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『左川ちか詩集』(文庫)
¥792
--- 左川ちか(1911-36)は昭和初期のモダニズムを駆け抜けた女性詩人。日本近代詩の隠された奇蹟とされた。「緑」「植物」「太陽」「海」から喚起する奔放自在なイメージ、「生」「性」「死」をめぐる意識は、清新で全く独自の詩として結実した。爽快な言葉のキーセンテンスは、読む者を捉えて離さない。初の文庫化。 (岩波書店)
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東 直子『朝、空が見えます』
¥1,870
歌人・東直子の初めての"詩集"。 365日の朝の空を綴ります。 --- 歌人・東直子さんの初めての「詩集」をナナロク社から刊行いたします。 1日1行、365日の朝の空を綴った詩に、横山雄さんの線画が彩る一冊です。 「東京の冬は晴れた日が多いんだな、と、東京に来たばかりのころ思って、それは何度も思って、そして今日も思いました。晴れています。」(本文より) 【本書について(あとがきより)】 2017年1月1日から12月31日まで、Twitter(現在はX)に毎朝、「おはようございます」から始まる一文を投稿し、その日の空の様子を言葉で伝えていました。(中略)太陽をひとまわりしながら眺めた早朝の空です。 【著者プロフィール】 東直子(ひがし・なおこ) 歌人、作家。第7回歌壇賞、第31回坪田譲治文学賞(『いとの森の家』)を受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』、小説に『とりつくしま』『ひとっこひとり』、エッセイ集に『一緒に生きる』『レモン石鹼泡立てる』、歌書に『短歌の時間』『現代短歌版百人一首』、絵本に『わたしのマントはぼうしつき』(絵・町田尚子)などがある。「東京新聞」などの選歌欄担当。近刊にくどうれいんとの共著『水歌通信』がある。鳥好き。 (ナナロク社)
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『詩誌 フラジャイル』
¥600
詩誌 フラジャイル 17号(2023年4月発行号) ○小笠原鳥類 「カラスがすごい。他の鳥も」 ○佐川亜紀 「女たちの言葉は水路」 ○ソマイア・ラミシュ 「(昨夜、通りで誰かが神を売りに出した)」(訳:木暮純 校訂:岡和田晃) ○ソマイア・ラミシュ 「日本の詩人たちに連帯への謝意を表します。」(日本語訳 岡和田晃) ○吉成秀男 「MY先生への手紙」 同人作品、他 ーーー 詩誌 フラジャイル 18号(2023年9月発行号) ゲスト 福田拓也 二条千河 クノタカヒロ 吉成秀夫 ソマイア・ラミシュ ・錯綜のゆたかさ ——井上春生『眩暈 VERTIGO』について 阿部嘉昭 ・高﨑現代詩の会「現代詩ゼミ」の為の前書 Advertisement for Myself 2023 細田傳造 ーーー 詩誌 フラジャイル 19号(2023年12月発行号) ゲスト 大木潤子 故永しほる 吉成秀夫 ソマイア・ラミシュ ・Farkhunda Shuraの詩 (あの事件の怒りと血のせいで私は心が塞ぐ) 中村菜穂訳 ・世界のどの地域も夜 It is night in every region of the world 『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない 〜アフガニスタンにおける検閲と芸術の弾圧に対する詩的抗議』発行記念 2023年8月24日 まちなかぶんか小屋
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森田直『乾かない』
¥900
--- 雑誌「ユリイカ」投稿欄に掲載された作品を中心に、14篇を収録しました。 装丁:モノ・ホーミー 〇詩人・松下育男さん (詩「部屋干し」に寄せて) この詩は、題名にあるように、部屋干しの詩です。 部屋干しの洗濯物が乾かない、というそれだけの詩です。 それだけの詩だから、それ以上のものをたくさん含んでしまうのです。 (中略)愛すべき詩です。 https://note.com/brainy_pansy893/n/nce87a3fdbefe 〇詩人・和合亮一さん(ユリイカ2020年5月号、選評) (詩「背中」に寄せて) 裸の背中にある不思議な模様が登場人物の人生そのものを象徴している。 それを人々が見せ合っているかのような奇妙な設定が成功している。 平明な日常の静けさの描写の中にふと魔界が隠れていることをうかがわせる。 この書き手にしかない彫刻刀が見えた。(後略) 〇詩人・水無田気流さん(ユリイカ2018年6月号、選評) (詩「通勤」に寄せて) どことなくユーモラスで、そして通勤風景の暴力性が淡々と描かれている作品です。 日常繰り返すルーティンは、個としての固有性をはぎ取り、 こんな風に「短冊」をべったりと個人に貼り付けるのかもしれません。 ふと、故石田徹也の一連の作品を想起させられました。
