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【初版】ヨシタケシンスケ『しかもフタが無い』(文庫)
¥880
今や絵本作家として大人気のヨシタケシンスケさん。初の絵本『りんごかもしれない』から遡ること10年前に出版された、デビュー作のスケッチ集。 くすっと笑えたり、うんうんとうなずいたり。なんだか疲れた時にパラパラとページをめくると、心が軽くなる。 そんな、”ヨシタケシンスケ”のエッセンスがぎゅぎゅぎゅっと凝縮された一冊が、待望の文庫化! 初版限定で、カバー裏全面に、描き下ろしイラストエッセイ「カバーのウラのものがたり」を収載! −−− ヨシタケシンスケさんのデビュー作を文庫化! ヨシタケさんは、日々、思いついたことをそのままメモする「アイデアスケッチ」をおこなっています。それらは「創作の原点」であり「絵本の種」でもあります。本書は、30 歳までに描きためたアイデアスケッチをそのまま本にしたものです。くすっと笑えて、なぜかほっとするイラスト集。ヨシタケさんの「頭の中」に読者をご招待します。
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『食べものがたりのすすめ 「食」から広がるワークショップ入門』
¥1,540
SOLD OUT
--- 「食べものがたり」は誰もが生まれた時から持っている、食べものにまつわる物語のこと。日々経験する「食べること」「出すこと」から広がる探究学習の実際を、10を超える実践例から紹介します。ワークショップ実践のコツや時間配分がわかる巻末付録「誰でもできる!ワークショップの始め方」も収録。 おばあちゃんの戦時下の料理帳から歴史を学び、食べものとウンコの行く末からフードロスに思いを巡らせ、誰かのレシピを受け取り・作ることで地域とつながる。そんな「食べものがたり」から広がるワークショップ、始めてみませんか? 【目次】 ◎はじめに--「食」から広がる学びのカタチ ◎1時間目 「胃袋」ってなんだろう? 「食べもの」ってなんだろう? 1.「食べものがたり」とは何か 自分の歴史を語るなんて、ムリムリ!/Tシャツに描かれたイラストは、旅の入口 など 2.「胃袋」について考えるワークショップ シンプルな問いから始める/胃袋は「私」のもの?「社会」のもの? 3.「食べもの」について考えるワークショップ 食べものから得ているものは?/あなたにとっての「食べもの」を位置付ける など ◎2時間目 「食べものがたり」を見つける 1.歴史はどこにある? 発想の源はどこにある? 2.食べものがたりは誰でも持っている 3.食べものがたりを盛り付ける ◎3時間目 「食べものがたり」を分かち合う 1.世代と時空を越える「食べものがたり」 2.食べものがたりを分かち合う工夫 3.100年の食べものがたり「三世代年表」 ◎4時間目 「食べものがたり」を描く 1.食べものはどこから来てどこへ行くのか?--「どこどこマップ」と「つながるマップ」 食べものはどこからやって来た?/ゴミはどこへ行く?/食べものとウンコのつながりは?/ウンコと食べもの、つなげてみたら? 2.誰と、どこで、ごはんを食べてますか?--食べるところマップ 子ども自身が描く、心地よいごはんの風景/「食べるところマップ」に出現させたい場所/大人には見えない、子どもたちの「心の地図」 3.給食お絵描きワーク 自分の食べものがたりを絵にしてみる/食べものがたりの日記 ◎5時間目 「食べものがたり」をつなぐ 1.自分で食べるための新聞「こどもじぶん食堂新聞」 2.料理をする--つくる・あそぶ・たべる 3.子ども食堂という「場」の可能性 ◎校外学習 「食べものがたり」を歩く 1.地域の食べものがたり--ローカル・フード・ストーリー 2.ぶどうとワインのものがたり--山梨県甲州市勝沼 3.海と甘夏のものがたり--熊本県水俣市 4.食べものがたりをジン(ZINE)にする ◎おわりに--「食」というあそびと余白が創り出す世界 ◎巻末付録:誰でもできる!ワークショップの始め方
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『空間デザインの詩学』
¥2,200
--- 田中寛志 著 新保智子 編 ザ・ギンザや東京銀座資生堂ビルのショーウインドウは、資生堂の美意識の表現であるだけでなく、歴史ある街・銀座の表情をつくり、時代そのものに働きかけるメディアとして大きな役割を果たし続けている。本書は、これらのウインドウをはじめ、国内外の資生堂店舗のデザインを数多く手がけた空間デザイナーの第一人者である田中寛志氏のエッセイや詩を集めたもの。資生堂において第一線で活躍するなかで得た哲学、同社退社後、母校の金沢美術工芸大学教師生活での空間デザインの再発見、そして、心の病を経て得た洞察……これらが詩的な言葉で語られる。 著者が手がけたショーウインドウや空間デザインの写真、デザインプランのスケッチなどもカラーで収録。田中氏の仕事のよき理解者たち11名の寄稿を収めた別冊冊子つき。
