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短歌アンソロジー『雨のうた』
¥2,200
短歌アンソロジーシリーズ第5弾。 --- 好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君ーー枡野浩一 どこから開いても〈雨〉につつまれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 つめたい雨、やさしい雨、はげしい雨、やまない雨、あたたかい雨、とおざかる雨、なつかしい雨……100人の歌人がうたった、わたしだけの雨のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 (左右社)
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『生活は物語である 雑誌『クウネル』を振り返る』
¥2,200
--- 上京して半年も経たない2002年春、クウネルの表紙には大きく「ここから始まる私の生活。」との文言が記されていた。それよりも小さく、誌名の上にちょこんと配置されており、以後、76号までずうっと掲げられるキャッチフレーズ「ストーリーのあるモノと暮らし」よりも、そのときの私には、響いた。 「都市における革新性に対して再発見されたローカルにおける保守性の新しさ」と、ツバメ田中さんは口早に言い「宛先がわからない雑誌だったからこそ、僕のような本来手に取らないはずの存在にまで届いたんですよね」と続けた。それから少しだけ間を置いて、こう言い直した。 「僕にとって初期クウネルは、年代、世代、性別を越えた空き地に突如として現れた小さくて感じのいい家のようだったんです」 (本文より) さよなら、雑誌文化。 ハロー、SNS。 レシピ本。住居。生活。食。モノとの距離。スローライフ。ていねいなくらし。家事。フェミニズム。ジェンダー。読んでいた人たちの、生き方の変遷。 平成から令和へ。 文筆家・木村衣有子がひとつの時代の分水嶺を、雑誌『クウネル』とともに総括する。 文化論のようでいて、極私的な手触りの、ファンタジーと現実を行き来するクウネルと雑誌文化への濃厚なオマージュ。 (BOOK NERD)
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うた新聞(2025年1月-)
¥400
うた新聞 2025年1月号〜 ↓バックナンバーの詳しい内容は、いりの舎さんのページをご覧ください! https://irinosha.com/uta-shimbun/ ーーー うた新聞2025年1月号 <特集> 巳年アンケート 私の好きな歌集・とっておきの一冊 ーーー うた新聞2025年2月号 <特集>私のまちの冬をうたう~新作7首+エッセイ~ ーーー うた新聞2025年3月号 <特集>能登、東日本、阪神―その月日といまの思い ーーー うた新聞2025年4月号 <特集>うた新聞13周年記念特集 春の競詠作品7首・エッセイ ~私にとっての<春>という季節~ ーーー うた新聞2025年5月号 <特集>私の住まいの中で好きな<場所>を詠う~3首+エッセイ~ (いりの舎)
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【特典付き】藤岡みなみ『ぼちぼち』
¥2,200
サイン入りポストカード&北海道の書店限定・特典ステッカー付き! STVラジオ(北海道のローカルラジオ局です)の『藤岡みなみのおささらナイト』で放送された、10年分のエピソードトークを収録。 まさに、読むラジオ。脳内ラジオ。音声に疲れた時(!)に楽しめるラジオです。 気楽に読めて、むふふと笑えて。読む前よりちょっと元気になる。そんなエピソードが270個。 --- ページを開くと勝手に話しかけてくる! 10年分の雑談をまとめた“読むラジオ” はるか昔「人気DJランキング」AM部門第1位を獲得したこともある著者による、大ボリュームの小ネタ集。 1分でニヤリとできる、どうでもいいのになぜか聴きたくなるエピソードトークの秘訣がここに(あるといいな)。 寝る前、トイレの中、入院時、通勤中など、生活のそばに置いてただ笑ってほしいだけの本です。 装画イラスト・題字は『夏がとまらない』『大丈夫マン』の藤岡拓太郎さん。 マジシャンに間違えられた父/タオルがないのに足湯/めずらしいどんぐりじゃない/豚の睾丸を託された話/オッケーオッケーの人になる/ほじくりにくい苗字/仮面をリクエスト/カニを持ってうろつく/マンドリルの顔をまじまじ見る/普通の秘伝のタレ/お坊さんの愚痴/茶色いピクニック/人面魚を見つける……などエピソードトーク約270本を収録。 【著者プロフィール】 藤岡みなみ 1988年8月9日火曜日生まれ。まぶしいとくしゃみが出るタイプ。好きなお菓子はあまじょっぱいやつ。 文章を書いたり、ラジオでしゃべったり、タイムトラベル専門書店をやったりそのほかいろいろしています。人生で一番大切なことは散歩。戦争反対。 主な著書:『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)、『ふやすミニマリスト』(幻冬舎文庫)、『タイムトラベラーの教科書』(みずき書林)、「超個人的時間旅行・紀行』、『時間旅行者の日記』など (nululu)
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池田彩乃『音楽になりたい』
¥1,500
著者、初の口語定型詩の詩集。 --- <収録作品より> 反射する人は光を生きていく 火を守る仕草で話すファンタジー 隣り合う花に生まれてまた会おう 水っぽいふたりの苗字で飼う魚 たましいに雪を見せてる観光客 26の題で編まれた 394篇の口語定型詩を収録。 青森に移住した一年目の秋から、 大雪の冬を経て、春の入り口までをうたいました。 (言祝出版)
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池田彩乃『観光記 2』
¥1,800
--- 回復と変容 あなたと今ここで 一緒に生きる方法 使い果たせば底を尽きるものばかりなのに 愛だけは尽きなかったな。 自分のものじゃないからか。 コロナ禍、前歯が抜けた日、リハビリ、書店員の日々、共同生活、 ひとりについて、ふたりについて。 「手当て元年」と称したある日々の回復と変容について。 2020年に刊行した『観光記』の第二章。 死んじゃいけないとも、生きるべきだとも考えない私たちだけど、ふいにこうして互いの命に手を添えるようにここにいる。どうしてなのか、そう問うことも問われることもない。ひとりとひとりで生きたり、死ななかったりしている。そうした日々が繋がってゆく愛おしさを、やっぱりうまく話せそうにないから、生きて、書き残して、忘れて、また読む。 「ふたり(ひとりとひとり)」より (言祝出版)
