井祐賞 遠藤健人「なってほしくて」 ◎山﨑聡子賞 岡本恵「盲霧」 ◎山田航賞 守谷直紀「水が歪んじゃう如雨露」 ◎小山田浩子賞 橙田千尋「バニラ」 ◎選考座談会 大森静佳×永井祐×山崎聡子×山田航×小山田浩子 最終選考候補作 【特集2 榊原紘】 年譜/短歌15首「私信」/俳句15句「機嫌よし」(榊原遠馬)/アンケート「榊原紘さんへ18の質問」 ◎論考 永井亘「Re:Re:set(from hiro sakakibara)」 奥村鼓太郎「異なる場所でみる夢」 荻原裕幸「関係性の可視化」(『悪友』評) 上坂あゆ美「任務のように生き延びる」(『koro』評) ◎座談会「短詩集団「砕氷船」の航路」(榊原紘×暮田真名×斉藤志歩) 【特集3 わたしの短歌入門】 ◎新作短歌7首&エッセイ 相田奈緒/丸山るい/阿波野巧也/池松舞/pha/toron*/岡崎裕美子/ 花山周子/志賀玲太(QuizKnock)/大前粟生/堀田季何/竹中優子/飯田有子 ◎『起きられない朝のための短歌入門』番外編 我妻俊樹×平岡直子 【特集4 アンケート2023年の収穫】 枡野浩一/吉川宏志/藪内亮輔/佐藤弓生/吉田恭大/ 土岐友浩/梅内美華子/藤原龍一郎/石川美南/尾崎まゆみ 【特別寄稿】 我妻俊樹「水の泡たち(完全版)」 吉田雅史「ヒップホップ短歌試論」 【巻頭エッセイ】 奥田順平(カライモブックス)「底抜けの善人」 (出版社︰書肆侃侃房)
-
『日めくり絵本カレンダー2024』ふわはね・ながしまひろみ
¥2,970
2024年4月はじまりの日めくりカレンダー(卓上)です。 サイズはおおよそハガキと同じくらい。 ふわはねさんが選んだおすすめの絵本とことば、ながしまひろみさんのイラストが日替わりで楽しめます。二十四節気や月の満ち欠け、月間カレンダーなど、載っていると嬉しい情報もしっかり。 1年をにこやかに過ごすための素敵な相棒になってくれそうです。 -- 【絵本作家さんと作った日めくりカレンダー(卓上)】 毎年ご好評いただいている、絵本作家さんと作った日めくりカレンダー。1日1冊の日替わりおすすめ絵本を掲載しています。 2024年は絵本のつなぎてふわはねさんと、マンガ家、イラストレーターで絵本作家のながしまひろみさんと一緒に作りました。 <おすすめポイント> ●1日1冊の日替わりおすすめ絵本 ふわはねさんが選んだ365冊の絵本。日々の暮らしが色付くような、そんな絵本を集めました。 ●毎日の言葉 忙しい日々に少し足を止めることができるようなふわはねさんの紡ぐ言葉が、ながしまさんの絵と共に365日、心にお守りをくれます。 ●季節と生活に合わせたイラスト ながしまひろみさんが1日の流れと共に、二十四節気に合わせてイラストを描いてくれました。日替わりのぬりえとしてもお楽しみいただけます。 ●二十四節気・七十二候・雑節 春夏秋冬、太陽の光、雨、風・・・私たちは自然と共に生きています。 季節や暦を子ども達と一緒に丁寧に歩んでいきたい。ぜひこの日めくりとご一緒に。 ●お月さまのみちかけと月の出時間 その日のお月さまが空に出る時間とお月さまのかたちがわかるようになっています。 ●月曜日から始まるマンスリーも掲載 日めくりなのにマンスリーカレンダーも毎日わかるようになっています。 今日が何週目なのか。意外と大事。そんなチェックも出来ます。 ●卓上に自立します カレンダーの背面に紙製のスタンド付き! 『一緒にめくりませんか?』 毎日Instagramにてライブ配信を開催。絵本の森で出会う仲間たちの一員となって「ふわはね日めくりカレンダー」を一緒にめくりませんか。 ※開催時間は、Instagramの@fuwahaneのプロフィール欄でお知らせしています。 (ニジノ絵本屋)
-
短歌研究 2024/3
¥1,200
