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服部真里子『遠くの敵や硝子を』

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服部真里子さん『遠くの敵や硝子を』。あとがきで、「勇気の人でありたい」と語る服部さん。間村俊一さんによる、ダダイズム風の表紙にも強さを感じます。(よ)

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夜をください そうでなければ永遠に冷たい洗濯物をください

短歌はわたしではなく世界を震わせるのか。
この歌集を読んで、初めてそう思った。
世界が震え、震える世界の中にいるわたしが共鳴する。
そうか、そうだったんだ。
――金原瑞人

【五首選】
わたくしが復讐と呼ぶきらめきが通り雨くぐり抜けて翡翠(かわせみ)
灯のもとにひらく昼顔おなじ歌を恍惚としてまた繰りかえす
水仙と盗聴、わたしが傾くとわたしを巡るわずかなる水
つばさの端のかすめるような口づけが冬の私を名づけて去った
神を信じずましてあなたを信じずにいくらでも雪を殺せる右手

【著者プロフィール】
服部真里子(はっとり・まりこ)
一九八七年横浜生まれ。早稲田短歌会、同人誌「町」の結成と解散を経て、未来短歌会に所属。第二十四回歌壇賞受賞。第一歌集『行け広野へと』(二〇一四年、本阿弥書店)にて、第二十一回日本歌人クラブ新人賞、第五十九回現代歌人協会賞。

(出版社:書肆侃侃房)

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