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『詩、ってなに?』
¥1,540
--- 現代詩は怖くない! 詩の魅力をあなたに。 言葉で楽しく遊ぶムック「コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!」の第二弾は、日本を代表する詩人の一人、平田俊子が編集する詩へのいざないです。平田俊子が、二人の若い女性クリエーター(俳優の赤松由美とミュージシャンの小田朋美)に詩を一からレッスン。二人が書いてきた詩をとことんディスカッションして添削し、詩のおもしろさを納得ゆくまで追究します。 谷川俊太郎(詩人)と穂村弘(歌人)という豪華メンバーをゲストに迎えての「連詩セッション」、詩に造詣の深い俳優佐野史郎と平田俊子の詩をめぐる対談、そして政治家・企業人・主婦・芸術家・学生など、日本のさまざまな人々が書いた50編余りの詩を公開する「今、日本人の詩、ってなに?」などの内容で、「詩の魅力」を多角的に伝えます。堅苦しくて難解なもの、という現代詩の通念をくつがえし、詩の楽しさをビビッドに伝える一冊です。 (出版社紹介文より)
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斉藤倫『ポエトリー・ドッグス』
¥1,760
--- 「このバーでは、詩を、お出ししているのです」 今夜も、いぬのマスターのおまかせで。詩人・斉藤倫がおくる、詩といまを生きる本。 『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』につづく、31篇の詩をめぐるストーリー。 「詩っていうのは、おもい出させようと、してくれてるのかもね。このじぶんだけが、じぶんじゃなかったかもしれないことを。このせかいだけが、せかいじゃなかったかもしれないことを」 T・S・エリオット 吉岡 実 ガートルード・スタイン アメリカ・インディアンの口承詩 萩原朔太郎 ボードレール 杉本真維子 宮沢賢治 石原吉郎 ウォレス・スティーヴンズ 石牟礼道子 アルチュール・ランボー ……ほか全31篇の詩をめぐる物語
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茨木のり子『詩のこころを読む』
¥990
詩人・茨木のり子さんが、自身の“たからもの”である様々な名詩を、愛情たっぷりに紹介しています。 代表作である「自分の感受性くらい」などの詩から、“強い女性”というイメージが大きかった茨木さんですが、本書の文章はとてもあたたかく包容力があり、詩や詩人に対する敬愛の念が伝わってきます。著者の印象が変わるとともに、ますます大好きになってしまいました。 1979年に刊行されてから何度も版を重ね、約半世紀にも渡って読み継がれている名著です。 --- いい詩とは,ひとの心を解き放つ力をそなえているばかりか,生きとし生けるものへのいとおしみの感情をも誘いだしてくれます.詩人である著者が,その心を豊かにしてきた詩の宝箱の中から忘れがたい詩の数々を選びだし,情熱をこめて語ります.ことばの花々にふれてみなさんは,きっと詩の魅力にとらえられるでしょう. 【著者プロフィール】 茨木のり子(いばらぎ のりこ) 1926-2006年.1946年東邦大学薬学部卒業.敗戦後の新しい息吹きにつき動かされ,1950年頃から詩作をはじめる.詩誌『詩学』に投稿し,同誌新人特集号に掲載.1953年川崎洋氏と2人で,同人詩誌『櫂』を発刊.詩集『対話』『見えない配達夫』『鎮魂歌』『人名詩集』『自分の感受性くらい』,エッセイ集『言の葉さやげ』,詩人の伝記『うたの心に生きた人々』などがある.
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!