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『詩誌 フラジャイル』
¥600
詩誌 フラジャイル 17号(2023年4月発行号) ○小笠原鳥類 「カラスがすごい。他の鳥も」 ○佐川亜紀 「女たちの言葉は水路」 ○ソマイア・ラミシュ 「(昨夜、通りで誰かが神を売りに出した)」(訳:木暮純 校訂:岡和田晃) ○ソマイア・ラミシュ 「日本の詩人たちに連帯への謝意を表します。」(日本語訳 岡和田晃) ○吉成秀男 「MY先生への手紙」 同人作品、他 ーーー 詩誌 フラジャイル 18号(2023年9月発行号) ゲスト 福田拓也 二条千河 クノタカヒロ 吉成秀夫 ソマイア・ラミシュ ・錯綜のゆたかさ ——井上春生『眩暈 VERTIGO』について 阿部嘉昭 ・高﨑現代詩の会「現代詩ゼミ」の為の前書 Advertisement for Myself 2023 細田傳造 ーーー 詩誌 フラジャイル 19号(2023年12月発行号) ゲスト 大木潤子 故永しほる 吉成秀夫 ソマイア・ラミシュ ・Farkhunda Shuraの詩 (あの事件の怒りと血のせいで私は心が塞ぐ) 中村菜穂訳 ・世界のどの地域も夜 It is night in every region of the world 『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない 〜アフガニスタンにおける検閲と芸術の弾圧に対する詩的抗議』発行記念 2023年8月24日 まちなかぶんか小屋 ーーー 詩誌 フラジャイル 20号 記念号(2024年春発行号) ゲスト 小島きみ子 中村郁恵 津川エリコ 若宮明彦 ・「人生とは一つのメタファーである!——村上春樹『海辺のカフカ』への眼差し」中村菜穂 ・特別講演「安部公房 ―仮(化)の文学」鎌田東二 ・「詩人・善盛さんの時代 現実の異端を書いた詩人の消息」柴田望 ーーー 詩誌 フラジャイル 21号(2024年9月発行号) <特集>阿部嘉昭詩集『てのひらのつづき』出版記念 《書評》奥間埜乃 柿沼徹 故永しほる <別解集> 〜故永しほる詩集『壁、窓、鏡』刊行&受賞記念イベント「補遺、あるいは別解」〜 故永しほる 阿部嘉昭 吉田慎司 <ゲスト> 森耕 椿美砂子 津川エリコ 中村郁恵 江川彩 okiraku ソマイア・ラミシュ ーーー 詩誌 フラジャイル 22号(2024年12月発行号) ■ゲスト 西原真奈美 橘しのぶ しまちち ■ 特集・ソマイア・ラミシュ詩集 (私の血管を貫きめぐる、地政学という狂気) 《書評》 佐川亜紀 大田美和 ■ 生誕100年・安部公房と旭川 ~現実を破壊するための仮説と実験の空間 柴田望
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砂時計 第6号
¥1,000
--- 北海道の高校文芸出身のメンバーが参加した同人誌『砂時計』の第6号。 【特集】食と創作 【祝 北海道新聞文学賞(詩部門)受賞】 受賞作を読む 故永しほる『壁、窓、鏡』 ゲスト:柴田 望 【装画】河合春香
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朝伊ミチル『あさいはじまり』
¥880
札幌で小説や詩などの創作・発表を続ける、 朝伊ミチルの第一詩集。
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阿部嘉昭『てのひらのつづき』
¥1,100
詩誌「フラジャイル」別冊 阿部嘉昭『てのひらのつづき』 東京出身。札幌在住の詩人・阿部嘉昭の新詩集。
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詩と短編小説『黎明通信 [RAE-MAE SIGNALS]』川野芽生 高田怜央
¥1,650
--- 海辺を散歩する小説家と、海辺に思いを馳せる詩人。 川野芽生と高田怜央が織りなす「海」の感触。 小説家・川野芽生と詩人・高田怜央が「海」をモチーフに書き下ろした詩と短編小説のコレクション。本作では、川野による初の連作詩、高田による初の短編小説も収録。さらに幻のコラボレーション作品「竜胆に就いて/On Rindoh」を巻末に掲載。本体冊子、蛇腹状の小冊子、短歌二首を印字した蔵書票の3点セット豪華仕様(造本・デザイン:霧とリボン)。
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『空き箱』著:福永星 写真:高田祐里
¥1,870