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安達茉莉子『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』
¥1,980
--- 「これでいいや」で選ばないこと。 「実は好きじゃない」を放置しないこと。 これは、ひとりよがりの贅沢ではない。ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。 日常において、とても些細なことだけれど、気にかかっていること。タオルやシーツ、ゴミ箱、セーター、靴、本棚……。これでいいやで選んできたもの、でも本当は好きじゃないもの。それらが実は、「私」をないがしろにしてきた。淀んだ水路の小石を拾うように、幸せに生活していくための具体的な行動をとっていく。やがて、澄んだ水が田に満ちていく。――ひとりよがりの贅沢ではない。それは、ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。それが“私”の「生活改善運動」である。 手づくりのZINEとしては異例のシリーズ累計五千部を記録した大人気エッセイ『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』を、5万字の書下ろしとともに再構成。待望の単行本化! 装丁:矢萩多聞(Ambooks) 校正:牟田都子
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『世界をきちんとあじわうための本』
¥1,870
SOLD OUT
--- 世界は意味だけでできてはいない。 人類学者たちによる、“私たちの営み”へのちょっと変わったアプローチ。 本書は、まだ見たことのない世界を知るためではなく、見慣れていながらなかなか気づけない世界に出会うためのガイドブックです。 (以下、はじめにより) 世界はあたりまえのようにあって、すでに誰もがあじわっているけれど、それをきちんとあじわおうとすれば、いつもと違った「何か」が必要です。本というものは、そうしたきっかけをあたえてくれるもの。この本は、どのページを開いても、特別なものは何もなく、呼吸や靴や掃除といった、ありふれた日常の話があるだけですが、世界とはそのようなものです。(略) この本をきっかけに、気づく、探る、指し示すの単純な流れに沿って、みなさんも、毎日の営みのうちにある、それらのあじわいに出会ってもらえればと思います。 ホモ・サピエンスの道具研究会: 生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者の山崎剛、木田歩、坂井信三を中心メンバーとするリサーチ・グループ。
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『のほほん手帖2023』
¥1,980
詩人・西尾勝彦さんのアイデアから誕生した『のほほん手帖』の2023年版です。 今年も三色展開。テーマは『風』です。 ※ご希望のお色が売り切れの場合、お取り寄せもできますのでお問い合わせ下さい。 スケジュール帳としてもお使いいただけますが、日々のあれこれを記録して溜めていくのも素敵ですね。 七月堂さんのnoteにて、詳しく紹介されています。 https://note.com/shichigatsudo/n/n19ed2b71e072
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ちゃんちき堂のてつ『うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話』
¥1,430
--- うつ病でも、社会参加できる仕組みを。 SNSでも話題のシフォンケーキ屋さん誕生秘話。 ぼくには夢はありません。いや、夢を叶えて今ここにいます──テレビやSNSでも話題沸騰! 出会ったら幸せになれる!? 神出鬼没な「幻のシフォンケーキ屋さん」誕生秘話。うつ病にかかっても、体調に合わせて仕事をし、生活の糧を得て、社会参加できる──そんな社会を目指して、うつ病と共生しながら行商人として一歩を踏み出した著者のこれまでと、これからのお話。
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桜林直子・土門蘭『そもそも交換日記』
¥2,090
