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【サイン本あり】三角みづ紀『週末のアルペジオ』

¥1,650 税込

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三角みづ紀さんの第九詩集『週末のアルペジオ』。

傘をひらいて
六月を避ける
ひとつひとつの音が
名前を 呼んでいる

湿った手紙を撫でて
なにごともなかったと
生活が営んでいる

六月「くちなし」ーより

身近で、生活に近いモチーフや営みが描かかれていますが、読み進めるごとに感性が一気に花開いて、暮らしているいつもの世界が鮮やかになる心地がします。朝日、公園、リビングに響く足音。あらゆる所に詩があるのだと気づかされました。
2年に渡り連載された詩が、呼応する二人の人物の視点で「五月」から時系列に収められています。近頃は、旅をしながら旅先で詩を書いていた三角さんですが、コロナ禍で遠出はされなくなったそう。その分、近い視点で描かれる数々が、じわりと身にしみます。

巻末の、谷川俊太郎さんとの対談も圧巻!
更に、心や身体を自由にしてくれるような大らかさと鋭い視点。更に解き放たれるような気持ちになりました。
(よ)

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中原中也賞・萩原朔太郎賞詩人 待望の第九詩集!
寄る辺なき時代を言葉で照らす

三角みづ紀の第九詩集『週末のアルペジオ』は、『Web新小説』で2年間連載された24篇の詩を収録しています。「ぼく」「わたし」の視点を交互に織りなし、「きみ」「あなた」の日々を、失ってしまった記憶が蘇るように描きだします。「午後三時」や「午前四時」をはじめ、呼応するふたつの物語は、ひとつの曲を奏でているようでもあり、その繊細な感情が見事に詩となっています。すべて一人の目線で描かれるため、短い物語としても読め、しばらく詩から離れていたという方にも、親しみやすい一冊です。本文:112ページ/詩24編+写真13点+特別対談(谷川俊太郎)+あとがき

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