−−− 三十首 黒瀬珂瀾「令和六年一月一日、およびそののち」/小池 光「舟唄」/小島ゆかり「クリスマスのくじ引き」 二十首 田中 槐「もつと東へ」/大井 学「ヴァリエーション─「楽遊」」/佐藤モニカ「灰色の猫」/小佐野 彈「鎖骨のましろ」/北山あさひ「うるせえドライヤー」/竹中優子「青い箱」 十首 笹川 諒「柚子のゆうれい」/石畑由紀子「平野の波」/千葉優作「鳩がゐる」 五十首 石井辰彦「トミスへの旅 カナンからの旅」 【特集 能登、北陸の歌人たちと作る短歌研究】 第1部 新作作品集Ⅰ 岡野弘彦「ふるさとの能登に、祈る歌」/三井 修「龍が頭を振る」/永井正子「一瞬にして」/沢口芙美「能登の大地震」/喜多昭夫「無窮」/平谷郁代「家去りがたし」 第2部 寄稿 寄稿 沢口芙美「能登に眠る、釈迢空と折口春洋について」 内藤 明「『万葉集』の能登、北陸の歌」 三井 修「能登が生んだ二人の歌人――岡部文夫と坪野哲久」 第3部 名作アンソロジー 能登のうた(選=三井ゆきと本誌編集部) 第4部 新作作品集II 能登、北陸の歌人たち二十八人の新作短歌(五首) 岩田記未子/浅野真智子/荒木る美/坂本朝子/島田鎮子/高橋協子/栂満智子/林和代/本田守/松本いつ子/山本美保子/飛鳥游美/三須啓子/三宅久子/山崎国枝子/堀田重則/金戸紀美子/紅谷惠子/村上滋子/高熊若枝/小野三千代/前川久宜/平井昌枝/加富公治/野田洋子/宮崎眞知子/黒井いづみ/奥武義 東直子の楽歌*楽座seasonⅡ「コントde短歌2024」(後篇) ゲスト=加賀翔(かが屋)/林田洋平(ザ・マミィ)/鈴木ジェロニモ/水野葵以 作品七首+エッセイ 神山亮「三年日記」/寺山寿美子「瀧」/牧田明子「深爪」/河野泰子「ふるへるゆび」/安藤なを子「地球沸騰」/木下のりみ「今日の突端」/江川美恵子「ねむりの泉」/岩崎潤子「むらさきの」/兵頭なぎさ「デジャヴ」 連載 仁尾 智+岡本真帆「猫には猫の、犬には犬の11」 吉川宏志「1970年代短歌史28」 佐藤弓生・千葉 聡「人生処方歌集 56」 工藤吉生「SNSで短歌さがします 28」 書評 さいとうなおこ|久々湊盈子歌集『非在の星』 鶴田伊津|富田睦子歌集『声は霧雨』 谷川電話|奥村晃作歌集『蜘蛛の歌』 雲嶋聆|渡辺松男歌集『時間の神の蝸牛』 鈴掛真|伊藤紺歌集『気がする朝』 短歌時評=平岡直子「このまま消えていきたくないんだよ」 歌集歌書評・共選=池田裕美子/棗 隆 短歌研究詠草 米川千嘉子 選 特選=桂直子 準特選=石橋佳の子/熊谷純/真木麻有/望月公子/渡良瀬愛子/今村悦子/今井美紀子/住吉和歌子/瑞慶村悦子/北野美也子/深井ちか子/三田村広隆/村上秀夫/中原みどり/浅井克宏/田尻昭彦 (短歌研究社)
-
『読書アンケート 2023 識者が選んだ、この一年の本』
¥880
みすず書房のPR誌『みすず』の休刊に伴い、毎年新年号に掲載されていた特集が書籍として登場。名だたる面々の紹介文に唸りつつ。読みたい本リストが数珠繋ぎに増えていきそう。 --- 139名の方々に、新刊・既刊を問わず、2023年にお読みになった本のなかから、印象深かったものを挙げていただきました。 (みすず書房)
-
『「母の友」特選童話集 こどもに聞かせる一日一話』
¥1,650
雑誌「母の友」で長く続く人気企画を、ぎゅぎゅっとまとめて単行本化。 30のお話、全てを読まなくてもいいんです。気に入ったお話を何度でも、忘れた頃に何度でも。 珠玉の短編たちが、お話の世界への入り口を開いて待っています。 --- “お話”の世界に遊びにいきましょう。 「こどもに聞かせる一日一話」は、福音館書店の雑誌「母の友」で長く続く人気企画です。短くておもしろい童話を30話一挙に掲載。気軽に読めて、子どもとおとなが一緒に楽しめると毎年好評をいただいています。この本には、21世紀以降、約20年分の「一日一話」から選んだ楽しいお話を中心に『ぐりとぐらのピクニック』や『だるまちゃんとうらしまちゃん』など、過去に「母の友」だけに掲載された、絵本の人気者たちの未単行本化作品を収録しています。 (福音館書店)
-
