-
外出 十二号
¥700
短歌同人誌『外出』12号! ★作品14首 染野太朗「本音と建前」 花山周子「二〇二四年、秋」 内山晶太「エビボイル」 平岡直子「水滴よ水滴よ」 ★外出駅伝2 #短歌同人誌外出
-
『京大短歌 30号』
¥900
--- 『京大短歌30』 京大短歌会の公式会員誌。 過去最多となる総勢57名の15首連作と、充実の評論・企画。 大森静佳さんと吉川宏志さんをお招きした座談会「学生短歌のいま」も収録しています。 前号評は東直子さんです。 サイズ:A5判/148ページ (京大短歌会)
-
水野しず『抜け出しても抜け出しても変なパーティー』
¥2,420
--- 穂村弘さん&枡野浩一さん、W推薦! POP思想家・水野しずの濃縮エキスの詰まった傑作歌集が、ついに誕生! 目の前の現実を切り裂き、その返り血を浴びながら進む覇気に痺れました。ーー穂村弘 この世界の信用できなさに敏感すぎる水野しずさんの、やや信じられる何かに、一瞬でいいからなってみたい。ーー枡野浩一 〈収録短歌より〉 職業はピエロをやっておりますがここに書くなら無職にします 「だし巻き」は「卵」が無視をされているそういう事はわりとよくある 神様を信じますか? と聞かれたがもっといる前提で言ってきていい 泥棒が盗んだアロマディフューザーそれでも人は癒されるのか やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う 敗北し惨殺されて雨風に打たれたものしかもう信じない オリジナルサラダといって出てきたがどこもかしこも知っている味 「ごほうび」と売ってる側が言ってくる当方の金を得る分際で 「芸術」を死に物狂いでやっている。回転寿司を一つも取らずに ここまでは宮崎駿の関係者ここから先は一般の方 (左右社)
-
砂時計 第6号
¥1,000
--- 北海道の高校文芸出身のメンバーが参加した同人誌『砂時計』の第6号。 【特集】食と創作 【祝 北海道新聞文学賞(詩部門)受賞】 受賞作を読む 故永しほる『壁、窓、鏡』 ゲスト:柴田 望 【装画】河合春香
-
『COCOON(コクーン)』
¥500
大松達知さんなど「コスモス」有志の皆さんで発行している、短歌同人誌『COCOON』。 作品、時評、エッセイ、評論、書評など、総合雑誌並みのボリュームです。
-
うた新聞(2024年1月-)
¥400
うた新聞 2024年1月号〜 ↓バックナンバーの詳しい内容は、いりの舎さんのページをご覧ください! https://irinosha.com/uta-shimbun/ ーーー うた新聞2024年1月号 <特集> 辰年アンケート 新春企画・大好きな他ジャンルの本 ーーー うた新聞2024年2月号 <特集>私のまちの冬をうたう~新作7首+エッセイ~ ーーー うた新聞2024年3月号 <特集>東日本大震災から13年いまの思いを詠う ーーー うた新聞2024年4月号 <特集>春の競詠~私にとっての<春>という季節 ーーー うた新聞2024年5月号 <特集>春から初夏の草花をうたう~作品3首・ミニエッセイ~ ーーー うた新聞2024年6月号 <特集>沖縄から<いまの思い>を詠う <特集>近年刊行のオススメの歌集 ーーー うた新聞2024年7月号 <特集> 私のまちの夏をうたう~新作7首+エッセイ~ ーーー うた新聞2024年8月号 <特集>昭和ひとけたの作家 いま伝えたいことを詠う <特集>八月、広島・長崎から詠う ーーー うた新聞2024年9月号 <特集>親しく想う<ひと>を詠う <特集>歌会はじめて物語 ーーー うた新聞2024年10月号 <特集>私の好きな<公園>をうたう~作品3首+ミニエッセイ~ ーーー うた新聞2024年11月号 <特集>深まりゆく秋にうたう ~作品7首+エッセイ~ ーーー うた新聞2024年12月号 <特集> ①現代短歌2024 この1年を振り返る ②2024・ミニ年間時評
