
小佐野 彈『銀河一族』
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『銀河一族』は、『僕は失くした恋しか歌えない』でも話題の小佐野彈さんの第二歌集。
金色の渦のさなかに暮らしをり 小佐野家、または銀河一族
政商と呼ばれた、小佐野一族の物語。連作を通して、一族の歴史や葛藤、繁栄を描く大作。
「恵みの雨を浴びながら三十八年生きてなお、決して潤うことのない、灰色 のちいさな点。そのちいさな点から、この歌集に収めた歌たちがうまれたの かもしれない、と思う。」ーあとがきより
時代や国をまたにかけたスケールの大きな物語は、テレビ小説でも見ているかのような壮大さ、臨場感があります。
一族の歴史を赤裸々に語るという、スキャンダラスでありながらも、それだけには収まらない味わいや深みがあります。
嘘つきは父のはじまり「すぐ会へる、すぐ会ひに来る」春に去りしも
マーブルの光まばゆき煉獄にたったひとりのをみな、わが母
大正六年、山梨・勝沼にうまれた。
諦念を振り払いつつらんらんと野を駆けてのけ賢治少年
とにかく貧しかった。
貧しさは果てなきものかどこまでもひろがる葡萄畑のやうに
賢治に命じられた職位は、北海道・東北地区の責任者。
小岩から札幌・宮の森までは六○○キロの隷従の道
やがて、現在の話となり、第一歌集『メタリック』の舞台へと移るとおもうと感慨深いものもあります。
付き合って三年(ただしそのうちの半分が嘘)ごめん、ただいま
−−−
授かったのは、
華麗で複雑な生い立ちではない。 それを歌う力だ。
——俵万智(歌人)
政商と呼ばれた
一族に生まれた
葛藤と苦悩をうたう。
長歌を含む340首をおさめた
第二歌集!
最新刊『僕は失くした恋しか歌えない』(新潮社)同時刊行!
【歌集より】
金色の渦のさなかに暮らしをり 小佐野家、または銀河一族
ロッキード・佐川急便・リクルート 星のごとくにめぐりゆきしも
けんと君が好きと言へない春が来てちひさき窓に降る小糠雨
むらさきの性の芽生えはひつそりと僕から夏を奪つてゆきぬ
永遠に終はらない冬「俺たちはさういふ国で生きて来たのさ」
四六判ハードカバー/140頁
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