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暮田真名『宇宙人のためのせんりゅう入門』
¥1,980
SOLD OUT
--- Z世代の川柳人・暮田真名による初の〈現代川柳〉入門書。 ある日道で拾った宇宙人に「せんりゅう」と名付け、ふたりの奇妙な共同生活がはじまった――。現代川柳とは? どんな作品がある? どうやって発表する? 俳句とはどう違う? 川柳を作るとなにが起こる? 宇宙人との対話形式で、シュールなのになぜか胸が熱くなる、前代未聞の川柳入門。 「わたしは暮田真名。きみは今日から『せんりゅう』だ」 「せんりゅう?」 「そう、きみの名前はせんりゅうだよ」 (プロローグより) 【著者プロフィール】 暮田真名 (クレダ・マナ) 1997年生。川柳句集『ふりょの星』(左右社)。他に『補遺』『ぺら』(私家版)。『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)入集。「川柳句会こんとん」主宰。「当たり」「砕氷船」メンバー。NHK文化センター青山教室で「現代川柳ことはじめ」講師、荻窪「鱗」で「水曜日のこんとん」主催。 (左右社)
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【サイン入り】加賀翔・白武ときお『鼻を食べる時間』
¥1,760
SOLD OUT
--- 歌人・穂村弘氏、推薦! ―――私たちは世界のごく一部にほんの一瞬だけ触れて消えてゆく。 お二人の言葉に出会って、その運命の愛しさを強く思った。 お笑い芸人かが屋の加賀翔と放送作家白武ときおによる、季語や韻律から解き放たれたエロティシズムあふれる俳句、自由律俳句。 QJWebから始まった俳句連載が、この度一冊の句集になった。 加賀翔・白武ときおが書籍用に新たに制作した作品に加え、連載ゲストの作品、読者から募った珠玉の投稿句を含め、300のエロ自由律俳句が収蔵されている。 (太田出版)
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佐藤文香『こゑは消えるのに』
¥2,750
--- いま最も注目を集める俳人・佐藤文香の第4句集。 1年間にわたるアメリカ西海岸での生活から生み出された、詩情豊かな俳句の世界。 ブックデザイン 吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ) ■著者 佐藤文香(さとう・あやか) 1985年生まれ。句集に『海藻標本』『君に目があり見開かれ』『菊は雪』。編著に『俳句を遊べ!』『天の川銀河発電所 Born after 1968』など。共編著に『おやすみ短歌』。詩集に『渡す手』。 ■本句集より 桑港を巡り思索にかなしき艶 七面鳥五羽や舗道を一列に テキサスの八月蟇のごとき雲 ホテルに街角英字新聞一切読まず 平麺に兎ソースや加州の月
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『九重』
¥500
<1号> 小津夜景さん、笠井亜子さん、戸田響子さんをゲストに迎えた、佐藤りえさんの個人誌。 俳句や短歌の作品と、各人のエッセイ、佐藤さんの何とも洒脱な挿絵やイラストが添えられており、皆さん、エッセイ含めかなり個性的なのですが、身軽で小気味よい読後感。 <2号> ゲストに岡田幸生・近恵さん(俳人)をお迎えして作品10点とエッセイをご寄稿いただきました。 「むさしの逍遙」は秩父札所巡礼について記しました。“60年に1度の「甲午歳総開帳」とは?” <3号> 俳人・小津夜景さんがゲスト。最新句集『花と夜盗』の制作の裏側を記しています。 ぜひ、句集とともに読んでいただきたい! 『花と夜盗』 https://gatangoton.base.shop/items/69371746 佐藤りえさんの短歌120余首も収録!じっくりと味わえます。 --- ゲスト執筆者:小津夜景(敬称略) コンテンツ: 『花と夜盗』をめぐる12章/小津夜景 誌上歌集『森の中』/佐藤りえ セルフライナーノート/Peter & Ninja 刊行されたばかりの新刊句集『花と夜盗』について、作者・小津夜景さんに書き下ろしていただきました。句集制作のドキュメントとしてだけでなく、レイアウト、連作についてなど、その詩学が垣間見える文章となっています。小津夜景研究を目論む方には特にオススメです。 発行人の誌上歌集は、第一歌集『フラジャイル』以降の2004年から2021年までの未発表歌を含む120余首を掲載。セルフライナーノートを付記しています。 <4号> ゲストに伴風花さん(歌人)をお迎えして、作品とエッセイをご寄稿いただきました。 今泉康弘さん(俳人)には俳句作品と論考「パンがなければ、星の破片を」をご寄稿いただきました。 「むさしの逍遙」は高尾山について記しました。年間300万人が登山する東京の霊山、高尾山の魅力に迫りました。 <5号> ゲスト・高山れおなさんには、六百番歌合の「恋」五十題を書き下ろした『百題稽古』と、その創作についてのインタヴュー『霧中問答』をお寄せいただきました。 発行人・佐藤りえのパートは「恋」の題をでっちあげた題詠短歌12首、所沢航空記念公園をそぞろ歩く「むさしの逍遙」、台詞のないマンガ「Peter & Ninja」(増ページ・7p)となんらかの読み物「渋谷.psd」をお届けします。
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西村和子著『清崎敏郎の百句』
¥1,650
--- ◆俳句は足でかせぐものだ 蹤いてくるその足音も落葉踏む 落葉を踏んで歩く時、人は孤独感のうちにも、今、ここに在る自分の存在を改めて確認する。静けさの中で、この句はもうひとつの足音を聞いている。自分に蹤き従って歩む者の、落葉踏む音である。その足音も孤独の象徴と言えよう。創作の道を歩む師弟関係を思わせる句だ。その存在に気づいていても、待ってやったり、声をかけるでもない。隣り合う孤独を思うばかり。 句集『系譜』の掉尾に置かれた句。風生没後「若葉」の継承者として出版した句集の題名にも、その覚悟は表われている。 (ふらんす堂)
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岸本尚毅著『高濱虚子の百句』
¥1,650
--- 虚子入門の決定版! ◆俳句のこころを読み解く。 ■取り上げた百句は、二物配合を念頭に置いて抽出したものです。■虚子の俳句の根底には一種虚無的な世界観があると思います。にもかかわらず虚子の句にはしばしば静かな情熱を感じます。虚無的な世界観からたちのぼる静かな情熱とは一体何なのでしょうか。 (はじめにより) (ふらんす堂)
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藤本美和子著『綾部仁喜の百句』
¥1,650
--- ◆造化の再話者 「俳句は造化の語る即刻の説話と考へてゐる。俳人はその再話者である。や・かな・けりを疑つたことはない。なるべくものを言ひたくないものにこれほどうつてつけのものはない」(『樸簡』あとがき)「造化の語る即刻の説話」等々、これら仁喜の文言は、すべて「古人の求めたる所をもとめ」んとする求道の心から発せられたものだ。芭蕉は仁喜がことさら敬愛する人物である。ことに〈秋近き心の寄や四畳半 芭蕉〉の句を好んだ。この句は大津の医師木節亭で巻かれた四吟歌仙の発句である。この座に集まったのは芭蕉、木節、惟然、支考の四人である。寿貞の訃報に接した直後の芭蕉を労わる連衆の心配りを汲み取った芭蕉の心が「心の寄や」の措辞に表われている。そして仁喜の求めんとする理想の境地もまたこの発句の世界にある。 (ふらんす堂)
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小川軽舟著『藤田湘子の百句』
¥1,650
