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うた新聞(2025年1月-)
¥400
うた新聞 2025年1月号〜 ↓バックナンバーの詳しい内容は、いりの舎さんのページをご覧ください! https://irinosha.com/uta-shimbun/ ーーー うた新聞2025年1月号 <特集> 巳年アンケート 私の好きな歌集・とっておきの一冊 ーーー うた新聞2025年2月号 <特集>私のまちの冬をうたう~新作7首+エッセイ~ ーーー うた新聞2025年3月号 <特集>能登、東日本、阪神―その月日といまの思い ーーー うた新聞2025年4月号 <特集>うた新聞13周年記念特集 春の競詠作品7首・エッセイ ~私にとっての<春>という季節~ ーーー うた新聞2025年5月号 <特集>私の住まいの中で好きな<場所>を詠う~3首+エッセイ~ ーーー うた新聞2025年6月号 <特集>戦後80年・沖縄から今の思いを詠う 大辻隆弘『短歌の「てにをは」を読む』を読む ーーー うた新聞2025年7月号 <特集>農の現在、今の思いを詠う 近年刊行のオススメの歌集 ーーー うた新聞2025年8月号 <特集>戦後80年・戦時の体験、世界と日本の現在を想う (いりの舎)
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『まいだーん』
¥800
三井修が発行人を務める、短歌同人誌『まいだーん』。 アラビア語で「広場」を意味する本誌に集うのは、現代歌壇でも活躍する実力ある面々。 約40ページとコンパクトながら、読み応えのある内容です。
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【通常本予約】山田航『さよならバグ・チルドレン』(現代短歌クラシックス)
¥1,540
現代短歌クラシックス13 山田航『さよならバグ・チルドレン』 通常本の予約ページです。 発送は8月末を予定しています。 −−− 現代短歌クラシックス13 たぶん親の収入超せない僕たちがペットボトルを補充してゆく 現代歌人協会賞を受賞した山田航の第一歌集を新装版で復刊! 【収録歌より】 靴紐を結ぶべく身を屈めれば全ての場所がスタートライン ありつたけの奇跡集めて春の野にぶちまけたらやつと笑つてくれた カントリーマァムが入室料になる美術部室のぬるめのひざし 張りつめる水平線は彼方から彼方へつながれる糸電話 りすんみい 齧りついたきりそのままの青林檎まだきらきらの歯型 【著者プロフィール】 山田航(やまだ・わたる) 1983年札幌生まれ。札幌在住。歌集に『さよならバグ・チルドレン』『水に沈む羊』『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』。編著に『桜前線開架宣言』、エッセイに『ことばおてだまジャグリング』。 (書肆侃侃房)
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【サイン本予約】山田航『さよならバグ・チルドレン』(現代短歌クラシックス)
¥1,540
予約商品
現代短歌クラシックス13 山田航『さよならバグ・チルドレン』 サイン本の予約ページです。 発送は9月中旬を予定しています。 (通常本の発売から2-3週間後になる見込みです) −−− 現代短歌クラシックス13 たぶん親の収入超せない僕たちがペットボトルを補充してゆく 現代歌人協会賞を受賞した山田航の第一歌集を新装版で復刊! 【収録歌より】 靴紐を結ぶべく身を屈めれば全ての場所がスタートライン ありつたけの奇跡集めて春の野にぶちまけたらやつと笑つてくれた カントリーマァムが入室料になる美術部室のぬるめのひざし 張りつめる水平線は彼方から彼方へつながれる糸電話 りすんみい 齧りついたきりそのままの青林檎まだきらきらの歯型 【著者プロフィール】 山田航(やまだ・わたる) 1983年札幌生まれ。札幌在住。歌集に『さよならバグ・チルドレン』『水に沈む羊』『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』。編著に『桜前線開架宣言』、エッセイに『ことばおてだまジャグリング』。 (書肆侃侃房)
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羽根と根 4〜9、11号、13号
¥500
8号、入荷しました! 牛尾今日子さんの評論「演出家の顔」。短歌の私性について、これまでの論を踏まえ、真っ正面から、かなりロジカルに展開されています。熱い…! 佐々木朔さんの連作「まちあるき(全国版)」では、草津、佐渡、なんと宗谷岬まで詠んでいます!
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短歌同人誌『西瓜』
¥500
岩尾 淳子、嶋田さくらこ、江戸雪が発起人となり、関西を中心に14人のメンバーが集結し創刊された短歌同人誌『西瓜』。 〈メンバー〉岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜。
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ミロコマチコ『島まみれ帳』
¥1,870
--- 絵本作家で画家のミロコマチコが、奄美大島にとっぷりつかった濃厚な時間と、愛猫との暮らしをエッセイ・イラスト・写真で綴った、読みごたえたっぷりの一冊。 4ひきのねこたちとの奄美大島への移住、家づくりや巨大台風、夜中までつづく島のお祭り、島の子どもたちとのワークショップ、メキシコでの展覧会など...ブロンズ新社のWEB連載「ミロコあたり」が書籍になりました。 34篇の「イラスト&エッセイ」と、描き下ろしイラストと53点の写真を収録。 (ブロンズ新社)
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かばん(2024年-2025年)※6.12月号以外
¥500
短歌同人誌「かばん」バックナンバー取り揃えております。 各号の詳しい内容は、かばん公式ブログにて↓ http://kaban-tanka.seesaa.net/category/4905725-1.html ーー かばん2024年1月号! 新春題詠「紅」 ☆今月の歌 小野とし也 小野田光 ☆今月の一冊 森山緋紗 ☆リレーエッセイ 有田里絵 ☆前号評 久保茂樹 小林寧緒 ーー かばん2024年2月号! 特別作品 壬生キヨム 茂泉朋子 ーー かばん2024年3月号! ☆今月の一冊 土居文恵 ☆リレーエッセイ 木村友 ☆前号評 斎藤見咲子 小野田光 西塔史 ーー かばん2024年4月号! 特別作品 松本遊 松澤もる 前田宏 本多忠義 ☆かばんゲストルーム 藤宮若菜 ☆今月の一冊 白糸雅樹 ☆今月の歌 久間木志瀬 ☆前月号評 千葉弓子@ちば湯 坂井亮 佐藤元紀 ☆自由投稿 小鳥遊さえ ☆新人賞へのアプローチ 森山緋紗 小川まこと 岩倉曰 土居文恵 折田日々希 木村友 ーー かばん2024年5月号! 特別作品 本田葵 藤本玲未 藤野富士子 ーー かばん2024年7月号! 特別作品 雛河麦 萩原璋子 藤田亜未 ーー かばん2024年8月号! 特別作品 野川忍 乗倉寿明 ーー かばん2024年9月号! 特別作品 とみいえひろこ 遠野瑞香 ーー かばん2024年10月号! 特別作品 辻井竜一 土居文恵 土井みほ 土井礼一郎 ーー かばん2024年11月号! 特別作品 千葉弓子@ちば湯 千春 千田チタン ゲストルーム 井口可奈 今月の歌 嶋江永うみ 今月の一冊 壬生キヨム 前月号評 田中真司 蛙鳴 高柳蕗子 Zoom読書会レポート とみいえひろこ ーー かばん2025年1月号! 新春題詠「袋」 今月の歌 深海泰史 リレーエッセイ 沢茱萸 前号評 藤田亜未 千田チタン 今月の一冊 佐藤弓生 Discordレポート 土居文恵 自由投稿 佐々木遥 Zoom読書会レポート とみいえひろこ 現代歌人集会賞授賞式レポート 有田里絵 ーー かばん2025年2月号! 特別作品 田中有芽子 田中真司 田村ひよ路 かばんゲストルーム 福山ろか 今月の一冊 松澤もる 今月の歌 ソウシ 前号評 みおうたかふみ 千葉弓子@ちば湯 リレーエッセイ 本多忠義 Zoom読書会レポート とみいえひろこ Discordレポート 夏山栞 ーー かばん2025年3月号! 特別作品 小鳥遊さえ 高村七子 高柳蕗子 瀧川蠍 ゲストルーム 吉岡優里 今月の歌 小鳥遊さえ 高村七子 今月の一冊 屋上エデン 前号評 雛河麦 土井礼一郎 土井みほ Zoom読書会レポート とみいえひろこ Discordレポート 土居文恵 リレーエッセイ 藤本玲未 クリスマス会レポート 坂井亮 ーー かばん2025年4月号! 特別作品 白糸雅樹 深海泰史 杉山モナミ ソウシ 新人賞へのアプローチ ーー かばん2025年5月号! 特別作品:shigan、嶋江永うみ、嶋田恵一 今月の一冊:坂井亮 今月の歌:田中真司 前号評:深海泰史 リレーエッセイ:伊波真人 かばんのすきま:折田日々希 睦月都さん第25回現代短歌新人賞表彰式レポート ーー かばん2025年7月号! 特別作品:佐藤弓生、沢茱萸
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現代短歌(2024.1〜)
¥1,100
ーー 現代短歌2024/1 no.100 第10回佐藤佐太郎短歌賞&第11回現代短歌社賞 発表号! ※井口可奈さん受賞号! ーー 現代短歌2024/3 no.101 巻頭作品50首「秋から冬へ」 俵万智 特集「新人類は今」 ーー 現代短歌2024/5 no.102 巻頭作品50首 「詩人は短歌をつくらないでください」 瀬戸夏子 特集「Anthology of 40 Tanka Poets selected & mixed by Haruka INUI」 ーー 現代短歌2024/7 no.103 特集「GAZA」 ーー 現代短歌2024/9 no.104 特集「アララギ新世紀」 ーー 現代短歌2024/11 no.105 特集「第5回BR賞 発表」 ーー 現代短歌2025/1 no.106 第11回佐藤佐太郎短歌賞&第12回現代短歌社賞 発表号! ーー 現代短歌 no.107 特集「BL」 ーー 現代短歌 no.108 特集「山崎方代 ドリル50題」 ーー 現代短歌 no.109 特集「タイムスリップ194×」 ーー 現代短歌 no.110 特集「塚本邦雄的生活」
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【サイン入り】脇川飛鳥『ラストイヤー』