-
短歌研究 2024/12
¥3,850
短歌研究年鑑2024! --- 【「2024年」と「短歌」】 2024作品展望 辻 聡之/樋口智子/土井礼一郎/川本千栄/山下 翔/水上芙季 2024 歌集歌書展望 彦坂美喜子/生沼義朗/岡崎裕美子/田中拓也 特集再録 能登・北陸の歌人たちと作った短歌研究 岡野弘彦/黒瀬珂瀾/三井 修/永井正子/沢口芙美/喜多昭夫/平谷郁代 能登、北陸の歌人たち28人 岩田記未子/浅野真智子/荒木る美/坂本朝子/島田鎮子/高橋協子/ 栂 満智子/林 和代/本田 守/松本いつ子/山本美保子/飛鳥游美/ 三須啓子/三宅久子/山崎国枝子/堀田重則/金戸紀美子/紅谷惠子/ 村上滋子/高熊若枝/小野三千代/前川久宜/平井昌枝/加富公治/ 野田洋子/宮崎眞知子/黒井いづみ/奥 武義 特別企画 歌人1000人アンケート「猫のうた」「犬のうた」 総合歌人団体─今年度の収穫 2024年結社誌・同人誌論文―歌人アンケートによる今年度の収穫、得票上位論文(抄録) 2024年歌集歌書総覧 「短歌研究詠草」今年度結果発表 物故歌人を偲ぶ 短歌関連各賞受賞者一覧 「短歌研究」総目次(2024年) ★第68回「短歌研究新人賞」募集要項 綴込① 歌人名簿 収録歌人3320名 在住地/所属誌/生年/出身地/職業/主要著書2冊 全国短歌雑誌発行所・歌人団体名簿520誌・団体 発行状況/住所/電話/発行者名/創刊年/創刊者名/系譜ほかを地方別に収載 綴込② 2024総合「年刊歌集」 (短歌研究社)
-
かばん(2024年-)※6.12月号以外
¥500
短歌同人誌「かばん」バックナンバー取り揃えております。 各号の詳しい内容は、かばん公式ブログにて↓ http://kaban-tanka.seesaa.net/category/4905725-1.html ーー かばん2024年1月号! 新春題詠「紅」 ☆今月の歌 小野とし也 小野田光 ☆今月の一冊 森山緋紗 ☆リレーエッセイ 有田里絵 ☆前号評 久保茂樹 小林寧緒 ーー かばん2024年2月号! 特別作品 壬生キヨム 茂泉朋子 ーー かばん2024年3月号! ☆今月の一冊 土居文恵 ☆リレーエッセイ 木村友 ☆前号評 斎藤見咲子 小野田光 西塔史 ーー かばん2024年4月号! 特別作品 松本遊 松澤もる 前田宏 本多忠義 ☆かばんゲストルーム 藤宮若菜 ☆今月の一冊 白糸雅樹 ☆今月の歌 久間木志瀬 ☆前月号評 千葉弓子@ちば湯 坂井亮 佐藤元紀 ☆自由投稿 小鳥遊さえ ☆新人賞へのアプローチ 森山緋紗 小川まこと 岩倉曰 土居文恵 折田日々希 木村友 ーー かばん2024年5月号! 特別作品 本田葵 藤本玲未 藤野富士子 ーー かばん2024年7月号! 特別作品 雛河麦 萩原璋子 藤田亜未 ーー かばん2024年8月号! 特別作品 野川忍 乗倉寿明 ーー かばん2024年9月号! 特別作品 とみいえひろこ 遠野瑞香 ーー かばん2024年10月号! 特別作品 辻井竜一 土居文恵 土井みほ 土井礼一郎 ーー かばん2024年11月号! 特別作品 千葉弓子@ちば湯 千春 千田チタン ゲストルーム 井口可奈 今月の歌 嶋江永うみ 今月の一冊 壬生キヨム 前月号評 田中真司 蛙鳴 高柳蕗子 Zoom読書会レポート とみいえひろこ
-
『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』(文庫版)
¥825
歌人芸人・岡本雄矢のトホホな短歌エッセイが、文庫化! --- 昨日もトホホ、今日もトホホ。憂鬱だらけの毎日も、短歌に詠めば何かが変わる!「あの数ある自転車の中でただ1台倒れているのがそう僕のです」「さっきまで順調だったレジの列 急にもたつきだす僕の前」「ものすごい数のハトが集まっているおじさんに人は集まらない」他、105首の短歌とエッセイで綴る、ほろ苦さとおかしみに満ちた愛すべき日々。 (幻冬社)