--- ◆俳句形式への信頼 「俳句は意味ではない、リズムだ」─弟子の私たちは湘子から何度この言葉を聞かされたことか。俳句という詩型への信頼がそう言わせるのだろう。 (「湘子が私たちに託したもの」より:小川軽舟) (ふらんす堂)
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『ひめごと 百合俳句アンソロジー』
¥500
--- 〈百合俳句アンソロジー〉「ひめごと」 ◎20句連作 ばいばいの手 音無 早矢 解釈 森 舞華 逃避行 雨霧 あめ 補講 松本てふこ 誘蛾灯 西 希 ほか、作品評・作品・一句評・作者Q&Aなど
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【サイン入り】箱森裕美『鳥と刺繍』
¥1,000
ここ数年の262句をまとめた私家版句集。 文庫本サイズ。可愛らしい装丁が印象的です。
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オルガン(21号〜36号)
¥1,000
ーー オルガン36号 ◆俳句 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ◆読み会 「オルガン×ねじまわし」 生駒大祐×大塚凱×田島健一×鴇田智哉×福田若之×宮﨑莉々香×宮本佳世乃 ※7人が、互いの作品を忌憚なく読み合う全37pの座談会です! ◆往復書簡 「主体」について 8 鴇田智哉から福田若之へ ◆テーマ詠「混ぜる」 ーー オルガン35号 ◆俳句 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 ◆座談会 「オルガン×ねじまわし」 生駒大祐×大塚凱×田島健一×鴇田智哉×福田若之×宮﨑莉々香×宮本佳世乃 ◆往復書簡 「主体」について 7 福田若之から鴇田智哉へ ◆テーマ詠「いかにして読んだものを忘れるか」 ーー オルガン34号 ◆ 俳句 鴇田 智哉 福田 若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島 健一 ◆ 座談会 「続・喃語俳句」 ◆ 往復書簡 「主体」について ◆ テーマ詠 「異常身体」 ーー オルガン33号 ●俳句13句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 ●連句 両吟 浅沼璞×福田若之「しら梅に」の巻 ●宮﨑莉々香「喃語俳句のために」 ●座談会「さて喃語俳句」 ●往復書簡「主体」について ●テーマ詠「包囲」 ーー オルガン32号 ●俳句13句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ●連句 両吟バージョン 巻参 浅沼璞×田島健一「伊勢海老の」の巻 ●癸卯 歳旦三つ物 伍組 ●往復書簡「主体」について 福田若之×鴇田智哉 ●テーマ詠「対立」 ーー オルガン31号 ●武蔵五日市吟行:福田若之、宮﨑莉々香、宮本佳世乃、田島健一、鴇田智哉 ●new!! 往復書簡「主体について」 福田若之×鴇田智哉 ●オルガン連句 両吟バージョン 巻弐 脇起オン座六句「古き沼」の巻 浅沼璞×宮本佳世乃 ●俳句13句 ーー オルガン30号 ◆オルガン吟行 上長瀞~秩父 50句 鴇田智哉 福田若之 宮本佳世乃 田島健一 ーー オルガン29号 ◆俳句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮本佳世乃 ◆特集 遠藤由樹子「寝息と梟」を読んでみた ◆オルガン連句両吟バージョン巻壱:脇起オン座六句「頭の中で」の巻 ◆テーマ詠 人物 ーー オルガン28号 ◆俳句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ◆座談会 オルガンを解くー宮本佳世乃ー ◆オルガン連句興行 「巣箱の穴」の巻 捌:曵尾庵璞 ◆テーマ詠「和製英語」 ーー オルガン27号は、文筆家、イラストレーターの金井真紀さんを迎えての座談会。