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古賀及子『よくわからないまま輝き続ける世界と 気づくための日記集』
¥1,870
--- 日記界の新星として注目される著者待望の日記本。日常を、試しにかすかにふるわせてみたら? 心に風が吹く発見に満ちた日々の記録 *** 2024年の6月から10月のあいだ、週に3日から4日、“暇をふせぐ”ための簡単なトピックを生活に組み入れてみることにした。その日々の日記をまとめたのがこの本だ。 ポリシーを破ってめぐりめぐって日記を書くために何かし続けた。そこには非日常ではない、日常がかすかにふるえるような手応えがあった。 *** 23年ごしでハーゲンダッツのクリスピーサンドを食べる / 喫茶店で回数券を買う / 朝のラジオを外で聴く / かつてのバイト先に行く / 小学生の頃に読んでいた少女漫画雑誌を買う / 資格を取ろうと思い立つ / 駅にあるワーキングブースを使う 等々…! やったことないけど、ちょっと気になる…日常にあふれている小さな試み。 よくわからないまま輝き続ける世界に飛び込んで、得た気づきを集めた日記本です。 (大和書房)
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【サイン入り】写真歌集『あなたに犬がそばにいた夏』 短歌 岡野大嗣 写真 佐内正史
¥2,090
--- 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、 写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 装丁:佐々木暁 短歌102首、写真42点収録 【著者プロフィール】 ●岡野大嗣(おかの・だいじ) 歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、21年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。 ●佐内正史(さない・まさふみ) 写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。近著は『写真の体毛』『静岡詩』『写真がいってかえってきた』。曽我部恵一とのユニット”擬態屋”では、詩と朗読を担当。境界線はない。近年の展覧会に「展対照<第二部>」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)、「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、など。 (ナナロク社)
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山中千瀬『死なない猫を継ぐ』
¥1,980
--- グッドラックとあなたが言ってくれる限り、渡ってゆける激流がある。 近くにいても遠くても、手を取り合えはしなくても、この歌たちを胸に灯して生きる〈あたしたち〉だってこと、わかるよ。(川野芽生・本書「帯文」より) 栞文:馬場めぐみ・平岡直子・錦見映理子 装幀:ito mina 装画:あんのん 【6首選】 唇をなめる。お寿司の味がする。i will give you all my love. 帰らない気がした星も月もない晩、衝動を確かめようじゃん 雪の町はうつくしい名を持っていて発音できないのだあなたには 書くことでやっとあたしは出会わせる少女のあなたと少女のあたしを 逃げ延びたテルマとルイーズが迎える黒い子猫の名前をおもう あたしたちは死なない猫を継ぐ種族 本棚の本まじらせながら (典々堂)
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『旗手』創刊号
¥500
北大俳句会有志機関誌『旗手』創刊! 有志作品のほか、新京大俳句会との座談会や高校生との合同句会の様子も収録。 内容 個人作品 一句一筆 座談会 題詠評
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『崩壊系列3』
¥1,000
--- 柳人5名・歌人5名・詩人5名によるZINEの第二号。 【川柳】 榊陽子 「蝶を踏む」 ようなの 「function 1 movable operation」 ようなの 「function movable 1 operation」 ようなの 「function movable operation 1」 抹茶金魚 「他選二十六句」 嘔吐彗星 「アウトオブシャウト」 黒川排除 「なご」 【短歌】 中野霞 「ヒルズ」 甲斐 「食う土地、食われる土地」 穴根蛇にひき 「とても淡い頭部」 温 「いいことは」 卒業 「はつてふの」 【詩】 小笠原鳥類 「真実」 故永しほる 「ザッピング(抄)」 蜂士雪乎 「い間、雨男 .Line」 北上郷夏 「光学的死児(ホムンクルス)」 白鳥央堂 「黒歌鳥たち」 /全79頁 (崩壊系列)
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穂村弘『短歌ください 君の抜け殻篇』
¥902
-- 読めばあなたも詠みたくなる、人気シリーズ第3弾がついに文庫化! 歌人・穂村弘が読者の短歌を選び、講評する人気シリーズ「短歌ください」の第3弾が満を持して文庫化!解説に本シリーズ常連であり今や人気歌人の木下龍也氏を迎える。言葉の力に改めて驚かされる一冊。 (KADOKAWA)
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かばん(2024年-2025年)※6.12月号以外
¥500
短歌同人誌「かばん」バックナンバー取り揃えております。 各号の詳しい内容は、かばん公式ブログにて↓ http://kaban-tanka.seesaa.net/category/4905725-1.html ーー かばん2024年1月号! 新春題詠「紅」 ☆今月の歌 小野とし也 小野田光 ☆今月の一冊 森山緋紗 ☆リレーエッセイ 有田里絵 ☆前号評 久保茂樹 小林寧緒 ーー かばん2024年2月号! 特別作品 壬生キヨム 茂泉朋子 ーー かばん2024年3月号! ☆今月の一冊 土居文恵 ☆リレーエッセイ 木村友 ☆前号評 斎藤見咲子 小野田光 西塔史 ーー かばん2024年4月号! 特別作品 松本遊 松澤もる 前田宏 本多忠義 ☆かばんゲストルーム 藤宮若菜 ☆今月の一冊 白糸雅樹 ☆今月の歌 久間木志瀬 ☆前月号評 千葉弓子@ちば湯 坂井亮 佐藤元紀 ☆自由投稿 小鳥遊さえ ☆新人賞へのアプローチ 森山緋紗 小川まこと 岩倉曰 土居文恵 折田日々希 木村友 ーー かばん2024年5月号! 特別作品 本田葵 藤本玲未 藤野富士子 ーー かばん2024年7月号! 特別作品 雛河麦 萩原璋子 藤田亜未 ーー かばん2024年8月号! 特別作品 野川忍 乗倉寿明 ーー かばん2024年9月号! 