-
『第三回 あたらしい歌集選考会の記録』
¥1,100
SOLD OUT
--- 三回目の開催となる公募企画「第二回 あたらしい歌集選考会」の結果を収録しました。 選考会の結果報告となる本書では、選出された2名の歌人による各100首の短歌と、それぞれの選者である、木下龍也と岡野大嗣による選出理由を収録しました。選考会の記録として作成した簡素なものですが、掲載作品の力とそれを推しだす熱に溢れた一冊です。 『第三回 あたらしい歌集選考会の記録』 目次 ・篠原仮眠 100首(岡野大嗣 選出) ・丸太洋渡100首(木下龍也 選出) ・選出理由(木下龍也、岡野大嗣) 仕様:A5サイズ、中綴じ 頁数:64頁 (ナナロク社)
-
現代短歌(2024.1〜)
¥1,100
ーー 現代短歌2024/1 no.100 第10回佐藤佐太郎短歌賞&第11回現代短歌社賞 発表号! ※井口可奈さん受賞号! ーー 現代短歌2024/3 no.101 巻頭作品50首「秋から冬へ」 俵万智 特集「新人類は今」 ーー 現代短歌2024/5 no.102 巻頭作品50首 「詩人は短歌をつくらないでください」 瀬戸夏子 特集「Anthology of 40 Tanka Poets selected & mixed by Haruka INUI」 ーー 現代短歌2024/7 no.103 特集「GAZA」 ーー 現代短歌2024/9 no.104 特集「アララギ新世紀」 ーー 現代短歌2024/11 no.105 特集「第5回BR賞 発表」 ーー 現代短歌2025/1 no.106 第11回佐藤佐太郎短歌賞&第12回現代短歌社賞 発表号!
-
『塚本邦雄歌集』塚本邦雄/尾崎まゆみ編
¥2,860
--- 2025年で没後20年 日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも 前衛短歌運動によって新風をもたらし、古典からの流れを辿った博覧強記の知性で、韻律を改革し、独自の比喩を追求した、戦後短歌史を代表する歌人・塚本邦雄。 『水葬物語』『日本人靈歌』を完本で収録、塚本邦雄の短歌世界を一望できる1800首。編者による詳細な解説、年譜を付す。「新編歌集シリーズ」(全4巻)、これにて完結! 【目次】 『透明文法 「水葬物語」以前』抄/『水葬物語』(完本)/『装飾樂句』抄/『日本人靈歌』(完本)/『水銀傳說』抄/『綠色硏究』抄/『感幻樂』抄/『星餐圖』抄/『蒼鬱境』抄/『靑き菊の主題』抄/『森曜集』抄/『されど遊星』抄/『閑雅空間』抄/『天變の書』抄/『歌人』抄/『豹變』抄/『詩歌變』抄/『不變律』抄/『波瀾』抄/『黃金律』抄/『魔王』抄/『獻身』抄/『閑雅空間』抄/『天變の書』抄/『歌人』抄/『豹變』抄/『詩歌變』抄/『不變律』抄/『波瀾』抄/『黃金律』抄/『魔王』抄/『獻身』抄/『風雅默示錄』抄/『泪羅變』抄/『詩魂玲瓏』抄/『約翰傳僞書』抄/解説(尾崎まゆみ)/塚本邦雄年譜 【栞】 井上法子「〈魂のレアリスム〉について」 染野太朗「にくしみとたましひ」 吉田隼人「ポータブル・塚本邦雄」 【収録歌より】 革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ(『水葬物語』) 五月祭の汗の靑年 病むわれは火のごとき孤獨もちてへだたる(『装飾楽句』) 日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも(『日本人靈歌』) 馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ(『感幻樂』) 夢の沖に鶴立ちまよふ ことばとはいのちを思ひ出づるよすが(『閑雅空間』) (書肆侃侃房)
-
岡野大嗣『時の辞典 365日の短歌』
¥2,145