俳句の話も交えながら、書くこと、描くこと、取材や表現など、いつもより幅広く、軽やかな話題が広がっています。 ーー オルガン26号は、同人作品と、座談会は「セレビィと究極」。高柳克弘さんの『究極の俳句』木田智美さんの『パーティは明日にして』の〈セレビィのいそうな百葉箱に秋〉から、俳句の射程や志向、構造、口語俳句論など、抽象度の高い議論が交わされています! ーー オルガン25号は、小澤實さんと、オルガン同人の座談会です! 「澤」の経緯、関係、世代について、澤調について、今後との課題や座の在り方など、かなり突っ込んだ内容になっています。 テーマ詠とは別に、福田若之さんの「種袋」は、長歌のような、散文+俳句の作品。 時勢をかすめつつ、風月や歴史も感じる…、これはかっこいいです! ーー オルガン24号は、待望の鴇田智哉『エレメンツ』特集です!青本瑞季さん、関悦史さん、樋口由紀子さんによる論考、オルガン同人と、西村麒麟さん、八上桐子さんによる座談会です。鴇田さんの俳句の方法論や在り方、分からなさについてなど、ぐぐっと、句集を反芻できる特集です。 ーー オルガン23号! 素粒社設立祝いの連句。 座談会「テン年代の俳句をめぐって」では、ゲストの青木亮人さんと、鋭い議論が展開されています。(指示語、主体性の溶解、第二のシニフィアン、メタレベルでの語り…などなど、気になる話題) テーマ詠は「回復」です。 ーー オルガン 21号 も入荷しています! 表紙が変わりましたね! 特集・宮本佳世乃『三○一号室』を読む(安里琉太さん、大塚凱さん、北野太一さん)福地敦さん、松井亜衣さんを交えての座談会。 特集2・浅沼璞『塗中録』を読む。 どちらも、詳しく知りたい句集に、がっつり切り込んでくれてありがたい…!
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砂時計 第5号
¥1,000
--- 北海道の高校文芸出身のメンバーが参加した同人誌『砂時計』の第5号。 【特集】「創作と表象」 ゲスト:安里琉太・石原ユキオ・逢坂みずき・関口竜平 【受賞作を読む】 ゲスト批評:千葉優作 「感性の問題」(抄)
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連句誌『みしみし』
¥1,000
連句誌、『みしみし』2号! 意外と、やったことの無い人も多い連句。どんどん展開していくので、またイメージや読みの幅が広がります。展開、言葉の意味の解説、ルール解説も付いています!連衆の作品もあり、幅広い一冊! ーーー 連句誌 みしみし 4号も入荷しています! 歌仙と、評釈もがっつりなのですが、連衆の作品、顔ぶれも豪華です。 三島ゆかりさんの、浅沼璞『塗中録』を読む。連句の骨子(すごく楽しみ方まで分かりやすい)も必見です! ーーー みしみし5号!連衆作品。そして何と言っても『俳壇』に連載された「ロボットが俳句を詠む」がどっしりです。ランダムに俳句を生成するロボの開発を介して2年間の連載。季語、動詞、隠喩、言い回し、態度など、奥深くまで解体、分析されていきます。 ーーー 連句誌 みしみし 6号です。 連句3作品。実況の記録もあり、捌きの鮮やかさや過程も興味深いです。新形式、獅子吼。連句の豊かさと自由を感じます。 また、三島ゆかりさんによる 宮本佳世乃『三〇一号室』を読む その前の第一句集 宮本佳世乃『鳥飛ぶ仕組み』を読む も併せて収録されています。 ーーー 連句誌「みしみし」第9号! 長文は岡田一実大特集! ・参加連衆:青山酔鳴、西原天気、七風姿、岡本遊凪、山本掌、月犬、 鈴木健司、西生ゆかり、斉藤秀雄、なかやまなな、今朝、なかはられいこ、 沢茱萸。 小津夜景(連句の参加のみで個人作品はなし) ・長文: 岡田一実『光聴』を読む(三島ゆかり) 岡田一実『記憶における沼とその他の在処』を読む(三島ゆかり) ーーー 連句誌「みしみし」第10号! 