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砂時計 第6号
¥1,000
--- 北海道の高校文芸出身のメンバーが参加した同人誌『砂時計』の第6号。 【特集】食と創作 【祝 北海道新聞文学賞(詩部門)受賞】 受賞作を読む 故永しほる『壁、窓、鏡』 ゲスト:柴田 望 【装画】河合春香
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オルガン(21号〜39号)
¥1,000
ーー オルガン39号 ◆俳句 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 ◆特集 池田澄子 座談会:池田澄子&オルガン 文 章:池田澄子句集を読む 『たましいの話』評 鴇田智哉 『拝復』評 田島健一 『思ってます』評 宮﨑莉々香 『此処』評 宮本佳世乃 『月と書く』評 福田若之 ◆往復書簡 「主体」について 11 福田若之から鴇田智哉へ ◆ テーマ詠 「広角」 ーー オルガン38号 ◆俳句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 ◆オルガン初句会 ゲスト:岩田奎・暮田真名 ◆オルガン連句 巻拾参 脇起 歌仙「ながい草」の巻 ◆往復書簡 「主体」について 10 鴇田智哉から福田若之へ ◆テーマ詠「3」 ーー オルガン37号 ◆俳句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 ◆座談会 兜子のこと、窓秋のことなど 大井恒行 鴇田智哉 福田若之 ◆往復書簡 「主体」について 9 福田若之から鴇田智哉へ ◆テーマ詠「メイクアップ」 ーー オルガン36号 ◆俳句 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ◆読み会 「オルガン×ねじまわし」 生駒大祐×大塚凱×田島健一×鴇田智哉×福田若之×宮﨑莉々香×宮本佳世乃 ※7人が、互いの作品を忌憚なく読み合う全37pの座談会です! ◆往復書簡 「主体」について 8 鴇田智哉から福田若之へ ◆テーマ詠「混ぜる」 ーー オルガン35号 ◆俳句 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 ◆座談会 「オルガン×ねじまわし」 生駒大祐×大塚凱×田島健一×鴇田智哉×福田若之×宮﨑莉々香×宮本佳世乃 ◆往復書簡 「主体」について 7 福田若之から鴇田智哉へ ◆テーマ詠「いかにして読んだものを忘れるか」 ーー オルガン34号 ◆ 俳句 鴇田 智哉 福田 若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島 健一 ◆ 座談会 「続・喃語俳句」 ◆ 往復書簡 「主体」について ◆ テーマ詠 「異常身体」 ーー オルガン33号 ●俳句13句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 ●連句 両吟 浅沼璞×福田若之「しら梅に」の巻 ●宮﨑莉々香「喃語俳句のために」 ●座談会「さて喃語俳句」 ●往復書簡「主体」について ●テーマ詠「包囲」 ーー オルガン32号 ●俳句13句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ●連句 両吟バージョン 巻参 浅沼璞×田島健一「伊勢海老の」の巻 ●癸卯 歳旦三つ物 伍組 ●往復書簡「主体」について 福田若之×鴇田智哉 ●テーマ詠「対立」 ーー オルガン31号 ●武蔵五日市吟行:福田若之、宮﨑莉々香、宮本佳世乃、田島健一、鴇田智哉 ●new!! 往復書簡「主体について」 福田若之×鴇田智哉 ●オルガン連句 両吟バージョン 巻弐 脇起オン座六句「古き沼」の巻 浅沼璞×宮本佳世乃 ●俳句13句 ーー オルガン30号 ◆オルガン吟行 上長瀞~秩父 50句 鴇田智哉 福田若之 宮本佳世乃 田島健一 ーー オルガン29号 ◆俳句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮本佳世乃 ◆特集 遠藤由樹子「寝息と梟」を読んでみた ◆オルガン連句両吟バージョン巻壱:脇起オン座六句「頭の中で」の巻 ◆テーマ詠 人物 ーー オルガン28号 ◆俳句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ◆座談会 オルガンを解くー宮本佳世乃ー ◆オルガン連句興行 「巣箱の穴」の巻 捌:曵尾庵璞 ◆テーマ詠「和製英語」 ーー オルガン27号は、文筆家、イラストレーターの金井真紀さんを迎えての座談会。