¥1,650
--- ドーナツは穴があいてるものですしあなたがいればうれしいですし 〈平易なようでときどき、どうにでもなれ、というような勢いのよさが発生するのがすごい魅力の作風〉 ──pha(蟹ブックス・書店員)2024/6/15Xより 〈ずっと大ファンです。〉 ──枡野浩一(『かんたん短歌の作り方』著者) 2024年4月17日に発行され、早々に完売した「私家版」を、デザインや感触そのままに短歌研究社版として刊行! 人間は別れて生きてゆくのです それではルールを説明します ふたりでただビールを飲んで脳みそがあったかかったあれはよかった 装画=水沢そら(『ちゃっくん』より) 装幀=ほんだことこ(MARLC) 【著者プロフィール】 脇川飛鳥(わきがわ・あすか) 1979年、長崎生まれ。枡野浩一『かんたん短歌の作り方』(筑摩書房、2000年)に50首の作品集「気がする私」を掲載。『テノヒラタンカ』(太田出版、2002年)に参加。以降の短歌を本書に収録しました。 (短歌研究社)
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高山れおな『百題稽古』
¥3,300
--- 「高山れおなは、言葉に対する超絶技巧の持ち主である。技量を十全に駆使して、俳句という詩形に真向かっている。その稽古を見られることは短歌、俳句にたずさわる者としては、きわめて興味深く得難い体験だ」(藤原龍一郎) 「この試みは、ルール不在のなんでもありに堕している歌人にはそもそも挑むことさえできないものだ。はじめて俳人を羨ましいと感じたかもしれない。どうしようもない酔狂に挑んでこその詩歌であると思うからだ」(瀬戸夏子) 堀河百首をはじめ和歌にその題をもとめ、題詠300句に挑んだ異色の第五句集。 命とは白シャツに透く君なりき 金地戦闘美少女図襖とはこれか 茉莉花を嗅いで死ぬまで人の妻 海女の笛感幻楽にありやなし 我が孤火も霜夜は遊べ狐火と (現代短歌社)
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松村正直『について』
¥2,200
--- 連作をまとめたⅠ部、小題なく200首を羅列するⅡ部。歌集という制度に、静かに叛旗をひるがえす第6歌集。 餃子焼くひとはひたすら餃子焼き焼かないときは餃子を包む (現代短歌社)
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江田浩司『艸影集』
¥2,970
--- 韻律の魔力が著者を導くべくしてこの境地に導いた。亡き歌人たちへの思慕を深め、魂を鎮めんとする第11歌集。 わが生の幻としてこの地なる艸(さう)影(えい)にあれ智恵子と隆 (現代短歌社)
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向坂くじら『とても小さな理解のための』
¥2,200
--- 名著、復活。 向坂くじらデビュー詩集、増補・新装版。 日々の息苦しさからの解放。 ここに綴られた詩は、あらゆる事象の境界を 溶かし、生まれたての眼で世界を見せてくれる。 又吉直樹(お笑い芸人) 幼さを内包しながら、少女は溶ける。 羽化した大人の身体。虫の眼で見つめる世界。 日常の美しさと痛みを描き出す、透明な言葉たち。 今日マチ子(漫画家) 「幸福な人間に詩は書けない」とある詩人は言ったが、わたしはそれを信じない。くじらさんは手を伸ばす。いま匂いや重みをもつきみ、おまえ、あなたへと。あなたの向こうの窓やその先へと。その道すがら、出会う誰かと互いに呼吸を渡し合って、生きて詩を書きつづける彼女のことを、わたしは誰よりも信じている。 堀静香(歌人、エッセイスト) (百万年書房)
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谷川 俊太郎『今日は昨日のつづき どこからか言葉が』
¥1,760
--- ひとが旅立つ寂しさ、いま生きているいのち、言葉にできずにただ思っていたこと……日々の生活から浮かんできたことばたち。 朝日新聞の連載「どこからか言葉が」をまとめた、谷川俊太郎がさいごに遺した「感謝」を含む47篇の詩。
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石垣りん『ユーモアの鎖国』
¥748
--- 戦争中には、戦死にまつわる多くの「美談」がつくられた。ある日、焼跡で死んだ男の話を耳にした。その死に「いのちがけのこっけいさ」を感じた時、数々の「美談」に影がさすのを覚えた。そして自分の内の「ユーモアの鎖国」が解け始めたのだ。戦中から今日までに出会った大小の出来事の意味を読みとり、時代と人間のかかわりを骨太にとらえた、エピソードでつづる自分史。 【著者プロフィール】 石垣りん ( いしがき・りん ) 1920年、東京生まれ。詩人。2004年没。高等小学校時代から詩作を始め、少女雑誌に投稿。卒業後、14歳で日本興業銀行に就職し、25歳の時に敗戦を迎えた。1938年、同人誌「断層」創刊。福田正夫に師事する。1959年、第一詩集『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』刊行。1969年に第二詩集『表札など』でH氏賞、1972年に『石垣りん詩集』で田村俊子賞、1979年に『略歴』で地球賞をそれぞれ受賞。エッセイに『ユーモアの鎖国』『焔に手をかざして』『夜の太鼓』などがある。 (筑摩書房)
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岡本雄矢『僕の悲しみで君は跳んでくれ』
¥1,650
”トホホ短歌”の芸人・岡本雄矢さん、初の小説です! --- 18歳の時に “あいつ”が放った光を、もう一度見たい。「その一瞬」のために始まった青春の延長戦は、あまりにも――。 読んだら、誰かを“応援”したくなる!全ての人の感動スイッチを押す、胸アツ青春小説。 私たちは今、壮平君が歌った未来にいる――。 札幌で高校時代を過ごした仲間たちには、共通した「忘れられない瞬間」がある。学校祭の中庭のステージで見た、瀬川壮平の姿だ。 当時の仲間たちが同窓会と称して集まっていたある日、母校の中庭が無くなるというニュースが。 もう一度、あの場所で壮平を見たい! しかし、東京でプロの活動を始めた壮平のステージは果たして実現するのか? 10代を共に過ごした仲間と、もう一度青春することはできるのか? 掴めそうで手放してしまった「欲しかった未来」に、もう一度手を伸ばしてもいいのか? 大人になってなんとなく流されていく日々に、「あのとき感じた希望の感触」が蘇る! ~~31文字の制限中で「その瞬間」を短歌というドラマにしてきた著者が、ついに挑んだ、渾身の長編小説。 (幻冬社)
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『本なら売るほど 2』児島 青
¥836
--- 本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ。 街の小さな古本屋「十月堂」にて。ある日店主は、初めて店を訪れた客にこう問われた。 「読まなきゃ死ねないってぐらい、面白い本を教えて下さい」 ”オススメの本”――それは、すべての本好きが対峙する永遠の未解決問題! 十月堂のチョイス、そしてお客さんの真意とは? 古本屋「十月堂」を舞台に、さまざまな愛書家たちの人生の機微を描く短編連作シリーズ。 第1巻が発売するやいなや話題を席捲した作品が、待望の第2巻発売です。 (KADOKAWA)
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『本なら売るほど 1』児島 青
¥792
--- ここは、本と人とがもう一度出会い直す場所。 ひっつめ髪の気だるげな青年が営む古本屋「十月堂」。 店主の人柄と素敵な品ぞろえに惹かれて、今日もいろんなお客が訪れる。 本好きの常連さん、背伸びしたい年頃の女子高生、 不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た未亡人。 ふと手にした一冊の本が、思わぬ縁をつないでいく――。 本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ贈る、珠玉のヒューマンドラマ! 漫画誌「ハルタ」連載時から大きな反響を呼んだ話題作が、待望のコミックス1巻発売です。 (KADOKAWA)
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『やなせたかし詩集 てのひらを太陽に』
¥990
--- たったひとりで生れきて/たったひとりで死んでいく/人間なんてさみしいね……「てのひらを太陽に」「アンパンマンのマーチ」他、抒情詩人やなせたかしの代表作を収める。 (河出書房新社)
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生湯葉シホ『音を立ててゆで卵を割れなかった』
¥1,870
--- 気弱で、繊細で、もがいていた。 「食べられなかったもの」で振り返るエッセイ集 様々なウェブ媒体を中心にライティング、取材で実績のある⽣湯葉シホさん。幼少期から20代までにかけて不安でたまらなかった自己の内面を「⾷べられなかったもの」の記憶とともにふり返る、初の単著となるエッセイ集。繊細な心の機微を捉え、共感を呼ぶ30篇です。 ◆尾崎世界観さん、岡本真帆さん絶賛!! 生湯葉さんが書くものから伝わってくる覚悟を、怒りを、畏れを、疑いを、諦めを、照れを、潔癖さを、ぜんぶ積み上げて、神棚にして拝みたいくらい、どうしようもなく信じている。 尾崎世界観(ミュージシャン・作家) 怯えているけどやさしくて、すべてのものをよく見ている。 生湯葉シホさんは、私が心から信頼し、憧れている書き手です。 岡本真帆(歌人・作家) 【編集者のおすすめポイント】 ウェブに寄稿するエッセイや小説、取材記事に定評のある生湯葉シホさんの初の著書。自身を気弱で常にまわりをおろおろと窺っている、けれど執念深いと形容する生湯葉さんが、個人的な「記憶」と「食べ物」を絡めて30篇のエッセイに仕立てます。当時の状況と心の動きを読み手に想像させる鋭い観察眼を持ち、篇ごとのテーマに沿って文体を作るのは連載や取材で鍛えた筆致力があるからこそ。「繊細さん」という⾔葉があるように、自分は⼈の目を気にしすぎているのかと悩んだことがある読者はいるはず。読み手の気持ちと記憶を受容できる内容です。 【著者略歴】 生湯葉シホ(なまゆば しほ) 東京在住。フリーランスのライターとして、Web・雑誌を中心にエッセイや取材記事を寄稿している。読売新聞のWebメディア「大手小町」にてエッセイを連載中。趣味はライブに行くことと香水を集めること。生湯葉のほかには豚汁が好き。最近、吹き矢教室に通おうか悩んでいる。 X:@chiffon_06 (アノニマ・スタジオ)