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笹野真『手のひらたちの蜂起/法規』(いぬのせなか座叢書6)
¥2,300
--- きっとしかしその通りなのだろう 歩んだ先から足跡を否定する音 手のひらたちの蜂起 / 法規 当然の帰結としてではなく 影あのように立ちあがって 空を削って燃やす 底を打って浮かび上がってくるの波浪 振り返ると法が現れる ――――――――――― いぬのせなか座叢書第6弾。一切のプロフィールを明かしておらず作品の発表歴も無い、まったく無名の新人による第一詩集。 収録されている詩には一切タイトルがなく、縦書きと横書きが混在し、視覚詩や短歌連作のような特殊なレイアウトのページもある。一行ごとに同語反復めく貧しい論理を形作りながら、それでいて読み進めると、特異な身体感覚も喚起されていく。 高度に抽象的な記述があったかと思えば、一方で動物たちや言葉遊びをめぐる記述も連なる。そうして生まれる奇妙な事物同士の写し合い、にこやかな抒情は、詩歌の読者や作り手はもちろんのこと、ダンスや演劇、美術などに関わるひとにも強く響くだろう。 詩篇の並び順は、いぬのせなか座第1期メンバーで詩人の鈴木一平と主宰の山本浩貴が編集・構成。デザインは、同じくいぬのせなか座の山本浩貴とhが担当。叢書第3弾『光と私語』と同様のプラスチックカバーで、しかしこの詩集ならではの仕掛けがいくつも施されている。 (いぬのせなか座)
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茨木のりこ『言の葉さやげ』(文庫)
¥858
--- 『倚りかからず』の詩人・茨木のり子の代表的エッセイ集の文庫化。ことばや詩に対するみずみずしい感受性が光る。「はてなマーク」「推敲の成果」「内省」の貴重な3本を新たに増補。
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砂時計 第5号
¥1,000
--- 北海道の高校文芸出身のメンバーが参加した同人誌『砂時計』の第5号。 【特集】「創作と表象」 ゲスト:安里琉太・石原ユキオ・逢坂みずき・関口竜平 【受賞作を読む】 ゲスト批評:千葉優作 「感性の問題」(抄)
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谷川俊太郎・木下龍也『これより先には入れません』
¥1,650
谷川俊太郎vs木下龍也 詩と短歌による静かで熱い闘いが収められています。 谷川さんの短歌が読めるのも貴重です! --- 谷川俊太郎と木下龍也の書き下ろしの共著を、出版社名を入れない「同人誌」(同好の士が集まってつくる本)として制作しました。 詩人ふたりが数行の短い詩を交互に書きつぎ、ひとつの作品をつくる詩の形式「対詩」。本書では、詩と短歌による延べ40回にわたるやりとりをおさめました。巻末では、木下さんによる「ひとり感想戦」を収録。その時々の感情まで知ることができます。 * * * 僕にとって『これより先には入れません』は一対一の戦いでした。どの場面にも技術+勘+運+奇跡が必要でした。圧倒的な才能+経験値を前にして何ができたのか、できなかったのか。ぜひ本書でご覧ください。(木下龍也) 【著者プロフィール】 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。詩人。 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口生まれ。歌人。 (ナナロク社)
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山崎佳代子『ドナウ 小さな水の旅 ベオグラード発』
¥2,860
北山あさひ『ヒューマン・ライツ』刊行記念選書フェア「心に火を灯す13冊」 セルビア在住の詩人による、人と歴史をめぐる旅の記録。いくたびもの戦争で傷を負った土地に、著者の静謐な言葉が沁み入ってゆくよう。大きな祈りを感じる一冊です。 (北山あさひ・コメント) --- 堀江敏幸氏、奈倉有里氏推薦! ベオグラード在住の詩人・山崎佳代子が、ドナウ河の支流から、はるかな歴史の旅へと誘う傑作エッセイ。 (左右社)
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長田弘『深呼吸の必要』
¥2,200
北山あさひ『ヒューマン・ライツ』刊行記念選書フェア「心に火を灯す13冊」 昔たまたま古本屋で見つけて購入して以来、大事にしている詩集です。特に「星屑」 という一篇が大好きです。 (北山あさひ・コメント) --- ときには、木々の光りを浴びて、言葉を深呼吸することが必要だ。――日々になにげないもの、さりげないもの、言葉でしか書けないものをとおして、おもいがけない言葉にとらえた〈絵のない絵本〉。風の匂いがする。言葉の贈りものとしての、散文詩集。待望の復刊。 (晶文社)
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『三角球 vol.1』
¥500
故永しほると蜂士雪乎による「関係性」をテーマにした詩誌。創刊号。