--- 旅のあいまや、眠る前、何もしたくない時にも...... 心地よい「からっぽ」の時間に、そっと近くにいてくれる詩と写真。 ずっと昔から大事にしまっておいた宝箱のような、そんな詩集ができました。 開けるまで、そこには何も入っていない。 何をしまって、どこに置いたかも覚えていない。 大切なものを箱にしまっては忘れていくように、 いつか通りすぎたかもしれない景色を そっと訪れてみてください。 ーー「まえがき」より 【著者プロフィール】 福永星 (フクナガ・セイ) 1981 年、神奈川県生まれ。編集者である両親の影響で、幼少より多くの本に囲まれて育つ。特に多かったのは絵本で、現在のキャリアに少なからず影響を与える。プランナー/アートディレクターとして、主にブランディングやPR を手がけながら、写真家との共創による作品制作を続ける。2023年、高田祐里との共著『あなたがそこからみる今日は』(左右社)を刊行。 高田祐里 (タカダ・ユリ) 1987 年、長崎県生まれ。多摩美術大学卒。広告制作会社を経て、2022 年に独立。コマーシャルフォトグラファーとして広告写真の撮影に携わる傍ら、ライフワークでは人と暮らしに視点を置いた作品を制作。現代の風景を主軸に、時の流れや物の在り処を感情表現として写し出す作品づくりを行っている。 (左右社)
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『おやすみ神たち』詩:谷川俊太郎 写真:川島小鳥
¥2,750
--- この世での故郷の先に あの世での故郷があるのではないか タマシヒはたぶんそれを知っている (収録詩「故郷」より) 〈タマシヒ〉とは何か。その先には何があるのか。 目に見えない〈タマシヒ〉を描いた 新作書き下ろし詩27篇、 撮りおろし写真102点を収録。 (ナナロク社)
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向坂くじら『犬ではないと言われた犬』
¥1,760
--- 初小説『いなくなくならなくならないで』が、第171回芥川賞候補作品に。 今もっとも注目を集める詩人の、「言葉」をめぐるエッセイ集。 【目次】 くちぶえ、ソロで 犬ではないと言われた犬 とありますが、どんなこころですか 矮小な手のひら しゃべれない ひとりで学ぶことについて ほら、フレディ ドアノブのないドア ひとの子に お前とポエムやるの息苦しいよ 微調整、微調整 雲のかよひ路 事象がわたしを 湯船に浸かる かわいくはないよそもの 後ろ歩き ミケ あとがき 【著者略歴】 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書に詩集『とても小さな理解のための』、エッセイ集『夫婦間における愛の適温』、小説『いなくなくならなくならないで』ほか共著など。慶應義塾大学文学部卒。 (百万年書房)
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向坂くじら『夫婦間における愛の適温』
¥1,870
SOLD OUT
--- まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた。(本文より) 暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか? 暮らしレーベル、第4弾。 デビュー詩集『とても小さな理解のための』が5刷。 現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。 【著者略歴】 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人、国語教室ことぱ舎代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」で朗読を担当。デビュー詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)のヒットで、新聞・テレビなどのメディアから。一九九四年生まれ、埼玉県在住。 (百万年書房)
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『崩壊系列2』
¥900
SOLD OUT
--- 柳人4名・歌人4名・詩人4名によるZINEの第二号。 <収録作品> 【川柳】 林やは 「二アリー」 ササキリユウイチ 「汝が署名せんことを」 ササキリユウイチ 「設問」 嘔吐彗星 「floccinaucinihilipilification」 嘔吐彗星 「第卅果汁感」 嘔吐彗星 「【TL;DR】」 嘔吐彗星 「国土地理院の示す抽象的な生息」 黒川排除 「婚座」 【短歌】 吉田隼人 「カスのテトリス」 佐倉誰 「春風お断り」 玉野勇希 「CANDY」 上篠翔 「Z軸定点観測」 【詩】 小縞山いう 「訃報」 蜂士雪乎 「半島に立って浸かる」 故永しほる 「生霊の歩き方」 北上郷夏 「タイトル/タイトル(タイトル)」
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『左川ちか詩集』(文庫)
¥792
