-
北山あさひ『海と短歌』
¥1,000
SOLD OUT
小樽生まれ・札幌在住の作者による、 「海」がみっちりと詰まったZINE。 主に北海道の海やそこに生まれた産業(ニシン漁など)、 そこで働いたひとびとにスポットを当てた短歌作品と、海を詠んだ歌の鑑賞。
-
うた新聞(2025年1月-)
¥400
うた新聞 2025年1月号〜 ↓バックナンバーの詳しい内容は、いりの舎さんのページをご覧ください! https://irinosha.com/uta-shimbun/ ーーー うた新聞2025年1月号 <特集> 巳年アンケート 私の好きな歌集・とっておきの一冊 ーーー うた新聞2025年2月号 <特集>私のまちの冬をうたう~新作7首+エッセイ~ ーーー うた新聞2025年3月号 <特集>能登、東日本、阪神―その月日といまの思い ーーー うた新聞2025年4月号 <特集>うた新聞13周年記念特集 春の競詠作品7首・エッセイ ~私にとっての<春>という季節~ ーーー うた新聞2025年5月号 <特集>私の住まいの中で好きな<場所>を詠う~3首+エッセイ~ ーーー うた新聞2025年6月号 <特集>戦後80年・沖縄から今の思いを詠う 大辻隆弘『短歌の「てにをは」を読む』を読む ーーー うた新聞2025年7月号 <特集>農の現在、今の思いを詠う 近年刊行のオススメの歌集 ーーー うた新聞2025年8月号 <特集>戦後80年・戦時の体験、世界と日本の現在を想う ーーー うた新聞2025年9月号 <特集>夏から秋へ~うつろう季節に詠う~作品7首+エッセイ (いりの舎)
-
穂村 弘『短歌のガチャポン、もう一回』
¥1,870
SOLD OUT
--- 明治から令和まで、新たな100首が登場! 「バスの中で、或いは珈琲を飲みながら、或いはトイレに起きた明け方に、誰かの短歌を思い出すことがある」(「あとがき」より)。 現代短歌のトップランナー・穂村弘がふと思い出して嬉しくなったり、たまたま目に飛び込んできて「いいな」と思った100の短歌を集めた一冊。話題の前作『短歌のガチャポン』から時を経て、明治から令和までのきらめく100首が新たに登場! 例えば……。 乱気流に突入します、すみません機長は乱気流が好きなので(ぬぬ) 大河に投げんとしたるその石を二度みられずとよくみいる心(中原中也) 枕木の数ほどの日を生きてきて愛する人に出会はぬ不思議(大村陽子) 男性は土俵に入ってよい しかし土俵の外に出てはならない(田村囲) 友達の遺品のメガネに付いていた指紋を癖で拭いてしまった(岡野大嗣) 前作に続きメリンダ・パイノ氏による作品世界を広げるキュートなカラーイラスト25点も収録。 ページをめくるたびに、ガチャポンを回す時のような「わくわく」を感じられる一冊です! (小学館)
-
笹川諒『眠りの市場にて』
¥2,200
--- とうめいな野原にとうめいな野原を 痛むのは縫い合わすときだけ 第一歌集『水の聖歌隊』で現代歌人集会賞を受賞した著者待望の第二歌集。 【収録歌より】 いつだって造語のようなすずしさで秋は来るのださびしくはない 簡潔な雨の降るなか思い出す〈時間〉には助手がいたことなどを 春はなおさらあなたの中に教会が二つ見えその小さめの方 沐浴と古地図、それからうつくしい草の作法のひとだあなたは 空自身が壊れぬように空がまだ試さずにいる一色のこと 【著者プロフィール】 笹川諒(ささがわ・りょう) 長崎県生まれ。大阪大学文学部卒業。2014年より「短歌人」所属。歌集『水の聖歌隊』(書肆侃侃房)で第47回現代歌人集会賞受賞。 (書肆侃侃房)
-
山田航『さよならバグ・チルドレン』(現代短歌クラシックス)
¥1,540
--- 現代短歌クラシックス13 たぶん親の収入超せない僕たちがペットボトルを補充してゆく 現代歌人協会賞を受賞した山田航の第一歌集を新装版で復刊! 【収録歌より】 靴紐を結ぶべく身を屈めれば全ての場所がスタートライン ありつたけの奇跡集めて春の野にぶちまけたらやつと笑つてくれた カントリーマァムが入室料になる美術部室のぬるめのひざし 張りつめる水平線は彼方から彼方へつながれる糸電話 りすんみい 齧りついたきりそのままの青林檎まだきらきらの歯型 【著者プロフィール】 山田航(やまだ・わたる) 1983年札幌生まれ。札幌在住。歌集に『さよならバグ・チルドレン』『水に沈む羊』『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』。編著に『桜前線開架宣言』、エッセイに『ことばおてだまジャグリング』。 (書肆侃侃房)
-
『雑考1』
¥1,500
飛騨高山の工藝店「やわい屋」の店主・朝倉圭一によるZINE。 民藝における直観という視座についてまとめた雑考。
-
川柳アンソロジー『ときどき放課後、ときどきパラソル』
¥700
河野潤々、一家汀、宇佐美愼一、落合魯忠による川柳アンソロジー。 年齢も柳歴も句風も異なる4名の川柳と短文を掲載。
-
井口可奈『swept from the sea』
¥400
井口可奈さんの短歌zineです。 短歌30首ほどとショートショートを掲載。 表紙右上のにょろにょろと文字は手書きです。ほぼ一冊ずつ違う(たまに同じ文面のものもあります)ものになります。 かわいい「おこめステッカー」付き!
-
高城顔面『光源だった』
¥600
室蘭出身、札幌在住。北海学園大学短歌会/北海帽子部所属。 高城顔面さんの私家版の第一歌集です。 2016-2024年製作の約300首を収録、96頁。 <自選五首> 何もかも見透かさせれてる気になってやたらまぶしい月を睨んだ アド街が一度も来ないこの町も夜は平等に訪れる ともすれば堕天使なのか光なき胃の腑へ落ちるエンゼルクリーム 問と解 ビニール傘をビニールと傘に分けてく春のあらしだ 真っ白い貸し看板が増えてゆく街の余白と呼べないような
-
北大俳句会有志機関誌『旗手』2号
¥800
--- 北大俳句会「えぞりす」の有志を中心とした俳句機関誌「旗手」の第二号です!! 前号から3倍以上のページ数でボリュームたっぷりに制作しました! 総勢30名に及ぶ個人作品・一句一筆をはじめ、北大短歌会との座談会企画、添削会文字起こし、エッセイなどを収録しています! 内容 個人作品 一句一筆 特集座談会 灯台 書評あるいは A5版型,118P (BOOTH商品紹介ページより)
-
中筋智絵 詩集『三季』
¥1,200
--- いつしか とおい とおい秋がきて 行き場のないしずくを こらえつづけたまま わたしとあなたは 別れた (「蕗」より) わたしたちは 祈りのように 嚙みあった あまく血をこぼしながら すべてがひどく真昼であることを うたがっていた(「ひかるからだ」より) 深い喪失の果ての先に点々と、 行き場のないしずくを拾い、ひろい、 織りあげた23篇をぜひ味わってください。 道産詩賞作品の改題作、詩誌『ユリイカ』の「今月の作品」佳作の作品も 収録しています。 ------------------------------------------ 著者・発行:中筋智絵 発行日:2025.8 サイズ:B6 本文:101ページ 価格:1200円(税込) 編集・装丁:古川奈央(俊カフェ) 表紙絵:橘春香 〈中筋智絵プロフィール〉 北海道生まれ 『夏虫の巣』(2008)第14回中原中也賞最終候補 『犀』(2014)第52回北海道詩人協会賞 詩篇「札幌 払暁」(2025)第1回道産詩賞 (BOOTH商品紹介ページより)
-
三潴忠典『曲がらなければ伊勢まで行ける』
¥2,750
SOLD OUT
--- 第11回現代短歌社賞で次席となった著者のデビュー作。 栞=内山晶太・北山あさひ・島田幸典 起案時にクリップ(大)の稟議書がクリップ(小)で返却される 「ちょっと教えてもらえますか」に「どういった件でしょうか」と質問を返す ほどほどに意地を張りたい 駅弁は電車が動いてから食べるもの
-
田畑浩秋『幻視の庭』
¥2,200
札幌生まれ。音楽家としても活動する作者の初の私家版詩集。 三角みづ紀さんによるコメント冊子入り。 ブックデザインは札幌在住のアーティスト・真砂雅喜さん。 「・・・それは、今現在の穏やかな暮らしを以てしても帳消しにすることのできなかった、北海道と首都圏の間で揺れ動く魂を、鎮め、弔い、葬ることくらいしかないだろう、と思い定めて書き連ねたのが、本書の第二部と第一部に収録した作品群である。 全く個人的な動機と言う他なかったけれども、よい作品を書かなくてはよい鎮魂もできないだろう、という単純な考えで前に進み続けたことが、曲がりなりにも第三者が読むに値する詩集として結実していることを願うばかりである。」 (「あとがき」より)
-
『私のうた』左右社編集部・企画
¥1,980
--- 世界でたったひとつの歌集。 短歌を愛する人のための、手帳のようなノートブックです。 1ページにひとつずつ、全部で100のお題が記載されています。最初のページから毎日1首ずつ書いてみるもよし、ぱらぱらめくって開いたページのお題から書いてみるもよし、使い方はまったくの自由です。100首を書き終えたとき、あなただけのオリジナル歌集ができあがります。 自分では短歌をつくらない人もぜひ、アンソロジストとして、お題に沿った好きな短歌を集めて、作者名とともに書き留めてみてください。あなただけの特別な短歌アンソロジーができあがります。 お題はすべてシンプルなものですので、短歌だけでなく、詩や俳句や川柳、日記やイラストや歌詞など、使い方は無限大。どうか心のおもむくままに書き込んでみてください。 巻末にあるメモのページには、短歌になる前のアイデアや言葉や好きな短歌を書き留めたり、あとがきを書いたりするのもおすすめです。 奥付(最終ページ)の「著者」の欄には、あなたの名前を忘れずに。上段にはプロフィールの欄も設けましたので、そちらもぜひご活用ください。 装幀/脇田あすか (左右社)