『さびしさについて』植本 一子 滝口 悠生
¥902
--- 「ひとりだから、できること」ひとりになるのが怖い写真家と、子どもが生まれた小説家による10往復の手紙のやりとり。自主制作本を文庫化。 (筑摩書房)
-
うた新聞(2024年1月-)
¥400
うた新聞 2024年1月号〜 ↓バックナンバーの詳しい内容は、いりの舎さんのページをご覧ください! https://irinosha.com/uta-shimbun/ ーーー うた新聞2024年1月号 <特集> 辰年アンケート 新春企画・大好きな他ジャンルの本 ーーー うた新聞2024年2月号 <特集>私のまちの冬をうたう~新作7首+エッセイ~
-
【サイン入り】岡本雄矢『センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの』
¥1,760
『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』の岡本雄矢が放つ、 不幸短歌&エッセイ第二弾! 日常に溢れるトホホな出来事をクスリと笑いに変えてくれます。 --- 今日も世界の片隅で、ひとり膝を抱える僕とあなたのために。 不幸に愛された、トホホ名人……歌人芸人が身を切って綴る、“せつなさとおかしみ”、“短歌とエッセイ”のマリアージュ。 恋でも、仕事でも、その辺にいるときも。あのときも、今も、どうせ明日も。 傷づいたり落ち込んだり。顔では笑っているけど、心は砂漠。 僕の日々は小さな不幸の連続です。トホホな出来事がよく起きて、センチメンタルに殺されそうな日々です。 でも、不幸があると短歌ができます。その短歌を読んで誰かがクスリと笑ってくれます。そうすると僕の小さな不幸は成仏されるのです。 短歌があればトホホも友達です。もしあなたに今、憂鬱なことがあるのなら、僕と一緒にトホホを小さな笑に変えてみませんか。 【収録短歌の一部】 すすきのを3周したのにあのホスト僕の原付にまだ座ってる 注意するほどじゃないけどないんだけど新人さん少し休憩長い 帰ろうと言い出す前の沈黙を作りたいのにずっと喋るね 自転車で豪快にこけてやっぱりか この夏初の半ズボンの日 ワンテンポ隣の席が早いのでコース料理次々とネタバレ 節約のために水筒持ち歩き パチンコでむちゃくちゃ負けている もうこれで最後だの感じ出したのに3日後に会う機会があった 短歌とか少しも興味のない君に届かせたくて詠んでる短歌 …ほか、トホホ短歌に、トホホエピソードを添えて。 (幻冬舎)
-
【サイン入り】古賀及子『気づいたこと、気づかないままのこと』
¥1,760
SOLD OUT
日記エッセイが人気の古賀及子さんによる、初の本格エッセイ集。 著者サイン入り、特典の「書き下ろしエッセイカード」付きです。 --- 他にはない味わいの名作日記を日々生み出すweb日記の第一人者、古賀及子さん初の本格エッセイ集。 note「シカクのひみつマガジン」の連載を中心に、過去に古賀さんがブログで公開していたものや書き下ろしを加えました。 幼少期のニュータウンでの暮らし、おばあちゃんや恋人との思い出、産まれて育つ子どもたちとの日々ーー。 人生のあらゆる場面を縦横無尽に切り取った、日記とは違う古賀さんの魅力や人間性が詰まった渾身の1冊。 《1話試し読みはこちら》 https://note.com/shikakunote/n/neb973a0ef754 【解説・帯コメント 長嶋有(芥川賞・大江賞作家)】 向田邦子や武田百合子に伊丹十三、 僕が名エッセイストのそれと感じる文章がここにあった。 アプリに頼り、ミールキットで多忙な家事をいなしながら心の中だけがずっと豊かな、新しい時代の、待望のエッセイストの誕生である。(一部抜粋)
-
【サイン入り】工藤吉生『沼の夢』
¥1,980