特別作品 とみいえひろこ 遠野瑞香 ーー かばん2024年10月号! 特別作品 辻井竜一 土居文恵 土井みほ 土井礼一郎 ーー かばん2024年11月号! 特別作品 千葉弓子@ちば湯 千春 千田チタン ゲストルーム 井口可奈 今月の歌 嶋江永うみ 今月の一冊 壬生キヨム 前月号評 田中真司 蛙鳴 高柳蕗子 Zoom読書会レポート とみいえひろこ ーー かばん2025年1月号! 新春題詠「袋」 今月の歌 深海泰史 リレーエッセイ 沢茱萸 前号評 藤田亜未 千田チタン 今月の一冊 佐藤弓生 Discordレポート 土居文恵 自由投稿 佐々木遥 Zoom読書会レポート とみいえひろこ 現代歌人集会賞授賞式レポート 有田里絵 ーー かばん2025年2月号! 特別作品 田中有芽子 田中真司 田村ひよ路 かばんゲストルーム 福山ろか 今月の一冊 松澤もる 今月の歌 ソウシ 前号評 みおうたかふみ 千葉弓子@ちば湯 リレーエッセイ 本多忠義 Zoom読書会レポート とみいえひろこ Discordレポート 夏山栞 ーー かばん2025年3月号! 特別作品 小鳥遊さえ 高村七子 高柳蕗子 瀧川蠍 ゲストルーム 吉岡優里 今月の歌 小鳥遊さえ 高村七子 今月の一冊 屋上エデン 前号評 雛河麦 土井礼一郎 土井みほ Zoom読書会レポート とみいえひろこ Discordレポート 土居文恵 リレーエッセイ 藤本玲未 クリスマス会レポート 坂井亮 ーー かばん2025年4月号! 特別作品 白糸雅樹 深海泰史 杉山モナミ ソウシ 新人賞へのアプローチ ーー かばん2025年5月号! 特別作品:shigan、嶋江永うみ、嶋田恵一 今月の一冊:坂井亮 今月の歌:田中真司 前号評:深海泰史 リレーエッセイ:伊波真人 かばんのすきま:折田日々希 睦月都さん第25回現代短歌新人賞表彰式レポート
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現代短歌(2024.1〜)
¥1,100
ーー 現代短歌2024/1 no.100 第10回佐藤佐太郎短歌賞&第11回現代短歌社賞 発表号! ※井口可奈さん受賞号! ーー 現代短歌2024/3 no.101 巻頭作品50首「秋から冬へ」 俵万智 特集「新人類は今」 ーー 現代短歌2024/5 no.102 巻頭作品50首 「詩人は短歌をつくらないでください」 瀬戸夏子 特集「Anthology of 40 Tanka Poets selected & mixed by Haruka INUI」 ーー 現代短歌2024/7 no.103 特集「GAZA」 ーー 現代短歌2024/9 no.104 特集「アララギ新世紀」 ーー 現代短歌2024/11 no.105 特集「第5回BR賞 発表」 ーー 現代短歌2025/1 no.106 第11回佐藤佐太郎短歌賞&第12回現代短歌社賞 発表号! ーー 現代短歌 no.107 特集「BL」 ーー 現代短歌 no.108 特集「山崎方代 ドリル50題」 ーー 現代短歌 no.109 特集「タイムスリップ194×」
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短歌同人誌『西瓜』
¥500
岩尾 淳子、嶋田さくらこ、江戸雪が発起人となり、関西を中心に14人のメンバーが集結し創刊された短歌同人誌『西瓜』。 〈メンバー〉岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜。
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『現代短歌パスポート5 来世イグアナ号』
¥1,100
--- 大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、最新刊! 斉藤斎藤 山崎聡子 堀静香 吉田隼人 井上法子 佐々木朔 石井僚一 丸山るい 野口あや子 内山晶太 【収録作品】 佐々木朔「新市街」 井上法子「碧瑠璃」 丸山るい「遠景」 堀静香「ひらひらと四股」 野口あや子「サブスク」 内山晶太「逃げてゆく馬たちの」 山崎聡子「越冬隊」 斉藤斎藤P「呼吸のように」 吉田隼人「nunc aeternum」 石井僚一「ありがとアーメン、さよならグッバイ」 (書肆侃侃房)
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【サイン入り】川合大祐『ザ・ブック・オブ・ザ・リバー』
¥2,420
--- フーダニットの針が挿さってゆく水風船 現代川柳の到達点とも言える、異次元の2025句を収録する川合大祐第三川柳句集。『スロー・リバー』『リバー・ワールド』と続いてきた前人未到の現代川柳プロジェクト「リバー」シリーズ、ついに完結! 【収録句より】 ずっとのろしをみていた鼻行類の図鑑 奥村という説得を思いつく 未確認飛行物体(F・カフカ) 砂漠から巨大舞妓が立ちあがる 9の字を校庭に描く時の暮れ バカミスに犬小舎をでる犬 朝だ 納屋を焼く完全言語もとめつつ 【著者プロフィール】 川合大祐(かわい・だいすけ) 川柳作家。1974年長野県生まれ。「川柳の仲間 旬」同人を経て、「川柳スパイラル」同人。ブログ「川柳スープレックス」共同執筆者。著書『スロー・リバー』(あざみエージェント、2016年)、『リバー・ワールド』(書肆侃侃房、2021年)、共著『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房、2020年)。 (書肆侃侃房)
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瀬戸夏子『そのなかに心臓をつくって住みなさい』
¥990
--- Meteora Library vol.01 瀬戸夏子の第一歌集をペーパーバックで13年ぶりに復刊。 太陽と月に背いてごみ箱のヴェルレーヌ埋葬費用九百フラン ではなく雪は燃えるもの・ハッピー・バースデイ・あなたも傘も似たようなもの そのなかに心臓をつくって住みなさい春の心臓抜かれるところ (現代短歌社)
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『短歌上達のヒント』横山季由
¥1,980
--- 土屋文明の謦咳に接し、吉田正俊、宮地伸一、小谷稔らの指導を仰ぎ、半世紀以上の長きにわたり、アララギの作歌を学んできた著者。選者をつとめる北陸アララギ誌「柊」に連載中の「歌のヒント」を改稿、初心者に作歌の理論と実践を懇切にアドバイスした好著。 (現代短歌社)
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『安住』
¥700
--- 歌王子あび&宮崎県在住の歌人・井口寿則の合同短歌本。 歌王子あび 短歌連作「ひかりら」 井口寿則短歌連作「ダイブ・イントゥ・ザ・グッドナイト」 お互いの連作について語り合った約3時間分の対談も収録!