-
短歌アンソロジー『夢のうた』
¥2,200
左右社の短歌アンソロジーシリーズ。 第六弾は、夢。 --- 夢の中では、光ることと喋ることはおなじこと。お会いしましょうーー穂村弘 どこから開いても〈夢〉につながる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 夢の入り口、いつもみる夢、叶わなかった夢、満ち足りた夢、夢のなかの街、夢から醒めるとき……100人の歌人がうたった、わたしだけの夢のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/飯田有子/井口可奈/石川美南/伊舎堂仁/伊勢谷小枝子/伊藤紺/伊波真人/井上法子/今橋愛/上坂あゆ美/宇都宮敦/江戸雪/大田美和/大橋なぎ咲/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/尾崎まゆみ/小野田光/加賀田優子/笠木拓/加藤治郎/金田光世/椛沢知世/川谷ふじの/川野芽生/北山あさひ/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/黒瀬珂瀾/古賀たかえ/小島なお/斉藤斎藤/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹公人/佐藤弓生/菅原海春/菅原百合絵/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/染野太朗/谷川電話/谷川由里子/田村元/俵万智/千種創一/千葉聡/知花くらら/寺井奈緒美/堂園昌彦/橙田千尋/戸田響子/toron*/永井祐/永井亘/永田和宏/中村美智/中村森/ながや宏高/なべとびすこ/仁尾智/錦見映理子/野口あや子/初谷むい/服部真里子/花山周子/濱田友郎/早月くら/東直子/平岡直子/藤本玲未/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/水野葵以/水原紫苑/三田三郎/睦月都/望月裕二郎/盛田志保子/安田茜/山川藍/山崎聡子/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉川宏志/米川千嘉子/渡辺松男 (あいうえお順・敬称略、全100名) (左右社)
-
『サムシング・プレシャス』
¥1,600
--- 人生の”視界不良”でお悩みの人に見つけてほしい大切なことーー。 「北海道書店ナビ」で活躍中のライター・佐藤優子が、 20〜40代の11人に仕事や家族、社会について聞いたzine。 A5サイズ全62ページ
-
かばん(2024年-2025年)※6.12月号以外
¥500
短歌同人誌「かばん」バックナンバー取り揃えております。 各号の詳しい内容は、かばん公式ブログにて↓ http://kaban-tanka.seesaa.net/category/4905725-1.html ーー かばん2024年1月号! 新春題詠「紅」 ☆今月の歌 小野とし也 小野田光 ☆今月の一冊 森山緋紗 ☆リレーエッセイ 有田里絵 ☆前号評 久保茂樹 小林寧緒 ーー かばん2024年2月号! 特別作品 壬生キヨム 茂泉朋子 ーー かばん2024年3月号! ☆今月の一冊 土居文恵 ☆リレーエッセイ 木村友 ☆前号評 斎藤見咲子 小野田光 西塔史 ーー かばん2024年4月号! 特別作品 松本遊 松澤もる 前田宏 本多忠義 ☆かばんゲストルーム 藤宮若菜 ☆今月の一冊 白糸雅樹 ☆今月の歌 久間木志瀬 ☆前月号評 千葉弓子@ちば湯 坂井亮 佐藤元紀 ☆自由投稿 小鳥遊さえ ☆新人賞へのアプローチ 森山緋紗 小川まこと 岩倉曰 土居文恵 折田日々希 木村友 ーー かばん2024年5月号! 特別作品 本田葵 藤本玲未 藤野富士子 ーー かばん2024年7月号! 特別作品 雛河麦 萩原璋子 藤田亜未 ーー かばん2024年8月号! 特別作品 野川忍 乗倉寿明 ーー かばん2024年9月号! 特別作品 とみいえひろこ 遠野瑞香 ーー かばん2024年10月号! 特別作品 辻井竜一 土居文恵 土井みほ 土井礼一郎 ーー かばん2024年11月号! 特別作品 千葉弓子@ちば湯 千春 千田チタン ゲストルーム 井口可奈 今月の歌 嶋江永うみ 今月の一冊 壬生キヨム 前月号評 田中真司 蛙鳴 高柳蕗子 Zoom読書会レポート とみいえひろこ ーー かばん2025年1月号! 新春題詠「袋」 今月の歌 深海泰史 リレーエッセイ 沢茱萸 前号評 藤田亜未 千田チタン 今月の一冊 佐藤弓生 Discordレポート 土居文恵 自由投稿 佐々木遥 Zoom読書会レポート とみいえひろこ 現代歌人集会賞授賞式レポート 有田里絵 ーー かばん2025年2月号! 特別作品 田中有芽子 田中真司 田村ひよ路 かばんゲストルーム 福山ろか 今月の一冊 松澤もる 今月の歌 ソウシ 前号評 みおうたかふみ 千葉弓子@ちば湯 リレーエッセイ 本多忠義 Zoom読書会レポート とみいえひろこ Discordレポート 夏山栞 ーー かばん2025年3月号! 特別作品 小鳥遊さえ 高村七子 高柳蕗子 瀧川蠍 ゲストルーム 吉岡優里 今月の歌 小鳥遊さえ 高村七子 今月の一冊 屋上エデン 前号評 雛河麦 土井礼一郎 土井みほ Zoom読書会レポート とみいえひろこ Discordレポート 土居文恵 リレーエッセイ 藤本玲未 クリスマス会レポート 坂井亮 ーー かばん2025年4月号! 特別作品 白糸雅樹 深海泰史 杉山モナミ ソウシ 新人賞へのアプローチ ーー かばん2025年5月号! 特別作品:shigan、嶋江永うみ、嶋田恵一 今月の一冊:坂井亮 今月の歌:田中真司 前号評:深海泰史 リレーエッセイ:伊波真人 かばんのすきま:折田日々希 睦月都さん第25回現代短歌新人賞表彰式レポート ーー かばん2025年7月号! 特別作品:佐藤弓生 沢茱萸 かばんゲストルーム:山中千瀬 今月の一冊:堀静香 今月の歌:千葉聡 前号評:稲上絵美 野川忍 乗倉寿明 かばん図書館通信 『1995年の7月号を読んで』 :みおうたかふみ 自由投稿:佐々木遥 歌会報告:東京/関西/Discord リレーエッセイ:森山緋紗 ーー かばん2025年8月号! 特別作品:来栖啓斗 齋藤けいと 坂井亮 かばんゲストルーム:吉田隼人 今月の一冊:田中有芽子 今月の歌:千葉弓子@ちば湯 リレーエッセイ:千葉弓子@ちば湯 前号評(2025年6月号評) :嶋江永うみ 歌会報告:東京/Discord 自由投稿『句またがりの効果』 :みおうたかふみ
-
鈴木晴香『ところで、愛ってなんですか?』
¥2,200
--- 片想い、失恋、自己愛、友愛、性愛、推しへの愛、恋をしないこと……。歌集『夜にあやまってくれ』『心がめあて』『荻窪メリーゴーランド』など、一貫して「愛」を詠みつづけてきた著者がショートストーリーでつむぐ、新感覚短歌アンソロジー。 ここは愛の相談所〈BAR 愛について〉。入り口の看板には、三十一個のハートが光っていて、愛に悩むお客さんが毎日やってくる。 持ち込まれた愛の相談に、私は、カクテルでもタロットでも藁人形の呪いでもなく、短歌を差し出す。三十一文字という短い言葉の連なりが、どういうわけか、こんがらがってしまった愛をほどいてくれるのだ。 この星に愛の悩みは今日も生まれている。そろそろ開店時間だ。 (本文より) 【本書収録歌人一覧】 ※敬称略 魚村晋太郎/小島なお/初谷むい/雪舟えま/今橋愛/石井僚一/真野陽太朗/岡野大嗣/吉川宏志/枡野浩一/鈴木美紀子/山口文子/北山あさひ/カン・ハンナ/寺山修司/杉﨑恒夫/千種創一/大森静佳/山階基/染野太朗/多賀盛剛/永井陽子/谷川由里子/牛隆佑/柴田葵/川野芽生/石川啄木/荻原裕幸/阿波野巧也/永田和宏/工藤吉生/フラワーしげる/石川美南/穂村弘/斉藤斎藤/宇都宮敦/石井大成/吉澤ゆう子/河野裕子/鳥さんの瞼/笹井宏之/小島ゆかり/竹中優子/藤本玲未/岡井隆/立花開 /岡崎裕美子/大滝和子/黒瀬珂瀾/奥田亡羊/水原紫苑/toron*/平井弘/田中有芽子/俵万智/くどうれいん/東直子/吉田隼人/菅原百合絵/藪内亮輔/松村由利子/山崎聡子/郡司和斗/服部真里子/石川信雄/野村日魚子/木下龍也/笹公人/佐クマサトシ/平岡直子/野口あや子/山田航/長谷川麟/井上法子/鈴木晴香 (左右社)
-
北海学園短歌会誌『華と硝烟』各号
¥1,000