俳句の話も交えながら、書くこと、描くこと、取材や表現など、いつもより幅広く、軽やかな話題が広がっています。 ーー オルガン26号は、同人作品と、座談会は「セレビィと究極」。高柳克弘さんの『究極の俳句』木田智美さんの『パーティは明日にして』の〈セレビィのいそうな百葉箱に秋〉から、俳句の射程や志向、構造、口語俳句論など、抽象度の高い議論が交わされています! ーー オルガン25号は、小澤實さんと、オルガン同人の座談会です! 「澤」の経緯、関係、世代について、澤調について、今後との課題や座の在り方など、かなり突っ込んだ内容になっています。 テーマ詠とは別に、福田若之さんの「種袋」は、長歌のような、散文+俳句の作品。 時勢をかすめつつ、風月や歴史も感じる…、これはかっこいいです! ーー オルガン24号は、待望の鴇田智哉『エレメンツ』特集です!青本瑞季さん、関悦史さん、樋口由紀子さんによる論考、オルガン同人と、西村麒麟さん、八上桐子さんによる座談会です。鴇田さんの俳句の方法論や在り方、分からなさについてなど、ぐぐっと、句集を反芻できる特集です。 ーー オルガン23号! 素粒社設立祝いの連句。 座談会「テン年代の俳句をめぐって」では、ゲストの青木亮人さんと、鋭い議論が展開されています。(指示語、主体性の溶解、第二のシニフィアン、メタレベルでの語り…などなど、気になる話題) テーマ詠は「回復」です。 ーー オルガン 21号 も入荷しています! 表紙が変わりましたね! 特集・宮本佳世乃『三○一号室』を読む(安里琉太さん、大塚凱さん、北野太一さん)福地敦さん、松井亜衣さんを交えての座談会。 特集2・浅沼璞『塗中録』を読む。 どちらも、詳しく知りたい句集に、がっつり切り込んでくれてありがたい…!
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『ひめごと 百合俳句アンソロジー』
¥500
〈百合俳句アンソロジー〉「ひめごと」 --- vol.1 ◎20句連作 ばいばいの手 音無 早矢 解釈 森 舞華 逃避行 雨霧 あめ 補講 松本てふこ 誘蛾灯 西 希 ほか、作品評・作品・一句評・作者Q&Aなど --- vol.2 ❖連作 恋愛譚 森 舞華 魔法少女の憂鬱♡ 雨霧 あめ 映画『ソウルメイト/七月と安生』『ソウルメイト』を観た 松本てふこ ボタン 音無 早矢 ❖作品評 一句評 作者Q&A
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【サイン入り】佐々木 紺『平面と立体』
¥2,530
SOLD OUT
第十三回北斗賞、佐々木紺さんの第一句集『平面と立体』。 書き出しのほどけるやうに花ミモザ 春風に余韻のながき言語かな 薫風のなか血の沸いて老女たち 透明感があって、静謐で、美しいイメージの俳句。すっと、流れる水のように自然に入ってくるのだけれど、ほどける書き出し、余韻の長い言語、血の沸く老女、など、本来なら異物感も起きそうな強い言葉も、文体の中になめらかに包みこまれています。 寒天の平面を蜜すべりきる 降参の背後狐火だらけなり 花冷やフルーツサンドやすませて 美しさの根源には、常に時間や動きを感じさせる捉え方や、仄かに幻想的な比喩や、科学的な語彙による抽象性もまた、風通しをよくしている気がします。 平面の淋しさに摘む蓬かな 咬合の悪き一族星月夜 時に壮大で、抒情的でもあり、大きな射程を捉える句集。一句一句、思わずページを捲る手を止めてしまう1冊です。(よ) --- 【著者コメント】 7年間で書いた274句を収録した句集です。 装丁が真っ白い紙に透明の帯で、シンプルなものですが褒めていただけることが多いです。 句は軽やかでおどろきがあり、どこか澄んだ読み心地のあるものを目指して作っています。 探梅や水面は雲をゆるく溶き 花冷やフルーツサンドやすませて 生き延びるため森を描く冬の画布 【著者プロフィール】 佐々木 紺 2022年「おぼえて、わすれる」150句にて北斗賞を受賞 2023年「雪はまぼろし」20句にて豆の木賞を受賞 2023年10月―2024年2月 大阪の葉ね文庫にて「夜の速度」(山口斯×佐々木紺)と題して俳句の展示開催 2024年5月以降、島根にて展示予定
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月野ぽぽな『人のかたち』
¥1,980
SOLD OUT
