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小津夜景『ロゴスと巻貝』
¥1,980
--- 注目の俳人、小津夜景さんが綴る 人生と本の記憶 【山本貴光さん(文筆家・ゲーム作家)推薦】 細切れに、駆け足で、何度でも、這うように、 本がなくても、わからなくてもーー 読書とはこんなにも自由なのですね、小津さん 注目の俳人小津夜景さんは、選び取る言葉の瑞々しさやその博識さが魅力。本書では、これまでの人生と本の記憶を、芳醇な言葉の群で紡ぎ合わせる。過去と現在、本と日常、本の読み方と人との交際など、ざっくばらんに綴った40篇。 【編集者のおすすめポイント】 小津さんの本との付き合いは自由。流行りの本や気に入った著者にのみ傾倒するのではなく、時にそのときどきの境遇で出会った本に身をまかせ、時にその本の味を咀嚼できるまで何度も開くこともする方です。単なる読書エッセイではなく、本から生活の記憶を手繰り寄せ、当時の心情を豊かな語彙で結びつける、これまでの苦い生活の記憶も美化せずに切り取る潔さもある、この著者だからこそ選ぶことができる言葉が詰まったエッセイ。松岡正剛氏、池澤夏樹氏、谷川俊太郎氏という読書家が注目する俳人の、言葉と想像の糸の紡ぎ方が魅力の一冊です。 (アノニマ・スタジオ)
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【小津夜景フェア】夏目漱石『草枕・二百十日』
¥482
ーーーーーーーーーーーー 『花と夜盗』 刊行記念選書フェア 小津夜景の選ぶ文庫本10冊 ーーーーーーーーーーーー 夏目漱石『草枕・二百十日』 トリはこの人。漱石の作品はどれも個性的で一作 に絞るのは至難のわざ。 『草枕』には那美さんとい う風変わりな女性が登場するのですがー (小津夜景さんの紹介文より一部抜粋)
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【小津夜景フェア】リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』
¥858
ーーーーーーーーーーーー 『花と夜盗』 刊行記念選書フェア 小津夜景の選ぶ文庫本10冊 ーーーーーーーーーーーー リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』 本棚を見たら、同じ文庫が6冊ありました。その くらい私にとってのアイドル・ブローティガン。 忘れられた場所に、傷ついたものたちだけが集め られたこの小説では、暴力すらも深手を負ってぐっ たりと横たわり、 優しく、 残酷に揺らめいています。 (小津夜景さんの紹介文より一部抜粋)
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【小津夜景フェア】太宰治『斜陽』(角川文庫)
¥356
※小津さんの推薦は新潮文庫のものでしたが、ここで販売しているのは角川文庫の『斜陽』になります。 ーーーーーーーーーーーー 『花と夜盗』 刊行記念選書フェア 小津夜景の選ぶ文庫本10冊 ーーーーーーーーーーーー 太宰治『斜陽』 太宰のすごさは、すぐれた文体もひどい文体も、 どっちも自由自在だってとこ。で、この本はひど い系。初めて読んだときは驚愕しました。なんな んだこれはと。これでいいのかと。ところがー (小津夜景さんの紹介文より一部抜粋)
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【小津夜景フェア】鴨居羊子『わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい』
¥990
ーーーーーーーーーーーー 『花と夜盗』 刊行記念選書フェア 小津夜景の選ぶ文庫本10冊 ーーーーーーーーーーーー 鴨居羊子『わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい』 時は昭和30年代。下着といえば白だった時代に コケティッシュなランジェリーを身につけたくて、 3万円の退職金を元手に女性向け下着メーカー 「チュニック」 をつくった鴨居さん。群れず、 大胆で、 人見知りだった彼女が、日本初の下着専門デザイ ナーとして女性下着界に革命を起こしてゆくー (小津夜景さんの紹介文より一部抜粋)
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【小津夜景フェア】森茉莉『父の帽子』
¥1,320
ーーーーーーーーーーーー 『花と夜盗』 刊行記念選書フェア 小津夜景の選ぶ文庫本10冊 ーーーーーーーーーーーー 森茉莉『父の帽子』 この本の「幼い日々」と「明舟町の家」が私のベ スト・オブ・マリー。茉莉は夢を食べて生きた人で すが、夢といってもふわふわしたものではなく、真 剣勝負の信念というべき夢でありましてー (小津夜景さんの紹介文より一部抜粋)
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【小津夜景フェア】野尻抱影『新星座巡礼』
¥836
ーーーーーーーーーーーー 『花と夜盗』 刊行記念選書フェア 小津夜景の選ぶ文庫本10冊 ーーーーーーーーーーーー 野尻抱影『新星座巡礼』 自然を見つめたエッセイって「もののあわれ」に 話が流れがちで「安っぽい酒だなあ」とうんざりす ることってないですか? その点、星の文人・野尻 抱影が全天の星座を月ごとに描いたこの随筆集はー (小津夜景さんの紹介文より一部抜粋)