北海学園大学短歌会誌『華と硝烟』、遂に刊行! 北海学園の初代文学研究科長であった、「菱川善夫の業績を受け継ぎ、おのおのの短歌研究賞史を練ることを目標とする」同会から、年一冊刊行されていきます。(また、編集部は同大学の田中綾研究室に置かれています。) <【創刊号】内容紹介> 会員の作品に加え、OBの石井僚一さんの作品も掲載されています。 特筆すべきは、近代短歌研究への特化だと思います。書評も、現代と、明治・大正・昭和、と分けられて掲載されています。 また、評論も厚く、口語短歌運動において重要とされる「清水信ノート」(山田航)の、新技巧派批判、新律格、新短歌の動向など、とても興味深いです! 渡辺駆さんの評論「戦争の正身(むざね)」では短歌史の意義を近代天皇制、軍国主義などを通して分析し、どう短歌に関わるべきかを論じています。 また、1940年の合同歌集『新風十人』を通して、篠弘の視点と比較しながらの、菱川善夫論も掲載。 峰艷二郎さんの評論では、フェミニズムやジェンダー理論からの批判を取り上げながら、菱川善夫の女歌論について、そこから山中智恵子の両性具有性への論について展開されていきます。 濃厚で紹介し切れませんが、表紙の書からも漂う芳しさ…!皆さんの短歌作品も素敵で、今後の会の発展が楽しみです! 是非とも、実物で味わって戴ければと思います〜!(よ) <【第2号】内容紹介> 招待作品は岡本真帆さん。 岡本真帆歌集に呼応した石井僚一さんの新作。 山田航さんは評論(総合誌向きのキャッチーな内容)&新作も発表されています。
-
短歌研究 2025年9月・10月合併号
¥1,650
第61回「短歌研究賞」&第1回「短歌研究評論賞」発表号! --- 9月の新作短歌集 五十首 小島ゆかり「あかい花しろい花」 三十首 永田 紅「アザミの絮の飛ぶ国」/霧島あきら「水脈」(第六十八回短歌研究新人賞受賞後第一作) 二十首 土岐友浩「ワンツー」/金田光世「読書灯、みづうみ」/川谷ふじの「最晩年」/ショージサキ「花束の束のなか」/平安まだら「大丈夫な架け橋」 発表=第61回「短歌研究賞」 受賞作掲載 俵 万智氏「白き父」 講評 馬場あき子/佐佐木幸綱/高野公彦/永田和宏/小池 光 短歌研究賞 受賞作一覧 発表=第1回(新設)「短歌研究評論賞」 受賞者 平尾勇貴「引用と編集の詩学──ディレクターがあらわれるとき」 選考座談会 川野里子/松村正直/土井礼一郎/寺井龍哉 短歌研究評論賞 受賞作一覧 対談 あたらしい人「定家」を語る 冷泉家後嗣 野村 渚 × 第一回定家賞受賞 楠 誓英 天野 慶(コーディネーター) 十首の世界 中野功一「数ならぬもの」/淀美佑子「Living」/佐々木 朔「なにで」/さとうはな「蛍光スティック」/山本まとも「さすまた」/川上まなみ「#Dublin3 at Great Western Square」 十五首競詠 吟遊「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」 天野 慶「2025年5月15日のミャクミャクさまと」/門脇篤史「夢洲」/井口寿則「はだし」/藤田千鶴「柘榴」/山本夏子「水の星」/廣野翔一「顔変える街」 吉川宏志「1970年代短歌史」 番外編:押田晶子・元「短歌研究」編集長インタビュー 「短歌研究」の変化からみる七〇年代・八〇年代の短歌史 講演再録 =坂井修一「鷗外献呈本に見る大逆事件」 書評 高木佳子│熊谷淑子歌集『理念』 森本 平│嵯峨直樹歌集『塔』 久我田鶴子│坂井修一歌集『鷗外の甍』 1 永井正子│矢沢歌子歌集『余光』 中島裕介│松木秀歌集『Easy Livin'』 山本まとも│松村正直歌集『について』 彦坂美喜子│江田浩司歌集『艸影集』 喜夛隆子│堀井弥生歌集『しらさぎ』 七首+エッセイ 安藤直彦「ああ、自然」/青戸紫枝「五位鷺」/尾﨑弘子「百合と噴水」/小市邦子「千年後も」/後藤 香「真竹の世界」/駒板芳夫「戦時下」/湊 明子「濃緑の繁りのなかの」/森 暁香「沙羅の花」/山本忠男「根来寺」 作品季評第136回 =染野太朗(コーディネーター)/小原奈実/郡司和斗 前半=工藤吉生「二九六から三一五」/平井 弘「ゆふづき」/馬場めぐみ歌集『無数を振り切っていけ』 後半=工藤 吹「Green light」/佐伯裕子「悲しみの芯」/大崎瀬都歌集『みづぐるま』 連載 仁尾 智+宮田愛萌│「猫には猫の、犬には犬の10」 短歌とショートエッセイ シーズン2 佐藤弓生・千葉 聡│「人生処方歌集 66」 歌集歌書評・共選 岸野亜紗子/御手洗靖大 短歌時評 鈴木ちはね│「アイデンティティー」をめぐって(その2) 出張企画=歌会おじゃまします(神保町歌会とオルドバン歌会) 短歌研究詠草=島田修三 選 特選=四葉るり子 準特選=渡良瀬愛子/助野貴美子/大谷和子/藤田浩之/瑞慶村悦子/枝豆みどり/河原美穂子/柴田和彦/浅井克宏/井上政彦/村上敏之/須田 茂/新谷洋子/早崎 麗/松井正子/今井美紀子 第69回 短歌研究新人賞応募要項 (短歌研究社)
-
『九重』
¥500
<1号> 小津夜景さん、笠井亜子さん、戸田響子さんをゲストに迎えた、佐藤りえさんの個人誌。 俳句や短歌の作品と、各人のエッセイ、佐藤さんの何とも洒脱な挿絵やイラストが添えられており、皆さん、エッセイ含めかなり個性的なのですが、身軽で小気味よい読後感。 <2号> ゲストに岡田幸生・近恵さん(俳人)をお迎えして作品10点とエッセイをご寄稿いただきました。 「むさしの逍遙」は秩父札所巡礼について記しました。“60年に1度の「甲午歳総開帳」とは?” <3号> 俳人・小津夜景さんがゲスト。最新句集『花と夜盗』の制作の裏側を記しています。 ぜひ、句集とともに読んでいただきたい! 『花と夜盗』 https://gatangoton.base.shop/items/69371746 佐藤りえさんの短歌120余首も収録!じっくりと味わえます。 --- ゲスト執筆者:小津夜景(敬称略) コンテンツ: 『花と夜盗』をめぐる12章/小津夜景 誌上歌集『森の中』/佐藤りえ セルフライナーノート/Peter & Ninja 刊行されたばかりの新刊句集『花と夜盗』について、作者・小津夜景さんに書き下ろしていただきました。句集制作のドキュメントとしてだけでなく、レイアウト、連作についてなど、その詩学が垣間見える文章となっています。小津夜景研究を目論む方には特にオススメです。 発行人の誌上歌集は、第一歌集『フラジャイル』以降の2004年から2021年までの未発表歌を含む120余首を掲載。セルフライナーノートを付記しています。 <4号> ゲストに伴風花さん(歌人)をお迎えして、作品とエッセイをご寄稿いただきました。 今泉康弘さん(俳人)には俳句作品と論考「パンがなければ、星の破片を」をご寄稿いただきました。 「むさしの逍遙」は高尾山について記しました。年間300万人が登山する東京の霊山、高尾山の魅力に迫りました。 <5号> ゲスト・高山れおなさんには、六百番歌合の「恋」五十題を書き下ろした『百題稽古』と、その創作についてのインタヴュー『霧中問答』をお寄せいただきました。 発行人・佐藤りえのパートは「恋」の題をでっちあげた題詠短歌12首、所沢航空記念公園をそぞろ歩く「むさしの逍遙」、台詞のないマンガ「Peter & Ninja」(増ページ・7p)となんらかの読み物「渋谷.psd」をお届けします。 <6号> デザインをリニューアルして一年半ぶりの発行です。 ゲストに岡田由季さん(俳人)をお迎えして、作品とエッセイをご寄稿いただきました。 発行人は俳句作品のほか、正岡子規に写生を教えたとされる中村不折との関係、不折の画業との関連から写生について考える「子規と写生と○○と」、セリフのない漫画「Peter & Ninja」を執筆。 連載「むさしの逍遙」は歌人・石川信雄ゆかりの地、埼玉県入間市が舞台です。幻の歌人の足跡と、彼が見たであろう景色を尋ねました。
-
佐藤りえ『兎森縁起』
¥2,200
--- 2018年から2024年までの作品をまとめた佐藤りえの第二句集。 有季定型句はもちろんのこと、食の句だけの章「食休ミ」、固有名詞尽くしの「ひとやすみ」など収録。 四六変形判124頁。 装幀:濱崎実幸 装画:motoe saito
-
塚田千束『星夜航路』
¥2,420
--- 船は行く星屑の帆をふくらませまだみぬおとうとらを乗せるため ー 星の光が届くころにはもう その星自体はないというのが本当かどうか私には想像できない。 ただ、私の目に映るその光だけが、 そのいまだけが、ゆるぎない真実だと思う。 (あとがきより) ー 『アスパラと潮騒』に続く第二歌集。 2023年夏から2025年春までの短歌363首。 <収録歌より> どんな名で呼んでもいいよたましいの通り道でしかないからだだよ 芍薬はひとりでひらく 人間として滅びゆくまでたった百年 思い出して あなたがかつて火だったこと美しき骨の駅だったこと てっぺんの星を飾ってみたかった記憶が凍った窓をひっかく 首のながいチューリップたち春は痩せ抱き寄せたいのにこぼれてしまう (短歌研究社)
-
『まいだーん』
¥800
三井修が発行人を務める、短歌同人誌『まいだーん』。 アラビア語で「広場」を意味する本誌に集うのは、現代歌壇でも活躍する実力ある面々。 約40ページとコンパクトながら、読み応えのある内容です。
-
羽根と根 4〜9、11号、13号
¥500
8号、入荷しました! 牛尾今日子さんの評論「演出家の顔」。短歌の私性について、これまでの論を踏まえ、真っ正面から、かなりロジカルに展開されています。熱い…! 佐々木朔さんの連作「まちあるき(全国版)」では、草津、佐渡、なんと宗谷岬まで詠んでいます!
