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安田純生『蛙声抄』

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解説 門脇篤史

歌壇における文語の第一人者たる著者が39歳の時、
口語短歌の激流に抗うように上梓した第一歌集。

投げうたれ砕けむさまを思ひつつ古道具屋に購ふ青磁
昼顔の花のかたへに瑠璃いろの翅とぢがたき死際の蝶
団子虫ゆびを触るれば背をまろむ はかなきわざに過す夕ぐれ
たはむれに殺めし蛙も共に鳴き寝ねがたき夜の耳をうしはく

(現代短歌社・第一歌集文庫)

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