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『GOAT Summer 2025』
¥510
SOLD OUT
--- 5万部!驚異の部数を記録した文芸誌第2号 5万部という驚異の売り上げを記録した新文芸誌、第2号! 特集 悪 小説 朝井リョウ 小川 哲 一穂ミチ 市川沙央 木爾チレン カツセマサヒコ モモコグミカンパニー 梨 染井為人 芦沢 央 逸木 裕 冲方 丁 市街地ギャオ 上村裕香 小原 晩 鼎談 「ナチスの奥底に現代を見た。」 佐藤 究×マライ・メントライン×神島大輔 エッセイ 武田砂鉄 三浦透子 山口未桜 私のGOAT本 岩谷翔吾 宇田川拓也 齋藤明里 中村文則 古屋兎丸 宮田愛萌 小説 坂崎かおる 野崎まど 酒寄希望 第2回GOAT×monogatary.com 文学賞 受賞作発表 選考委員長 加藤シゲアキ 最終選考会レポート インタビュー 加藤シゲアキ 対談 『謎解きはディナーのあとで』TVアニメ化記念対談 花澤香菜・梶 裕貴×東川篤哉 藤ヶ谷太輔×けんご 詩 小笠原鳥類 柴田聡子 橘 上 田中さとみ 山田亮太 評/豊崎由美 特集 旅 京都 創作 浅倉秋成 麻布競馬場 上坂あゆ美 鈴木ジェロニモ 千早 茜 方丈貴恵 エッセイ 古谷田奈月 佐原ひかり 手紙 junaida ゆっきゅん (小学館)
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向坂くじら『アイムホーム』
¥2,200
--- 一冊の窓から強風が入る。 “ただいま”と帰ってきやがった孤独も まっとうに味わう恵みの讃歌。 杉咲花(俳優) 家、部屋、身体、生活ーー詩人・向坂くじら、最新作品集。 おまえに会うとうれしくなるのは わたしのなかの他のおんなが喜ぶのだ たぶん テレビかなにかで見かけた 【著者略歴】 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人。2022年埼玉県桶川市に「国語教室ことぱ舎」を設立し、小学生から高校生までを対象とした国語の指導を行う。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」でアーティストとしても活動。著書に詩集『とても小さな理解のための』(百万年書房)小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)エッセイ集『ことぱの観察』(NHK出版)『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、共著に『群れから逸れて生きるための自学自習法』(明石書店)など。1994年名古屋生まれ。慶應義塾大学文学部卒。 (百万年書房)
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馬場めぐみ『無数を振り切っていけ』
¥2,420
--- 身を投げる無数の窓を振り切って生き延びて今晴れた公園 短歌研究新人賞受賞から13年を経て、待望の第一歌集。321首を収録。 窓によぎるいくつもの憧れを振り切って、ここまで来たんだな、あなたは。 お互いそうやって生き延びてきた。 ――山中千瀬 剝き出しの迫力に惹かれ、魂の熱量に感嘆した。 「生き延びて今」は晴天に掲げられたトロフィーだ。 ――栗木京子 無力さの中の凄まじい輝き。 〈私〉の前に広がる膨大な未来からの圧が、今ここを永遠に接続しているようだ。 ――穂村 弘 【収録歌より】 歯ブラシで排水口をひたすらにこする時の目でなにもかもを見る 浴槽は海に繋がっていません だけどいちばん夜明けに近い あなただけ方舟に乗せられたなら何度も何度も手を振るからね 二十二で死なずに今日も金星はおもちゃのごとく可愛いひかり 思春期に正しい終わらせ方はないけれどもう壊れたくならないな 【著者について】 1987年生まれ、北海道出身。 筑波大学人文学類在学中に短歌を始める。 2011年「見つけだしたい」で第54回短歌研究新人賞受賞。 結婚後、愛知県、タイ・バンコクで暮らしたのち、現在滋賀県在住。 (短歌研究社)
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【2025年モデル】さよならバグ・チルドレン(Tanka T-shirt)
¥2,500
歌人・山田航さんの第一歌集「さよならバグ・チルドレン」の題字Tシャツ。 2025年新作モデルです。(過去のTシャツと比べてロゴが大きくなりました) さわやかな色合いとロゴ、ぜひおしゃれに着こなしてください。 ※シルクスクリーンで手刷りしているため、一点一点仕上がりが異なります。 また、印刷にかすれなどがございます。味としてご理解下さい! <生地について> 綿100% やわらかく着心地のよい素材です。 洗濯しても首回りが伸びにくいのが特徴です。 <サイズ(cm)> S 身丈65 身幅49 肩幅42 袖丈19 M 身丈69 身幅52 肩幅46 袖丈20 L 身丈73 身幅55 肩幅50 袖丈22
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【旧モデル】さよならバグ・チルドレン(Tanka T-shirt)
¥2,000
20%OFF
20%OFF
※旧モデルにつき、サイズに限りがあるため値下げしています。 --- 歌人・山田航さんの第一歌集「さよならバグ・チルドレン」の題字Tシャツ。 さわやかな色合いとロゴ、ぜひおしゃれに着こなしてください。 ※シルクスクリーンで手刷りしているため、1点ずつ仕上がりが少し異なります。 <生地について> 綿100% やわらかく着心地のよい素材です。 洗濯しても首回りが伸びにくいのが特徴です。 <サイズ(cm)> 150 着丈59 身幅43 肩幅38 袖丈17 160 着丈62 身幅46 肩幅40 袖丈18
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村上きわみ『とてもしずかな心臓ふたつ』
¥2,530
--- なつかしい未来 あなたともう一度にくんだりあいしあったりしたい 短歌ブーム前夜の2000年代初頭、インターネット上に彗星のように現れた歌人・村上きわみ。歌集未収録作品をあらたに編集した『とてもしずかな心臓ふたつ』、絶版歌集『fish』『キマイラ』を一冊にまとめた決定版。 別冊栞 村上きわみ一首評:穂村弘・田中槐・枡野浩一・岡野大嗣・平岡直子 【収録短歌より】 次に来る波をむかえにゆきなさい尾を高くしてわたしのけもの なつかしい未来 あなたともう一度にくんだりあいしあったりしたい そうでした 最後に見せてくれたのはこの世のへりをつかむ足指 心臓をまもって歩くけものたち(夏のいのちはいたみやすいね) 靴紐をきつく結んだ 好きでいることを謝りたいひとがいる 白湯で溶く蜜のぬめりのどんなにかくるしいだろう ふゆがはじまる 水の襞ひどく乱して白鳥は今いっしんに飛び立つところ 欲望、おまえが口にするときの奇妙な涼しさを信じよう 灯台の胴に巻きつく海風の、そうだね、すべてくつがえしたい こちらからあちらの岸へ にくたいはすずしい舟とあなたは言った よいつらら育つ真冬をありがとう ひどいことたくさんありがとう 魚の声鳥のことばでかわしあう約束ならば未来のために 【著者プロフィール】 村上きわみ (ムラカミ・キワミ) 1961年生まれ、北海道出身。北限短歌会、ラエティティアを経て、2011年、短歌結社「未来」入会。2012年、未来年間賞受賞。歌集に『fish』『キマイラ』。2023年逝去。 (左右社)
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長田弘『世界は一冊の本』
¥880
--- 詩人・長田弘がのこした祈りと鎮魂の傑作詩集。 「人生という本を、人は胸に抱いている。」――没後10年。詩人・長田弘がのこした祈りと鎮魂の傑作詩集、待望の文庫化。 本を読もう。もっともっと本を読もう。世界という名の一冊の本を。「書かれた文字だけが本ではない。日の光り、星の瞬き、鳥の声、川の音だって、本なのだ」本を読みながら、私たちはあまりに多くの人と、言葉と、景色と出会い、別れていく。友の魂へ、母の魂へ、あるいは遠く離れた異国の魂へ。詩人がのこした祈りのための、そして人生を読み解くための傑作詩集。 解説 岡崎武志 (筑摩書房)
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『ユニヴァースのこども 性と生のあいだ』シリーズ「あいだで考える」
¥1,870
--- 10代以上すべての人のための人文書のシリーズ 「あいだで考える」 正解のない問いを考え、多様な他者と生きる。 --- 『ユニヴァースのこども 性と生のあいだ』中井 敦子 / 森岡 素直 敦子さんと素直さんは、互いを大切なパートナーとして、敦子さんが出産した満生ちゃんと3人で暮らしている。素直さんの性は女性/男性のどちらにもとどまらず、3人の関係は〈母親/父親/こども〉の枠に収まらない。性のあり方、関係性のあり方を枠にはめず、名前をつけず、ゆらぎ変化していく全体として日々の生を生きようとしてきた2人が、出会いの頃から満生ちゃんの誕生、現在の暮らしまでの出来事と思いを語った「声のおたより」の記録。(装画:ひうち棚) [著]中井 敦子(ナカイ アツコ) 中井敦子(なかい・あつこ) 1982年京都府生まれ。そのひと自身から生まれる表現とことばに興味をもち、こどもアトリエ(薬師山美術研究所)を営む。本の装画・挿画家でもあり、主な仕事に『能力で人を分けなくなる日』(最首悟著、創元社)、『海女たち』(ホ・ヨンソン著、姜信子、趙倫子訳、新泉社)、雑誌『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』(ジャパンマシニスト社)など。アレクサンダー・テクニークの教師としても活動している。 [著]森岡 素直(モリオカ モトナオ) 森岡素直(もりおか・もとなお) 1981年大阪府生まれ。3年間のひきこもり生活を経て、生きることとジェンダー、セクシュアリティの関係を大学などで探究。高齢者介護施設で働いたのち、現在は中井敦子とともにこどもアトリエの活動に専念。「ちいさな自由図書館灯トモス」の活動も行う。 (創元社)
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永井玲衣『さみしくてごめん』