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【小津夜景フェア】エリック・サティ『卵のように軽やかにーサティによるサティ』
¥1,430
ーーーーーーーーーーーー 『花と夜盗』 刊行記念選書フェア 小津夜景の選ぶ文庫本10冊 ーーーーーーーーーーーー エリック・サティ『卵のように軽やかにーサティによるサティ』 サティの魅力はきまぐれで、不真面目で、どこま でも噓くさいところ。 ユーモアと毒がたっぷり入っ たおしゃべりが、あっちへこっちへとくねくねし て、読書の速度が上がったり、完全にエンストし たりするのも愉しい。 (小津夜景さんの紹介文より一部抜粋)
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小津夜景『花と夜盗』(特典ポストカード付き)
¥2,090
北海道出身、フランス在住。漢詩の翻訳と軽やかなエッセイを綴った『カモメの日の読書』も人気の小津夜景さん。 『フラワーズ・カンフー』から6年ぶり、待望の第2句集です! 特典のポストカード付きです。 きつねしかゐないのふしぎ天の川 風魔来てひとふさ秋を編み上ぐる 水仙を奏でる風の双子めく 龍天にのぼれと集ふ空き巣の徒 月を呑む花の廃墟を照らすため ウイットがあり、柔らかで、どこか儚くも想像力を刺激し続ける俳句に心が踊ります。 幕間として、幅広い古典を連句、短歌、俳句などの翻訳。訓読みの長い三文字俳句、武玉川調(七・七音) の俳句や都々逸など、圧倒的な見識と感性で軽やかに遊ぶさまは心地よいほど。「たわむれに書き散らしたことば」とするには、あまりにも壮大で厚みのある句集。 小津さんの脚でしか辿り着けない、言葉の深い世界を垣間見ることができます。 Paul-Louis Couchoud他によるフランス語 最古の句集 « Au fil de l'eau (1905) より Dans un monde de rêve, Sur un bateau de passage, Rencontre d'un instant. 夢の世を渡る舟にてちよつと逢ふ --- 英娘鏖 はなさいてみのらぬむすめみなごろし 現世(うつしよ)のカオスにひそむ言葉の華麗な万華鏡(ミクロコスモス) ────谷川俊太郎 『いつかたこぶねになる日』などエッセイでも活躍する俳人・小津夜景。 田中裕明賞を受賞した『フラワーズ・カンフー』に続く6年ぶりの第二句集。 【収録句より】 漣が笑ふいそぎんちやくの朝 蟬生(あ)れて死んで愛してゐた時間 莨火(たばこび)を消して裸足の身を焦がす 香水のちがふ白河夜船かな パピルスや死後千年の音階図 君の瞳(め)を泳ぐおらんだししがしら かささぎのこぼす涙をおつまみに 露実るメガロポリスよ胸も髪も 逃げ去りし夜ほど匂ふ水はなく 後朝のキリマンジャロの深さかな 【著者プロフィール】 小津夜景(おづ・やけい) 1973年北海道生まれ。2013年「出アバラヤ記」で第2回攝津幸彦賞準賞、2017年句集『フラワーズ・カンフー』で第8回田中裕明賞を受賞。その他、著作に漢詩翻訳つきの随筆集『カモメの日の読書』『いつかたこぶねになる日』、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者・須藤岳史との共著『なしのたわむれ 古典と古楽をめぐる手紙』などがある。
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【小津夜景フェア】長嶋有『新装版 春のお辞儀』
¥1,650
ーーーーーーーーーーーー 『花と夜盗』 刊行記念選書フェア 小津夜景の選ぶ句集・歌集 ーーーーーーーーーーーー 長嶋有『新装版 春のお辞儀』 【小津夜景さんおすすめポイント!】 長嶋有さんの俳句は可愛い。でもただ可愛いだけじゃない。切れ字をつかおうと、二物衝撃であろうと、荒唐無稽なことを書こうと、もう絶対に飛距離を出さないのが特徴で、つまり「遠近」や「高低」や「深浅」といった概念にとらわれず「面」で表現しようとする感覚。平坦さをクロースアップするっていうのが上手いんですよ。この「距離感の処理」および「面的感覚」といった方法論をもっているところが、ほかの俳人と一線を画しているなあと惚れ惚れしてしまいます。 --- 二十年の軌跡 一九九五年~二〇一四年にかけ、同人誌、私家版のミニ句集、文芸誌、俳句誌などの雑誌、またテレビ番組や公開句会の場で発表してきた中からの二七九句を精選収録。 『春のお辞儀』(二〇一四年四月二〇日)刊行から五年。 新作四十四句を加えた、名久井直子の装幀による新装版。 【自選五句】 ほうと聞く祖父の浮気や春炬燵 よくあがり凧にいつ飽きたらよいか サラ・コナーの命拾いや大熱風 眼鏡さらに3Dメガネ着ぶくれて 「ちょうど良い木の棒」と思う冬の棒 【著者略歴】 長嶋有(ながしま・ゆう) 一九七二年生まれ 一九九四年 朝日ネット(パソコン通信)の「第七句会」で句作を始める。 一九九五年 「恒信風」創刊同人。 一九九六年 ミニ句集『月に行く』。 一九九八年 ミニ句集『春のお辞儀』。 二〇〇四年 ミニ句集『健康な俳句』(以上すべて私家版)。 二〇〇五年 「恒信風」十三号で同人誌を休会。 二〇一一年 千野帽子、米光一成、堀本裕樹との公開句会「東京マッハ」に参加。 二〇一二年 ツイッター(SNS)で句会「なんでしょう句会」を主催。 二〇一四年 同人誌「傍点」を立ち上げる。 二〇一七年 『小説野性時代』野性俳壇の選者に。 二〇一九年 「NHK俳句」選者。 傍点公式サイト boutenhaiku.com