-
短歌同人誌『西瓜』
¥500
岩尾 淳子、嶋田さくらこ、江戸雪が発起人となり、関西を中心に14人のメンバーが集結し創刊された短歌同人誌『西瓜』。 〈メンバー〉岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜。
-
ミロコマチコ『島まみれ帳』
¥1,870
--- 絵本作家で画家のミロコマチコが、奄美大島にとっぷりつかった濃厚な時間と、愛猫との暮らしをエッセイ・イラスト・写真で綴った、読みごたえたっぷりの一冊。 4ひきのねこたちとの奄美大島への移住、家づくりや巨大台風、夜中までつづく島のお祭り、島の子どもたちとのワークショップ、メキシコでの展覧会など...ブロンズ新社のWEB連載「ミロコあたり」が書籍になりました。 34篇の「イラスト&エッセイ」と、描き下ろしイラストと53点の写真を収録。 (ブロンズ新社)
-
現代短歌(2024.1〜)
¥1,100
ーー 現代短歌2024/1 no.100 第10回佐藤佐太郎短歌賞&第11回現代短歌社賞 発表号! ※井口可奈さん受賞号! ーー 現代短歌2024/3 no.101 巻頭作品50首「秋から冬へ」 俵万智 特集「新人類は今」 ーー 現代短歌2024/5 no.102 巻頭作品50首 「詩人は短歌をつくらないでください」 瀬戸夏子 特集「Anthology of 40 Tanka Poets selected & mixed by Haruka INUI」 ーー 現代短歌2024/7 no.103 特集「GAZA」 ーー 現代短歌2024/9 no.104 特集「アララギ新世紀」 ーー 現代短歌2024/11 no.105 特集「第5回BR賞 発表」 ーー 現代短歌2025/1 no.106 第11回佐藤佐太郎短歌賞&第12回現代短歌社賞 発表号! ーー 現代短歌 no.107 特集「BL」 ーー 現代短歌 no.108 特集「山崎方代 ドリル50題」 ーー 現代短歌 no.109 特集「タイムスリップ194×」 ーー 現代短歌 no.110 特集「塚本邦雄的生活」
-
【サイン入り】脇川飛鳥『ラストイヤー』
¥1,650
--- ドーナツは穴があいてるものですしあなたがいればうれしいですし 〈平易なようでときどき、どうにでもなれ、というような勢いのよさが発生するのがすごい魅力の作風〉 ──pha(蟹ブックス・書店員)2024/6/15Xより 〈ずっと大ファンです。〉 ──枡野浩一(『かんたん短歌の作り方』著者) 2024年4月17日に発行され、早々に完売した「私家版」を、デザインや感触そのままに短歌研究社版として刊行! 人間は別れて生きてゆくのです それではルールを説明します ふたりでただビールを飲んで脳みそがあったかかったあれはよかった 装画=水沢そら(『ちゃっくん』より) 装幀=ほんだことこ(MARLC) 【著者プロフィール】 脇川飛鳥(わきがわ・あすか) 1979年、長崎生まれ。枡野浩一『かんたん短歌の作り方』(筑摩書房、2000年)に50首の作品集「気がする私」を掲載。『テノヒラタンカ』(太田出版、2002年)に参加。以降の短歌を本書に収録しました。 (短歌研究社)
-
高山れおな『百題稽古』
¥3,300
--- 「高山れおなは、言葉に対する超絶技巧の持ち主である。技量を十全に駆使して、俳句という詩形に真向かっている。その稽古を見られることは短歌、俳句にたずさわる者としては、きわめて興味深く得難い体験だ」(藤原龍一郎) 「この試みは、ルール不在のなんでもありに堕している歌人にはそもそも挑むことさえできないものだ。はじめて俳人を羨ましいと感じたかもしれない。どうしようもない酔狂に挑んでこその詩歌であると思うからだ」(瀬戸夏子) 堀河百首をはじめ和歌にその題をもとめ、題詠300句に挑んだ異色の第五句集。 命とは白シャツに透く君なりき 金地戦闘美少女図襖とはこれか 茉莉花を嗅いで死ぬまで人の妻 海女の笛感幻楽にありやなし 我が孤火も霜夜は遊べ狐火と (現代短歌社)
-
松村正直『について』
¥2,200
--- 連作をまとめたⅠ部、小題なく200首を羅列するⅡ部。歌集という制度に、静かに叛旗をひるがえす第6歌集。 餃子焼くひとはひたすら餃子焼き焼かないときは餃子を包む (現代短歌社)
-
江田浩司『艸影集』
¥2,970
--- 韻律の魔力が著者を導くべくしてこの境地に導いた。亡き歌人たちへの思慕を深め、魂を鎮めんとする第11歌集。 わが生の幻としてこの地なる艸(さう)影(えい)にあれ智恵子と隆 (現代短歌社)
-
向坂くじら『とても小さな理解のための』
¥2,200
--- 名著、復活。 向坂くじらデビュー詩集、増補・新装版。 日々の息苦しさからの解放。 ここに綴られた詩は、あらゆる事象の境界を 溶かし、生まれたての眼で世界を見せてくれる。 又吉直樹(お笑い芸人) 幼さを内包しながら、少女は溶ける。 羽化した大人の身体。虫の眼で見つめる世界。 日常の美しさと痛みを描き出す、透明な言葉たち。 今日マチ子(漫画家) 「幸福な人間に詩は書けない」とある詩人は言ったが、わたしはそれを信じない。くじらさんは手を伸ばす。いま匂いや重みをもつきみ、おまえ、あなたへと。あなたの向こうの窓やその先へと。その道すがら、出会う誰かと互いに呼吸を渡し合って、生きて詩を書きつづける彼女のことを、わたしは誰よりも信じている。 堀静香(歌人、エッセイスト) (百万年書房)
-
谷川 俊太郎『今日は昨日のつづき どこからか言葉が』
¥1,760
--- ひとが旅立つ寂しさ、いま生きているいのち、言葉にできずにただ思っていたこと……日々の生活から浮かんできたことばたち。 朝日新聞の連載「どこからか言葉が」をまとめた、谷川俊太郎がさいごに遺した「感謝」を含む47篇の詩。
-
石垣りん『ユーモアの鎖国』
¥748
SOLD OUT
--- 戦争中には、戦死にまつわる多くの「美談」がつくられた。ある日、焼跡で死んだ男の話を耳にした。その死に「いのちがけのこっけいさ」を感じた時、数々の「美談」に影がさすのを覚えた。そして自分の内の「ユーモアの鎖国」が解け始めたのだ。戦中から今日までに出会った大小の出来事の意味を読みとり、時代と人間のかかわりを骨太にとらえた、エピソードでつづる自分史。 【著者プロフィール】 石垣りん ( いしがき・りん ) 1920年、東京生まれ。詩人。2004年没。高等小学校時代から詩作を始め、少女雑誌に投稿。卒業後、14歳で日本興業銀行に就職し、25歳の時に敗戦を迎えた。1938年、同人誌「断層」創刊。福田正夫に師事する。1959年、第一詩集『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』刊行。1969年に第二詩集『表札など』でH氏賞、1972年に『石垣りん詩集』で田村俊子賞、1979年に『略歴』で地球賞をそれぞれ受賞。エッセイに『ユーモアの鎖国』『焔に手をかざして』『夜の太鼓』などがある。 (筑摩書房)
-
岡本雄矢『僕の悲しみで君は跳んでくれ』
¥1,650
”トホホ短歌”の芸人・岡本雄矢さん、初の小説です! --- 18歳の時に “あいつ”が放った光を、もう一度見たい。「その一瞬」のために始まった青春の延長戦は、あまりにも――。 読んだら、誰かを“応援”したくなる!全ての人の感動スイッチを押す、胸アツ青春小説。 私たちは今、壮平君が歌った未来にいる――。 札幌で高校時代を過ごした仲間たちには、共通した「忘れられない瞬間」がある。学校祭の中庭のステージで見た、瀬川壮平の姿だ。 当時の仲間たちが同窓会と称して集まっていたある日、母校の中庭が無くなるというニュースが。 もう一度、あの場所で壮平を見たい! しかし、東京でプロの活動を始めた壮平のステージは果たして実現するのか? 10代を共に過ごした仲間と、もう一度青春することはできるのか? 掴めそうで手放してしまった「欲しかった未来」に、もう一度手を伸ばしてもいいのか? 大人になってなんとなく流されていく日々に、「あのとき感じた希望の感触」が蘇る! ~~31文字の制限中で「その瞬間」を短歌というドラマにしてきた著者が、ついに挑んだ、渾身の長編小説。 (幻冬社)
-
『本なら売るほど 2』児島 青
¥836
--- 本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ。 街の小さな古本屋「十月堂」にて。ある日店主は、初めて店を訪れた客にこう問われた。 「読まなきゃ死ねないってぐらい、面白い本を教えて下さい」 ”オススメの本”――それは、すべての本好きが対峙する永遠の未解決問題! 十月堂のチョイス、そしてお客さんの真意とは? 古本屋「十月堂」を舞台に、さまざまな愛書家たちの人生の機微を描く短編連作シリーズ。 第1巻が発売するやいなや話題を席捲した作品が、待望の第2巻発売です。 (KADOKAWA)
-
『本なら売るほど 1』児島 青
¥792
