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笹井宏之『八月のフルート奏者』

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新鋭短歌シリーズ4
『八月のフルート奏者』
笹井宏之
監修:加藤治郎 東 直子
2013年8月発行

「佐賀新聞」に託した愛する世界
この世と、この世ならざる者との間で生じる思索を、言葉の音楽に変えていった青年の本心が、どの歌にもじっくりと座っている。
ー東 直子

佐賀新聞読者文芸欄2004年10月~2009年2月掲載の全歌と新たに発見された歌を含む395首を収録

【5首】
葉桜を愛でゆく母がほんのりと少女を生きるひとときがある
八月のフルート奏者きらきらと独り真昼の野を歩みをり
雨といふごくやはらかき弾丸がわが心象を貫きにけり
ひろゆき、と平仮名めきて呼ぶときの祖母の瞳のいつくしき黒
木の間より漏れくる光 祖父はさう、このやうに笑ふひとであつた

【著者プロフィール】
笹井宏之(ささい・ひろゆき)
1982年佐賀県生まれ。2004年に短歌を作りはじめる。
2005年、連作「数えてゆけば会えます」で第4回歌葉新人賞を受賞。2009年1月24日、26歳で永眠。
歌集に『ひとさらい』『てんとろり』『八月のフルート奏者』(すべて書肆侃侃房)、作品集に『えーえんとくちから』(ちくま文庫)がある。2019年の没後10年にあたり、笹井宏之賞が創設された。

発行所:書肆侃侃房

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