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上篠翔『エモーショナルきりん大全』
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上篠翔さん『エモーショナルきりん大全』。
能あるきりんは首を隠す んなわけねーだろ剥きだして生きていくんだ光の荒野
また会えると抱きしめたときあなたにはすでに霞がみたされていた
イヤホンをひとつなくして夜の駅が賛美歌まみれとしってしまった
エモーショナル、とある通り、感情的で、簡単に像を結ばせたり、着地はさせない。突飛にも見える飛躍や展開が刺激的です。美しいもの、悲しいもの全てが混沌がとしている世界。
責任を押しつけられてやわらかに自壊していく夏の蚊柱
もう二度とやってこない平成の夏、好きに生きて好きに死のうな
新宿へ着くまで何度死にたいと思っても着く小田急線は
突飛な組み合わせや展開が多いとしても、それらはシュールでもないし、奇をてらう、というよりは、エモーショナルで、必死で、生きようとして、何かを掴もうとしている。現実や、冷静さにたどり着く前に溢れ出してしまう感情、命が生々しく描かれる歌集。(よ)
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新鋭短歌シリーズ56
『エモーショナルきりん大全』
上篠 翔
監修:藤原龍一郎
上篠翔の短歌の特徴はスピードである。
そして、スピード感とスピードとはちがう。
スピード感はスタイルであり、スピードは本質だ。
口語のスピードの快感を存分に味わってほしい。
(藤原龍一郎)
【5首】
アリス お茶もういいよ アリス 泣かないで 薇ほどけば夏が終わるよ
っこ って何 生きあいっこするわたしたち朝から氷くちうつしてく
能あるきりんは首を隠す んなわけねーだろ?きだして生きていくんだ光の荒野
花みたい、それはやさしい揶揄でしたいいよ花ならお墓に似合う
ああみんなねむれずにいてどろみずのあふれる淵の花壇、雨ざらし
発行所:書肆侃侃房
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