岡田由季・角川俳句賞受賞記念の「広げたるの巻」など 歌仙三巻を掲載。 参加連衆(敬称略) 西脇祥貴、西川火尖、佐藤りえ、堀本 吟、小笠原黒兎、なかやまなな、 山本 掌、冬泉、青山酔鳴、鮭児、月野ぽぽな、大室ゆらぎ、宮本佳世乃、 羽田野 令、太田うさぎ、石川聡、岡田由季 ※石川さんと岡田さんは連句のみの参加で個人作品はなし。 長文 三島ゆかり「永遠の転校生──岡田由季『犬の眉』を読む──」 連句とともに、俳句、短歌、川柳、歌曲にわたる幅広い連衆による個人 作品が充実しています。 ーーー 連句誌「みしみし」第11号! 参加連衆(敬称略) 抹茶金魚、近恵、藤原龍一郎、堀本吟、天宮風牙(連句のみ)、小林苑を、佐藤りえ、 山本掌、沖らくだ、田中槐、岡村知昭、八上桐子、青山酔鳴、亀山鯖男、大室ゆらぎ、 鴇田智哉 長文は三島ゆかりによる「太田うさぎ『また明日』を読む」を掲載。 ーーー 連句誌「みしみし」第12号! 参加連衆(敬称略) Fよしと、上野葉月、西生ゆかり、西川火尖、なかはられいこ、小笠原黒兎、中山奈々、 いなば也、お気楽堂、廣野順子、村田篠、山本掌、青山酔鳴、岡本遊凪、今朝、箱森裕美、 笠井亞子 長文は三島ゆかりによる「岡田由季『中くらゐの町』を読む」です。
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芳賀博子 川柳句集『髷を切る』(文庫)
¥1,320
--- 2018年に刊行された単行本川柳句集『髷を切る』の文庫化。文庫化に際し、新章を追加。解説文に町田康氏。 春暮れる消える魔球を投げあって 私も土を被せたひとりです 一点の嘘 数式が完成す ひきちぎるためにつないでいる言葉 いいよって乗っけてくれたトンボの背 ニホンオオカミの末裔にてネイルあ、録画するのを忘れてた戦争 (青磁社)
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『川柳EXPO』
¥2,000
--- ひとくちに「川柳」と言っても、本当に様々な川柳があるんだなぁと体感していただけると思います。 よく知らないけど、ちょっと川柳、気になるなという方も、三度の飯より川柳が好きという方も、思う存分、川柳を浴びて下さい。 川柳のお祭り、『川柳EXPO』、いよいよ開幕です。(巻頭言より) 川柳には「サラリーマン川柳」や「シルバー川柳」だけでなく、短詩の一ジャンル、文芸としての川柳というものがあります。 意外な言葉によって紡がれる詩的な川柳、繊細な心の動きや思いを詠んだ川柳、鋭い視線を感じさせる社会派の川柳、独特のナンセンスやユーモアを発揮した川柳など、実に様々な川柳が存在するのです。 ここにはきっと、「あなたの心を動かす川柳」があるはずです。 2023年5月、まつりぺきん(編著者)の呼びかけにより集まった、51名の川柳作家による1,020句の連作川柳アンソロジー。 20句の連作・群作川柳作品を川柳作家毎に掲載。 選評には小池正博(「川柳スパイラル」編集発行人。書肆侃侃房『はじめまして現代川柳』編著など)。 <投稿川柳作家(敬称略)> 徳道かづみ/おかもとかも/南雲ゆゆ/小沢史/富永顕二/橋元デジタル/中山奈々/沼谷香澄/笛地静恵/茉莉亜まり/伊吹一/雪上牡丹餅/成瀬悠/森砂季/スズキ皐月/林やは/加藤美菜/西沢葉火/太代祐一/菊池洋勝/一橋悠実/湊圭伍/高良俊礼/のんのん/片羽雲雀/木口雅裕/佐藤移送/西村鴻一/抹茶金魚/下城陽介/宮井いずみ/ササキリユウイチ/上崎/蔭一郎/一家汀/下野みかも/小原由佳/栫伸太郎/雨月茄子春/川合大祐/西脇祥貴/あめのちあさひ/城崎ララ/みしまゆう/石川聡/夕凪子/カネタガク/小野寺里穂/小橋稜太/もん/松下誠一
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田畑書店『川柳アンソロジー みずうみ』
¥1,650
