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神野紗希『もう泣かない電気毛布は裏切らない』

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俳句甲子園世代の旗手、待望の初エッセイ集

恋の代わりに一句を得たあのとき、私は俳句という蔦にからめとられた。

幼い息子の声、母乳の色、コンビニのおでん、蜜柑、家族、故郷……日常の会話や風景が、かけがえのない顔をして光り出す。

人は変わらないけど、季節は変わる。言われてみればそうかもしれない、と頷く。
定点としての私たちが、移ろいゆく季節に触れて、その接点に小さな感動が生まれる。過ぎ去る刻をなつかしみ、眼前の光景に驚き、訪れる未来を心待ちにする。
その心の揺れが、たとえば俳句のかたちをとって言葉になるとき、世界は素晴らしいと抱きしめたくなる。生きて、新しい何かが見たいと思う。(「あとがき」より)

【目次】
第一章 ここもまた誰かの故郷氷水――夏
第二章 檸檬切る記憶の輪郭はひかり――秋
第三章 負けてもいいよ私が蜜柑むいてあげる――冬
第四章 短めが好きマフラーも言の葉も――俳句
第五章 母乳ってたんぽぽの色雲は春――春

【著者プロフィール】
神野紗希
1983年愛媛県生まれ。お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了。俳人。NHK−BS「俳句王国」司会、Eテレ「俳句さく咲く!」選者などを務める。明治大学・聖心女子大学講師。

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