--- 左川ちか(1911-36)は昭和初期のモダニズムを駆け抜けた女性詩人。日本近代詩の隠された奇蹟とされた。「緑」「植物」「太陽」「海」から喚起する奔放自在なイメージ、「生」「性」「死」をめぐる意識は、清新で全く独自の詩として結実した。爽快な言葉のキーセンテンスは、読む者を捉えて離さない。初の文庫化。 (岩波書店)
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東 直子『朝、空が見えます』
¥1,870
歌人・東直子の初めての"詩集"。 365日の朝の空を綴ります。 --- 歌人・東直子さんの初めての「詩集」をナナロク社から刊行いたします。 1日1行、365日の朝の空を綴った詩に、横山雄さんの線画が彩る一冊です。 「東京の冬は晴れた日が多いんだな、と、東京に来たばかりのころ思って、それは何度も思って、そして今日も思いました。晴れています。」(本文より) 【本書について(あとがきより)】 2017年1月1日から12月31日まで、Twitter(現在はX)に毎朝、「おはようございます」から始まる一文を投稿し、その日の空の様子を言葉で伝えていました。(中略)太陽をひとまわりしながら眺めた早朝の空です。 【著者プロフィール】 東直子(ひがし・なおこ) 歌人、作家。第7回歌壇賞、第31回坪田譲治文学賞(『いとの森の家』)を受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』、小説に『とりつくしま』『ひとっこひとり』、エッセイ集に『一緒に生きる』『レモン石鹼泡立てる』、歌書に『短歌の時間』『現代短歌版百人一首』、絵本に『わたしのマントはぼうしつき』(絵・町田尚子)などがある。「東京新聞」などの選歌欄担当。近刊にくどうれいんとの共著『水歌通信』がある。鳥好き。 (ナナロク社)
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森田直『乾かない』
¥900
--- 雑誌「ユリイカ」投稿欄に掲載された作品を中心に、14篇を収録しました。 装丁:モノ・ホーミー 〇詩人・松下育男さん (詩「部屋干し」に寄せて) この詩は、題名にあるように、部屋干しの詩です。 部屋干しの洗濯物が乾かない、というそれだけの詩です。 それだけの詩だから、それ以上のものをたくさん含んでしまうのです。 (中略)愛すべき詩です。 https://note.com/brainy_pansy893/n/nce87a3fdbefe 〇詩人・和合亮一さん(ユリイカ2020年5月号、選評) (詩「背中」に寄せて) 裸の背中にある不思議な模様が登場人物の人生そのものを象徴している。 それを人々が見せ合っているかのような奇妙な設定が成功している。 平明な日常の静けさの描写の中にふと魔界が隠れていることをうかがわせる。 この書き手にしかない彫刻刀が見えた。(後略) 〇詩人・水無田気流さん(ユリイカ2018年6月号、選評) (詩「通勤」に寄せて) どことなくユーモラスで、そして通勤風景の暴力性が淡々と描かれている作品です。 日常繰り返すルーティンは、個としての固有性をはぎ取り、 こんな風に「短冊」をべったりと個人に貼り付けるのかもしれません。 ふと、故石田徹也の一連の作品を想起させられました。
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笹野真『手のひらたちの蜂起/法規』(いぬのせなか座叢書6)
¥2,300
--- きっとしかしその通りなのだろう 歩んだ先から足跡を否定する音 手のひらたちの蜂起 / 法規 当然の帰結としてではなく 影あのように立ちあがって 空を削って燃やす 底を打って浮かび上がってくるの波浪 振り返ると法が現れる ――――――――――― いぬのせなか座叢書第6弾。一切のプロフィールを明かしておらず作品の発表歴も無い、まったく無名の新人による第一詩集。 収録されている詩には一切タイトルがなく、縦書きと横書きが混在し、視覚詩や短歌連作のような特殊なレイアウトのページもある。一行ごとに同語反復めく貧しい論理を形作りながら、それでいて読み進めると、特異な身体感覚も喚起されていく。 高度に抽象的な記述があったかと思えば、一方で動物たちや言葉遊びをめぐる記述も連なる。そうして生まれる奇妙な事物同士の写し合い、にこやかな抒情は、詩歌の読者や作り手はもちろんのこと、ダンスや演劇、美術などに関わるひとにも強く響くだろう。 詩篇の並び順は、いぬのせなか座第1期メンバーで詩人の鈴木一平と主宰の山本浩貴が編集・構成。デザインは、同じくいぬのせなか座の山本浩貴とhが担当。叢書第3弾『光と私語』と同様のプラスチックカバーで、しかしこの詩集ならではの仕掛けがいくつも施されている。 (いぬのせなか座)
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茨木のりこ『言の葉さやげ』(文庫)
¥858