--- 第28回現代俳句新人賞、第63回角川俳句賞受賞の著者・待望の第一句集。 月野ぽぽなはニューヨークに暮らして、俳句という最短定型の民族詩を、日本人である自分の体(私は肉体とも身心とも言う)で消化しようとしている。ーー金子兜太 〈収録句より〉 街灯は待針街がずれぬよう 鳥よりも高きに棲むを朧という ぶらんこの鉄に戦歴あるだろうか 母を地に還し椿の蕊そろう ピッチカート蛍ピッチカート蛍 草の先から夕焼のひとしずく エーゲ海色の翼の扇風機 一匹の芋虫にぎやかにすすむ 月を見るおいしい水を飲むように 途中下車してしばらくは霧でいる 初冬やヘブライ文字は火のかたち 凍つる夜をピアノの音の密ひかる もうすぐで雪のはじまりそうな肌 ゆらゆらと初湯のところどころ夢 待春の自由の女神前のめり 【著者プロフィール】 月野ぽぽな (ツキノ・ポポナ) 1965年 信州伊那谷生まれ 1992年より 米国ニューヨーク在住 2002年 句作開始 2004年 「海程」入会 金子兜太に師事 2010年 第28回現代俳句新人賞受賞 2017年 第63回角川俳句賞受賞 現在 「海原」「豆の木」「青い地球」「平」同人 現代俳句協会会員 (左右社)
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『崩壊系列2』
¥900
SOLD OUT
--- 柳人4名・歌人4名・詩人4名によるZINEの第二号。 <収録作品> 【川柳】 林やは 「二アリー」 ササキリユウイチ 「汝が署名せんことを」 ササキリユウイチ 「設問」 嘔吐彗星 「floccinaucinihilipilification」 嘔吐彗星 「第卅果汁感」 嘔吐彗星 「【TL;DR】」 嘔吐彗星 「国土地理院の示す抽象的な生息」 黒川排除 「婚座」 【短歌】 吉田隼人 「カスのテトリス」 佐倉誰 「春風お断り」 玉野勇希 「CANDY」 上篠翔 「Z軸定点観測」 【詩】 小縞山いう 「訃報」 蜂士雪乎 「半島に立って浸かる」 故永しほる 「生霊の歩き方」 北上郷夏 「タイトル/タイトル(タイトル)」
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岡田一実『醒睡』
¥2,750
--- 著者による全編朗読の音声データをQRコードとURLで付録。 【未完了に揺らぐ瞬間をピン留めする魔法などどこにもないはずなのに、 この句集には、 数多の〈体験質〉たちが驚くべき解像度のまま封じ込められている。著者は、言葉の水路網を指先で測深し、それらをこまやかに梳き合わせ、そこにたまさか現れる時間の浅瀬に風花雪月の工芸をつぎつぎと生け捕っていく。切子のごときメカニカルな精緻さと和紙のごときたおやかな陰翳とが饗応する幻の庭。 既存の手法では決して計測できない質の洗練に、それでも固有の精密な測度があることを、 この句集は証し立てている。 ――平井靖史(本書帯文より)】 《自選五句》 楸(ひさぎ)咲く現いづこも日に傷み ぼうたんに昼を退きゆく日影かな 孑孒のうしろへ横へ手水鉢 灼け駈けて舟虫の思惟ささ止まり むらさきの紋を振り飛ぶ秋の蝶 (青磁社/岡田一実)
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岡田一実著『篠原梵の百句』
¥1,650
--- ◆実存と思想 梵の場合は、言葉の内在的な豊かさを用いて思想を表現することよりも、物事や情感を簡潔な象徴や解釈で伝えることに重きを置いていた。「人間探究派」は「難解派」とも言われた。梵の「難解さ」は、「なぜそれを描くのか」という意味や意義や目的から解放された「結論」だけが投げ出されているところにある。「思想」はそこから読者自身が自分で見つけにいくほかない。「結論」の世界に自ら巻き込まれにいくことによって、読者は直叙的な「思想」よりも全体的な「思想」を味わえる。「読む」という行為の主体性を信じているからこそ採れる手法である。 篠原梵は、俳句という短い形式の中で多くの可能性を探究した稀有な作家であった。俳句という短詩において多くの新しい地平を切り開いたにも拘わらず、その作品の多くが埋もれたままになっている。しかし、その作品たちは今日まで色褪せていない。梵の俳句には書き方の斬新さに加え、現代的なテーマも多く含まれる。今後、より多くの俳人や文学愛好者にその作品が愛されるように祈ってやまない。 (解説より) (ふらんす堂)
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『詩IA』
¥1,650
歌人の榊原紘、俳人の斉藤志歩、川柳人の暮田真名からなるユニット「砕氷船」初のZINE。 『詩IA』(しいちえー) みじかい詩のある暮らしを、あなたに。 ”短歌”、”俳句”、”川柳”が気になるけれど、何から読んでいいかわからない…。 そんなあなたに送る、ジャンルを横断した読み応えたっぷりの入門書が登場!