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『現代短歌パイレーツ 宮崎編』 編・井口寿則
¥1,200
--- 2024年に宮崎県を訪れた短歌作家に、 ①新作短歌連作、②「宮崎県」をテーマにしたエッセイ を寄稿していただき、一冊の本にしました。 寄稿者は、歌集を刊行している歌人や新人賞受賞者といった第一線で活躍している方々から、毎年宮崎県で開催される牧水・短歌甲子園の優勝チームのメンバーら現役高校生、大学生までと、幅広く寄稿いただいております。 広い世代の短歌を楽しみ、また、宮崎県の紀行本としても読むことができる一冊となっております。
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佐藤りえ『某月好日しぴぴ日記』
¥550
--- 『某月好日しぴぴ日記』は2021〜2024年にSNS上で不定期発表した絵日記を加筆修正、書き下ろしを加えたものです。 主にひとコマ、時々4頁ほどにわたる歌人・俳人・造本作家の日常をスケッチしています。 仕様:A6判 52ページ
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オルガン(21号〜40号)
¥1,000
ーー オルガン40号 ◆オルガン吟行 浦賀 2025.1.26 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 ※50句作品を5名分掲載 ーー オルガン39号 ◆俳句 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 ◆特集 池田澄子 座談会:池田澄子&オルガン 文 章:池田澄子句集を読む 『たましいの話』評 鴇田智哉 『拝復』評 田島健一 『思ってます』評 宮﨑莉々香 『此処』評 宮本佳世乃 『月と書く』評 福田若之 ◆往復書簡 「主体」について 11 福田若之から鴇田智哉へ ◆ テーマ詠 「広角」 ーー オルガン38号 ◆俳句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 ◆オルガン初句会 ゲスト:岩田奎・暮田真名 ◆オルガン連句 巻拾参 脇起 歌仙「ながい草」の巻 ◆往復書簡 「主体」について 10 鴇田智哉から福田若之へ ◆テーマ詠「3」 ーー オルガン37号 ◆俳句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 ◆座談会 兜子のこと、窓秋のことなど 大井恒行 鴇田智哉 福田若之 ◆往復書簡 「主体」について 9 福田若之から鴇田智哉へ ◆テーマ詠「メイクアップ」 ーー オルガン36号 ◆俳句 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ◆読み会 「オルガン×ねじまわし」 生駒大祐×大塚凱×田島健一×鴇田智哉×福田若之×宮﨑莉々香×宮本佳世乃 ※7人が、互いの作品を忌憚なく読み合う全37pの座談会です! ◆往復書簡 「主体」について 8 鴇田智哉から福田若之へ ◆テーマ詠「混ぜる」 ーー オルガン35号 ◆俳句 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 ◆座談会 「オルガン×ねじまわし」 生駒大祐×大塚凱×田島健一×鴇田智哉×福田若之×宮﨑莉々香×宮本佳世乃 ◆往復書簡 「主体」について 7 福田若之から鴇田智哉へ ◆テーマ詠「いかにして読んだものを忘れるか」 ーー オルガン34号 ◆ 俳句 鴇田 智哉 福田 若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 田島 健一 ◆ 座談会 「続・喃語俳句」 ◆ 往復書簡 「主体」について ◆ テーマ詠 「異常身体」 ーー オルガン33号 ●俳句13句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮﨑莉々香 宮本佳世乃 ●連句 両吟 浅沼璞×福田若之「しら梅に」の巻 ●宮﨑莉々香「喃語俳句のために」 ●座談会「さて喃語俳句」 ●往復書簡「主体」について ●テーマ詠「包囲」 ーー オルガン32号 ●俳句13句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ●連句 両吟バージョン 巻参 浅沼璞×田島健一「伊勢海老の」の巻 ●癸卯 歳旦三つ物 伍組 ●往復書簡「主体」について 福田若之×鴇田智哉 ●テーマ詠「対立」 ーー オルガン31号 ●武蔵五日市吟行:福田若之、宮﨑莉々香、宮本佳世乃、田島健一、鴇田智哉 ●new!! 往復書簡「主体について」 福田若之×鴇田智哉 ●オルガン連句 両吟バージョン 巻弐 脇起オン座六句「古き沼」の巻 浅沼璞×宮本佳世乃 ●俳句13句 ーー オルガン30号 ◆オルガン吟行 上長瀞~秩父 50句 鴇田智哉 福田若之 宮本佳世乃 田島健一 ーー オルガン29号 ◆俳句 田島健一 鴇田智哉 福田若之 宮本佳世乃 ◆特集 遠藤由樹子「寝息と梟」を読んでみた ◆オルガン連句両吟バージョン巻壱:脇起オン座六句「頭の中で」の巻 ◆テーマ詠 人物 ーー オルガン28号 ◆俳句 宮本佳世乃 田島健一 鴇田智哉 福田若之 ◆座談会 オルガンを解くー宮本佳世乃ー ◆オルガン連句興行 「巣箱の穴」の巻 捌:曵尾庵璞 ◆テーマ詠「和製英語」 ーー オルガン27号は、文筆家、イラストレーターの金井真紀さんを迎えての座談会。俳句の話も交えながら、書くこと、描くこと、取材や表現など、いつもより幅広く、軽やかな話題が広がっています。 ーー オルガン26号は、同人作品と、座談会は「セレビィと究極」。