¥1,760
--- ロングセラー『水中の哲学者たち』で颯爽とデビューした在野の若手哲学者・永井玲衣の最新エッセイ。世界の奥行きを確かめる。 「わたしはいつまでも驚いていたい。こわがっていたい。絶望して、希望を持ちたい。この世界から遊離せずに、それをしつづけたい。世界にはまだまだ奥行きがあるのだから。」 哲学は心細い。さみしい。だがわたしは、さみしいからこそ哲学をしているような気がする。生まれてきたことがさみしい。わからないことがさみしい。問いをもつことがさみしい。問いと共に生きることがさみしい。(本文より) ことばが馬鹿にされ、ことばが無視され、ことばが届かないと思わされているこの世界で、それでもことばを書く理由は何だろう。わたしの日記は、戦争がはじまって終わっている。あの瞬間から、日記は戦時中のものとなった。 だが、ほんとうにそうなのだろうか。戦争はずっとあったし、いまもある。わたしが絶望したあの戦争は、いまもつづいている。だからあの日記はすでに戦時中のものだったし、この本も、やはり戦時中のものである。 とはいえ、わたしたちの生活に先立って、戦争があるわけではない。生活の中に戦争が入り込むのだ。どうしたって消すことのできない、無数の生の断片があるのだ。たとえ「対話」ができず、あなたのことばを直接きくことができなかったとしても、決して「ない」のではない。(「あとがき」より) (大和書房)
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雑誌『スピン/spin』各号
¥330
※送料の関係で、一回の購入数を4冊までとさせていただきます。 5冊以上ご希望の方は複数回に分けてのご購入をお願いいたします。 2022年9月、河出書房新社より新雑誌『スピン/spin』が創刊! この時代に文芸誌(でいいのかな?)が創刊されるとは。しかもこのメンバーでこの価格! 手に取らない手はないのでは! 年4回、3月、6月、9月、12月の下旬発売の季刊誌(16号限定)です。 --- 河出書房新社創業140周年のカウントダウン企画として贈る新雑誌。「日常に読書の栞(しおり)を」をコンセプトに贈るジャンルを超えた書き手との出会いをぜひ、お楽しみください!
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がたんごとんオリジナル 短歌Tシャツ (Tanka T-shirt)
¥2,500
短歌の基本となる"31音節"をモチーフにデザインしたTシャツです。 2025年リニューアル版。 ※ヘイジーイエローの線部分のインクにはラメを使用しています。洗濯の際は、裏返してネットに入れて洗っていただくとラメが長持ちします。 ※シルクスクリーンで手刷りしているため、1点ずつ仕上がりが少し異なります。 <生地について> 綿 100% 「よれない・透けない・長持ちする」といった三拍子がそろった上質な一枚。丈夫な首もとを実現するため、首まわりの縫製に「ダブルステッチ」を採用。長年愛用いただいてもきちんとした首まわりを保ちます。 <サイズ(cm)> S 身丈65 身幅49 肩幅42 袖丈19 M 身丈69 身幅52 肩幅46 袖丈20 L 身丈73 身幅55 肩幅50 袖丈22
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中前結花『ドロップぽろぽろ』
¥1,430
--- 初の単著『好きよ、トウモロコシ。』以来の書籍化。 初の私家版エッセイ集です。 過去の作品に大胆に加筆し仕上げたもの5編と、書き下ろし6編を収録。 「ぽろぽろこぼした涙の記憶」をテーマにしていますが、 ちっとも悲しい本ではありません。 大真面目だけど、ちょっとおかしく、ちょっと切ない。 大人のあなたにこそ読んでほしい1冊です。 【著者プロフィール】 中前結花(なかまえ ゆか) 兵庫県生まれ。エッセイスト・ライター。2010年に上京。会社員を経て独立し、現在は多数のWebメディアで執筆中。2023年、初の単著『好きよ、トウモロコシ。』(hayaoki books)を刊行。目標は、強くてやさしい文章を書くこと。
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かばん(2019年-)※6月.12月号のみ
¥600
短歌同人誌「かばん」バックナンバー! 年2回(6.12月)の特集号の商品ページです。 ーー かばん2019年6月号は特集も多く少し厚めです。ゲストルーム吉岡太朗さん。特集は小野田光さん『蝶は地下鉄をぬけて』、鈴木智子さん『砂漠の庭師』、壬生キヨムさん『作中人物月へ行く』など!トーク+作品や相互評など、トリッキーな試みに溢れています。 ーー かばん2022年12月号! 128ページの大ボリューム!!表紙の「ゆず」に和みます。 ○2大特集 ・岩倉曰『harako』 ・ネット短歌の歩き方 ○リレーエッセイ 坂井亮 ○今月の一冊 佐藤弓生 ○今月の歌 あまねそう 蛙鳴 ○十月号評 水庭真美 石川湧太 ーー かばん2023年6月号! 特集 ○かばん新人特集号 ○短歌とネットプリント ☆今月の歌 伊藤汰玖 ☆今月の一冊 土井みほ ☆リレーエッセイ 藤本玲未 ☆四月号評 小川ちとせ 大黒千加 ーー かばん2024年6月号! 特集 睦月都『Dance with the invisibles』 岡田美幸(屋上エデン) グロリオサの祈り ーー かばん2024年12月号! 特集1 堀静香第一歌集『みじかい曲」 特集2 私家版歌集・歌書/短歌ZINE かばん40周年記念題詠 結果発表 かばんゲストルーム 黒岩徳将 Zoom読書会レポート とみいえひろこ 今月の歌 白糸雅樹 今月の一冊 柳谷あゆみ 前月号評 とみいえひろこ 土居文恵 リレーエッセイ 伊藤詩一香 かばんDiscordレポート 夏山栞 追悼・田川みちこさん 高柳蕗子 ーー かばん2025年6月号! 特集は『短歌探検隊』 短歌との出会いが多様となったいま、短歌の世界はどこまで広がっているのか、探検する特集となっています。 かばんゲストルーム:石井大成 前号評:青木俊介 夏山栞 今月の歌:田村ひよ路 今月の一冊:石田郁夫 リレーエッセイ:山田航 かばんのすきま :土井みほ
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短歌研究 2025年7月・8月合併号
¥1,650
第68回「短歌研究新人賞」発表号! --- 7月・8月の新作短歌集 三十首 黒木三千代「卑しい」/平井 弘「疲れるまで」/藤島秀憲「川の向うに日本が続く」/千種創一「シャッタースピード」/小坂井大輔「明日を待ってる」 二十首 川島結佳子「お風呂に入らなければ」/工藤吉生「二九六から三一五」/郡司和斗「縫い、縫われる者たちのコミュニケーション」/久永草太「みかんゼリー」/工藤 吹「Green light」 十首の世界 宇都宮 敦「先立つもの」/脇川飛鳥「世界がこんなだから自分のしんどい話なんてしてられないって思うことあるかもだけどぜったいそんなことないからね」/笹川 諒「堂島」/廣野翔一「夢」/椛沢知世「晴れた日」/鳥さんの瞼「ずっとやさしい」/栗原「月虹」 第68回「短歌研究新人賞」発表 受賞者 霧島あきら 受賞作 「正しい椅子」三十首 新人賞選考座談会 石川美南/内山晶太/黒瀬珂瀾/千葉 聡/横山未来子 次席・椎本阿吽「獣の系譜」/穴根蛇にひき「蝋梅駅」 候補作・吉村のぞみ「ひらかれた屋根」/瀬名 蛍「鳥を迎える」/永井 駿「金糸雀の歌」/音忘 信「はっけよい」/武田 歩「水が染み出す」 最終選考通過作/佳作/予選通過作/短歌研究新人賞受賞作一覧 作品七首+エッセイ 青木春枝「聞こえ難しくなりしけふ」/阿部幸子「川音」/市川一子「梔子かをる」/紀石蒼也「研鑽ドミノ」/桜井園子「QRコード」/三浦尚子「たいらかに」/矢澤靖江「遠雷」 連載 仁尾 智+宮田愛萌「猫には猫の、犬には犬の 9」 佐藤弓生・千葉 聡「人生処方歌集 63」 作品季評 第135回 大辻隆弘(コーディネーター)/堂園昌彦/井上法子 前半= 高野公彦「いのちの発酵期」/山木礼子「緩流」/小原奈実歌集『声影記』 後半= くどうれいん「Welcome Coin Parking」/花山多佳子「十月尽」/千種創一歌集『あやとり』 書評 奥村知世│山中千瀬歌集『死なない猫を継ぐ』 北神照美│岸田佳子歌集『わたしの歩幅』 松村由利子│田中徹尾歌集『和の青空』 濱松哲朗│佐々木朔歌集『往信』 中沢直人│屋良健一郎歌集『KOZA』 小野田光│小坂井大輔歌集『KOZAKAIZM』 光野律子│木畑紀子歌集『女郎花月』 豊岡裕一郎│久保田登歌集『百花蜜』 吉村実紀恵│久我田鶴子著『海に金槌』 細川光洋│渡英子 著『メロディアの笛Ⅱ』 歌集歌書評・共選=岸野亜紗子/御手洗靖大 短歌時評=鈴木ちはね 「アイデンティティー」をめぐって(その1) 出張企画 歌会おじゃまします 「歌舞伎町ホスト」公開歌会 ──於・ホストクラブ「Awake」 永田和宏 =選 短歌研究詠草 特選 浅井克宏 準特選 池崎冨実夫/佐藤紘子/三森さやか/汐留ライス/菊地愛佳/藤生喜重/枝豆みどり/南出美由紀/阿久津千津子/藤原ほとり/村上秀夫/後藤 進/佐々木冴美/鈴木雅信/ルリマツリ/白浜尚子 (短歌研究社)
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水無田気流『FULL L』
¥2,420
--- 待望の第三詩集 うみわり草をつみにゆくのです おもちかえりの水圧 かかえて うみゆき道のはて にわかまち すいろ電車をめざしてゆきます そろそろ神離れが必要です 詩において人間の生が更新される。そのとき生じるものを抒情と呼ぶことは可能だろうか。私は可能だと考える。 (蜂飼耳「振動という基底に降りる」2022/6「現代詩手帖』より」 【著者プロフィール】 水無田気流(みなした・きりう) 1970 年、神奈川県生まれ。2003 年、第41 回現代詩手帖賞受賞。 2006 年、第1詩集『音速平和』(2005 年、思潮社)で第11 回中原中也賞受賞。 2008 年、第2詩集『Z境』(2008 年、思潮社)で第49 回晩翠賞受賞。 (書肆侃侃房/2025年刊)
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なみの亜子『2 Dogs』
¥2,090
SOLD OUT