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西尾勝彦『場末にて』
¥1,540
--- すべてのアウトサイダーへ贈る 【著者コメント】 作品「場末にて」を書いたのは2019年のことです。大阪のとある小さな書店で開催された朗読会のために書き下ろしました。記念にするつもりでその店主を描きはじめましたが、次第に自分のこととなり、未来のこととなり、すべてのアウトサイダー、場末を支えるひとたちのための言葉になっていきました。朗読会当日、しずかに読み切ったときの気持ちはまだ覚えています。あの日から、4年。ようやく、詩集『場末にて』を完成させることができました。多くの人々の手に届くことを願っています。 【版元コメント】 この詩集はきっと、誰かにとって、ひと休みさせてくれるような、木洩れ日がきらめく木陰のような、そんな一冊になるのではないかと思いながら制作を進めてまいりました。 こうして形にすることができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。 装画は前回の詩集『ふたりはひとり』につづき小川万莉子さんの描き下ろし作品です。場末にてひかる小さな明るみを表現してくださいました。 この詩集には、「場末」に生きる人たちやそんな人たちがつくる場所がたくさん登場いたします。 ほの暗いなかでしか見えないくらい、けれど確かに存在する、ちいさなやすらぎの灯のような一冊です。 ぜひお手にとってご覧ください。 (七月堂)
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古井フラ『音としてひとつ、手のひらにのる』
¥1,650
古井フラさんからまた、美しい詩集が届きました。 『静けさを水に、かきまわす』から繋がる新作です。 --- 喪失から生まれた詩と三篇のエッセイ。 前詩集『静けさを水に、かきまわす』の流れを汲んだもので、装画は同じくパートナーの nao による顔彩画。 表紙には銀箔押し加工をしています。前詩集同様、紙にもこだわった一冊です。
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『写訳 春と修羅』
¥1,760
--- 詩:宮沢賢治 写真とエッセイ:齋藤陽道 /解説 若松英輔 「写訳」とされているように齋藤の写真は、 賢治の詩を「画」に翻訳する。 解説しているのではない。だが、齋藤の写真は、 私たちを賢治が感じていた世界に連れて行ってくれる。 ―巻末解説「言葉を写す詩人たち」(批評家・若松英輔)より NHKEテレ「ハートネットTV」で取り上げられるなど、 注目の写真家、齋藤陽道による3冊目の著作は、 詩人・宮沢賢治の詩を写真で翻案した、 これまでにない奇妙で美しい作品集。 彼方の世界の音律を紡いだ 詩人・宮沢賢治の4篇の詩、 「序」「春と修羅」「告別」「眼にて云ふ」。 音の無い世界を生きる写真家・齋藤陽道が、 東北を中心に撮影した78枚の写真群。 言葉の奥に流れている 無限の声に耳をすます、一冊。 〔プロフィール〕 齋藤陽道(さいとう・はるみち) 1983年東京都生まれ。写真家。都立石神井ろう学校卒業。陽ノ道として障害者プロレス団体「ドッグレッグス」所属。 2010年写真新世紀優秀賞(佐内正史選)。2013年ワタリウム美術館にて新鋭写真家として異例の大型個展を開催。近年はMr.Children やクラムボンといったミュージシャン、俳優・窪田正孝との作品など注目を集める。 写真集に『感動』(赤々舎)、『宝箱』(ぴあ)、宮沢賢治の詩を写真で翻訳した『写訳 春と修羅』(小社)がある。 2017年、7年にわたる写真プロジェクト「神話(一年目)」を発表。 (ナナロク社)
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谷川俊太郎・覚和歌子『対詩 2馬力』
¥1,760
SOLD OUT
--- 詩の現場から、 創作の秘密をお届けします。 〈対詩〉とは、ふたりの詩人が3〜5行の詩を交互に書きつぎ、ひとつの作品を作っていく詩のスタイルです。谷川と覚は、これをさらに発展させた世界初の〈ライブ対詩〉を実現。ステージ上で、推敲の過程までも公開しながら詩をつくることにチャレンジしました。 本書は、〈ライブ対詩〉を含む対詩7作品と、ふたりの創作の秘密に迫る4時間にわたる語り下ろし〈座談〉、作者自身によるユニークな対詩の〈書き下ろし解説〉を収録。日本を代表する詩人が挑んだ、9年間にわたる対詩の全記録です。 〔プロフィール〕 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。1952年第1詩集『二十億光年の孤独』を刊行。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表し、近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』やメールマガジン、郵便で詩を送る『ポエメール』など、詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。