--- ここは、本と人とがもう一度出会い直す場所。 ひっつめ髪の気だるげな青年が営む古本屋「十月堂」。 店主の人柄と素敵な品ぞろえに惹かれて、今日もいろんなお客が訪れる。 本好きの常連さん、背伸びしたい年頃の女子高生、 不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た未亡人。 ふと手にした一冊の本が、思わぬ縁をつないでいく――。 本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ贈る、珠玉のヒューマンドラマ! 漫画誌「ハルタ」連載時から大きな反響を呼んだ話題作が、待望のコミックス1巻発売です。 (KADOKAWA)
-
『やなせたかし詩集 てのひらを太陽に』
¥990
--- たったひとりで生れきて/たったひとりで死んでいく/人間なんてさみしいね……「てのひらを太陽に」「アンパンマンのマーチ」他、抒情詩人やなせたかしの代表作を収める。 (河出書房新社)
-
生湯葉シホ『音を立ててゆで卵を割れなかった』
¥1,870
--- 気弱で、繊細で、もがいていた。 「食べられなかったもの」で振り返るエッセイ集 様々なウェブ媒体を中心にライティング、取材で実績のある⽣湯葉シホさん。幼少期から20代までにかけて不安でたまらなかった自己の内面を「⾷べられなかったもの」の記憶とともにふり返る、初の単著となるエッセイ集。繊細な心の機微を捉え、共感を呼ぶ30篇です。 ◆尾崎世界観さん、岡本真帆さん絶賛!! 生湯葉さんが書くものから伝わってくる覚悟を、怒りを、畏れを、疑いを、諦めを、照れを、潔癖さを、ぜんぶ積み上げて、神棚にして拝みたいくらい、どうしようもなく信じている。 尾崎世界観(ミュージシャン・作家) 怯えているけどやさしくて、すべてのものをよく見ている。 生湯葉シホさんは、私が心から信頼し、憧れている書き手です。 岡本真帆(歌人・作家) 【編集者のおすすめポイント】 ウェブに寄稿するエッセイや小説、取材記事に定評のある生湯葉シホさんの初の著書。自身を気弱で常にまわりをおろおろと窺っている、けれど執念深いと形容する生湯葉さんが、個人的な「記憶」と「食べ物」を絡めて30篇のエッセイに仕立てます。当時の状況と心の動きを読み手に想像させる鋭い観察眼を持ち、篇ごとのテーマに沿って文体を作るのは連載や取材で鍛えた筆致力があるからこそ。「繊細さん」という⾔葉があるように、自分は⼈の目を気にしすぎているのかと悩んだことがある読者はいるはず。読み手の気持ちと記憶を受容できる内容です。 【著者略歴】 生湯葉シホ(なまゆば しほ) 東京在住。フリーランスのライターとして、Web・雑誌を中心にエッセイや取材記事を寄稿している。読売新聞のWebメディア「大手小町」にてエッセイを連載中。趣味はライブに行くことと香水を集めること。生湯葉のほかには豚汁が好き。最近、吹き矢教室に通おうか悩んでいる。 X:@chiffon_06 (アノニマ・スタジオ)
-
向坂くじら『アイムホーム』
¥2,200
--- 一冊の窓から強風が入る。 “ただいま”と帰ってきやがった孤独も まっとうに味わう恵みの讃歌。 杉咲花(俳優) 家、部屋、身体、生活ーー詩人・向坂くじら、最新作品集。 おまえに会うとうれしくなるのは わたしのなかの他のおんなが喜ぶのだ たぶん テレビかなにかで見かけた 【著者略歴】 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人。2022年埼玉県桶川市に「国語教室ことぱ舎」を設立し、小学生から高校生までを対象とした国語の指導を行う。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」でアーティストとしても活動。著書に詩集『とても小さな理解のための』(百万年書房)小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)エッセイ集『ことぱの観察』(NHK出版)『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、共著に『群れから逸れて生きるための自学自習法』(明石書店)など。1994年名古屋生まれ。慶應義塾大学文学部卒。 (百万年書房)
-
馬場めぐみ『無数を振り切っていけ』
¥2,420
--- 身を投げる無数の窓を振り切って生き延びて今晴れた公園 短歌研究新人賞受賞から13年を経て、待望の第一歌集。321首を収録。 窓によぎるいくつもの憧れを振り切って、ここまで来たんだな、あなたは。 お互いそうやって生き延びてきた。 ――山中千瀬 剝き出しの迫力に惹かれ、魂の熱量に感嘆した。 「生き延びて今」は晴天に掲げられたトロフィーだ。 ――栗木京子 無力さの中の凄まじい輝き。 〈私〉の前に広がる膨大な未来からの圧が、今ここを永遠に接続しているようだ。 ――穂村 弘 【収録歌より】 歯ブラシで排水口をひたすらにこする時の目でなにもかもを見る 浴槽は海に繋がっていません だけどいちばん夜明けに近い あなただけ方舟に乗せられたなら何度も何度も手を振るからね 二十二で死なずに今日も金星はおもちゃのごとく可愛いひかり 思春期に正しい終わらせ方はないけれどもう壊れたくならないな 【著者について】 1987年生まれ、北海道出身。 筑波大学人文学類在学中に短歌を始める。 2011年「見つけだしたい」で第54回短歌研究新人賞受賞。 結婚後、愛知県、タイ・バンコクで暮らしたのち、現在滋賀県在住。 (短歌研究社)
-
【2025年モデル】さよならバグ・チルドレン(Tanka T-shirt)
¥2,500
歌人・山田航さんの第一歌集「さよならバグ・チルドレン」の題字Tシャツ。 2025年新作モデルです。(過去のTシャツと比べてロゴが大きくなりました) さわやかな色合いとロゴ、ぜひおしゃれに着こなしてください。 ※シルクスクリーンで手刷りしているため、一点一点仕上がりが異なります。 また、印刷にかすれなどがございます。味としてご理解下さい! <生地について> 綿100% やわらかく着心地のよい素材です。 洗濯しても首回りが伸びにくいのが特徴です。 <サイズ(cm)> S 身丈65 身幅49 肩幅42 袖丈19 M 身丈69 身幅52 肩幅46 袖丈20 L 身丈73 身幅55 肩幅50 袖丈22
-
【旧モデル】さよならバグ・チルドレン(Tanka T-shirt)
¥2,000
20%OFF
20%OFF
※旧モデルにつき、サイズに限りがあるため値下げしています。 --- 歌人・山田航さんの第一歌集「さよならバグ・チルドレン」の題字Tシャツ。 さわやかな色合いとロゴ、ぜひおしゃれに着こなしてください。 ※シルクスクリーンで手刷りしているため、1点ずつ仕上がりが少し異なります。 <生地について> 綿100% やわらかく着心地のよい素材です。 洗濯しても首回りが伸びにくいのが特徴です。 <サイズ(cm)> 150 着丈59 身幅43 肩幅38 袖丈17 160 着丈62 身幅46 肩幅40 袖丈18
-
村上きわみ『とてもしずかな心臓ふたつ』
¥2,530
--- なつかしい未来 あなたともう一度にくんだりあいしあったりしたい 短歌ブーム前夜の2000年代初頭、インターネット上に彗星のように現れた歌人・村上きわみ。歌集未収録作品をあらたに編集した『とてもしずかな心臓ふたつ』、絶版歌集『fish』『キマイラ』を一冊にまとめた決定版。 別冊栞 村上きわみ一首評:穂村弘・田中槐・枡野浩一・岡野大嗣・平岡直子 【収録短歌より】 次に来る波をむかえにゆきなさい尾を高くしてわたしのけもの なつかしい未来 あなたともう一度にくんだりあいしあったりしたい そうでした 最後に見せてくれたのはこの世のへりをつかむ足指 心臓をまもって歩くけものたち(夏のいのちはいたみやすいね) 靴紐をきつく結んだ 好きでいることを謝りたいひとがいる 白湯で溶く蜜のぬめりのどんなにかくるしいだろう ふゆがはじまる 水の襞ひどく乱して白鳥は今いっしんに飛び立つところ 欲望、おまえが口にするときの奇妙な涼しさを信じよう 灯台の胴に巻きつく海風の、そうだね、すべてくつがえしたい こちらからあちらの岸へ にくたいはすずしい舟とあなたは言った よいつらら育つ真冬をありがとう ひどいことたくさんありがとう 魚の声鳥のことばでかわしあう約束ならば未来のために 【著者プロフィール】 村上きわみ (ムラカミ・キワミ) 1961年生まれ、北海道出身。北限短歌会、ラエティティアを経て、2011年、短歌結社「未来」入会。2012年、未来年間賞受賞。歌集に『fish』『キマイラ』。2023年逝去。 (左右社)
-
長田弘『世界は一冊の本』
¥880
--- 詩人・長田弘がのこした祈りと鎮魂の傑作詩集。 「人生という本を、人は胸に抱いている。」――没後10年。詩人・長田弘がのこした祈りと鎮魂の傑作詩集、待望の文庫化。 本を読もう。もっともっと本を読もう。世界という名の一冊の本を。「書かれた文字だけが本ではない。日の光り、星の瞬き、鳥の声、川の音だって、本なのだ」本を読みながら、私たちはあまりに多くの人と、言葉と、景色と出会い、別れていく。友の魂へ、母の魂へ、あるいは遠く離れた異国の魂へ。詩人がのこした祈りのための、そして人生を読み解くための傑作詩集。 解説 岡崎武志 (筑摩書房)
-
『ユニヴァースのこども 性と生のあいだ』シリーズ「あいだで考える」
¥1,870