高柳克弘さんの『究極の俳句』木田智美さんの『パーティは明日にして』の〈セレビィのいそうな百葉箱に秋〉から、俳句の射程や志向、構造、口語俳句論など、抽象度の高い議論が交わされています! ーー オルガン25号は、小澤實さんと、オルガン同人の座談会です! 「澤」の経緯、関係、世代について、澤調について、今後との課題や座の在り方など、かなり突っ込んだ内容になっています。 テーマ詠とは別に、福田若之さんの「種袋」は、長歌のような、散文+俳句の作品。 時勢をかすめつつ、風月や歴史も感じる…、これはかっこいいです! ーー オルガン24号は、待望の鴇田智哉『エレメンツ』特集です!青本瑞季さん、関悦史さん、樋口由紀子さんによる論考、オルガン同人と、西村麒麟さん、八上桐子さんによる座談会です。鴇田さんの俳句の方法論や在り方、分からなさについてなど、ぐぐっと、句集を反芻できる特集です。 ーー オルガン23号! 素粒社設立祝いの連句。 座談会「テン年代の俳句をめぐって」では、ゲストの青木亮人さんと、鋭い議論が展開されています。(指示語、主体性の溶解、第二のシニフィアン、メタレベルでの語り…などなど、気になる話題) テーマ詠は「回復」です。 ーー オルガン 21号 も入荷しています! 表紙が変わりましたね! 特集・宮本佳世乃『三○一号室』を読む(安里琉太さん、大塚凱さん、北野太一さん)福地敦さん、松井亜衣さんを交えての座談会。 特集2・浅沼璞『塗中録』を読む。 どちらも、詳しく知りたい句集に、がっつり切り込んでくれてありがたい…!
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『連句新聞増刊号』vol.2
¥1,200
--- ウェブサイト「連句新聞」の冊子版、第2号。 http://renkushinbun.com/ 全国の連句結社の作品のほか、連句内外の創作人のコラムを掲載!
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『連句新聞増刊号』vol.1
¥1,200
--- ウェブサイト「連句新聞」の冊子版 http://renkushinbun.com/ 全国の連句結社の作品のほか、連句内外の創作人のコラムを掲載!
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藤本玲未『テリーヌの夢』
¥1,980
--- 言葉が生き物みたいだ。意志を持って出会い、寄り添い、新しい情感が生まれる。言葉が楽しいと、この世も捨てたもんじゃないんだね。ーー東直子 『オーロラのお針子』で注目の著者による、11年ぶりの第二歌集。 〈収録短歌より〉 書きかけのノートをめくる風があるあさって水族館に行こうよ うっとりとフルーツサンドの金縁のお皿の底をひっくり返す 女の子たちの群れから本体を取り出すように絵筆を濡らす 家系図の今どのあたり植物で分類するとマメ科だろうか あくる朝十八になる玄関の金魚はふっと縦に立ちたり またミラーボールのなかで眠るから雪が降ってもおこさないでね ポワレ、と口にするとき真冬日に隠れる魚が尾をひるがえす 好きなひと、だった、好きな、ひとである、最後に糸が切れるまで見る 魂は2等分にならないか君が滅びるまでのおしゃべり さよならの代わりにどんどん投げている海老の花揚げこれからだから (左右社)
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寺井奈緒美『おめでたい人』
¥2,090
--- 歌人・土人形作家・エッセイストとして大注目の著者が「おめでたい」をテーマに書き下ろした最新エッセイ集。ささやかでちょっと間抜けな暮らしをことほぐエッセイ&短歌28篇! ああ、私はパーティーピープルになれるような明るい人間ではありません。 でも、おめでたい人になりたい。 どうか、おめでたく生きる力をください。(「おめでたい人」より) 【著者プロフィール】 寺井奈緒美 (テライ・ナオミ) 1985年ホノルル生まれ。愛知県育ち、東京都在住。歌人、土人形作家。2019年に第一歌集『アーのようなカー』(新鋭短歌シリーズ/書肆侃侃房)、2023年に短歌とエッセイ『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)を刊行。 (左右社)
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短歌アンソロジー『花のうた』
¥2,200
左右社の短歌アンソロジーシリーズ。 第四弾は、花。 --- 花瓶だけうんとあげたい絶え間なくあなたが花を受けとれるようにーー笠木拓 どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/工藤吉生/くどうれいん/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇 (あいうえお順・敬称略、全100名) (左右社)
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『川柳EXPO 2025 —柳—』
¥1,800
--- 20句の連作・群作川柳作品を川柳作家毎に掲載。今回は2バージョンあわせて91名、1,840句とパワーアップ。 大好評の特集は「先生! 正直、川柳ってどう詠めばいいのかわかりません」と銘打って、八上桐子(港の人『hibi』など)の「川柳、どう『詠む』?」他、川柳の「詠み(句の作り方)」を徹底解剖! 選評には湊圭伍(書肆侃侃房『そら耳のつづきを』など)。 <投稿川柳作家(敬称略)> フ⌘ート再生 城崎ララ 郡司和斗 おだかさなぎ 栫伸太郎 石畑由紀子 里穂•プール•なお 夕凪子 石川聡 小沢史 黒澤多生 綿山憩 楡原級 鹿嶋里 常盤坂もず 高遠みかみ 野に咲くお花 胡椒黒 鈴木雀 nes 茉莉亜まり 大月陽星 沼谷香澄 えびぬま 牛田悠貴 クイスケ 石山ふね 汐田大輝 空野つみき 滝口然 内海千智 西村鴻一 塩見佯 音羽 大江信 蟹口和枝 スズキ皐月 林やは ササキリユウイチ 宮井いずみ 太代祐一 小原由佳 雨月茄子春 中山奈々 川合大祐
