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佐藤智子『ぜんぶ残して湖へ』
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俳句の文体を更新するみずみずしい一冊
現代俳句界の若手作家として注目される佐藤智子のデビュー俳句集。光りながら読まれるのを待っている、色とりどりの176句。
現代を生きる主体と現代語の文体が抱き合うダイナミズムを感じるにふさわしい、二〇二〇年代を象徴する一冊が出現したことを寿ぎたい―佐藤文香(栞より)
〈収録句より〉
まだパジャマ紫陽花が野菜みたいで
あなミントゼリーに毒を盛られたし
桃色の農薬が要る春の納屋
焼いた烏賊そうしていれば終わる日の
ブリトーと雲雀の季節切手買う
梅雨を祝う椅子の回転を使って
棗棗夏休みみたいに過ごす
ペリエ真水に戻りて偲ぶだれをだれが
穴熊は鼬の仲間眠りましょう
夜の梅水辺のように腰かける
お祈りをしたですホットウイスキー
忘れない冬の眼科の造形を
喉きゅっとしまるほど今行きたい橋
❖目次
1 食パン
2 微発泡
3 搬入・搬出
4 橋
あとがき
栞:ひとりぼっちの大人 佐藤文香
佐藤智子(さとう・ともこ)
1980年生まれ。2014年句作を始める。2017年『天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック』(佐藤文香編著 左右社)に入集。
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