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小津夜景 須藤岳史『なしのたわむれ: 古典と古楽をめぐる手紙』
¥1,980
俳人、翻訳やエッセイでも活躍する小津夜景さんと、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、現代詩手帖や『未明02』など、書評や随筆でも活躍する須藤岳史さんの、24の往復書簡。 お二人の前著を知っている方には想像がつくかと思いますが、国内外、現代古典を問わず、引用、参考文献の多様さ、文体の奥行き、厚み、知識と感性の豊かさに圧倒されます。 俳句とヴィオラ・ダ・ガンバ。遠い存在の様で、すれ違いがなく。むしろ、お二人の文化的(と、まとめてしまうには軽薄なほど豊饒な)ハイキングに連れて行ってもらったような読後感のある本です。 言葉、音楽、を越えて、人の営みがひとつなぎとなった向こう側に触れる事の出来る1冊です。(よ) -------------- 古典と古楽は、いつだって新しい―― フランス・ニース在住の俳人と、オランダ・ハーグ在住の古楽器奏者による、言葉と音への親愛と懐疑に満ちた24の往復書簡。文芸と音楽、地中海と北海、断片と物語との、あざやかな響きあい。 人気ウェブ連載を書籍化。 著者について 1973年北海道生まれ。俳人。2013年、連作「出アバラヤ記」で攝津幸彦賞準賞、2017年、句集『フラワーズ・カンフー』で田中裕明賞受賞。漢詩の翻訳を添えたエッセイ集に『カモメの日の読書』『いつかたこぶねになる日』がある。ブログ「小津夜景日記」(https://yakeiozu.blogspot.com) 1977年茨城県生まれ。ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。演奏活動の傍ら「望星」「三田文学」「現代詩手帖」「図書」 等に書評や随筆を執筆。共著に『未明02』『原民喜童話集』等がある。 CD:The Spirit of Gambo “The Silver Swan”(STOCKFISCH‐RECORDS)、Le Jardin Secret “Airs Sérieux”(Fuga Libera)等。
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小津夜景『いつかたこぶねになる日』
¥1,980
俳人、小津夜景さんによる、漢詩の訳とエッセイ…と、まとめてしまうには余りある、しなやかで、ウィットに富んで、果てしない文学的厚み、叙情に溢れる本です。 クラウドファンディングページにも、寄稿させていただいています! https://motion-gallery.net/projects/soryusha --- フランス・ニース在住の俳人、小津夜景さんがつづる漢詩のある日々の暮らしーー 杜甫や李賀、白居易といった古典はもちろんのこと、新井白石のそばの詩や夏目漱石の菜の花の詩、幸徳秋水の獄中詩といった日本の漢詩人たち、また中国近代の詩人である王国維や徐志摩の作品を清新な翻訳と極上のエッセイでひもとく。 巻末には本書に登場する漢詩人の略歴付。
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荻原裕幸『リリカル・アンドロイド』
¥2,200
ーーーーーーーーーーーー 『花と夜盗』 刊行記念選書フェア 小津夜景の選ぶ句集・歌集 ーーーーーーーーーーーー 荻原裕幸『リリカル・アンドロイド』 【小津さんおすすめポイント!】 ほのかな陰影の施された、素晴らしい素描が並ぶ作品集。モチーフをつかみ、イメージをひろげ、シンプルなかたちにおさめる、これらすべての技が練達の域にあり、とりわけ初句7音の破調が塚本邦雄から受け取ったたったひとつの形見であるかのように美しい。日常から永遠までの飛距離をとびっきり大きく描く筆捌きも感動もの。いまここにある日常の吐息や肌ざわりをせつないくらいに感じさせながら、歌という歌がつぎつぎと向こう岸の永遠を撃ち抜いてゆくようすは圧巻です。 --- 荻原裕幸さん、リリカル・アンドロイド、入荷!「短歌をこころから楽しんだ季節の記録」との事。純粋に、いとおしい…というものを多く感じました。 恋愛といふのはむしろ結婚のオプションかふたり夏草をゆく たまに夢でつながる人の部屋に来てけふはしづかに秋茄子を煮る
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小津夜景『カモメの日の読書 漢詩と暮らす』
¥2,200
店頭でおすすめすると、高確率でお客様の手に渡っていく本書。 フランス在住の俳人・小津夜景さんによる漢詩の翻訳とそれにまつわるエッセイ40+2篇。 「漢詩」の棚に紛れてしまうのはもったいない。名エッセイ本がここにあります。 ブログ紹介記事はこちら →http://qq4q.biz/LIO6
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!