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『川柳EXPO 2025 —川—』
¥1,800
--- 川柳の「今」をお届けする『川柳EXPO』に2025年版が登場! しかも今回は『川柳EXPO 2025 ―川―』『川柳EXPO 2025 ―柳―』と2バージョン同時発売! 20句の連作・群作川柳作品を川柳作家毎に掲載。今回は2バージョンあわせて91名、1,840句とパワーアップ。 大好評の特集は「先生! 正直、川柳ってどう詠めばいいのかわかりません」と銘打って、八上桐子(港の人『hibi』など)の「川柳、どう『詠む』?」他、川柳の「詠み(句の作り方)」を徹底解剖! 選評には川合大祐(書肆侃侃房『ザ・ブック・オブ・ザ・リバー』など)。 <投稿川柳作家(敬称略)> 暮田真名 西脇祥貴 草間小鳥子 宇佐美愼一 みしまゆう 成瀬悠 片羽雲雀 佐藤移送 江口ちかる 尾内甲太郎 郷田みや 西沢葉火 下野みかも 上野空 京野正午 桜庭紀子 リチャード・テイラー 徳道かづみ 高良俊礼 水埜余白 黒木九 菊池洋勝 清水にすい 笛地静恵 柿田中村 ひろうたあいこ 都立家政夫 綿貫文 平松泥沸 和田晴美 塩の司厨長 garrote 富永顕二 谷じゃこ いつき いなだ豆乃助 森砂季 おかもとかも 笹川諒 福士かれん 蔭一郎 南雲ゆゆ 兵頭全郎 湊圭伍
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【サイン入り】坂井修一『鷗外の甍』
¥3,300
--- 吾もきみも河原乞食とながらへて閻浮は歌の花ざかりなれ 2024年「鷗外守」20首にて第60回短歌研究賞を受賞した著者の第十三歌集。 歌集冒頭の頃、著者は大学の附属図書館長となった。 定年を迎えた今もその鷗外ゆかりの図書館の仕事を続け、自らを「鷗外守」と任じている。 あとがきには、「森鷗外。石原純。北原白秋。木下杢太郎。釈迢空。南原繁。馬場あき子はじめ現代歌人たち。歌集題『鷗外の甍』は、明治から連なる皆さんへのオマージュです。」と記し、科学者であると同時に歌人であることに思いを巡らせている。 2021年春から2025年新春までの507首を収録。 【収録作品より】 妻も吾も梅雨のあらくさ戦争のすきまに生きて六十余年 ──「梅雨のあらくさ」 「出征」は出づるにあらず征くならずサイバーの野に矢を放つこと ──「出征」 ちりあくた舞ふうつしよの昼の鐘帰りなむいざ鷗外文庫 ──「鷗外守」 わたくしは世界とおなじ壊れものペットボトルを双手でつぶす ──「世界とおなじ壊れもの Ⅰ朝刊」 AIもおもしろけれど薔薇咲けばブリコラージュの歌を歌はな ──「擁腫」 【著者略歴】 (さかい・しゅういち) 1978年、「かりん」入会と同時に作歌開始。 歌集『塗中騒騒』、『望楼の春』(迢空賞)等12冊。 現在、「かりん」編集人。現代歌人協会副理事長。 東京大学副学長・附属図書館長・未来ビジョン研究センター特任教授。 2024年、第60回短歌研究賞受賞。 (短歌研究社)
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【サイン入り】小坂井大輔『KOZAKAIZM(コザカイズム)』
¥2,750
--- ボクシングで、中華で、歌人。 待望のセカンドアルバム的短歌集。短歌280首収録。 「ファンです」と貴方は俺に言ったけど今は俺も貴方のファンです ── 千原ジュニア これら愛すべき物語とはありふれたものなのか 彼が特別に引き寄せる運を持っていたからなのか 答えは前者なのだと思う しかしその発見が偶然か必然かは こうして本になった今 後者なのだ 読むと日常が退屈だとはもう言えまい 人生いつどこにおいても名場面とはその人次第なのだから ── ILL-BOSSTINO (THA BLUE HERB) 【収録歌より】 中華屋の長男として舞い降りたばかりにすべての床のぬるぬる マンションのエントランスにキャバ嬢の名刺散らばる美しい朝 旅館の夜の母のいびきを聞きながら遠く小さく星のひとつぶ 恋人が帰ったあとに立ててやる伏せてた家族写真を棚に 冬の夜の線香花火の先っぽに閉じ込めておけ愛なんてのは 【著者プロフィール】 1980 年、愛知県名古屋市生まれ。 2016 年、「スナック棺」にて第59 回短歌研究新人賞候補作。 2019 年、第一歌集『平和園に帰ろうよ』(書肆侃侃房)を上梓。 (短歌研究社)
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【サイン入り】古賀及子『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』
¥1,870
--- いま大注目のエッセイストによる『富士日記』への道案内。 戦後日記文学の白眉とされる武田百合子『富士日記』のきらめく一節をあじわいながら、そこから枝分かれするように生まれてくる著者自身の日記的時間をつづる。 武田百合子生誕100年、日記エッセイの書き手による『富士日記』再読エッセイ。 ルーティーンのなかには細かく細かく、たくさんのいつもの行動がある。繰り返しのことだと、好きだとか苦手だとか、だんだん感じにくくなっていく。「しゃがんで動物に御飯をやる」ことに、ここ、と矢印をつけて好きと言えるのは稀有だと思う。 それくらい、日常というのは人に構ってくれないものだ。 (素粒社)