--- 悲しみは消えない。慣れるのだ。 シイが居て、ココが居て、そこが世界。そうか、私は世界を失ったのだ。 時間をかけてシイがやり遂げた死の身支度。喪失の闇と不思議な安らかさ。 エッセイと短歌でつづる 2匹の犬との出会いと別れ 両杖の廊うつ音にゆっくりと耳をうごかす犬のシイ・ココ 【著者プロフィール】 なみの亜子(なみの・あこ) 歌人。1963年、愛知県生まれ。コピーライターとして広告代理店、制作プロダクション等数社に勤めたのち独立。1999年、塔短歌会入会。2003年、奈良県西吉野の山間集落に移住、茅葺き屋根の家に10年余を暮らす。現在、大阪府在住。04年「うたの虚空ー花山多佳子を読む」で「塔」創刊50周年記念評論賞。05年「寺山修司の見ていたもの」で第23回現代短歌評論賞。13年第3歌集『バード・バード』(砂子屋書房)で第9回葛原妙子賞。歌集は他に『鳴(メイ)』(砂子屋書房)、『ばんどり』(青磁社)、『「ロフ」と言うとき』(砂子屋書房)、『そこらじゅう空』(砂子屋書房)。「塔」選者。現代歌人協会会員。
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北川透『プリズンブレイク 脱獄』
¥2,970
--- 北川透はじめての「詩と写真」による最新詩集刊行! 詩人・北川透の詩はますます研ぎ澄まされ 装幀家・毛利一枝の写真が浮遊する…… それでよい それがよい やがて 漂う雲の切れ目から 陽が出れば 自然に 消えていく 絶えていく 死の沈黙で溢れる 今日の始まり 【著者プロフィール】 北川透( きたがわ・とおる) 山口県下関市在住。代表的な詩集に『遥かなる雨季』『溶ける、目覚まし時計』『海の古文書』『傳奇集』その他、評論など多数。 【写真】 毛利一枝( もうり・かずえ) 装幀家。『阿部謹也著作集』(筑摩書房)、『私の日本地図・全15巻』宮本常一(未來社)、『みんな忘れた』野見山暁治(平凡社)、『溶ける、目覚まし時計』北川透(思潮社) 他多数。『この世ランドの眺め』(『ぶらぶら歩いてこの世ランド』)その他多岐にわたる。村田喜代子エッセイと写真で連載。 (書肆侃侃房/2025年刊)
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大前粟生『私と鰐と妹の部屋』
¥1,430
--- きもちのいい奇天烈。たぶん、きもちがいいのは、それが本能とか骨とかに刻まれた、文様のようなものだから。知らなかった世界なのに、自分を見つけた気もしてる。 ――最果タヒ 妹の右目からビームが出て止まらない。薔薇園にいくと必ず鰐がいた。眠たくて何度も泣いた。紙粘土で上司たちの顔をつくった。三人でヤドカリになった。サメにたべられて死にたいだけの関係だ。あたらしい名前がいる。おばけになっているときはなにも話してはいけない。肩車をした拍子に息子の股間が私の首にくっついてしまう。隠れ家的布屋さんは月に進出している。私は忍者で、すごいのだけれど、あんまりみんな信じない。……可笑しさと悲しみに満ちた53の物語 【著者プロフィール】 大前粟生(おおまえ・あお) 一九九二年兵庫県生まれ。京都市在住。 二〇一六年、「彼女をバスタブにいれて燃やす」がGRANTA JAPAN with早稲田文学公募プロジェクト最優秀作に選出され小説家デビュー。「ユキの異常な体質 または僕はどれほどお金がほしいか」で第二回ブックショートアワード受賞。「文鳥」でat home AWARD 大賞受賞。 著書に短編集『のけものどもの』(惑星と口笛ブックス)、『回転草』(書肆侃侃房)。 (書肆侃侃房/2019年刊)
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初谷むい『笑っちゃうほど遠くって、光っちゃうほど近かった 』
¥1,870
--- 初谷むいが描く、9話の連作短歌による「物語歌集」 これは、月から地球へやってきた女の子の1年間の物語です。 生活の中の小さなことにも生まれる驚きと喜びとつまずき、 誰かが特別な「一人」になることのうれしさと苦しさ。 すべての感情がやさしく溶け合う魔法のような短歌211首を収録。 イラストは、「マムアンちゃん」でも知られるタイの漫画家、 タムくんことウィスット・ポンニミット。 【収録歌より】 月うまれ月で育った女の子 笑うとすこし光ってみえた 重力がちがえば靴も異なって、おはようニューバランスのあかるさ はじめての雪の遅さがいとおしい わたし ぜんぶが最初から好きだった だいじなのは だったのはここにいることで 麻雀牌の鳥のまばたき わたしはあなたの地球になりたい、ということわざがあるの。月には。 装丁:名久井直子 画 :ウィスット・ポンニミット 【著者プロフィール】 初谷むい(はつたに・むい) 1996年生まれ、北海道在住。2018年、大学生時代に書肆侃侃房より第一歌集 『花は泡、そこにいたって会いたいよ』を刊行し、発売後2週間で重版。 2022年に第二歌集『わたしの嫌いな桃源郷』(書肆侃侃房)を刊行。 共著に『スペース短歌』(時事通信社)。短歌ユニット「イルカーン」のメンバー。 (ナナロク社)
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松木秀『Easy Livin’』
¥2,200
北海道・登別在住の歌人、松木秀の第5歌集。 --- 第5歌集。 2019年から2024年までの5年間の歌を収録。 ただごとに徹して詠まれた歌は、しかし社会を斜めに切り取り、読む者に思索を促す。 松木秀の歌は、常に「今」と呼応している。 【5首選】 片仮名で書くと一気にロシア語の風味を帯びるコロスツモリカ 鬼退治して帰りたる桃太郎それからの長い長い年月 人間がムカデでなくてよかったなだって五十倍靴代かかる アキレスが追い越した亀アキレスより長生きをしてついに追い抜く 抱えすぎた在庫で問屋つぶれたりそうは問屋が卸さなさすぎて (典々堂)
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『COCOON(コクーン)』
¥500
大松達知さんなど「コスモス」有志の皆さんで発行している、短歌同人誌『COCOON』。 作品、時評、エッセイ、評論、書評など、総合雑誌並みのボリュームです。
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短歌アンソロジー『雨のうた』
¥2,200
短歌アンソロジーシリーズ第5弾。 --- 好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君ーー枡野浩一 どこから開いても〈雨〉につつまれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 つめたい雨、やさしい雨、はげしい雨、やまない雨、あたたかい雨、とおざかる雨、なつかしい雨……100人の歌人がうたった、わたしだけの雨のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 (左右社)
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『生活は物語である 雑誌『クウネル』を振り返る』
¥2,200
--- 上京して半年も経たない2002年春、クウネルの表紙には大きく「ここから始まる私の生活。」との文言が記されていた。それよりも小さく、誌名の上にちょこんと配置されており、以後、76号までずうっと掲げられるキャッチフレーズ「ストーリーのあるモノと暮らし」よりも、そのときの私には、響いた。 「都市における革新性に対して再発見されたローカルにおける保守性の新しさ」と、ツバメ田中さんは口早に言い「宛先がわからない雑誌だったからこそ、僕のような本来手に取らないはずの存在にまで届いたんですよね」と続けた。それから少しだけ間を置いて、こう言い直した。 「僕にとって初期クウネルは、年代、世代、性別を越えた空き地に突如として現れた小さくて感じのいい家のようだったんです」 (本文より) さよなら、雑誌文化。 ハロー、SNS。 レシピ本。住居。生活。食。モノとの距離。スローライフ。ていねいなくらし。家事。フェミニズム。ジェンダー。読んでいた人たちの、生き方の変遷。 平成から令和へ。 文筆家・木村衣有子がひとつの時代の分水嶺を、雑誌『クウネル』とともに総括する。 文化論のようでいて、極私的な手触りの、ファンタジーと現実を行き来するクウネルと雑誌文化への濃厚なオマージュ。 (BOOK NERD)
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【特典付き】藤岡みなみ『ぼちぼち』
¥2,200
サイン入りポストカード&北海道の書店限定・特典ステッカー付き! STVラジオ(北海道のローカルラジオ局です)の『藤岡みなみのおささらナイト』で放送された、10年分のエピソードトークを収録。 まさに、読むラジオ。脳内ラジオ。音声に疲れた時(!)に楽しめるラジオです。 気楽に読めて、むふふと笑えて。読む前よりちょっと元気になる。そんなエピソードが270個。 --- ページを開くと勝手に話しかけてくる! 10年分の雑談をまとめた“読むラジオ” はるか昔「人気DJランキング」AM部門第1位を獲得したこともある著者による、大ボリュームの小ネタ集。 1分でニヤリとできる、どうでもいいのになぜか聴きたくなるエピソードトークの秘訣がここに(あるといいな)。 寝る前、トイレの中、入院時、通勤中など、生活のそばに置いてただ笑ってほしいだけの本です。 装画イラスト・題字は『夏がとまらない』『大丈夫マン』の藤岡拓太郎さん。 マジシャンに間違えられた父/タオルがないのに足湯/めずらしいどんぐりじゃない/豚の睾丸を託された話/オッケーオッケーの人になる/ほじくりにくい苗字/仮面をリクエスト/カニを持ってうろつく/マンドリルの顔をまじまじ見る/普通の秘伝のタレ/お坊さんの愚痴/茶色いピクニック/人面魚を見つける……などエピソードトーク約270本を収録。 【著者プロフィール】 藤岡みなみ 1988年8月9日火曜日生まれ。まぶしいとくしゃみが出るタイプ。好きなお菓子はあまじょっぱいやつ。 文章を書いたり、ラジオでしゃべったり、タイムトラベル専門書店をやったりそのほかいろいろしています。人生で一番大切なことは散歩。戦争反対。 主な著書:『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)、『ふやすミニマリスト』(幻冬舎文庫)、『タイムトラベラーの教科書』(みずき書林)、「超個人的時間旅行・紀行』、『時間旅行者の日記』など (nululu)
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池田彩乃『音楽になりたい』
¥1,500