--- 【歌人・岡野大嗣、10周年記念ベスト作品集!】 365日、その日その季節にぴったりの短歌を並べてみたら、大切な記憶のとびらを開いてくれる「時の辞典」ができました。 短歌とは、五七五七七の三十一音にことばを映して、時を掬(すく)い上げうるもの。 (3月27日)あとがきにかえて、みたいに咲いている桜 そういう気持ちの夜に あの日、見上げた空を思い出したり。 (5月18日)方言をほころびあっていくふたり五月の川を並び歩いて 出会えた喜びに、目を細めたり。 (9月14日)沿道のコスモスざかりに押し歩く自転車 長く生きてきたよな 現在地を知って、ふと立ち止まったり。 (10月24日)ひさしぶりに食べるとおいしいねと話すあなたはひさしぶりが同じひと かけがえのなかった瞬間に、気づかされたり。 (12月27日)ファミレスは小さな足湯 近況をどこまでさかのぼって話そうか いつか見たい景色を、思い浮かべたり。 365日並べた短歌は、わたしたちが生きてきた「時間」そのものでした。 時の流れが止まることはありません。 けれど、忙しい日々の中で、1日1つだけでも短歌を読んでもらうことができたなら。 こぼれ落ちていった記憶を少しでも掬い上げてもらえるかもしれない。 まるで、見つからないことばの在り処を教えてくれる「辞典」のように。 そんなことを思って、この本をつくらせていただきました。 今日の日付でも、誕生日でも、たまたま開いた日でも、お好きなページからお楽しみください。 1年に始まりのカレンダー代わりに、あるいは、大切な人へのプレゼントにもぴったりの本です。 【こだわりの仕様】 ・短歌は1日1ページ、1つずつ。初めて短歌の本を読む方にも気軽に読んでいただけるよう、できるだけ文字も大きくしています。 ・四六版を少し細くしたサイズはT188mm × Y120mm。かわいくて、持ちやすく、読みやすいサイズです。 ・カバーデザインにある鍵のフチは、キラキラのホログラム箔加工です。 ・本文用紙は12色の色紙になっています。1ヶ月ごとに色が変わる、季節感ある読書体験をお楽しみください。 (ライツ社)
-
木下龍也『すごい短歌部』
¥1,760
--- 文芸誌『群像』で連載中の短歌の投稿欄「群像短歌部」が書籍化! 決まったテーマに寄せられた投稿の中から歌人・木下龍也が選歌し、詳しい評を寄せる「鑑賞パート」と、同じテーマで選者自らが短歌を作り、その推敲の過程を明かす2つのパートからなる、人気企画です。 部活のように熱く、親しみやすく楽しめる短歌の投稿欄。ぐんぐんと裾野を広げていきます!
-
短歌同人誌『西瓜』
¥500
岩尾 淳子、嶋田さくらこ、江戸雪が発起人となり、関西を中心に14人のメンバーが集結し創刊された短歌同人誌『西瓜』。 〈メンバー〉岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜。
-
北大短歌 第十一号「身体と短歌」
¥600
北海道大学短歌会が発行の機関誌、十一号。 ・自由連作 髙島有希『ツィクロンBの缶』 大崎美優『成人、聖人、星人』 西島亮『朝』 衣井くう『消えない光の逃避行』 辻村陽翔『結末のない崩壊の開始』 涼木和貴『酩酊の途次』 ・特集「身体と短歌」 〜連作〜 辻村陽翔『遺失物』 大崎美優『ばれてるよ、愛のささやき』 衣井くう『夢と入眠』 東出六花『公転』 杉本太『おれのかわいい器官たち』 涼木和貴『(身体+X)(身体+Y)』 西希『息を』 〜一首評〜 杉本太 東直子一首評 大崎美優 工藤玲音一首評 〜評論〜 西希『短歌と普遍的身体』 小川花林『身体性と三人称に対する私論』 辻村陽翔『温度表現を通した身体感覚の類型化の試み』 (北大短歌会BOOTHページ商品紹介より)
-
『半券』
¥400