ポケットアンソロジーシリーズより、川柳の作品5点をまとめた《川柳アンソロジー みずうみ》。 単品販売のページはこちら https://gatangoton.base.shop/items/71328488 --- ポケットアンソロジー ◎《川柳アンソロジー みずうみ》 永山裕美・監修/樋口由紀子・解説 〔収録作品リフィル〕 ・なかはられいこ「水の骨組み」 ・芳賀博子「襖はずして」 ・八上桐子「ほとり」 ・北村幸子「雫する楽器」 ・佐藤みさ子「空うつす」 (田畑書店)
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田畑書店『ポケットアンソロジー』シリーズ
¥330
自分の好きな作品を集めて、好きな順に並べて読む。 一人一人独自の”アンソロジー”が作れる「ポケットアンソロジー」。 歌人・柳人の作品をセレクトして取り扱っています! 「ポケットアンソロジー」の詳細&他のリフィル(短編)の購入はこちらへ(田畑書店サイト) http://tabatashoten.co.jp/pocketanthology/
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田畑書店『アンソロジスト』各号
¥880
掲載された短歌・川柳作家の作品は、ポケットアンソロジー作品リフィルとしても発売しています。 https://gatangoton.base.shop/items/71328488 --- アンソロジスト vol.6 《川柳アンソロジーみずうみ》 <出版社紹介文より> 田畑書店「ポケットアンソロジー」シリーズと連動する季刊ベース誌の第6弾! 今号の特集は〈川柳〉。短歌など他ジャンルからの越境もあり、空前のブームが到来しつつある川柳。現代の川柳を牽引する5人の柳人に、「みずうみ」をテーマに20句を詠み下ろしていただくという豪華な企画。また、太田靖久、小津夜景、山本アマネ、片上長閑など、連載陣の活躍も目覚ましい最新号。 【特集】川柳アンソロジー みずうみ 永山裕美 序文 なかはられいこ 水の骨組み 芳賀博子 襖はずして 八上桐子 ほとり 北村幸子 雫する楽器 佐藤みさ子 空うつす 樋口由紀子 [解説]川柳のたくましさ --- アンソロジスト vol.4 特集は「現代短歌作家」! <出版社紹介文より> 田畑書店「ポケットアンソロジー」と連動する季刊誌の第四弾!今号は現代短歌作家特集。小島なお、初谷むい、東直子、平岡直子、山崎聡子の新作短歌を掲載。 連載企画「娘が選ぶ父の短篇ベスト5」は「北杜夫」を紹介。 書評家・スケザネ氏責任編集の頁では『新しい世代の表現者たち』として、岡本真帆、谷川嘉浩、暮田真名、梨ちゃん、齋藤明里の作品や論考を掲載します。 ---
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フリーしりとり『夏麻引く汽水域』
¥1,000
三島ゆかりと青山酔鳴がツイッター上で8ヶ月繰り広げた俳句バトル千句!! 表紙:田島ハル 跋文:小林苑を
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片山由美子『俳句日記2015 昨日の花 今日の花』
¥2,420
--- ◆シリーズ最新作 心掛けたのは、季語の実感を大切にすること―― はや虫の声を聞く夜となりにけり 昼間はまだ残暑が厳しいというのに、夕方になると蝉と入れ替わるように青松虫が鳴きだす。去年も今頃から虫の声を聞いた。 2015/8/19(水) ◆あとがきより 九月十四日に〈けふの花昨日の花や酔芙蓉〉という句がある。その名の通り、開いたときは純白の花がしだいに赤みを帯び、夕方しぼむころには桃色になる。しかし、すぐに落ちてしまうのではなく、色を深めて一日茎にとどまり、次の日に落ちていく。そうして毎日順番に咲く花。私の日常もこんな連続で、一昨日のことなど大方記憶から抜け落ちている。平凡な日々を象徴する花のように思われ、タイトルを「昨日の花 今日の花」とした。 (ふらんす堂)