著者、初の口語定型詩の詩集。 --- <収録作品より> 反射する人は光を生きていく 火を守る仕草で話すファンタジー 隣り合う花に生まれてまた会おう 水っぽいふたりの苗字で飼う魚 たましいに雪を見せてる観光客 26の題で編まれた 394篇の口語定型詩を収録。 青森に移住した一年目の秋から、 大雪の冬を経て、春の入り口までをうたいました。 (言祝出版)
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池田彩乃『観光記 2』
¥1,800
--- 回復と変容 あなたと今ここで 一緒に生きる方法 使い果たせば底を尽きるものばかりなのに 愛だけは尽きなかったな。 自分のものじゃないからか。 コロナ禍、前歯が抜けた日、リハビリ、書店員の日々、共同生活、 ひとりについて、ふたりについて。 「手当て元年」と称したある日々の回復と変容について。 2020年に刊行した『観光記』の第二章。 死んじゃいけないとも、生きるべきだとも考えない私たちだけど、ふいにこうして互いの命に手を添えるようにここにいる。どうしてなのか、そう問うことも問われることもない。ひとりとひとりで生きたり、死ななかったりしている。そうした日々が繋がってゆく愛おしさを、やっぱりうまく話せそうにないから、生きて、書き残して、忘れて、また読む。 「ふたり(ひとりとひとり)」より (言祝出版)
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古賀及子『よくわからないまま輝き続ける世界と 気づくための日記集』
¥1,870
--- 日記界の新星として注目される著者待望の日記本。日常を、試しにかすかにふるわせてみたら? 心に風が吹く発見に満ちた日々の記録 *** 2024年の6月から10月のあいだ、週に3日から4日、“暇をふせぐ”ための簡単なトピックを生活に組み入れてみることにした。その日々の日記をまとめたのがこの本だ。 ポリシーを破ってめぐりめぐって日記を書くために何かし続けた。そこには非日常ではない、日常がかすかにふるえるような手応えがあった。 *** 23年ごしでハーゲンダッツのクリスピーサンドを食べる / 喫茶店で回数券を買う / 朝のラジオを外で聴く / かつてのバイト先に行く / 小学生の頃に読んでいた少女漫画雑誌を買う / 資格を取ろうと思い立つ / 駅にあるワーキングブースを使う 等々…! やったことないけど、ちょっと気になる…日常にあふれている小さな試み。 よくわからないまま輝き続ける世界に飛び込んで、得た気づきを集めた日記本です。 (大和書房)
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【サイン入り】写真歌集『あなたに犬がそばにいた夏』 短歌 岡野大嗣 写真 佐内正史
¥2,090
--- 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、 写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 装丁:佐々木暁 短歌102首、写真42点収録 【著者プロフィール】 ●岡野大嗣(おかの・だいじ) 歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、21年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。 ●佐内正史(さない・まさふみ) 写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。近著は『写真の体毛』『静岡詩』『写真がいってかえってきた』。曽我部恵一とのユニット”擬態屋”では、詩と朗読を担当。境界線はない。近年の展覧会に「展対照<第二部>」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)、「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、など。 (ナナロク社)
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山中千瀬『死なない猫を継ぐ』
¥1,980
--- グッドラックとあなたが言ってくれる限り、渡ってゆける激流がある。 近くにいても遠くても、手を取り合えはしなくても、この歌たちを胸に灯して生きる〈あたしたち〉だってこと、わかるよ。(川野芽生・本書「帯文」より) 栞文:馬場めぐみ・平岡直子・錦見映理子 装幀:ito mina 装画:あんのん 【6首選】 唇をなめる。お寿司の味がする。i will give you all my love. 帰らない気がした星も月もない晩、衝動を確かめようじゃん 雪の町はうつくしい名を持っていて発音できないのだあなたには 書くことでやっとあたしは出会わせる少女のあなたと少女のあたしを 逃げ延びたテルマとルイーズが迎える黒い子猫の名前をおもう あたしたちは死なない猫を継ぐ種族 本棚の本まじらせながら (典々堂)
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『旗手』創刊号
¥500
北大俳句会有志機関誌『旗手』創刊! 有志作品のほか、新京大俳句会との座談会や高校生との合同句会の様子も収録。 内容 個人作品 一句一筆 座談会 題詠評
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『崩壊系列3』
¥1,000
--- 柳人5名・歌人5名・詩人5名によるZINEの第二号。 【川柳】 榊陽子 「蝶を踏む」 ようなの 「function 1 movable operation」 ようなの 「function movable 1 operation」 ようなの 「function movable operation 1」 抹茶金魚 「他選二十六句」 嘔吐彗星 「アウトオブシャウト」 黒川排除 「なご」 【短歌】 中野霞 「ヒルズ」 甲斐 「食う土地、食われる土地」 穴根蛇にひき 「とても淡い頭部」 温 「いいことは」 卒業 「はつてふの」 【詩】 小笠原鳥類 「真実」 故永しほる 「ザッピング(抄)」 蜂士雪乎 「い間、雨男 .Line」 北上郷夏 「光学的死児(ホムンクルス)」 白鳥央堂 「黒歌鳥たち」 /全79頁 (崩壊系列)
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穂村弘『短歌ください 君の抜け殻篇』
¥902
-- 読めばあなたも詠みたくなる、人気シリーズ第3弾がついに文庫化! 歌人・穂村弘が読者の短歌を選び、講評する人気シリーズ「短歌ください」の第3弾が満を持して文庫化!解説に本シリーズ常連であり今や人気歌人の木下龍也氏を迎える。言葉の力に改めて驚かされる一冊。 (KADOKAWA)
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短歌同人誌『西瓜』
¥500
岩尾 淳子、嶋田さくらこ、江戸雪が発起人となり、関西を中心に14人のメンバーが集結し創刊された短歌同人誌『西瓜』。 〈メンバー〉岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜。
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『現代短歌パスポート5 来世イグアナ号』
¥1,100
--- 大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、最新刊! 斉藤斎藤 山崎聡子 堀静香 吉田隼人 井上法子 佐々木朔 石井僚一 丸山るい 野口あや子 内山晶太 【収録作品】 佐々木朔「新市街」 井上法子「碧瑠璃」 丸山るい「遠景」 堀静香「ひらひらと四股」 野口あや子「サブスク」 内山晶太「逃げてゆく馬たちの」 山崎聡子「越冬隊」 斉藤斎藤P「呼吸のように」 吉田隼人「nunc aeternum」 石井僚一「ありがとアーメン、さよならグッバイ」 (書肆侃侃房)
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【サイン入り】川合大祐『ザ・ブック・オブ・ザ・リバー』
¥2,420
--- フーダニットの針が挿さってゆく水風船 現代川柳の到達点とも言える、異次元の2025句を収録する川合大祐第三川柳句集。『スロー・リバー』『リバー・ワールド』と続いてきた前人未到の現代川柳プロジェクト「リバー」シリーズ、ついに完結! 【収録句より】 ずっとのろしをみていた鼻行類の図鑑 奥村という説得を思いつく 未確認飛行物体(F・カフカ) 砂漠から巨大舞妓が立ちあがる 9の字を校庭に描く時の暮れ バカミスに犬小舎をでる犬 朝だ 納屋を焼く完全言語もとめつつ 【著者プロフィール】 川合大祐(かわい・だいすけ) 川柳作家。1974年長野県生まれ。「川柳の仲間 旬」同人を経て、「川柳スパイラル」同人。ブログ「川柳スープレックス」共同執筆者。著書『スロー・リバー』(あざみエージェント、2016年)、『リバー・ワールド』(書肆侃侃房、2021年)、共著『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房、2020年)。 (書肆侃侃房)
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瀬戸夏子『そのなかに心臓をつくって住みなさい』
¥990
SOLD OUT
--- Meteora Library vol.01 瀬戸夏子の第一歌集をペーパーバックで13年ぶりに復刊。 太陽と月に背いてごみ箱のヴェルレーヌ埋葬費用九百フラン ではなく雪は燃えるもの・ハッピー・バースデイ・あなたも傘も似たようなもの そのなかに心臓をつくって住みなさい春の心臓抜かれるところ (現代短歌社)
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『短歌上達のヒント』横山季由
¥1,980
--- 土屋文明の謦咳に接し、吉田正俊、宮地伸一、小谷稔らの指導を仰ぎ、半世紀以上の長きにわたり、アララギの作歌を学んできた著者。選者をつとめる北陸アララギ誌「柊」に連載中の「歌のヒント」を改稿、初心者に作歌の理論と実践を懇切にアドバイスした好著。 (現代短歌社)
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『安住』
¥700
--- 歌王子あび&宮崎県在住の歌人・井口寿則の合同短歌本。 歌王子あび 短歌連作「ひかりら」 井口寿則短歌連作「ダイブ・イントゥ・ザ・グッドナイト」 お互いの連作について語り合った約3時間分の対談も収録!
