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『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』(文庫版)
¥825
歌人芸人・岡本雄矢のトホホな短歌エッセイが、文庫化! --- 昨日もトホホ、今日もトホホ。憂鬱だらけの毎日も、短歌に詠めば何かが変わる!「あの数ある自転車の中でただ1台倒れているのがそう僕のです」「さっきまで順調だったレジの列 急にもたつきだす僕の前」「ものすごい数のハトが集まっているおじさんに人は集まらない」他、105首の短歌とエッセイで綴る、ほろ苦さとおかしみに満ちた愛すべき日々。 (幻冬社)
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小島ゆかり『サイレントニャー 猫たちの歌物語』
¥1,980
SOLD OUT
--- 声になる前のしいんと深いこえ孤独な夜のサイレントニャー たますけは、このごろよく、不思議なニャーをする。 「短歌研究」の人気連載が本になりました! ●短歌79首と25篇のエッセイ収録。 ●本文は4c/1c印刷でほぼカラー。 無音のニャー。ニャーと鳴くときの口を開けているのに声が出ていない(と、人間には思われる)ニャー。 ……ふだんの真顔よりもいっそうの真顔。やけにひたむきな眼差しで見つめてくる。【本文より】 ●たますけ(orまり)の特製栞がいずれか1枚入っています。 (短歌研究社)
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【サイン入り】岡野大嗣『うたたねの地図 百年の夏休み』
¥1,980
岡野大嗣さん、初の短歌×散文集。テーマは「夏」。 【収録作品】(岡野さんのX投稿より) ・短歌 約150首 ・短歌のたね(短歌になる前のメモ、音楽でいえばデモテープ) 60くらい ・駅やスーパーマーケットなど、いくつかの「場所」にまつわる散文 10本 年々過酷さを増していく夏。岡野さんはどんな眼差しで照らしてくれるのか。 今年の夏を乗り切るための一冊にぜひ。 --- “どこにでもある眺めとここにしかない眺めが交錯する” これまで取りこぼしてきた日々の感情を忘れないために短歌を詠む、人気歌人・岡野大嗣さん初の短歌×散文集です。 さまざまな場所をテーマに、 短歌を詠むときのまなざしから生まれた散文とたね(短歌が出来上がる前のメモ)、150首の短歌をもとに、〈夏のとある街〉を作りました。 今まさにその場所にいるような、その場所とつながっているような感覚になれる新しい本。 さまざまな場所と出合いなおすことで、 短歌と散文、感情が響き合って、懐かしさとともに新しい風景があふれだします。 ぜひ、短歌の世界と歌人のまなざしを追体験しながら うたとたねをヒントに、夏のとある街の地図を心に描いてお楽しみください。 ※装画・挿絵:中村一般さん <岡野大嗣さんよりコメント全文> タイトルに「夏休み」と入れておきながら僕は、夏があまり得意ではありません。 命の危険を感じる暑さからも、ただ生き延びることにやたらと意味を浴びせてくる光からも、なるべく距離を置いていたい。 でも、夏にふと感じる、ほっとするようなさびしさとは握手をしたくなります。 暑さを逃れて立ち寄った本屋さんで迎えてくれる涼しいインクのにおい。信号待ちの日傘に感じるなつかしい気配。図書館の片隅で空調の音に包まれてめくられるページの響き。 この本には、そんなさびしさが集まっています。 時間はたっぷり百年用意しました。 いくらでものんびりと、この街で涼んでいってくださいね。 (実業之日本社)
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【サイン入り】岡本雄矢『センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの』
¥1,760