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井上弘美『俳句日記2013 顔見世』
¥2,420
--- ◆収録作品より 2月12日(火)晴 真夜中のあかるさとなり春みぞれ 窓の外でさらさらと音がする。何だろうと思って覗くと、霙が降り出しているのだった。向かいの家の屋根はすでに白く、街はひっそりと美しい。 ◆あとがきより 日記を書くのなら、東京での日々の生活と、産土の地である京都の四季や歳事を合わせて書きたいと思った。円山公園の枝垂ざくらはもう咲いただろうか、上賀茂神社の蛍はどうだろうなどと、いつも慣れ親しんできた京都の風物のことを思っているからである。日記を書くとき、慌ただしく過ぎ行く日常に「今日の京都」を重ね合わせた。そうすることで、自分の原点を確かめていたように思う。 (ふらんす堂)
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櫂未知子『カムイ』
¥3,080
--- 第57回俳人協会賞受賞! 第10回小野市詩歌文学賞受賞! ◆第三句集 一瞬にしてみな遺品雲の峰 前の句集を出してから、思いのほか長い月日が過ぎた。途中、母の死をきっかけに句稿を何とかまとめたが、その二週間後に東日本大震災が起きてしまった。今思えば、あの震災は自分の作品を再び見つめ直すための厳しい機会だったのかも知れない。 ◆収録作品より 南風吹くカレーライスに海と陸 さまよへる湖に似てビヤホール 簡単な体・簡単服の中 帰心とは水引草にかがむこと いちじくの火口を覗く夜なりけり 風呂敷は布に還りて一葉忌 海流のぶつかる匂ひ帰り花 病棟は海鳴りのなか神の留守 しばれると皆言ひ交す夜空かな 大空に根を張るつららだと思へ (ふらんす堂)
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竹井紫乙『菫橋』
¥1,650
--- 時実新子に川柳を学び、関西で活躍する川柳作家の第3句集。家族のあり方や、愛とか憎しみとか人間の生きる根っこを探究しながら、独自のユーモアとペーソスのある川柳世界を展開する。 川柳作品と、川柳作家、柳本々々との対話「ぼれろ」の2部構成。現代川柳とは? 定型のこと、東日本大震災と川柳など、スリリングな対話を収録。 ■収録作品より 幸福か日陰の探せない町で ぼったくり移動遊園地 行きたし 財産のひとつに優しそうな顔 大安を少し焦がすといい香り コンビニの棚に酷薄女子並ぶ 白線の内側鳩と待つ電車 【著者プロフィール】 竹井紫乙(たけい・しおと) 1970年大阪生まれ。1997年より川柳を始める。 終刊まで『月刊川柳大学』会員。 現在、びわこ番傘川柳会『川柳びわこ』会員。 第1句集『ひよこ』2005年、編集工房 円 第2句集『白百合亭日常』2015年、あざみエージェント (港の人)
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宇多喜代子『この世佳し―桂信子の百句』
¥1,540
--- ◆梅林を額明るく過ぎゆけり 昭和十三年、大阪の大手前高等女学校(現在の大手前高校)を卒業したころ、『昭和文学全集』(改造社)の「俳句篇」を読んでいて、古めかしい俳句の多い中、日野草城と山口誓子の句に目が止まった。たまたま阪急百貨店の絵画展に出かけた際に、同百貨店の一階ロビーの書籍売場に出ていた俳誌「旗艦」を手にとり、そこでかねてより俳号といささかの俳句を知っていた草城の作品を目にする。あきらかにそれまで読んできた俳句とはちがうということに惹かれ、当時の草城がどういう経緯をもっていた俳人であるのか、「旗艦」がどういう俳誌であったのか詳細も知らず、昭和十三年の暮にこれに投句を始める。 掲句は「旗艦」48号に初入選した句である。〈額明るく〉に若い女性の気持ちの明るさがうかがえる。 (昭和十四年) (ふらんす堂)
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!