--- 『倚りかからず』の詩人・茨木のり子の代表的エッセイ集の文庫化。ことばや詩に対するみずみずしい感受性が光る。「はてなマーク」「推敲の成果」「内省」の貴重な3本を新たに増補。
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砂時計 第5号
¥1,000
--- 北海道の高校文芸出身のメンバーが参加した同人誌『砂時計』の第5号。 【特集】「創作と表象」 ゲスト:安里琉太・石原ユキオ・逢坂みずき・関口竜平 【受賞作を読む】 ゲスト批評:千葉優作 「感性の問題」(抄)
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谷川俊太郎・木下龍也『これより先には入れません』
¥1,650
SOLD OUT
谷川俊太郎vs木下龍也 詩と短歌による静かで熱い闘いが収められています。 谷川さんの短歌が読めるのも貴重です! --- 谷川俊太郎と木下龍也の書き下ろしの共著を、出版社名を入れない「同人誌」(同好の士が集まってつくる本)として制作しました。 詩人ふたりが数行の短い詩を交互に書きつぎ、ひとつの作品をつくる詩の形式「対詩」。本書では、詩と短歌による延べ40回にわたるやりとりをおさめました。巻末では、木下さんによる「ひとり感想戦」を収録。その時々の感情まで知ることができます。 * * * 僕にとって『これより先には入れません』は一対一の戦いでした。どの場面にも技術+勘+運+奇跡が必要でした。圧倒的な才能+経験値を前にして何ができたのか、できなかったのか。ぜひ本書でご覧ください。(木下龍也) 【著者プロフィール】 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。詩人。 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口生まれ。歌人。 (ナナロク社)
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山崎佳代子『ドナウ 小さな水の旅 ベオグラード発』
¥2,860
北山あさひ『ヒューマン・ライツ』刊行記念選書フェア「心に火を灯す13冊」 セルビア在住の詩人による、人と歴史をめぐる旅の記録。いくたびもの戦争で傷を負った土地に、著者の静謐な言葉が沁み入ってゆくよう。大きな祈りを感じる一冊です。 (北山あさひ・コメント) --- 堀江敏幸氏、奈倉有里氏推薦! ベオグラード在住の詩人・山崎佳代子が、ドナウ河の支流から、はるかな歴史の旅へと誘う傑作エッセイ。 (左右社)
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長田弘『深呼吸の必要』
¥2,200
北山あさひ『ヒューマン・ライツ』刊行記念選書フェア「心に火を灯す13冊」 昔たまたま古本屋で見つけて購入して以来、大事にしている詩集です。特に「星屑」 という一篇が大好きです。 (北山あさひ・コメント) --- ときには、木々の光りを浴びて、言葉を深呼吸することが必要だ。――日々になにげないもの、さりげないもの、言葉でしか書けないものをとおして、おもいがけない言葉にとらえた〈絵のない絵本〉。風の匂いがする。言葉の贈りものとしての、散文詩集。待望の復刊。 (晶文社)
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『三角球 vol.1』
¥500
故永しほると蜂士雪乎による「関係性」をテーマにした詩誌。創刊号。
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西尾勝彦『場末にて』
¥1,540
--- すべてのアウトサイダーへ贈る 【著者コメント】 作品「場末にて」を書いたのは2019年のことです。大阪のとある小さな書店で開催された朗読会のために書き下ろしました。記念にするつもりでその店主を描きはじめましたが、次第に自分のこととなり、未来のこととなり、すべてのアウトサイダー、場末を支えるひとたちのための言葉になっていきました。朗読会当日、しずかに読み切ったときの気持ちはまだ覚えています。あの日から、4年。ようやく、詩集『場末にて』を完成させることができました。多くの人々の手に届くことを願っています。 【版元コメント】 この詩集はきっと、誰かにとって、ひと休みさせてくれるような、木洩れ日がきらめく木陰のような、そんな一冊になるのではないかと思いながら制作を進めてまいりました。 こうして形にすることができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。 装画は前回の詩集『ふたりはひとり』につづき小川万莉子さんの描き下ろし作品です。場末にてひかる小さな明るみを表現してくださいました。 この詩集には、「場末」に生きる人たちやそんな人たちがつくる場所がたくさん登場いたします。 ほの暗いなかでしか見えないくらい、けれど確かに存在する、ちいさなやすらぎの灯のような一冊です。 ぜひお手にとってご覧ください。 (七月堂)
