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永田和宏『置行堀』

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人は誰しも、死者を抱えて生きている。
その死の意味を突き詰めるとき、
歌はアフォリズムのごとき静寂に充ちてゆく。
みずからを死者の眼で見つめる歌には
ユーモアとペーソスが漂う。
この世に置いてきぼりにされた者のしんとした
さびしさが立ち上がる第十五歌集。

妻と呼ばれてゐたころ人は明るくて竹箒はきはき使ひてゐたり
二人ゐて楽しい筈の人生の筈がわたしを置いて去りにき
あなたにはなくてわたしにのみ続く死後とふ時間に水仙が咲く
男三人昼酒を飲む知らぬ間に死んでしまつたあの莫迦野郎
権力にはきつと容易たやすく屈するだらう弱きわれゆゑいま発言す

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