短歌同人誌「半券」003号 参加は、 竹内亮/とみいえひろこ/山本夏子 ゲストに、 佐佐木頼綱/山下翔/相田奈緒/浪江まき子/中田明子 を迎え、8名の短歌連作(15~20首)とエッセイを掲載。 --- 短歌同人誌「半券」004号 参加は、 竹内亮/とみいえひろこ/山本夏子 ゲストに、 阿波野巧也/奥村晃作/立花開/谷とも子/toron* を迎え、8名の短歌連作(15~20首)とエッセイを掲載。 --- 短歌同人誌「半券」005号 参加は、 竹内亮/とみいえひろこ/山本夏子 ゲストに、 佐々木遥/杉山モナミ/田村穂隆/藤原かよ/吉田恭大 を迎え、8名の短歌連作(15~20首)とエッセイ、同人3人による座談会の記録を掲載。 --- 短歌同人誌「半券」006号 竹内亮、とみいえひろこ、山本夏子の同人3名に加えて、 ゲストに佐倉麻里子、佐藤弓生、菅原百合絵、土井礼一郎、花野陽子、濱松哲朗、ユキノ進を迎え、10名の短歌連作とエッセイを掲載。
-
砂糖水 vol.4 2023 AUTUMN
¥800
短歌同人誌「砂糖水」vol.4! 特集「藤本玲未」 (新作、ロングインタビュー、第一歌集書評対談、評論など) 25名による新作短歌連作も含む、全120ページ!
-
雪舟えま『地球の恋人たちの朝食』
¥3,300
特典ポストカード付きです! --- よろしくね あたしは まみっていうの 《あたしは地球の数倍重力の強い星からきた女だ 地球人の数倍重い夢に 耐えられるようにできているはず》 穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』の主人公「まみ」のモデルとしても知られる歌人・雪舟えまによる伝説の最初期作品集が、20年の時を経てついに書籍化! 日記・詩・小説などジャンルを縦横無尽に行き来するwebニッキ「地球の恋人たちの朝食」の2001年から2008年までに公開された作品群から217篇を厳選。巻末には穂村弘による解説「言葉の超常現象」を収録。 二十年後の今読み返しても、初読時とは違って心の準備があっても、やっぱり異次元に跳ばされる。 これはもう言葉の超常現象ではないか。そして、未来の誰かのための聖書。−−穂村弘(解説より) 毎年 あたしのように何人かが地球を出てゆくけど だれもが地球から持ちだす品をきめられなくてたいへんだという 想いでの本 想いでのレコード 想いでのドレス 想いでのアルバム 想いでの宝石 想いでの人形 想いでの手紙 想いでの食べ物 想いでの 想いでの 想いでのうつくしいものたち 〈自分の背中の幅よりはみだしてはいけない〉決まりの 小さなリュックにつめこむ品を泣きながらえらぶとき あたしたちはこんなにも地球が可愛ゆいものだったと思い知る (「地球の恋人たちの朝食」より) 【著者プロフィール】 雪舟えま 1974年生まれ、北海道出身。歌人・小説家。歌集に『たんぽるぽる』『はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで』『緑と楯 ロングロングデイズ』。小説『タラチネ・ドリーム・マイン』『プラトニック・プラネッツ』『緑と楯 ハイスクール・デイズ』、絵本『ナニュークたちの星座』など著書多数。穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』のモデルとしても知られる。 (左右社)
-
『京大短歌 29号』
¥700
--- 『京大短歌29号』 京大短歌会の公式会員誌。 過去最多となる総勢54名の15首連作と、充実の評論・企画。前号評は青松輝さんです。 2024年1月14日 初版第一刷発行 A5判/160ページ (京大短歌会)
-
短歌研究 2024/10
¥1,200