小社刊行の著書に、『生きる』(松本美枝子との共著)、『ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る』(山田馨との共著)、『おやすみ神たち』(川島小鳥との共著)、『あたしとあなた』がある。 覚 和歌子 (かく・ わかこ) 山梨生まれ、千葉育ち。早大一文卒。大学卒業と同時に作詞でデビュー。のち平原綾香、クミコ、ムーンライダーズなどに多く作品提供。2001年、映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも(作曲・歌唱/木村弓)」作詞でレコード大賞金賞。詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『はじまりはひとつのことば』(港の人)をはじめ著作多数。また音楽家として4枚のフルアルバムがある(最新作は「cidre」/モモランチ 2017年9月)。映画製作、舞台演出、米国大学での講義など、詩作を軸足に活動は多岐にわたる。 (ナナロク社)
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故永しほる『壁、窓、鏡』
¥1,000
札幌在住の詩人・故永しほるの私家版詩集。 2020年に刊行された『あるわたしたち』に続く第2詩集。 −−− 2021年に日本詩人クラブの「新しい詩の声」で最優秀賞を受賞した「咬合」をはじめ、『ユリイカ』の「今月の作品」に掲載された「うつし身」や朝日新聞夕刊の「あるきだす言葉たち」に掲載された「経緯」など、全25篇が収録されています。 『砂時計』や『崩壊系列』といった同人誌に掲載した作品も、この詩集に合った形に加筆・修正(あるいは改作)した上で収録しました。 装画はイラストレーターのヨコイジュウ(@4kuda5rana1)さんに手掛けていただきました。 機械のように精緻で、それでいて人間の情念のこもった線を描く方だと思っています。第一詩集と同じく、この詩集にはこの方の絵でなければいけないと思い、描き下ろしていただきました。 また、この詩集の表紙にはタイトルや作者名がありません。ヨコイさんの装画を目印にしてください。 (著者のnoteより引用)
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柴田望『壁/楯/ドライブ/海岸線』
¥1,430
SOLD OUT
旭川在住、詩誌「フラジャイル」主宰・柴田望の個人詩集。
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『崩壊系列』
¥600
短歌と詩の同人誌『崩壊系列』 <短歌> 玉野勇希/藤井柊太/手取川由紀/江永泉/野村日魚子 <詩> 北上郷夏/故永しほる/蜂士雪乎/雨澤佑太郎/蜆シモーヌ 装画:秋野すずめ 装丁:山澄隼人 発行:2023年5月21日
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『Pica pica』Vol.1
¥1,300
詩・短歌・小説などの合同誌『Pica pica Vol. 1』 総勢14名が参加し、様々な文芸の詰まった濃密な一冊に仕上がっています。 いけだうし。/火鯨研/北上郷夏/好里/近藤 希/早乙女まぶた/相模透/椎名救/市井蒸発/シーレ布施/瀬志海海/髙雄宥人/みささぎ/故永しほる 装画:近藤希 発行︰2023年5月21日
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山口一郎『ことば: 僕自身の訓練のためのノート』
¥2,420
--- サカナクションのメジャーデビュー前、自分自身のための訓練として書き綴られた詩のような短い言葉の断片たち。 「山口さんは言葉の波止場なのだと思う。やって来る言葉を受け止め、去っていく言葉を見送る。読み終えたあなたの中にはもう一冊の新しい本があり、あなた自身に読まれるのを待っていることに気づくでしょう。」——友部正人 【著者プロフィール】 山口一郎(やまぐち・いちろう) 1980年生まれ。北海道小樽市出身。2005年にサカナクション結成。2007年にアルバム「GO TO THE FUTURE」でメジャーデビュー。ほとんど全ての楽曲の作詞作曲を手がける。つねに時代の先端を歩む姿勢で、さまざまなシーンに大きな影響を与え続けている。 (青土社)
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文月悠光『わたしたちの猫』
¥1,540