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『川柳EXPO 2024』
¥2,000
投稿連作川柳アンソロジー・第二弾! 『川柳EXPO 2024』 初回限定の川柳EXPO公式マスコットキャラクター「川ずきんちゃん」ステッカー付きです。 ※5/19(日)の東京文フリに先駆け、先行発売中!
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瀧村小奈生『留守にしております。』
¥1,980
--- へなちょこなかわいらしさから、上質な言葉遊びまで、瀧村小奈生の魅力がいっぱい詰まった本句集を、こころゆくまで楽しんでほしい。――なかはられいこ 栞:佐藤文香、荻原裕幸、なかはられいこ 【収録作品より】 のがのならなんのことない春の日の これからが躑躅やんかというときに 完璧な曇り空です。あ、ひらく 吊革のように暮らしていますから かなしいのかしら和蘭陀獅子頭 畳み方がややこしいけど羽なんだ 靴踏んで、ねえ、白すぎるから踏んで まだすこし木じゃないとこが残ってる 留守にしております秋の声色で 受話器押しあてれば雪の積もる音 あふれない水でいましょう いよう 【著者プロフィール】 瀧村小奈生 (タキムラ・コナオ) 1958年生まれ ねじまき句会、海馬川柳会(川柳)、ねじまき連句会、桃雅会、猫蓑会(連句)、ペンキ句会、満月句会(俳句)に参加 (左右社)
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池田澄子『本当は逢いたし』
¥2,420
読売文学賞受賞の俳人・池田澄子が卓越した眼差しで綴る、10年の記録。 --- 本当は逢いたい、と思うのは、実際には逢えないってことで――亡き人、昨日逢った人、其処、を此処から綴ったこの10年。最新エッセイ集。 彼の世も小春日和か 此処から彼処の人を思う。 最新句集『此処』で2020年度の読売文学賞を受賞した俳人がこの10年、3・11からコロナウイルス禍までの間に綴った60余篇を編んだ、待望のエッセイ集 タイトルは自作句「本当は逢いたし拝復蝉時雨」から。時々のくらしを営む「此処」から「彼処」にいる本当は逢いたい人たちを思い綴る。彼処にいるのは――軍医として赴いた戦地で命を奪われた父、俳句の師、つい最近亡くなった夫、そして被災地で、猛威を振るう自然災害で、先のむごたらしい戦争で命を失った人たち。楽しい旅の途次に、家事の合間に、テレビを観ている時に、想像力は自然に育まれた命そのものへと向かう。自らの思いを常に客観視しているような透徹なまなざしから生まれる文章は、各エッセイに引いた自作句、師や友や先達の句をピリオドとして、えもいわれぬ余韻を残す。 発行日:2021年12月03日 (日本経済新聞出版)
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鈴木総史『氷湖いま』
¥2,750
「群青」「雪華」所属の鈴木総史さんの第一句集。 北海道をテーマに詠んだ句を収録。 --- どぶろくの瓶の吹雪を飲み干しぬ 『氷湖いま』は異彩を放つだろう。すなわち、地方に立脚するのみの風土詠ではなく、かといってのっぺりとした都市風景でもなく――誤解をおそれずにいえば、「洗練された風土詠」ということになる。 序より・櫂未知子 跋・佐藤郁良 栞・橋本喜夫 ◆自選十句 立子忌の咲いて名前も知らぬ花 生きるにはふるさとを欲り夏蜜柑 血の記憶ありさうな孑孑ばかり メロン食ふたちまち湖を作りつつ わたつみの光なら欲し葡萄棚 林檎狩脚立にすこし海の香 虫籠を湖の暗さの物置より さざなみは船に届かずカーディガン 灯を点けて塔の全貌夜鳴蕎麦 ためらはず踏め樏の一歩目は
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【サイン本あり】暮田真名『宇宙人のためのせんりゅう入門』