−−− 【10月の新作作品集】 第六十回短歌研究賞受賞後第一作 五十首 坂井修一「擁腫」 山田富士郎「二つの光」 二十首 水原紫苑「復活のうた」 三十首 平井 弘「憂さばらし」 六十首 雪舟えま「家読みシガとクローンナガノー凍土二人行黒スープ付き(短歌版)」 三十首 小野田光「茄子紺の祈り」 十首 本条 恵「ルームツアー」/ファブリ「くずしのマホウ」/穴根蛇にひき「わたしの生物学上の竹たち」 五十首 石井辰彦「五つの海の傳說」 第四十二回 「現代短歌評論賞」発表 受賞作=竹内 亮「仮想的な歌と脳化社会ーー二〇二〇年代の短歌」 選考座談会 川野里子/松村正直/土井礼一郎/寺井龍哉 次席=奥村鼓太郎「アリーナが消失する前に」 現代短歌評論賞受賞作一覧 特集 「口語短歌の詠嘆」の研究 髙良真実「冗語と詠嘆性への回帰」/牛尾今日子「詠嘆しない」/相田奈緒「発声と呼吸、その再現可能性」/郡司和斗「短歌のなかの句読点」/大塚 凱「霞の道」/土岐友浩「心をめぐって」 詠嘆をめぐる座談会 連載 吉川宏志「1970年代短歌史」33 仁尾 智+宮田愛萌「猫には猫の、犬には犬の シーズン2」5 佐藤弓生・千葉 聡 「人生処方歌集」61 書評 東野登美子:渡英子歌集『しづかな街』 近藤かすみ:道浦母都子歌集『あふれよ』 依光ゆかり:山本忠男歌集『潮岬』 大西淳子:川島結佳子歌集『アキレスならば死んでるところ』 寺井淳:一ノ関忠人歌集『さねさし曇天』 川田茂:太田二郎歌集『季節の余熱』 落合けい子:高野公彦著『歌の魅力の源泉を汲む』 藤島秀憲:彦坂美喜子著『春日井建論』 短歌時評=田村穂隆「新しい批評語」 作品季評(第132回・前半)=小池光(コーディネーター)/花山周子/島田幸典 俵 万智「白き父」/阿木津 英「日本の〈うた〉」/浦河奈々歌集『硝子のあひる』 歌集歌書評・共選=桜井健司/浪江まき子 短歌研究詠草 島田修三 選 特選 北野美也子 準特選 今井美紀子/柴田和彦/瑞慶村悦子/浅井克宏/坂本捷子/田﨑千草/遠山ようこ/伊藤文栄/渡良瀬愛子/藤原はるか/木村照子/四葉るり子/松永 努/田北明大/服部秀星/石橋佳の子 第68回「短歌研究新人賞」募集要項 (短歌研究社)
-
川野芽生『星の嵌め殺し』
¥2,200
--- 優美さに内包する痛み、気高く眩い光を放つ言葉の乱反射。第一歌集『Lilith』から4年、いま最も注目される歌人・作家の第二歌集、ついに刊行! 【著者プロフィール】 川野 芽生 (カワノ メグミ) 1991年生まれ。連作「Lilith」で第二九回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』で第六五回現代歌人協会賞受賞。著作に『無垢なる花たちのためのユートピア』、『奇病庭園』、『Blue』など多数。 (河出書房新社)
-
『AIは短歌をどう詠むか』
¥1,034
--- 短歌AIを開発しながら考えた、人間だけにできること、AIにしかできないこと。 「型」と「らしさ」を身につけるには? AIが学んでいく姿から、短歌の面白さも見えてくる! 令和の世で、空前のブームとなっている「短歌」。 そしてもはや私たちの日常にも深く入り込んでいる「AI」。 感情を持っていないはずのAIが、 どうやって、まるで人のように短歌を詠めるようになるのか? そこで見えてきたAIと人との幸福な関係性とは? <短歌AI>の開発に心血を注いできた、気鋭の研究者がわかりやすく解説します。 短歌とAI、いずれもへの扉を開いてくれる本! (講談社)
-
永田和宏『現代秀歌』
¥1,122
--- 佐藤佐太郎から塚本邦雄、穂村弘へ──「今後百年読まれ続けて欲しい」、主として戦後の秀歌百首を編む。 大好評を得た『近代秀歌』の続篇として、「今後100年読まれ続けて欲しい」、主として戦後の秀歌100首を編む。佐藤佐太郎や近藤芳美から、塚本邦雄、寺山修司、岡井隆、そして俵万智から穂村弘へ。大きな変化を経た時代に、歌人たちは何を感じ、何を試みてきたか? 著者ならではの視座から、歌の現在を、そして未来を語る一冊。 (岩波書店)
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!