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『現代短歌パイレーツ 宮崎編』 編・井口寿則
¥1,200
--- 2024年に宮崎県を訪れた短歌作家に、 ①新作短歌連作、②「宮崎県」をテーマにしたエッセイ を寄稿していただき、一冊の本にしました。 寄稿者は、歌集を刊行している歌人や新人賞受賞者といった第一線で活躍している方々から、毎年宮崎県で開催される牧水・短歌甲子園の優勝チームのメンバーら現役高校生、大学生までと、幅広く寄稿いただいております。 広い世代の短歌を楽しみ、また、宮崎県の紀行本としても読むことができる一冊となっております。
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佐藤りえ『某月好日しぴぴ日記』
¥550
--- 『某月好日しぴぴ日記』は2021〜2024年にSNS上で不定期発表した絵日記を加筆修正、書き下ろしを加えたものです。 主にひとコマ、時々4頁ほどにわたる歌人・俳人・造本作家の日常をスケッチしています。 仕様:A6判 52ページ
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オルガン(21号〜40号)
¥1,000
ーー オルガン40号 ◆オルガン吟行 浦賀 2025.1.26 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 ※50句作品を5名分掲載 ーー オルガン39号 ◆俳句 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 ◆特集 池田澄子 座談会:池田澄子&オルガン 文 章:池田澄子句集を読む 『たましいの話』評 鴇田智哉 『拝復』評 田島健一 『思ってます』評 宮﨑莉々香 『此処』評 宮本佳世乃 『月と書く』評 福田若之 ◆往復書簡 「主体」について 11 福田若之から鴇田智哉へ ◆ テーマ詠 「広角」 ーー オルガン38号 ◆俳句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 ◆オルガン初句会 ゲスト:岩田奎・暮田真名 ◆オルガン連句 巻拾参 脇起 歌仙「ながい草」の巻 ◆往復書簡 「主体」について 10 鴇田智哉から福田若之へ ◆テーマ詠「3」 ーー オルガン37号 ◆俳句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 ◆座談会 兜子のこと、窓秋のことなど 大井恒行 鴇田智哉 福田若之 ◆往復書簡 「主体」について 9 福田若之から鴇田智哉へ ◆テーマ詠「メイクアップ」 ーー オルガン36号 ◆俳句 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ◆読み会 「オルガン×ねじまわし」 生駒大祐×大塚凱×田島健一×鴇田智哉×福田若之×宮﨑莉々香×宮本佳世乃 ※7人が、互いの作品を忌憚なく読み合う全37pの座談会です! ◆往復書簡 「主体」について 8 鴇田智哉から福田若之へ ◆テーマ詠「混ぜる」 ーー オルガン35号 ◆俳句 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 ◆座談会 「オルガン×ねじまわし」 生駒大祐×大塚凱×田島健一×鴇田智哉×福田若之×宮﨑莉々香×宮本佳世乃 ◆往復書簡 「主体」について 7 福田若之から鴇田智哉へ ◆テーマ詠「いかにして読んだものを忘れるか」 ーー オルガン34号 ◆ 俳句 鴇田 智哉 福田 若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島 健一 ◆ 座談会 「続・喃語俳句」 ◆ 往復書簡 「主体」について ◆ テーマ詠 「異常身体」 ーー オルガン33号 ●俳句13句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 ●連句 両吟 浅沼璞×福田若之「しら梅に」の巻 ●宮﨑莉々香「喃語俳句のために」 ●座談会「さて喃語俳句」 ●往復書簡「主体」について ●テーマ詠「包囲」 ーー オルガン32号 ●俳句13句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ●連句 両吟バージョン 巻参 浅沼璞×田島健一「伊勢海老の」の巻 ●癸卯 歳旦三つ物 伍組 ●往復書簡「主体」について 福田若之×鴇田智哉 ●テーマ詠「対立」 ーー オルガン31号 ●武蔵五日市吟行:福田若之、宮﨑莉々香、宮本佳世乃、田島健一、鴇田智哉 ●new!! 往復書簡「主体について」 福田若之×鴇田智哉 ●オルガン連句 両吟バージョン 巻弐 脇起オン座六句「古き沼」の巻 浅沼璞×宮本佳世乃 ●俳句13句 ーー オルガン30号 ◆オルガン吟行 上長瀞~秩父 50句 鴇田智哉 福田若之 宮本佳世乃 田島健一 ーー オルガン29号 ◆俳句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮本佳世乃 ◆特集 遠藤由樹子「寝息と梟」を読んでみた ◆オルガン連句両吟バージョン巻壱:脇起オン座六句「頭の中で」の巻 ◆テーマ詠 人物 ーー オルガン28号 ◆俳句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ◆座談会 オルガンを解くー宮本佳世乃ー ◆オルガン連句興行 「巣箱の穴」の巻 捌:曵尾庵璞 ◆テーマ詠「和製英語」 ーー オルガン27号は、文筆家、イラストレーターの金井真紀さんを迎えての座談会。俳句の話も交えながら、書くこと、描くこと、取材や表現など、いつもより幅広く、軽やかな話題が広がっています。 ーー オルガン26号は、同人作品と、座談会は「セレビィと究極」。高柳克弘さんの『究極の俳句』木田智美さんの『パーティは明日にして』の〈セレビィのいそうな百葉箱に秋〉から、俳句の射程や志向、構造、口語俳句論など、抽象度の高い議論が交わされています! ーー オルガン25号は、小澤實さんと、オルガン同人の座談会です! 「澤」の経緯、関係、世代について、澤調について、今後との課題や座の在り方など、かなり突っ込んだ内容になっています。 テーマ詠とは別に、福田若之さんの「種袋」は、長歌のような、散文+俳句の作品。 時勢をかすめつつ、風月や歴史も感じる…、これはかっこいいです! ーー オルガン24号は、待望の鴇田智哉『エレメンツ』特集です!青本瑞季さん、関悦史さん、樋口由紀子さんによる論考、オルガン同人と、西村麒麟さん、八上桐子さんによる座談会です。鴇田さんの俳句の方法論や在り方、分からなさについてなど、ぐぐっと、句集を反芻できる特集です。 ーー オルガン23号! 素粒社設立祝いの連句。 座談会「テン年代の俳句をめぐって」では、ゲストの青木亮人さんと、鋭い議論が展開されています。(指示語、主体性の溶解、第二のシニフィアン、メタレベルでの語り…などなど、気になる話題) テーマ詠は「回復」です。 ーー オルガン 21号 も入荷しています! 表紙が変わりましたね! 特集・宮本佳世乃『三○一号室』を読む(安里琉太さん、大塚凱さん、北野太一さん)福地敦さん、松井亜衣さんを交えての座談会。 特集2・浅沼璞『塗中録』を読む。 どちらも、詳しく知りたい句集に、がっつり切り込んでくれてありがたい…!
