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伊豆みつ『鍵盤のことば』
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伊豆みつさん『銀盤のことば』。
柔らかな装丁、旧かな遣いに、音楽や花のモチーフながら、甘さの中にも痛み。ときおりナードな過激さが交錯します。
花の名を呼ぶかのやうに歌ふから耳がすっかり咲いてしまつた
雨を惜しむなんて傲慢 高評価とチャンネル登録おねがひします
空満つ。 と宣ればそのとほりになつて星ばつかりである踊らうか
幻想的で美しい描写の中に、現代的な生々しい感情が放たれるのも心地よいです。
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新鋭短歌シリーズ52
『鍵盤のことば』
伊豆みつ
監修:黒瀬珂瀾
夜明けが、雨が、そして音楽が――言葉になる瞬間を見に行こう。
〈あなた〉と深く、指をからめて。(黒瀬珂瀾)
【5首】
あなただれ、黄昏。おまへだれ、雪崩。浮世草子をうしろから読む
言葉なるもののからだに棲むかぎり祈りの部屋は保たれてゐる
改札までつないでゐてねオクトーバー・フールと唱へてはだめですよ
つけまつげ冷たく濡れて街灯りはまばたきのたび更新される
鍵盤は押せば鳴るもの鍵盤は発語するのに適訳がない
【著者プロフィール】
伊豆みつ(いづ・みつ)
石川県生まれ。上智大学文学部国文学科卒業。2014 年、未来短歌会に入会。黒瀬珂瀾に師事。
発行所:書肆侃侃房
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