--- この歌集には、奇跡の時間が乱暴に折り畳まれている。ゲキツウ。 ――渡辺祐真/スケザネ(書評家) 第一歌集『世界で一番すばらしい俺』で衝撃的なデビューを果たした著者、待望の第二歌集。唯一無二のユーモアをたずさえて、過去と現在、そして夢の中の「オレ」をめぐる322首。 〈収録短歌より〉 十一月四日にリリー・フランキー、NOKKO、名倉潤、オレが生まれた 捨て場所を探して歩くビニールのゴミを握ればオレの温度だ ウインカーつけて曲がってゆく車 しずかな夜を眠れずにいる 子供にはちょうど良さげな枝だなあ 構えてもよしつついてもグー あたたかくなってくるのはありがたい母がなにかをゴシゴシしてる なぜならば面倒くさいことを避けラクをしようとしてたからです 工藤にも生きる権利があるという噓みたいだがほんとの話 カーテンに隙間があって景色には足りず表情にはまだ遠い 引き抜いた白髪まとめて捨てるとき羽根を捨ててるみたいだったな スーツ着たままデタラメに歩いたらオレしかいない草原に雲 【著者プロフィール】 工藤吉生 (クドウ・ヨシオ) 一九七九年十一月四日、千葉県生まれ。二〇一一年『ドラえもん短歌』(小学館)で短歌に興味を持ち、インターネットを中心に短歌を発表し始める。二〇一八年「この人を追う」(三〇首)が第六一回短歌研究新人賞受賞。二〇二〇年『世界で一番すばらしい俺』を短歌研究社より刊行。のちに短編映画化(主演・剛力彩芽、監督・山森正志)。 (左右社)
-
暮田真名『宇宙人のためのせんりゅう入門』
¥1,980
SOLD OUT
--- Z世代の川柳人・暮田真名による初の〈現代川柳〉入門書。 ある日道で拾った宇宙人に「せんりゅう」と名付け、ふたりの奇妙な共同生活がはじまった――。現代川柳とは? どんな作品がある? どうやって発表する? 俳句とはどう違う? 川柳を作るとなにが起こる? 宇宙人との対話形式で、シュールなのになぜか胸が熱くなる、前代未聞の川柳入門。 「わたしは暮田真名。きみは今日から『せんりゅう』だ」 「せんりゅう?」 「そう、きみの名前はせんりゅうだよ」 (プロローグより) 【著者プロフィール】 暮田真名 (クレダ・マナ) 1997年生。川柳句集『ふりょの星』(左右社)。他に『補遺』『ぺら』(私家版)。『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)入集。「川柳句会こんとん」主宰。「当たり」「砕氷船」メンバー。NHK文化センター青山教室で「現代川柳ことはじめ」講師、荻窪「鱗」で「水曜日のこんとん」主催。 (左右社)
-
川野芽生『かわいいピンクの竜になる』
¥2,090
--- 大人気連載、ついに書籍化 ロリィタ、お姫様、妖精のドレス、少年装、幻獣のような髪、メイク…… 世界と人間に絶望した著者が、ロリィタと出会い「自分らしく装う」ことに目覚めて、本来の姿を取り戻すまで。 気鋭の歌人・小説家、川野芽生が「装いと解放」を綴る、初のエッセイ集。 それほどにその服は私に——私の姿かたちだけでなく、私の精神に——しっくりと馴染んでいた。 あるべき世界では、私はずっとこんな服を着て生きてきたに違いない。間違ったこの世界で、それでも私はようやく、自分の羽衣を取り戻した。 「#1 少女は従わない」より 【著者プロフィール】 川野芽生 (カワノ・メグミ) 小説家・歌人・文学研究者。第29回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房、2020年)にて第65回現代歌人協会賞受賞。小説集に『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社、2022年)と『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房、2022年)、長編小説に『奇病庭園』(文藝春秋、2023年)がある。 (左右社)
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!