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『連句新聞増刊号』vol.2
¥1,200
--- ウェブサイト「連句新聞」の冊子版、第2号。 http://renkushinbun.com/ 全国の連句結社の作品のほか、連句内外の創作人のコラムを掲載!
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『連句新聞増刊号』vol.1
¥1,200
--- ウェブサイト「連句新聞」の冊子版 http://renkushinbun.com/ 全国の連句結社の作品のほか、連句内外の創作人のコラムを掲載!
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藤本玲未『テリーヌの夢』
¥1,980
SOLD OUT
--- 言葉が生き物みたいだ。意志を持って出会い、寄り添い、新しい情感が生まれる。言葉が楽しいと、この世も捨てたもんじゃないんだね。ーー東直子 『オーロラのお針子』で注目の著者による、11年ぶりの第二歌集。 〈収録短歌より〉 書きかけのノートをめくる風があるあさって水族館に行こうよ うっとりとフルーツサンドの金縁のお皿の底をひっくり返す 女の子たちの群れから本体を取り出すように絵筆を濡らす 家系図の今どのあたり植物で分類するとマメ科だろうか あくる朝十八になる玄関の金魚はふっと縦に立ちたり またミラーボールのなかで眠るから雪が降ってもおこさないでね ポワレ、と口にするとき真冬日に隠れる魚が尾をひるがえす 好きなひと、だった、好きな、ひとである、最後に糸が切れるまで見る 魂は2等分にならないか君が滅びるまでのおしゃべり さよならの代わりにどんどん投げている海老の花揚げこれからだから (左右社)
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寺井奈緒美『おめでたい人』
¥2,090
--- 歌人・土人形作家・エッセイストとして大注目の著者が「おめでたい」をテーマに書き下ろした最新エッセイ集。ささやかでちょっと間抜けな暮らしをことほぐエッセイ&短歌28篇! ああ、私はパーティーピープルになれるような明るい人間ではありません。 でも、おめでたい人になりたい。 どうか、おめでたく生きる力をください。(「おめでたい人」より) 【著者プロフィール】 寺井奈緒美 (テライ・ナオミ) 1985年ホノルル生まれ。愛知県育ち、東京都在住。歌人、土人形作家。2019年に第一歌集『アーのようなカー』(新鋭短歌シリーズ/書肆侃侃房)、2023年に短歌とエッセイ『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)を刊行。 (左右社)
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短歌アンソロジー『花のうた』
¥2,200
左右社の短歌アンソロジーシリーズ。 第四弾は、花。 --- 花瓶だけうんとあげたい絶え間なくあなたが花を受けとれるようにーー笠木拓 どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/工藤吉生/くどうれいん/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇 (あいうえお順・敬称略、全100名) (左右社)
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『川柳EXPO 2025 —柳—』
¥1,800
--- 20句の連作・群作川柳作品を川柳作家毎に掲載。今回は2バージョンあわせて91名、1,840句とパワーアップ。 大好評の特集は「先生! 正直、川柳ってどう詠めばいいのかわかりません」と銘打って、八上桐子(港の人『hibi』など)の「川柳、どう『詠む』?」他、川柳の「詠み(句の作り方)」を徹底解剖! 選評には湊圭伍(書肆侃侃房『そら耳のつづきを』など)。 <投稿川柳作家(敬称略)> フ⌘ート再生 城崎ララ 郡司和斗 おだかさなぎ 栫伸太郎 石畑由紀子 里穂•プール•なお 夕凪子 石川聡 小沢史 黒澤多生 綿山憩 楡原級 鹿嶋里 常盤坂もず 高遠みかみ 野に咲くお花 胡椒黒 鈴木雀 nes 茉莉亜まり 大月陽星 沼谷香澄 えびぬま 牛田悠貴 クイスケ 石山ふね 汐田大輝 空野つみき 滝口然 内海千智 西村鴻一 塩見佯 音羽 大江信 蟹口和枝 スズキ皐月 林やは ササキリユウイチ 宮井いずみ 太代祐一 小原由佳 雨月茄子春 中山奈々 川合大祐
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『川柳EXPO 2025 —川—』
¥1,800
--- 川柳の「今」をお届けする『川柳EXPO』に2025年版が登場! しかも今回は『川柳EXPO 2025 ―川―』『川柳EXPO 2025 ―柳―』と2バージョン同時発売! 20句の連作・群作川柳作品を川柳作家毎に掲載。今回は2バージョンあわせて91名、1,840句とパワーアップ。 大好評の特集は「先生! 正直、川柳ってどう詠めばいいのかわかりません」と銘打って、八上桐子(港の人『hibi』など)の「川柳、どう『詠む』?」他、川柳の「詠み(句の作り方)」を徹底解剖! 選評には川合大祐(書肆侃侃房『ザ・ブック・オブ・ザ・リバー』など)。 <投稿川柳作家(敬称略)> 暮田真名 西脇祥貴 草間小鳥子 宇佐美愼一 みしまゆう 成瀬悠 片羽雲雀 佐藤移送 江口ちかる 尾内甲太郎 郷田みや 西沢葉火 下野みかも 上野空 京野正午 桜庭紀子 リチャード・テイラー 徳道かづみ 高良俊礼 水埜余白 黒木九 菊池洋勝 清水にすい 笛地静恵 柿田中村 ひろうたあいこ 都立家政夫 綿貫文 平松泥沸 和田晴美 塩の司厨長 garrote 富永顕二 谷じゃこ いつき いなだ豆乃助 森砂季 おかもとかも 笹川諒 福士かれん 蔭一郎 南雲ゆゆ 兵頭全郎 湊圭伍
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【サイン入り】坂井修一『鷗外の甍』
¥3,300
--- 吾もきみも河原乞食とながらへて閻浮は歌の花ざかりなれ 2024年「鷗外守」20首にて第60回短歌研究賞を受賞した著者の第十三歌集。 歌集冒頭の頃、著者は大学の附属図書館長となった。 定年を迎えた今もその鷗外ゆかりの図書館の仕事を続け、自らを「鷗外守」と任じている。 あとがきには、「森鷗外。石原純。北原白秋。木下杢太郎。釈迢空。南原繁。馬場あき子はじめ現代歌人たち。歌集題『鷗外の甍』は、明治から連なる皆さんへのオマージュです。」と記し、科学者であると同時に歌人であることに思いを巡らせている。 2021年春から2025年新春までの507首を収録。 【収録作品より】 妻も吾も梅雨のあらくさ戦争のすきまに生きて六十余年 ──「梅雨のあらくさ」 「出征」は出づるにあらず征くならずサイバーの野に矢を放つこと ──「出征」 ちりあくた舞ふうつしよの昼の鐘帰りなむいざ鷗外文庫 ──「鷗外守」 わたくしは世界とおなじ壊れものペットボトルを双手でつぶす ──「世界とおなじ壊れもの Ⅰ朝刊」 AIもおもしろけれど薔薇咲けばブリコラージュの歌を歌はな ──「擁腫」 【著者略歴】 (さかい・しゅういち) 1978年、「かりん」入会と同時に作歌開始。 歌集『塗中騒騒』、『望楼の春』(迢空賞)等12冊。 現在、「かりん」編集人。現代歌人協会副理事長。 東京大学副学長・附属図書館長・未来ビジョン研究センター特任教授。 2024年、第60回短歌研究賞受賞。 (短歌研究社)
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【サイン入り】小坂井大輔『KOZAKAIZM(コザカイズム)』
¥2,750
--- ボクシングで、中華で、歌人。 待望のセカンドアルバム的短歌集。短歌280首収録。 「ファンです」と貴方は俺に言ったけど今は俺も貴方のファンです ── 千原ジュニア これら愛すべき物語とはありふれたものなのか 彼が特別に引き寄せる運を持っていたからなのか 答えは前者なのだと思う しかしその発見が偶然か必然かは こうして本になった今 後者なのだ 読むと日常が退屈だとはもう言えまい 人生いつどこにおいても名場面とはその人次第なのだから ── ILL-BOSSTINO (THA BLUE HERB) 【収録歌より】 中華屋の長男として舞い降りたばかりにすべての床のぬるぬる マンションのエントランスにキャバ嬢の名刺散らばる美しい朝 旅館の夜の母のいびきを聞きながら遠く小さく星のひとつぶ 恋人が帰ったあとに立ててやる伏せてた家族写真を棚に 冬の夜の線香花火の先っぽに閉じ込めておけ愛なんてのは 【著者プロフィール】 1980 年、愛知県名古屋市生まれ。 2016 年、「スナック棺」にて第59 回短歌研究新人賞候補作。 2019 年、第一歌集『平和園に帰ろうよ』(書肆侃侃房)を上梓。 (短歌研究社)
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【サイン入り】古賀及子『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』
¥1,870
--- いま大注目のエッセイストによる『富士日記』への道案内。 戦後日記文学の白眉とされる武田百合子『富士日記』のきらめく一節をあじわいながら、そこから枝分かれするように生まれてくる著者自身の日記的時間をつづる。 武田百合子生誕100年、日記エッセイの書き手による『富士日記』再読エッセイ。 ルーティーンのなかには細かく細かく、たくさんのいつもの行動がある。繰り返しのことだと、好きだとか苦手だとか、だんだん感じにくくなっていく。「しゃがんで動物に御飯をやる」ことに、ここ、と矢印をつけて好きと言えるのは稀有だと思う。 それくらい、日常というのは人に構ってくれないものだ。 (素粒社)
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!