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短歌研究 2025年5月・6月合併号
¥1,870
--- 300歌人の新作&歌会作品集「うたげと孤心2025」 巻頭作品15首 馬場あき子「しつぽを上げて」/俵 万智「春のつまさき」/穂村 弘「おやすみ博士」 280歌人の大新作作品集7首+エッセイ(エッセイのテーマ=歌会) 出張企画「歌会おじゃまします拡大版」 ① 「大名古屋歌会(第4回)」 主催=荻原裕幸 パネリスト=江戸雪/辻聡之/吉岡優里(参加33名) ② 「ロクロクの会(第112回)」 参加=富田睦子/錦見映理子/山内頌子/遠藤由季/鶴田伊津/岡崎裕美子/岸野亜紗子/後藤由紀恵/浦河奈々/齋藤芳生 ③ 「晴れの国 短歌の午後」 企画・進行=大森静佳 参加=門脇篤史/川上まなみ/堀静香/山階基/吉田恭大 特別レポート「大岡信展、おじゃまします」 「大岡信展 言葉を生きる、言葉を生かす」(神奈川近代文学館) 東直子 =選 短歌研究詠草 特選 辻村ろく 準特選 ひびの祈り/小笠原啓太/須藤ゆかり/青羽香里/織原禾/伊藤肇哉/木々乃なつ/鈴木れい子/今枝美知子/田川郁代/国兼麻貴/藤原ほとり/村上秀夫/安達燧石/髙間章子/森健一 第1回「短歌研究評論賞」募集要項 (短歌研究社)
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『ヨイヨワネ あおむけ編』ヨシタケシンスケ
¥924
--- 人気絵本作家のスケッチ集。「ヨイヨワネ」とは「良い弱音」。ネガティブにみえる「弱音」も反転させれば元気が出る(かもしれない)? ヨシタケさんがライフワークとして描きつづけるアイデアスケッチのなかから、近年の作品を選んだスケッチ集。「ヨイヨワネ」とは「良い弱音」という意味です。ネガティブな言葉とみなされがちな「弱音」を反転させ、にやりと笑えてちょっと元気が出る(かもしれない)スケッチ集をつくりました。人生はにがいけれど、救いだってあるんです。「あおむけ編」は、魂が疲れ気味のあなたを励ましてくれる一冊です。 (筑摩書房)
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『ヨイヨワネ うつぶせ編』ヨシタケシンスケ
¥924
--- 息を吸って、弱音をはいて――。 息を吸って、弱音をはいて――。人生はにがいけれど、救いだってあるんです。しんどさを受け容れ、自分と折り合いをつけるためのイラスト集。 絵本作家ヨシタケシンスケのスケッチは弱音であふれていました── 不安を言語化し、弱音をはくことは、本人にとって気持ちを健全に保つために良いのかもしれません。しかし、他人の弱音はどうでしょう? おもしろいのか? 何かに貢献するのか? このスケッチ集で、壮大な実験があなたの手から始まろうとしています。「うつぶせ編」は、しんどさを受け容れ、自分と折り合いをつけるための一冊です。 (筑摩書房)
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【サイン入り】『随風 01』
¥1,980
--- 文学フリマや独立系書店の店頭を席巻する随筆/エッセイムーブメントに呼応する文芸誌、ついに創刊! 本誌『随風』は書き手/読者の随筆にかける思いに寄り添って船出する小舟です。 随筆の風が吹く限り、どこまででもともに旅しましょう(年2回刊行予定)。 内容紹介 『随風』01 目次 巻頭随筆 宮崎智之 船出にあたって 平林緑萌 随筆特集「友だち」 浅井音楽 海猫沢めろん オルタナ旧市街 かしま 岸波龍 早乙女ぐりこ ササキアイ 作田優 鈴木彩可 竹田信弥 友田とん 西一六八 野口理恵 批評 柿内正午 仲俣暁生 横田祐美子 座談会 城崎にて、香川にて 森見登美彦 円居挽 あをにまる 草香去来 編集していない編集者の編集後記 北尾修一 (書肆imasu/志学社)
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『ウィッチンケア VOL.15』
¥2,200
--- 《2010年4月創刊の文芸創作誌「ウィッチンケア(Witchenkare)は今号で第15号となります。発行人・多田洋一が「ぜひこの人に」と寄稿依頼した、47名の書き下ろし作品が掲載されています。書き手にとって、小誌はつねに新しい創作のきっかけとなる「試し」の場。多彩な分野で活躍する人の「いま書いてみたいこと」を1冊の本に纏めました。》 (公式サイト紹介文より)
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『永井陽子歌集 ♭(フラット) 『てまり唄』その他』石川美南編
¥1,980
--- 【短歌研究文庫7】 永井陽子歌集 ♯(シャープ)と2冊同時に刊行 ‼︎ 人の息絶え絶えなるを目守る日はおもふヒマラヤを越えゆくツルを 『てまり唄』 永井陽子の私的な側面。うさぎの国の老母とわたし。 老いゆく母との最後の日々が色濃く反映された『てまり唄』300首を完本収録。 遺歌集『小さなヴァイオリンが欲しくて』より再編成した210首、 第一句歌集『葦牙』からの俳句43句と短歌54首。 全564首と43句を収録。略年譜付き。 つくねんと日暮れの部屋に座りをり過去世のひとのごとき母親 『てまり唄』 鹿たちも若草の上(へ)にねむるゆゑおやすみ阿修羅おやすみ迦楼羅 『てまり唄』 〈とか〉〈とか〉と並ぶレポート指し示しとかとか国のものがたりする 『小さなヴァイオリンが欲して』 夜は夜のあかりにまわるティーカップティーカップまわれまわるさびしさ 『葦牙』 【著者プロフィール】 永井陽子(ながい・ようこ) 1951年愛知県瀬戸市生まれ。十代から短歌に親しむ。69年「短歌人」入会。78年『なよたけ拾遺』で現代歌人集会賞、95年『てまり唄』で河野愛子賞受賞。2000年没。2005年『永井陽子全歌集』刊。 【編者プロフィール】 石川美南(いしかわ・みな) 1980年神奈川県横浜市生まれ。十代から短歌に親しむ。歌集に『砂の降る教室』『裏島』『離れ島』『架空線』『体内飛行』。2020年第一回塚本邦雄賞受賞。 (短歌研究社)