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古井フラ『音としてひとつ、手のひらにのる』
¥1,650
古井フラさんからまた、美しい詩集が届きました。 『静けさを水に、かきまわす』から繋がる新作です。 --- 喪失から生まれた詩と三篇のエッセイ。 前詩集『静けさを水に、かきまわす』の流れを汲んだもので、装画は同じくパートナーの nao による顔彩画。 表紙には銀箔押し加工をしています。前詩集同様、紙にもこだわった一冊です。
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『写訳 春と修羅』
¥1,760
--- 詩:宮沢賢治 写真とエッセイ:齋藤陽道 /解説 若松英輔 「写訳」とされているように齋藤の写真は、 賢治の詩を「画」に翻訳する。 解説しているのではない。だが、齋藤の写真は、 私たちを賢治が感じていた世界に連れて行ってくれる。 ―巻末解説「言葉を写す詩人たち」(批評家・若松英輔)より NHKEテレ「ハートネットTV」で取り上げられるなど、 注目の写真家、齋藤陽道による3冊目の著作は、 詩人・宮沢賢治の詩を写真で翻案した、 これまでにない奇妙で美しい作品集。 彼方の世界の音律を紡いだ 詩人・宮沢賢治の4篇の詩、 「序」「春と修羅」「告別」「眼にて云ふ」。 音の無い世界を生きる写真家・齋藤陽道が、 東北を中心に撮影した78枚の写真群。 言葉の奥に流れている 無限の声に耳をすます、一冊。 〔プロフィール〕 齋藤陽道(さいとう・はるみち) 1983年東京都生まれ。写真家。都立石神井ろう学校卒業。陽ノ道として障害者プロレス団体「ドッグレッグス」所属。 2010年写真新世紀優秀賞(佐内正史選)。2013年ワタリウム美術館にて新鋭写真家として異例の大型個展を開催。近年はMr.Children やクラムボンといったミュージシャン、俳優・窪田正孝との作品など注目を集める。 写真集に『感動』(赤々舎)、『宝箱』(ぴあ)、宮沢賢治の詩を写真で翻訳した『写訳 春と修羅』(小社)がある。 2017年、7年にわたる写真プロジェクト「神話(一年目)」を発表。 (ナナロク社)
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谷川俊太郎・覚和歌子『対詩 2馬力』
¥1,760
SOLD OUT
--- 『対詩 2馬力』 詩の現場から、 創作の秘密をお届けします。 〈対詩〉とは、ふたりの詩人が3〜5行の詩を交互に書きつぎ、ひとつの作品を作っていく詩のスタイルです。谷川と覚は、これをさらに発展させた世界初の〈ライブ対詩〉を実現。ステージ上で、推敲の過程までも公開しながら詩をつくることにチャレンジしました。 本書は、〈ライブ対詩〉を含む対詩7作品と、ふたりの創作の秘密に迫る4時間にわたる語り下ろし〈座談〉、作者自身によるユニークな対詩の〈書き下ろし解説〉を収録。日本を代表する詩人が挑んだ、9年間にわたる対詩の全記録です。 〔プロフィール〕 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。1952年第1詩集『二十億光年の孤独』を刊行。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表し、近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』やメールマガジン、郵便で詩を送る『ポエメール』など、詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。小社刊行の著書に、『生きる』(松本美枝子との共著)、『ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る』(山田馨との共著)、『おやすみ神たち』(川島小鳥との共著)、『あたしとあなた』がある。 覚 和歌子 (かく・ わかこ) 山梨生まれ、千葉育ち。早大一文卒。大学卒業と同時に作詞でデビュー。のち平原綾香、クミコ、ムーンライダーズなどに多く作品提供。2001年、映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも(作曲・歌唱/木村弓)」作詞でレコード大賞金賞。詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『はじまりはひとつのことば』(港の人)をはじめ著作多数。また音楽家として4枚のフルアルバムがある(最新作は「cidre」/モモランチ 2017年9月)。映画製作、舞台演出、米国大学での講義など、詩作を軸足に活動は多岐にわたる。 (ナナロク社)
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!