¥1,980
--- Z世代の川柳人・暮田真名による初の〈現代川柳〉入門書。 ある日道で拾った宇宙人に「せんりゅう」と名付け、ふたりの奇妙な共同生活がはじまった――。現代川柳とは? どんな作品がある? どうやって発表する? 俳句とはどう違う? 川柳を作るとなにが起こる? 宇宙人との対話形式で、シュールなのになぜか胸が熱くなる、前代未聞の川柳入門。 「わたしは暮田真名。きみは今日から『せんりゅう』だ」 「せんりゅう?」 「そう、きみの名前はせんりゅうだよ」 (プロローグより) 【著者プロフィール】 暮田真名 (クレダ・マナ) 1997年生。川柳句集『ふりょの星』(左右社)。他に『補遺』『ぺら』(私家版)。『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)入集。「川柳句会こんとん」主宰。「当たり」「砕氷船」メンバー。NHK文化センター青山教室で「現代川柳ことはじめ」講師、荻窪「鱗」で「水曜日のこんとん」主催。 (左右社)
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【加賀翔サイン入り】加賀翔・白武ときお『鼻を食べる時間』
¥1,760
SOLD OUT
--- 歌人・穂村弘氏、推薦! ―――私たちは世界のごく一部にほんの一瞬だけ触れて消えてゆく。 お二人の言葉に出会って、その運命の愛しさを強く思った。 お笑い芸人かが屋の加賀翔と放送作家白武ときおによる、季語や韻律から解き放たれたエロティシズムあふれる俳句、自由律俳句。 QJWebから始まった俳句連載が、この度一冊の句集になった。 加賀翔・白武ときおが書籍用に新たに制作した作品に加え、連載ゲストの作品、読者から募った珠玉の投稿句を含め、300のエロ自由律俳句が収蔵されている。 (太田出版)
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佐藤文香『こゑは消えるのに』
¥2,750
--- いま最も注目を集める俳人・佐藤文香の第4句集。 1年間にわたるアメリカ西海岸での生活から生み出された、詩情豊かな俳句の世界。 ブックデザイン 吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ) ■著者 佐藤文香(さとう・あやか) 1985年生まれ。句集に『海藻標本』『君に目があり見開かれ』『菊は雪』。編著に『俳句を遊べ!』『天の川銀河発電所 Born after 1968』など。共編著に『おやすみ短歌』。詩集に『渡す手』。 ■本句集より 桑港を巡り思索にかなしき艶 七面鳥五羽や舗道を一列に テキサスの八月蟇のごとき雲 ホテルに街角英字新聞一切読まず 平麺に兎ソースや加州の月
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『九重』
¥500
<1号> 小津夜景さん、笠井亜子さん、戸田響子さんをゲストに迎えた、佐藤りえさんの個人誌。 俳句や短歌の作品と、各人のエッセイ、佐藤さんの何とも洒脱な挿絵やイラストが添えられており、皆さん、エッセイ含めかなり個性的なのですが、身軽で小気味よい読後感。 <2号> ゲストに岡田幸生・近恵さん(俳人)をお迎えして作品10点とエッセイをご寄稿いただきました。 「むさしの逍遙」は秩父札所巡礼について記しました。“60年に1度の「甲午歳総開帳」とは?” <3号> 俳人・小津夜景さんがゲスト。最新句集『花と夜盗』の制作の裏側を記しています。 ぜひ、句集とともに読んでいただきたい! 『花と夜盗』 https://gatangoton.base.shop/items/69371746 佐藤りえさんの短歌120余首も収録!じっくりと味わえます。 --- ゲスト執筆者:小津夜景(敬称略) コンテンツ: 『花と夜盗』をめぐる12章/小津夜景 誌上歌集『森の中』/佐藤りえ セルフライナーノート/Peter & Ninja 刊行されたばかりの新刊句集『花と夜盗』について、作者・小津夜景さんに書き下ろしていただきました。