--- 10代以上すべての人のための人文書のシリーズ 「あいだで考える」 正解のない問いを考え、多様な他者と生きる。 --- 『ユニヴァースのこども 性と生のあいだ』中井 敦子 / 森岡 素直 敦子さんと素直さんは、互いを大切なパートナーとして、敦子さんが出産した満生ちゃんと3人で暮らしている。素直さんの性は女性/男性のどちらにもとどまらず、3人の関係は〈母親/父親/こども〉の枠に収まらない。性のあり方、関係性のあり方を枠にはめず、名前をつけず、ゆらぎ変化していく全体として日々の生を生きようとしてきた2人が、出会いの頃から満生ちゃんの誕生、現在の暮らしまでの出来事と思いを語った「声のおたより」の記録。(装画:ひうち棚) [著]中井 敦子(ナカイ アツコ) 中井敦子(なかい・あつこ) 1982年京都府生まれ。そのひと自身から生まれる表現とことばに興味をもち、こどもアトリエ(薬師山美術研究所)を営む。本の装画・挿画家でもあり、主な仕事に『能力で人を分けなくなる日』(最首悟著、創元社)、『海女たち』(ホ・ヨンソン著、姜信子、趙倫子訳、新泉社)、雑誌『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』(ジャパンマシニスト社)など。アレクサンダー・テクニークの教師としても活動している。 [著]森岡 素直(モリオカ モトナオ) 森岡素直(もりおか・もとなお) 1981年大阪府生まれ。3年間のひきこもり生活を経て、生きることとジェンダー、セクシュアリティの関係を大学などで探究。高齢者介護施設で働いたのち、現在は中井敦子とともにこどもアトリエの活動に専念。「ちいさな自由図書館灯トモス」の活動も行う。 (創元社)
-
永井玲衣『さみしくてごめん』
¥1,760
--- ロングセラー『水中の哲学者たち』で颯爽とデビューした在野の若手哲学者・永井玲衣の最新エッセイ。世界の奥行きを確かめる。 「わたしはいつまでも驚いていたい。こわがっていたい。絶望して、希望を持ちたい。この世界から遊離せずに、それをしつづけたい。世界にはまだまだ奥行きがあるのだから。」 哲学は心細い。さみしい。だがわたしは、さみしいからこそ哲学をしているような気がする。生まれてきたことがさみしい。わからないことがさみしい。問いをもつことがさみしい。問いと共に生きることがさみしい。(本文より) ことばが馬鹿にされ、ことばが無視され、ことばが届かないと思わされているこの世界で、それでもことばを書く理由は何だろう。わたしの日記は、戦争がはじまって終わっている。あの瞬間から、日記は戦時中のものとなった。 だが、ほんとうにそうなのだろうか。戦争はずっとあったし、いまもある。わたしが絶望したあの戦争は、いまもつづいている。だからあの日記はすでに戦時中のものだったし、この本も、やはり戦時中のものである。 とはいえ、わたしたちの生活に先立って、戦争があるわけではない。生活の中に戦争が入り込むのだ。どうしたって消すことのできない、無数の生の断片があるのだ。たとえ「対話」ができず、あなたのことばを直接きくことができなかったとしても、決して「ない」のではない。(「あとがき」より) (大和書房)
-
雑誌『スピン/spin』各号
¥330
※送料の関係で、一回の購入数を4冊までとさせていただきます。 5冊以上ご希望の方は複数回に分けてのご購入をお願いいたします。 2022年9月、河出書房新社より新雑誌『スピン/spin』が創刊! この時代に文芸誌(でいいのかな?)が創刊されるとは。しかもこのメンバーでこの価格! 手に取らない手はないのでは! 年4回、3月、6月、9月、12月の下旬発売の季刊誌(16号限定)です。 --- 河出書房新社創業140周年のカウントダウン企画として贈る新雑誌。「日常に読書の栞(しおり)を」をコンセプトに贈るジャンルを超えた書き手との出会いをぜひ、お楽しみください!
-
がたんごとんオリジナル 短歌Tシャツ (Tanka T-shirt)
¥2,500
短歌の基本となる"31音節"をモチーフにデザインしたTシャツです。 2025年リニューアル版。 ※ヘイジーイエローの線部分のインクにはラメを使用しています。洗濯の際は、裏返してネットに入れて洗っていただくとラメが長持ちします。 ※シルクスクリーンで手刷りしているため、1点ずつ仕上がりが少し異なります。 <生地について> 綿 100% 「よれない・透けない・長持ちする」といった三拍子がそろった上質な一枚。丈夫な首もとを実現するため、首まわりの縫製に「ダブルステッチ」を採用。長年愛用いただいてもきちんとした首まわりを保ちます。 <サイズ(cm)> S 身丈65 身幅49 肩幅42 袖丈19 M 身丈69 身幅52 肩幅46 袖丈20 L 身丈73 身幅55 肩幅50 袖丈22
-
中前結花『ドロップぽろぽろ』
¥1,430
--- 初の単著『好きよ、トウモロコシ。』以来の書籍化。 初の私家版エッセイ集です。 過去の作品に大胆に加筆し仕上げたもの5編と、書き下ろし6編を収録。 「ぽろぽろこぼした涙の記憶」をテーマにしていますが、 ちっとも悲しい本ではありません。 大真面目だけど、ちょっとおかしく、ちょっと切ない。 大人のあなたにこそ読んでほしい1冊です。 【著者プロフィール】 中前結花(なかまえ ゆか) 兵庫県生まれ。エッセイスト・ライター。2010年に上京。会社員を経て独立し、現在は多数のWebメディアで執筆中。2023年、初の単著『好きよ、トウモロコシ。』(hayaoki books)を刊行。目標は、強くてやさしい文章を書くこと。
-
かばん(2019年-)※6月.12月号のみ
¥600
短歌同人誌「かばん」バックナンバー! 年2回(6.12月)の特集号の商品ページです。 ーー かばん2019年6月号は特集も多く少し厚めです。ゲストルーム吉岡太朗さん。特集は小野田光さん『蝶は地下鉄をぬけて』、鈴木智子さん『砂漠の庭師』、壬生キヨムさん『作中人物月へ行く』など!トーク+作品や相互評など、トリッキーな試みに溢れています。 ーー かばん2022年12月号! 128ページの大ボリューム!!表紙の「ゆず」に和みます。 ○2大特集 ・岩倉曰『harako』 ・ネット短歌の歩き方 ○リレーエッセイ 坂井亮 ○今月の一冊 佐藤弓生 ○今月の歌 あまねそう 蛙鳴 ○十月号評 水庭真美 石川湧太 ーー かばん2023年6月号! 特集 ○かばん新人特集号 ○短歌とネットプリント ☆今月の歌 伊藤汰玖 ☆今月の一冊 土井みほ ☆リレーエッセイ 藤本玲未 ☆四月号評 小川ちとせ 大黒千加 ーー かばん2024年6月号! 特集 睦月都『Dance with the invisibles』 岡田美幸(屋上エデン) グロリオサの祈り ーー かばん2024年12月号! 特集1 堀静香第一歌集『みじかい曲」 特集2 私家版歌集・歌書/短歌ZINE かばん40周年記念題詠 結果発表 かばんゲストルーム 黒岩徳将 Zoom読書会レポート とみいえひろこ 今月の歌 白糸雅樹 今月の一冊 柳谷あゆみ 前月号評 とみいえひろこ 土居文恵 リレーエッセイ 伊藤詩一香 かばんDiscordレポート 夏山栞 追悼・田川みちこさん 高柳蕗子 ーー かばん2025年6月号! 特集は『短歌探検隊』 短歌との出会いが多様となったいま、短歌の世界はどこまで広がっているのか、探検する特集となっています。 かばんゲストルーム:石井大成 前号評:青木俊介 夏山栞 今月の歌:田村ひよ路 今月の一冊:石田郁夫 リレーエッセイ:山田航 かばんのすきま :土井みほ
-
短歌研究 2025年7月・8月合併号
¥1,650
第68回「短歌研究新人賞」発表号! --- 7月・8月の新作短歌集 三十首 黒木三千代「卑しい」/平井 弘「疲れるまで」/藤島秀憲「川の向うに日本が続く」/千種創一「シャッタースピード」/小坂井大輔「明日を待ってる」 二十首 川島結佳子「お風呂に入らなければ」/工藤吉生「二九六から三一五」/郡司和斗「縫い、縫われる者たちのコミュニケーション」/久永草太「みかんゼリー」/工藤 吹「Green light」 十首の世界 宇都宮 敦「先立つもの」/脇川飛鳥「世界がこんなだから自分のしんどい話なんてしてられないって思うことあるかもだけどぜったいそんなことないからね」/笹川 諒「堂島」/廣野翔一「夢」/椛沢知世「晴れた日」/鳥さんの瞼「ずっとやさしい」/栗原「月虹」 第68回「短歌研究新人賞」発表 受賞者 霧島あきら 受賞作 「正しい椅子」三十首 新人賞選考座談会 石川美南/内山晶太/黒瀬珂瀾/千葉 聡/横山未来子 次席・椎本阿吽「獣の系譜」/穴根蛇にひき「蝋梅駅」 候補作・吉村のぞみ「ひらかれた屋根」/瀬名 蛍「鳥を迎える」/永井 駿「金糸雀の歌」/音忘 信「はっけよい」/武田 歩「水が染み出す」 最終選考通過作/佳作/予選通過作/短歌研究新人賞受賞作一覧 作品七首+エッセイ 青木春枝「聞こえ難しくなりしけふ」/阿部幸子「川音」/市川一子「梔子かをる」/紀石蒼也「研鑽ドミノ」/桜井園子「QRコード」/三浦尚子「たいらかに」/矢澤靖江「遠雷」 連載 仁尾 智+宮田愛萌「猫には猫の、犬には犬の 9」 佐藤弓生・千葉 聡「人生処方歌集 63」 作品季評 第135回 大辻隆弘(コーディネーター)/堂園昌彦/井上法子 前半= 高野公彦「いのちの発酵期」/山木礼子「緩流」/小原奈実歌集『声影記』 後半= くどうれいん「Welcome Coin Parking」/花山多佳子「十月尽」/千種創一歌集『あやとり』 書評 奥村知世│山中千瀬歌集『死なない猫を継ぐ』 北神照美│岸田佳子歌集『わたしの歩幅』 松村由利子│田中徹尾歌集『和の青空』 濱松哲朗│佐々木朔歌集『往信』 中沢直人│屋良健一郎歌集『KOZA』 小野田光│小坂井大輔歌集『KOZAKAIZM』 光野律子│木畑紀子歌集『女郎花月』 豊岡裕一郎│久保田登歌集『百花蜜』 吉村実紀恵│久我田鶴子著『海に金槌』 細川光洋│渡英子 著『メロディアの笛Ⅱ』 歌集歌書評・共選=岸野亜紗子/御手洗靖大 短歌時評=鈴木ちはね 「アイデンティティー」をめぐって(その1) 出張企画 歌会おじゃまします 「歌舞伎町ホスト」公開歌会 ──於・ホストクラブ「Awake」 永田和宏 =選 短歌研究詠草 特選 浅井克宏 準特選 池崎冨実夫/佐藤紘子/三森さやか/汐留ライス/菊地愛佳/藤生喜重/枝豆みどり/南出美由紀/阿久津千津子/藤原ほとり/村上秀夫/後藤 進/佐々木冴美/鈴木雅信/ルリマツリ/白浜尚子 (短歌研究社)