『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』の岡本雄矢が放つ、 不幸短歌&エッセイ第二弾! 日常に溢れるトホホな出来事をクスリと笑いに変えてくれます。 --- 今日も世界の片隅で、ひとり膝を抱える僕とあなたのために。 不幸に愛された、トホホ名人……歌人芸人が身を切って綴る、“せつなさとおかしみ”、“短歌とエッセイ”のマリアージュ。 恋でも、仕事でも、その辺にいるときも。あのときも、今も、どうせ明日も。 傷づいたり落ち込んだり。顔では笑っているけど、心は砂漠。 僕の日々は小さな不幸の連続です。トホホな出来事がよく起きて、センチメンタルに殺されそうな日々です。 でも、不幸があると短歌ができます。その短歌を読んで誰かがクスリと笑ってくれます。そうすると僕の小さな不幸は成仏されるのです。 短歌があればトホホも友達です。もしあなたに今、憂鬱なことがあるのなら、僕と一緒にトホホを小さな笑に変えてみませんか。 【収録短歌の一部】 すすきのを3周したのにあのホスト僕の原付にまだ座ってる 注意するほどじゃないけどないんだけど新人さん少し休憩長い 帰ろうと言い出す前の沈黙を作りたいのにずっと喋るね 自転車で豪快にこけてやっぱりか この夏初の半ズボンの日 ワンテンポ隣の席が早いのでコース料理次々とネタバレ 節約のために水筒持ち歩き パチンコでむちゃくちゃ負けている もうこれで最後だの感じ出したのに3日後に会う機会があった 短歌とか少しも興味のない君に届かせたくて詠んでる短歌 …ほか、トホホ短歌に、トホホエピソードを添えて。 (幻冬舎)
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『うたわない女はいない』働く三十六歌仙
¥1,980
北山あさひ『ヒューマン・ライツ』刊行記念選書フェア「心に火を灯す13冊」 連帯も分断も関係なく、わたしたちはここにいて、別々の人生を生きている。ただそ のことに、なぜだか勇気づけられます。 大変だった仕事のお金月末に家賃で消える鼠のように 花山周子 (北山あさひ・コメント) --- 食っていけるの?そう笑ってた人たちをシャネルのバッグでいつか撲ちたい ――会社員、パート、教師、保育士、精神科医……いま刮目すべき歌人36名による、心撃ち抜く労働短歌&エッセイ! 俵万智×吉澤嘉代子の対談「短歌が変える女たちの現実」も収録。 ◆歌人一覧 浅田瑠衣/飯田有子/石川美南/稲本ゆかり/乾 遥香/井上法子/上坂あゆ美/遠藤 翠/岡本真帆/奥村知世/川島結佳子/北山あさひ/鯨井可菜子/佐伯 紺/櫻井朋子/田口綾子/竹中優子/谷じゃこ/田丸まひる/千原こはぎ/塚田千束/手塚美楽/寺井奈緒美/道券はな/戸田響子/十和田 有(ひらりさ)/西村 曜/野口あや子/橋爪志保/初谷むい/ 花山周子/平岡直子/本多真弓/水野しず/山木礼子/山崎聡子 (中央公論新社)
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金子冬実『まぼろしの枇杷の葉陰で 祖母、葛原妙子の思い出』
¥1,760
--- 「幻視の女王」とも評された、戦後短歌史を代表する歌人、葛原妙子。彼女には家族にしか見せなかった別の姿があった──。チャーミングで愛おしい、「異形の歌人」の横顔。 「おばあちゃんとのことについて、色々な人が色々なことを言っているだろう。あれはみんな違うんだよ」 「あたりかまわず朱と咲きいでよ」と自らを鼓舞し、脇目もふらず作歌にいそしんだ歌人、葛原妙子。 子どもの頃、大森の祖母の家に行く時には何か冒険に出かけるような気持ちになった。かつての病院の敷地内にあった、広い平屋住宅。周囲には枇杷の大樹が緑の葉をさかんに茂らせていた。 孫である著者から見た葛原妙子とは──。戦後短歌史を代表する歌人と、その家族の群像がここにある。 向田邦子、須賀敦子を髣髴とさせる、極上の名エッセイ集。 (書肆侃侃房)
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『短歌は最強アイテム 高校生活の悩みに効きます』
¥946