--- 東京と京都。雑談と文筆。離れた場所で「言葉」を軸に働き暮らす、サクちゃん(桜林直子)と蘭ちゃん(土門蘭)の交換日記です。 そもそも、友達って? 自由って? 幸せって? 誰かに会ったとき、その人の何を見ている? どんなときに安心を感じる? 「自分を大事にする」ってどういうこと? ふたりは、普段あまり意識することのない「そもそも」を見つめて、大きな概念を因数分解し、小さな心の機微を捉えて、言葉で輪郭を与えつづけてきました。問いを投げて、答えを考え、言葉を交わす。日記文学として、エッセイとして、なめらかな文章で綴られるふたりの思考の過程を辿るうちに、自分の心の奥に触れていることに気付かされるはずです。 この本には、日本で新型コロナウイルスが身近になり始めた2020年3月24日から2021年3月30日まで毎週交わした(cakesで連載)、1年分の日記が収録されています。
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齋藤陽道(写真)『日本国憲法』
¥1,100
日本国憲法は、国民を守ってくれているのか、それとも、縛っているのか。 いつ突きつけられるかわからない、憲法改正への判断。 他人事と割り切ってばかりいられない、違憲か合憲という審判。 かたく感じる文字の羅列も、齋藤陽道さんの写真と共に眺めると、 すーっと体の中に入ってくるような気がします。 いつでも手に取れるよう、本棚に一冊はどうぞ、日本国憲法を。 --- 日本国憲法は誰のものか? もう一度読み、感じ、考える私たち自身の憲法。 日本国憲法の条文全文に、写真家・齋藤陽道さんのカラー写真24点を組み合わせたハンディな一冊。 戦後70余年、私たちの幸福と平和の土台となってきた憲法を、いまの暮らしのなかでそれぞれの人生を生きる人々の姿を深くとらえた写真とともに読み直す。 ■著者 齋藤陽道(さいとう・はるみち) 1983年、東京都生まれ。写真家。都立石神井ろう学校卒業。2020年から熊本県在住。陽ノ道として障害者プロレス団体「ドッグレッグス」所属。2010年、写真新世紀優秀賞(佐内正史選)。2013年、ワタリウム美術館個展。2014年、日本写真協会新人賞受賞。 写真集に『感動』、続編の『感動、』(赤々舎)。著書に『写訳 春と修羅』(ナナロク社)、『異なり記念日』(医学書院・シリーズケアをひらく、第73回毎日出版文化賞企画部門受賞)、『声めぐり』(晶文社)がある。 (出版社:港の人)
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つち式 二〇一七
¥1,430
<以下、公式サイトより> ―――――― ※第二刷より付録冊子『追肥 〇一』を添加します。 二〇一八年十二月に開催した、人類学者 奥野克巳さん石倉敏明さんとの鼎談書き起こしと、つち式主宰 東千茅によるエッセイを収録(鼎談2万字を含む全26頁)。 ※本誌第二刷は第一刷とほぼ同様ですが、誤字脱字の修正、写真一枚の差替えを含みます。 ※見田宗介さんからの祝辞をあしらった数量限定の栞の配布は終了いたしました。 ―――――― 生命の弾倉としてのライフマガジン 『つち式』 創刊 ライフスタイルではなく、ライフ=生命そのものへ。 「生きる」という、今や比喩表現でしかないこの営みを、あくまで現実的に根柢から生き直そうとする試み。異種生物たちを利用し、異種生物たちに利用されながら成り立つ人間の生の本然を、より生きるための「ライフマガジン」。 —————— 社会学者 見田宗介氏 祝辞 「一足早い高原の祝福の日々に乾杯!」 —————— 見田宗介さんからの祝辞について http://yaseikaifuku.hatenablog.com/entry/2018/09/14/180101 —————— 奥野克巳さんからの熱烈なご紹介について http://yaseikaifuku.hatenablog.com/entry/2018/11/14/225848 —————— 奥野克巳さんによるブックレビュー 「現代日本で〈多自然主義〉はいかに可能か ──『つち式 二〇一七』、ティモシー・モートン『自然なきエコロジー』ほか」 http://10plus1.jp/monthly/2019/01/issue-03.php —————— 「二〇一七年、わたしは米、大豆、鶏卵を自給した。このことで、わたしの中に何かが決定的に生じた。いわばこれはある種の自信である。社会的な、ではなく生物的な自信が。一生物としての充足感といいかえてもいい。わたしははじめて人間になれた気がした。何者かではなく、ひとかどのホモ・サピエンスに。」 ――49頁 「米、大豆、鶏卵(、大麦)」より 2019年8月4日 初版 第2刷発行 (2018年4月9日創刊) A5判 本誌104頁+付録26頁 写真/文 東 千茅(主宰) 写真/意匠 西田 有輝 編集/文 豊川 聡士 編集 石躍 凌摩 主宰補佐 間宮 尊
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!