句集制作のドキュメントとしてだけでなく、レイアウト、連作についてなど、その詩学が垣間見える文章となっています。小津夜景研究を目論む方には特にオススメです。 発行人の誌上歌集は、第一歌集『フラジャイル』以降の2004年から2021年までの未発表歌を含む120余首を掲載。セルフライナーノートを付記しています。 <4号> ゲストに伴風花さん(歌人)をお迎えして、作品とエッセイをご寄稿いただきました。 今泉康弘さん(俳人)には俳句作品と論考「パンがなければ、星の破片を」をご寄稿いただきました。 「むさしの逍遙」は高尾山について記しました。年間300万人が登山する東京の霊山、高尾山の魅力に迫りました。 <5号> ゲスト・高山れおなさんには、六百番歌合の「恋」五十題を書き下ろした『百題稽古』と、その創作についてのインタヴュー『霧中問答』をお寄せいただきました。 発行人・佐藤りえのパートは「恋」の題をでっちあげた題詠短歌12首、所沢航空記念公園をそぞろ歩く「むさしの逍遙」、台詞のないマンガ「Peter & Ninja」(増ページ・7p)となんらかの読み物「渋谷.psd」をお届けします。
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西村和子著『清崎敏郎の百句』
¥1,650
--- ◆俳句は足でかせぐものだ 蹤いてくるその足音も落葉踏む 落葉を踏んで歩く時、人は孤独感のうちにも、今、ここに在る自分の存在を改めて確認する。静けさの中で、この句はもうひとつの足音を聞いている。自分に蹤き従って歩む者の、落葉踏む音である。その足音も孤独の象徴と言えよう。創作の道を歩む師弟関係を思わせる句だ。その存在に気づいていても、待ってやったり、声をかけるでもない。隣り合う孤独を思うばかり。 句集『系譜』の掉尾に置かれた句。風生没後「若葉」の継承者として出版した句集の題名にも、その覚悟は表われている。 (ふらんす堂)
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岸本尚毅著『高濱虚子の百句』
¥1,650
SOLD OUT
--- 虚子入門の決定版! ◆俳句のこころを読み解く。 ■取り上げた百句は、二物配合を念頭に置いて抽出したものです。■虚子の俳句の根底には一種虚無的な世界観があると思います。にもかかわらず虚子の句にはしばしば静かな情熱を感じます。虚無的な世界観からたちのぼる静かな情熱とは一体何なのでしょうか。 (はじめにより) (ふらんす堂)
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藤本美和子著『綾部仁喜の百句』
¥1,650
--- ◆造化の再話者 「俳句は造化の語る即刻の説話と考へてゐる。俳人はその再話者である。や・かな・けりを疑つたことはない。なるべくものを言ひたくないものにこれほどうつてつけのものはない」(『樸簡』あとがき)「造化の語る即刻の説話」等々、これら仁喜の文言は、すべて「古人の求めたる所をもとめ」んとする求道の心から発せられたものだ。芭蕉は仁喜がことさら敬愛する人物である。ことに〈秋近き心の寄や四畳半 芭蕉〉の句を好んだ。この句は大津の医師木節亭で巻かれた四吟歌仙の発句である。この座に集まったのは芭蕉、木節、惟然、支考の四人である。寿貞の訃報に接した直後の芭蕉を労わる連衆の心配りを汲み取った芭蕉の心が「心の寄や」の措辞に表われている。そして仁喜の求めんとする理想の境地もまたこの発句の世界にある。 (ふらんす堂)
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小川軽舟著『藤田湘子の百句』
¥1,650
SOLD OUT