--- 熱血教師で歌人の著者が、現代短歌を通じて揺れ動く生徒たちの心模様を描く青春短歌エッセイ。 「ちばさと」の愛称で親しまれる国語科の熱血教師であり、歌人でもある著者が、現代短歌を通じて学校生活の様子や揺れ動く生徒たちの心模様を描く青春短歌エッセイ。友だち、恋、部活といった現在進行形の高校生のリアルに寄り添いながら、「いろいろあるけど大丈夫! 前を向いて生きていこうぜ!」と黒板に書いた歌でエールを送る。 【著者プロフィール】 千葉 聡(ちば さとし) 1968年神奈川県に生まれる.東京学芸大学教育学部卒業.國學院大學大学院文学研究科博士課程前期修了,博士課程後期単位取得退学.歌人集団「かばん」に入会した97年,穂村弘氏,東直子氏の作品にこころ打たれ,本格的に短歌を詠み始める.98年,第41回短歌研究新人賞を受賞.歌集に『微熱体』『そこにある光と傷と忘れもの』『飛び跳ねる教室』『今日の放課後,短歌部へ!』『海,悲歌,夏の雫など』がある.エッセイや小説も発表している.横浜市立桜丘高等学校教諭.國學院大學文学部兼任講師.名桜大学校歌を作曲するなど音楽活動も手がける. (岩波書店)
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寺井奈緒美『生活フォーエバー』
¥1,980
−−− この愛すべき、くだらなさ。 歌人として活動するほか、habotan名義で土人形を制作している寺井奈緒美による、初の短歌&エッセイ集。 2019年に書肆侃侃房より刊行された第一歌集『アーのようなカー』では、日常の片隅に忘れられた事物をそっと掬うような、ささやかで滑稽で、どことなく寂しい歌で、多くの読者を獲得しました。 本書には2021年の秋からおおそ1年の間に書いたエッセイ80篇と短歌160首が収録されています。書かれているのは、限られた行動範囲(ほとんどが部屋、そして職場、西友、たまに映画館)と限られた登場人物(私、S、ときどき同僚)の中でのまったく映えない日常。それがなぜだかすこぶる面白い。その想像力とユーモアは、私たちの抜き差しならない「生活」の見え方を変えてくれることでしょう。読めばきっと、明日への活力になること間違いなしの一冊です。 寺井奈緒美(てらい・なおみ) 1985年ホノルル生まれ。愛知育ち、東京在住。趣味は粘土で縁起のよい人形をつくること。 2019年4月、新鋭短歌シリーズ『アーのようなカー』( 書肆侃侃房)刊行。 2023年4月、短歌とエッセイ『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)刊行。 (ELVIS PRESS)
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【サイン本】『仁尾智猫短歌集 いまから猫のはなしをします』
¥1,870
猫歌人・仁尾智さん待望の第一歌集! 猫を見つめる眼差しが優しくて、愛とはこういう視線のことをいうのかと。 --- 57577のリズムに乗せて、猫の愛しさ、やるせなさ、 そして切なさを詠みこんだ短歌集。 猫たちとの日々の中で、生まれてきた短歌の中から厳選した作品を 五十音順に並べて掲載。 著者と時を過ごす(過ごした)猫たちのエピソードを写真とともに綴った コラムエッセイも収録。 いい人と思われそうでも まあいいや いまから猫のはなしをします なぜ猫を愛するように人間を愛せないのかよくわからない 幸せは前借りでありその猫を看取ってやっと返済できる (出版社紹介文より)
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水原紫苑『巴里うたものがたり』
¥2,090
--- パリで、好きなことをする 歌人・水原紫苑が長年の夢だった旅へ。 オペラ座や美術館、ジェラール・フィリップゆかりの地や、 大好きなカテドラル巡り、カフェ通い、ソルボンヌ大学文明講座への留学。 帰りたくない日々を写真と短歌で綴る80日の旅日記エッセイ。新作短歌119首! 学生時代以来の、長いパリの旅が終わって茫然としています。失敗だらけでしたが、自分にとって新しい未来を開いてくれるものになりました。年齢と夢は関係ないと信じています。最初にパリに来た時、私は歌人でもなんでもない若者でした。今回またパリに来て、日本でひたすら短歌と向き合って来た三十年を新たに見つめ直せたような気がします。 「あとがき」より サン・ジェルマン・デ・プレ教会にしらたまをゆだねむとしてみがくわがたま 老ゆるなきジェラール・フィリップ純白の林檎の花ととはに咲くらむ 戀ひ戀ひて來たりし巴里のそのうちに花芯のごときルモワンヌ驛よ