-
水無田気流『FULL L』
¥2,420
--- 待望の第三詩集 うみわり草をつみにゆくのです おもちかえりの水圧 かかえて うみゆき道のはて にわかまち すいろ電車をめざしてゆきます そろそろ神離れが必要です 詩において人間の生が更新される。そのとき生じるものを抒情と呼ぶことは可能だろうか。私は可能だと考える。 (蜂飼耳「振動という基底に降りる」2022/6「現代詩手帖』より」 【著者プロフィール】 水無田気流(みなした・きりう) 1970 年、神奈川県生まれ。2003 年、第41 回現代詩手帖賞受賞。 2006 年、第1詩集『音速平和』(2005 年、思潮社)で第11 回中原中也賞受賞。 2008 年、第2詩集『Z境』(2008 年、思潮社)で第49 回晩翠賞受賞。 (書肆侃侃房/2025年刊)
-
なみの亜子『2 Dogs』
¥2,090
SOLD OUT
--- 悲しみは消えない。慣れるのだ。 シイが居て、ココが居て、そこが世界。そうか、私は世界を失ったのだ。 時間をかけてシイがやり遂げた死の身支度。喪失の闇と不思議な安らかさ。 エッセイと短歌でつづる 2匹の犬との出会いと別れ 両杖の廊うつ音にゆっくりと耳をうごかす犬のシイ・ココ 【著者プロフィール】 なみの亜子(なみの・あこ) 歌人。1963年、愛知県生まれ。コピーライターとして広告代理店、制作プロダクション等数社に勤めたのち独立。1999年、塔短歌会入会。2003年、奈良県西吉野の山間集落に移住、茅葺き屋根の家に10年余を暮らす。現在、大阪府在住。04年「うたの虚空ー花山多佳子を読む」で「塔」創刊50周年記念評論賞。05年「寺山修司の見ていたもの」で第23回現代短歌評論賞。13年第3歌集『バード・バード』(砂子屋書房)で第9回葛原妙子賞。歌集は他に『鳴(メイ)』(砂子屋書房)、『ばんどり』(青磁社)、『「ロフ」と言うとき』(砂子屋書房)、『そこらじゅう空』(砂子屋書房)。「塔」選者。現代歌人協会会員。
-
北川透『プリズンブレイク 脱獄』
¥2,970
--- 北川透はじめての「詩と写真」による最新詩集刊行! 詩人・北川透の詩はますます研ぎ澄まされ 装幀家・毛利一枝の写真が浮遊する…… それでよい それがよい やがて 漂う雲の切れ目から 陽が出れば 自然に 消えていく 絶えていく 死の沈黙で溢れる 今日の始まり 【著者プロフィール】 北川透( きたがわ・とおる) 山口県下関市在住。代表的な詩集に『遥かなる雨季』『溶ける、目覚まし時計』『海の古文書』『傳奇集』その他、評論など多数。 【写真】 毛利一枝( もうり・かずえ) 装幀家。『阿部謹也著作集』(筑摩書房)、『私の日本地図・全15巻』宮本常一(未來社)、『みんな忘れた』野見山暁治(平凡社)、『溶ける、目覚まし時計』北川透(思潮社) 他多数。『この世ランドの眺め』(『ぶらぶら歩いてこの世ランド』)その他多岐にわたる。村田喜代子エッセイと写真で連載。 (書肆侃侃房/2025年刊)
-
大前粟生『私と鰐と妹の部屋』
¥1,430
--- きもちのいい奇天烈。たぶん、きもちがいいのは、それが本能とか骨とかに刻まれた、文様のようなものだから。知らなかった世界なのに、自分を見つけた気もしてる。 ――最果タヒ 妹の右目からビームが出て止まらない。薔薇園にいくと必ず鰐がいた。眠たくて何度も泣いた。紙粘土で上司たちの顔をつくった。三人でヤドカリになった。サメにたべられて死にたいだけの関係だ。あたらしい名前がいる。おばけになっているときはなにも話してはいけない。肩車をした拍子に息子の股間が私の首にくっついてしまう。隠れ家的布屋さんは月に進出している。私は忍者で、すごいのだけれど、あんまりみんな信じない。……可笑しさと悲しみに満ちた53の物語 【著者プロフィール】 大前粟生(おおまえ・あお) 一九九二年兵庫県生まれ。京都市在住。 二〇一六年、「彼女をバスタブにいれて燃やす」がGRANTA JAPAN with早稲田文学公募プロジェクト最優秀作に選出され小説家デビュー。「ユキの異常な体質 または僕はどれほどお金がほしいか」で第二回ブックショートアワード受賞。「文鳥」でat home AWARD 大賞受賞。 著書に短編集『のけものどもの』(惑星と口笛ブックス)、『回転草』(書肆侃侃房)。 (書肆侃侃房/2019年刊)
-
初谷むい『笑っちゃうほど遠くって、光っちゃうほど近かった 』
¥1,870
--- 初谷むいが描く、9話の連作短歌による「物語歌集」 これは、月から地球へやってきた女の子の1年間の物語です。 生活の中の小さなことにも生まれる驚きと喜びとつまずき、 誰かが特別な「一人」になることのうれしさと苦しさ。 すべての感情がやさしく溶け合う魔法のような短歌211首を収録。 イラストは、「マムアンちゃん」でも知られるタイの漫画家、 タムくんことウィスット・ポンニミット。 【収録歌より】 月うまれ月で育った女の子 笑うとすこし光ってみえた 重力がちがえば靴も異なって、おはようニューバランスのあかるさ はじめての雪の遅さがいとおしい わたし ぜんぶが最初から好きだった だいじなのは だったのはここにいることで 麻雀牌の鳥のまばたき わたしはあなたの地球になりたい、ということわざがあるの。月には。 装丁:名久井直子 画 :ウィスット・ポンニミット 【著者プロフィール】 初谷むい(はつたに・むい) 1996年生まれ、北海道在住。2018年、大学生時代に書肆侃侃房より第一歌集 『花は泡、そこにいたって会いたいよ』を刊行し、発売後2週間で重版。 2022年に第二歌集『わたしの嫌いな桃源郷』(書肆侃侃房)を刊行。 共著に『スペース短歌』(時事通信社)。短歌ユニット「イルカーン」のメンバー。 (ナナロク社)
-
松木秀『Easy Livin’』
¥2,200
北海道・登別在住の歌人、松木秀の第5歌集。 --- 第5歌集。 2019年から2024年までの5年間の歌を収録。 ただごとに徹して詠まれた歌は、しかし社会を斜めに切り取り、読む者に思索を促す。 松木秀の歌は、常に「今」と呼応している。 【5首選】 片仮名で書くと一気にロシア語の風味を帯びるコロスツモリカ 鬼退治して帰りたる桃太郎それからの長い長い年月 人間がムカデでなくてよかったなだって五十倍靴代かかる アキレスが追い越した亀アキレスより長生きをしてついに追い抜く 抱えすぎた在庫で問屋つぶれたりそうは問屋が卸さなさすぎて (典々堂)
-
『COCOON(コクーン)』
¥500
大松達知さんなど「コスモス」有志の皆さんで発行している、短歌同人誌『COCOON』。 作品、時評、エッセイ、評論、書評など、総合雑誌並みのボリュームです。
-
短歌アンソロジー『雨のうた』
¥2,200
短歌アンソロジーシリーズ第5弾。 --- 好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君ーー枡野浩一 どこから開いても〈雨〉につつまれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 つめたい雨、やさしい雨、はげしい雨、やまない雨、あたたかい雨、とおざかる雨、なつかしい雨……100人の歌人がうたった、わたしだけの雨のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 (左右社)
-
『生活は物語である 雑誌『クウネル』を振り返る』
¥2,200
--- 上京して半年も経たない2002年春、クウネルの表紙には大きく「ここから始まる私の生活。」との文言が記されていた。それよりも小さく、誌名の上にちょこんと配置されており、以後、76号までずうっと掲げられるキャッチフレーズ「ストーリーのあるモノと暮らし」よりも、そのときの私には、響いた。 「都市における革新性に対して再発見されたローカルにおける保守性の新しさ」と、ツバメ田中さんは口早に言い「宛先がわからない雑誌だったからこそ、僕のような本来手に取らないはずの存在にまで届いたんですよね」と続けた。それから少しだけ間を置いて、こう言い直した。 「僕にとって初期クウネルは、年代、世代、性別を越えた空き地に突如として現れた小さくて感じのいい家のようだったんです」 (本文より) さよなら、雑誌文化。 ハロー、SNS。 レシピ本。住居。生活。食。モノとの距離。スローライフ。ていねいなくらし。家事。フェミニズム。ジェンダー。読んでいた人たちの、生き方の変遷。 平成から令和へ。 文筆家・木村衣有子がひとつの時代の分水嶺を、雑誌『クウネル』とともに総括する。 文化論のようでいて、極私的な手触りの、ファンタジーと現実を行き来するクウネルと雑誌文化への濃厚なオマージュ。 (BOOK NERD)