--- ◆俳句形式への信頼 「俳句は意味ではない、リズムだ」─弟子の私たちは湘子から何度この言葉を聞かされたことか。俳句という詩型への信頼がそう言わせるのだろう。 (「湘子が私たちに託したもの」より:小川軽舟) (ふらんす堂)
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【サイン入り】箱森裕美『鳥と刺繍』
¥1,000
ここ数年の262句をまとめた私家版句集。 文庫本サイズ。可愛らしい装丁が印象的です。
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砂時計 第5号
¥1,000
--- 北海道の高校文芸出身のメンバーが参加した同人誌『砂時計』の第5号。 【特集】「創作と表象」 ゲスト:安里琉太・石原ユキオ・逢坂みずき・関口竜平 【受賞作を読む】 ゲスト批評:千葉優作 「感性の問題」(抄)
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連句誌『みしみし』
¥1,000
連句誌、『みしみし』2号! 意外と、やったことの無い人も多い連句。どんどん展開していくので、またイメージや読みの幅が広がります。展開、言葉の意味の解説、ルール解説も付いています!連衆の作品もあり、幅広い一冊! ーーー 連句誌 みしみし 4号も入荷しています! 歌仙と、評釈もがっつりなのですが、連衆の作品、顔ぶれも豪華です。 三島ゆかりさんの、浅沼璞『塗中録』を読む。連句の骨子(すごく楽しみ方まで分かりやすい)も必見です! ーーー みしみし5号!連衆作品。そして何と言っても『俳壇』に連載された「ロボットが俳句を詠む」がどっしりです。ランダムに俳句を生成するロボの開発を介して2年間の連載。季語、動詞、隠喩、言い回し、態度など、奥深くまで解体、分析されていきます。 ーーー 連句誌 みしみし 6号です。 連句3作品。実況の記録もあり、捌きの鮮やかさや過程も興味深いです。新形式、獅子吼。連句の豊かさと自由を感じます。 また、三島ゆかりさんによる 宮本佳世乃『三〇一号室』を読む その前の第一句集 宮本佳世乃『鳥飛ぶ仕組み』を読む も併せて収録されています。 ーーー 連句誌「みしみし」第9号! 長文は岡田一実大特集! ・参加連衆:青山酔鳴、西原天気、七風姿、岡本遊凪、山本掌、月犬、 鈴木健司、西生ゆかり、斉藤秀雄、なかやまなな、今朝、なかはられいこ、 沢茱萸。 小津夜景(連句の参加のみで個人作品はなし) ・長文: 岡田一実『光聴』を読む(三島ゆかり) 岡田一実『記憶における沼とその他の在処』を読む(三島ゆかり) ーーー 連句誌「みしみし」第10号! 岡田由季・角川俳句賞受賞記念の「広げたるの巻」など 歌仙三巻を掲載。 参加連衆(敬称略) 西脇祥貴、西川火尖、佐藤りえ、堀本 吟、小笠原黒兎、なかやまなな、 山本 掌、冬泉、青山酔鳴、鮭児、月野ぽぽな、大室ゆらぎ、宮本佳世乃、 羽田野 令、太田うさぎ、石川聡、岡田由季 ※石川さんと岡田さんは連句のみの参加で個人作品はなし。 長文 三島ゆかり「永遠の転校生──岡田由季『犬の眉』を読む──」 連句とともに、俳句、短歌、川柳、歌曲にわたる幅広い連衆による個人 作品が充実しています。 ーーー 連句誌「みしみし」第11号! 参加連衆(敬称略) 抹茶金魚、近恵、藤原龍一郎、堀本吟、天宮風牙(連句のみ)、小林苑を、佐藤りえ、 山本掌、沖らくだ、田中槐、岡村知昭、八上桐子、青山酔鳴、亀山鯖男、大室ゆらぎ、 鴇田智哉 長文は三島ゆかりによる「太田うさぎ『また明日』を読む」を掲載。 ーーー 連句誌「みしみし」第12号! 参加連衆(敬称略) Fよしと、上野葉月、西生ゆかり、西川火尖、なかはられいこ、小笠原黒兎、中山奈々、 いなば也、お気楽堂、廣野順子、村田篠、山本掌、青山酔鳴、岡本遊凪、今朝、箱森裕美、 笠井亞子 長文は三島ゆかりによる「岡田由季『中くらゐの町』を読む」です。
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!