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穂村弘『ぼくの短歌ノート』
¥682
--- 「髪の毛がいっぽん口に飛び込んだだけで世界はこんなにも嫌」。些細な事象で、あっという間に変わってしまう自分と世界の繋がり。道に落ちているものの歌、会社の人の歌、デジタルな歌、殺意の歌etc.時代の光景を言葉ですくい取り、ドラマチックな日常に誘う三十一文字の魔力。人気歌人の短歌読み解きエッセイ。 本書は、「群像」2010年4月号~2014年6月号(2010年12月、2013年6月、2014年2月~4月号を除く)掲載の「現代短歌ノート」を改題し、2015年6月に刊行された『ぼくの短歌ノート』を文庫化しました。
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東直子『一緒に生きる』
¥1,760
--- 歌人・東直子が綴る子育てエッセイ 「このエッセイでは、ともすると過剰に心配してしまうことになりがちな子育て中の人の気持ちが少しでも楽になってほしいという願いを込めて書きました」(東直子)。 歌人・東直子が、月刊誌「母の友」で6年間にわたり綴った人気連載「母の風景」が待望の単行本化。子育てはもっと自由であっていい。先人たちの詩や短歌とともに綴られる歌人の言葉から、文学としての“親子の風景”が見えてくる。 塩川いづみの絵を2色カラーでふんだんに収録。巻末には作家・山崎ナオコーラとの子育て対談も。
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笹公人『念力レストラン』
¥2,420
--- 各界の大御所が絶賛の不思議ワールド! “おもろ切ない”作品集 蜷川幸雄、糸井重里ら各界のクリエーターがその才能を絶賛し、 牧水・短歌甲子園審査員を務める笹公人氏のバラエティブック! 短歌250首+和田誠、大林宣彦との想い出を綴ったエッセイ等12本+小説3篇。 短歌は日本文化の米のようなもの。それがドリアにも炒飯にも寿司にもプディングにもなれることを、笹さんは教えてくれる。味わう喜びが、たっぷり詰まった一冊だ。 ――俵万智 「コックリさんが帰ってくれない」なんてとても不安。なのに、ときめくのはなぜだろう。放課後の教室が懐かしい別世界に変わってゆく。 ――穂村弘 「ゆるす」というたった3文字のパスワード忘れていたね 朝焼けの窓 古書店に『脳内革命』積まれおり革命未遂者の指紋のこして もし君がキエーーと奇声あげながらヤシの実割ったとしても 好きだよ。 座敷童子にぶどう味のグミ食わせれば吐き出しており畳の上に ころころと笑えるでしょう水着から塩素の匂い抜ける頃には etc…
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仁尾智『猫のいる家に帰りたい』
¥1,430
世界初(?)の猫歌人・仁尾智さんの短歌に、小泉さよ さんのイラストのついた、短歌+エッセイ。 猫がくる ほめてほめてという顔で 何か不穏なものをくわえて 保護すべき猫が見上げている 猫よ、僕は困った顔してますか? など…猫ファンにはあるあるも混ぜつつ、時折猫に感じる野生や、無垢さ故に突きつけられる人の生き方など…猫との暮らしを見つめ、発見し、より味わえるような本です!
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田村元『歌人の行きつけ』
¥1,980
田村元さん「歌人の行きつけ」。 イケてる飲み屋ガイドでもあるし、僅かな情報や資料から、寺山修二ゆかりの店を探し当てたりする…どの店も美味しそうだし、文化的な香りや厚み、熱に満ちている…文学版、孤独のグルメの様な本。全部いってみたい!
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!