-
【特典付き】藤岡みなみ『ぼちぼち』
¥2,200
サイン入りポストカード&北海道の書店限定・特典ステッカー付き! STVラジオ(北海道のローカルラジオ局です)の『藤岡みなみのおささらナイト』で放送された、10年分のエピソードトークを収録。 まさに、読むラジオ。脳内ラジオ。音声に疲れた時(!)に楽しめるラジオです。 気楽に読めて、むふふと笑えて。読む前よりちょっと元気になる。そんなエピソードが270個。 --- ページを開くと勝手に話しかけてくる! 10年分の雑談をまとめた“読むラジオ” はるか昔「人気DJランキング」AM部門第1位を獲得したこともある著者による、大ボリュームの小ネタ集。 1分でニヤリとできる、どうでもいいのになぜか聴きたくなるエピソードトークの秘訣がここに(あるといいな)。 寝る前、トイレの中、入院時、通勤中など、生活のそばに置いてただ笑ってほしいだけの本です。 装画イラスト・題字は『夏がとまらない』『大丈夫マン』の藤岡拓太郎さん。 マジシャンに間違えられた父/タオルがないのに足湯/めずらしいどんぐりじゃない/豚の睾丸を託された話/オッケーオッケーの人になる/ほじくりにくい苗字/仮面をリクエスト/カニを持ってうろつく/マンドリルの顔をまじまじ見る/普通の秘伝のタレ/お坊さんの愚痴/茶色いピクニック/人面魚を見つける……などエピソードトーク約270本を収録。 【著者プロフィール】 藤岡みなみ 1988年8月9日火曜日生まれ。まぶしいとくしゃみが出るタイプ。好きなお菓子はあまじょっぱいやつ。 文章を書いたり、ラジオでしゃべったり、タイムトラベル専門書店をやったりそのほかいろいろしています。人生で一番大切なことは散歩。戦争反対。 主な著書:『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)、『ふやすミニマリスト』(幻冬舎文庫)、『タイムトラベラーの教科書』(みずき書林)、「超個人的時間旅行・紀行』、『時間旅行者の日記』など (nululu)
-
池田彩乃『音楽になりたい』
¥1,500
著者、初の口語定型詩の詩集。 --- <収録作品より> 反射する人は光を生きていく 火を守る仕草で話すファンタジー 隣り合う花に生まれてまた会おう 水っぽいふたりの苗字で飼う魚 たましいに雪を見せてる観光客 26の題で編まれた 394篇の口語定型詩を収録。 青森に移住した一年目の秋から、 大雪の冬を経て、春の入り口までをうたいました。 (言祝出版)
-
池田彩乃『観光記 2』
¥1,800
--- 回復と変容 あなたと今ここで 一緒に生きる方法 使い果たせば底を尽きるものばかりなのに 愛だけは尽きなかったな。 自分のものじゃないからか。 コロナ禍、前歯が抜けた日、リハビリ、書店員の日々、共同生活、 ひとりについて、ふたりについて。 「手当て元年」と称したある日々の回復と変容について。 2020年に刊行した『観光記』の第二章。 死んじゃいけないとも、生きるべきだとも考えない私たちだけど、ふいにこうして互いの命に手を添えるようにここにいる。どうしてなのか、そう問うことも問われることもない。ひとりとひとりで生きたり、死ななかったりしている。そうした日々が繋がってゆく愛おしさを、やっぱりうまく話せそうにないから、生きて、書き残して、忘れて、また読む。 「ふたり(ひとりとひとり)」より (言祝出版)
-
古賀及子『よくわからないまま輝き続ける世界と 気づくための日記集』
¥1,870
--- 日記界の新星として注目される著者待望の日記本。日常を、試しにかすかにふるわせてみたら? 心に風が吹く発見に満ちた日々の記録 *** 2024年の6月から10月のあいだ、週に3日から4日、“暇をふせぐ”ための簡単なトピックを生活に組み入れてみることにした。その日々の日記をまとめたのがこの本だ。 ポリシーを破ってめぐりめぐって日記を書くために何かし続けた。そこには非日常ではない、日常がかすかにふるえるような手応えがあった。 *** 23年ごしでハーゲンダッツのクリスピーサンドを食べる / 喫茶店で回数券を買う / 朝のラジオを外で聴く / かつてのバイト先に行く / 小学生の頃に読んでいた少女漫画雑誌を買う / 資格を取ろうと思い立つ / 駅にあるワーキングブースを使う 等々…! やったことないけど、ちょっと気になる…日常にあふれている小さな試み。 よくわからないまま輝き続ける世界に飛び込んで、得た気づきを集めた日記本です。 (大和書房)
-
【サイン入り】写真歌集『あなたに犬がそばにいた夏』 短歌 岡野大嗣 写真 佐内正史
¥2,090
--- 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、 写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 装丁:佐々木暁 短歌102首、写真42点収録 【著者プロフィール】 ●岡野大嗣(おかの・だいじ) 歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、21年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。 ●佐内正史(さない・まさふみ) 写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。近著は『写真の体毛』『静岡詩』『写真がいってかえってきた』。曽我部恵一とのユニット”擬態屋”では、詩と朗読を担当。境界線はない。近年の展覧会に「展対照<第二部>」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)、「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、など。 (ナナロク社)
-
山中千瀬『死なない猫を継ぐ』
¥1,980
--- グッドラックとあなたが言ってくれる限り、渡ってゆける激流がある。 近くにいても遠くても、手を取り合えはしなくても、この歌たちを胸に灯して生きる〈あたしたち〉だってこと、わかるよ。(川野芽生・本書「帯文」より) 栞文:馬場めぐみ・平岡直子・錦見映理子 装幀:ito mina 装画:あんのん 【6首選】 唇をなめる。お寿司の味がする。i will give you all my love. 帰らない気がした星も月もない晩、衝動を確かめようじゃん 雪の町はうつくしい名を持っていて発音できないのだあなたには 書くことでやっとあたしは出会わせる少女のあなたと少女のあたしを 逃げ延びたテルマとルイーズが迎える黒い子猫の名前をおもう あたしたちは死なない猫を継ぐ種族 本棚の本まじらせながら (典々堂)
-
『旗手』創刊号
¥500
北大俳句会有志機関誌『旗手』創刊! 有志作品のほか、新京大俳句会との座談会や高校生との合同句会の様子も収録。 内容 個人作品 一句一筆 座談会 題詠評
-
『崩壊系列3』
¥1,000
--- 柳人5名・歌人5名・詩人5名によるZINEの第二号。 【川柳】 榊陽子 「蝶を踏む」 ようなの 「function 1 movable operation」 ようなの 「function movable 1 operation」 ようなの 「function movable operation 1」 抹茶金魚 「他選二十六句」 嘔吐彗星 「アウトオブシャウト」 黒川排除 「なご」 【短歌】 中野霞 「ヒルズ」 甲斐 「食う土地、食われる土地」 穴根蛇にひき 「とても淡い頭部」 温 「いいことは」 卒業 「はつてふの」 【詩】 小笠原鳥類 「真実」 故永しほる 「ザッピング(抄)」 蜂士雪乎 「い間、雨男 .Line」 北上郷夏 「光学的死児(ホムンクルス)」 白鳥央堂 「黒歌鳥たち」 /全79頁 (崩壊系列)
-
穂村弘『短歌ください 君の抜け殻篇』
¥902
-- 読めばあなたも詠みたくなる、人気シリーズ第3弾がついに文庫化! 歌人・穂村弘が読者の短歌を選び、講評する人気シリーズ「短歌ください」の第3弾が満を持して文庫化!解説に本シリーズ常連であり今や人気歌人の木下龍也氏を迎える。言葉の力に改めて驚かされる一冊。 (KADOKAWA)
-
短歌同人誌『西瓜』
¥500
岩尾 淳子、嶋田さくらこ、江戸雪が発起人となり、関西を中心に14人のメンバーが集結し創刊された短歌同人誌『西瓜』。 〈メンバー〉岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜。
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!