--- 文月悠光の待望の第3詩集は、 わたしたちの恋の物語。 人の心には一匹の猫がいて、 そのもらい手を絶えず探している。 自分で自分を飼いならすのは ひどく難しいから、 だれもが尻尾を丸め、 人のふりして暮らしている。 (「わたしたちの猫」より) 18歳で中原中也賞を受賞し、以降、活躍の場を広げ続ける詩人・文月悠光。 初エッセイ『洗礼ダイアリー』も話題の詩人が、詩の舞台で放つのは、恋にまつわる26編の物語。 あの嵐のような日々はなんだったのか……。そんなつかみどころのない恋という現象がわたしはどこか苦手でした。(中略)けれど恋愛が苦手だからこそ、なぜ人を好きになるのか、なぜ別れはやってくるのか、その不思議を言葉で解きほぐしたい欲求にかられるのです。 ―あとがきより 【著者プロフィール】 文月悠光(ふづき・ゆみ) 1991年北海道生まれ。詩人。中学時代から雑誌に詩を投稿し始め、16歳で現代詩手帖賞を受賞。高校3年時に出版した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』(思潮社)で中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少の18歳で受賞。早稲田大学教育学部在学中に第2詩集『屋根よりも深々と』(思潮社)を刊行。2016年、初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』(ポプラ社)を刊行。NHK全国学校音楽コンクール課題曲の作詞、詩の朗読、書評の執筆など広く活動している。 (ナナロク社)
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『詩、ってなに?』
¥1,540
--- 現代詩は怖くない! 詩の魅力をあなたに。 言葉で楽しく遊ぶムック「コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!」の第二弾は、日本を代表する詩人の一人、平田俊子が編集する詩へのいざないです。平田俊子が、二人の若い女性クリエーター(俳優の赤松由美とミュージシャンの小田朋美)に詩を一からレッスン。二人が書いてきた詩をとことんディスカッションして添削し、詩のおもしろさを納得ゆくまで追究します。 谷川俊太郎(詩人)と穂村弘(歌人)という豪華メンバーをゲストに迎えての「連詩セッション」、詩に造詣の深い俳優佐野史郎と平田俊子の詩をめぐる対談、そして政治家・企業人・主婦・芸術家・学生など、日本のさまざまな人々が書いた50編余りの詩を公開する「今、日本人の詩、ってなに?」などの内容で、「詩の魅力」を多角的に伝えます。堅苦しくて難解なもの、という現代詩の通念をくつがえし、詩の楽しさをビビッドに伝える一冊です。 (出版社紹介文より)
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【サイン本あり】三角みづ紀『週末のアルペジオ』
¥1,650
三角みづ紀さんの第九詩集『週末のアルペジオ』。 傘をひらいて 六月を避ける ひとつひとつの音が 名前を 呼んでいる 湿った手紙を撫でて なにごともなかったと 生活が営んでいる 六月「くちなし」ーより 身近で、生活に近いモチーフや営みが描かかれていますが、読み進めるごとに感性が一気に花開いて、暮らしているいつもの世界が鮮やかになる心地がします。朝日、公園、リビングに響く足音。あらゆる所に詩があるのだと気づかされました。 2年に渡り連載された詩が、呼応する二人の人物の視点で「五月」から時系列に収められています。近頃は、旅をしながら旅先で詩を書いていた三角さんですが、コロナ禍で遠出はされなくなったそう。その分、近い視点で描かれる数々が、じわりと身にしみます。 巻末の、谷川俊太郎さんとの対談も圧巻! 更に、心や身体を自由にしてくれるような大らかさと鋭い視点。更に解き放たれるような気持ちになりました。 (よ) --- 中原中也賞・萩原朔太郎賞詩人 待望の第九詩集! 寄る辺なき時代を言葉で照らす 三角みづ紀の第九詩集『週末のアルペジオ』は、『Web新小説』で2年間連載された24篇の詩を収録しています。「ぼく」「わたし」の視点を交互に織りなし、「きみ」「あなた」の日々を、失ってしまった記憶が蘇るように描きだします。「午後三時」や「午前四時」をはじめ、呼応するふたつの物語は、ひとつの曲を奏でているようでもあり、その繊細な感情が見事に詩となっています。すべて一人の目線で描かれるため、短い物語としても読め、しばらく詩から離れていたという方にも、親しみやすい一冊です。本文:112ページ/詩24編+写真13点+特別対談(谷川俊太郎)+あとがき
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『ここに素敵なものがある』
¥2,200
--- かなしくてさびしくて優しい人に。 詩のささやきが放つ色気にすっかりやられてしまった。不幸せな者、それでいてどうしようもなく優しい者だけが持つ、強烈な色気。ささやきでしか、本当のことは語れないのかもしれない。(向坂くじら・詩人) 『西瓜糖の日々』が文庫化されたのが2003年。大学1年生だった私はブローティガンに大いに影響を受け、物語るように歌詞を書くようになった。狂気を語る穏やかな声は、きっと今も遠くまで響くことだろう。(高城晶平・cero) リチャード・ブローティガン(『アメリカの鱒釣り』『西瓜糖の日々』)、新訳詩集。
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!