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盛田志保子『木曜日』

¥1,540 税込

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現代短歌の重要な歌集を復刊、新装版として刊行する、
書肆侃侃房の〈現代短歌クラシックス〉シリーズ。

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2003年刊行の第一歌集を新装版として復刊。
未発表を含む「卓上カレンダー」(36首)を追加収録。

【歌集より】
口に投げ込めばほどけるすばらしきお菓子のような疑問がのこる
雨だから迎えに来てって言ったのに傘も差さず裸足で来やがって
きみが身に纏いしものはなにもかもこの世のものなり 北風の勝ち
ひらがなはたぐいまれなる 空中にぽっかり浮いて静止する言語
春の日のななめ懸垂ここからはひとりでいけと顔に降る花
しみこんでくる夕闇の明るさよ田舎とは透明ということ

【著者プロフィール】
盛田志保子(もりた・しほこ)
1977年岩手県生まれ。2000年、『短歌研究』が行なった短歌コンクール「うたう」において、「風の庭」50首で作品賞を受賞。2003年、第一歌集『木曜日』(BookPark)刊行。2005年、随想集『五月金曜日』(晶文社)刊行。未来短歌会所属。

(出版社:書肆侃侃房)

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