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『永井陽子歌集 ♯(シャープ) 『モーツァルトの電話帳』その他』石川美南編
¥1,980
--- 【短歌研究文庫6】 永井陽子歌集♭(フラット)と二冊同時に刊行 ‼︎ ひまはりのアンダルシアはとほけれどとほけれどアンダルシアのひまはり 『モーツァルトの電話帳』 没後25年にしてなおみずみずしく輝く金字塔。圧倒的なしらべの美しさ。 電話帳のように短歌を五十音順で並べた軽やかな『モーツァルトの電話帳』180首を完本収録、ほか『なよたけ拾遺』から180首、『樟の木のうた』から131首、『ふしぎな楽器』から96首、全587首収録。 あまでうすあまでうすとぞ打ち鳴らす豊後の秋のおほ瑠璃の鐘 『モーツァルトの電話帳』 ゆふぐれに櫛をひろへりゆふぐれの櫛はわたしにひろはれしのみ 『なよたけ拾遺』 べくべからべくべかりべしべきべけれすずかけ並木来る鼓笛隊 『樟の木のうた』 あはれしづかな東洋の春ガリレオの望遠鏡にはなびらながれ 『ふしぎな楽器』 【著者プロフィール】 永井陽子(ながい・ようこ) 1951年愛知県瀬戸市生まれ。十代から短歌に親しむ。69年「短歌人」入会。78年『なよたけ拾遺』で現代歌人集会賞、95年『てまり唄』で河野愛子賞受賞。2000年没。2005年『永井陽子全歌集』刊。 【編者プロフィール】 石川美南(いしかわ・みな) 1980年神奈川県横浜市生まれ。十代から短歌に親しむ。歌集に『砂の降る教室』『裏島』『離れ島』『架空線』『体内飛行』。2020年第一回塚本邦雄賞受賞。 (短歌研究社)
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『COCOON(コクーン)』
¥500
大松達知さんなど「コスモス」有志の皆さんで発行している、短歌同人誌『COCOON』。 作品、時評、エッセイ、評論、書評など、総合雑誌並みのボリュームです。
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『まいだーん』
¥800
三井修が発行人を務める、短歌同人誌『まいだーん』。 アラビア語で「広場」を意味する本誌に集うのは、現代歌壇でも活躍する実力ある面々。 約40ページとコンパクトながら、読み応えのある内容です。
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雑誌『スピン/spin』各号
¥330
※送料の関係で、一回の購入数を4冊までとさせていただきます。 5冊以上ご希望の方は複数回に分けてのご購入をお願いいたします。 2022年9月、河出書房新社より新雑誌『スピン/spin』が創刊! この時代に文芸誌(でいいのかな?)が創刊されるとは。しかもこのメンバーでこの価格! 手に取らない手はないのでは! 年4回、3月、6月、9月、12月の下旬発売の季刊誌(16号限定)です。 --- 河出書房新社創業140周年のカウントダウン企画として贈る新雑誌。「日常に読書の栞(しおり)を」をコンセプトに贈るジャンルを超えた書き手との出会いをぜひ、お楽しみください!
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【サイン入り】千種創一『あやとり』
¥2,750
--- 人と人を結ぶ糸は永遠だ、って錯覚してしまうのはなぜだろう。 人々の消えゆく言葉と記憶を書き留める、 『砂丘律』『千夜曳獏』に続くコンセプチュアルな最新歌集。 戦争体験者への取材に基づく連作「つぐ」や、尾張藩主の御巡覧と伴走した「知多廻行録」(アートサイト名古屋城2024出展インスタレーション作品)を含む265首を収録。 【収録作品より】 あなたは僕の幽霊に、僕はあなたの幽霊に、雪の手紙を書いていたんだ 言葉ってすっごく永く香るから いま潮風に手帳ふくらむ 伝えねば、否、伝わるような苦痛であってたまるかの、花、渡さねば 生き死にの平野の果ては玻璃の街、月の光をときんときんに散らして 橄欖樹(オリーヴ)の太さは雨の豊かさを ほろんだ竜はかなしかったね もう何も奪わないでくれ 震わせて真冬に洗うひまわり、造花の 君の名に海のあること 風力1、曇りの南の港に覚めて 港まで肩にもたれて ああ、僕ら海や言葉になりたかったんだな 装丁=名久井直子 【著者プロフィール】 千種創一(ちぐさ・そういち) 1988年 名古屋生まれ 2015年 歌集『砂丘律』 2016年 日本歌人クラブ新人賞、日本一行詩大賞新人賞 2020年 歌集『千夜曳獏』 2021年 現代詩「ユリイカの新人」に選出 2022年 詩集『イギ』、ちくま文庫版『砂丘律』 2024年 アートプロジェクト「アートサイト名古屋城2024」参加 (短歌研究社)
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【サイン本あり】吉田慎司『手仕事というもくろみー暮らしを編み直す』
¥2,200
【がたんごとん限定・書き下ろし小説 『ふつうのキャンプ』つき!】 付録の「栞」 ・朝倉圭一「宿命の呼び声」 ・吉田慎司「自作自解」 も、もちろんお付けします! がたんごとんにて箒を制作している、吉田慎司の単著です。 note の補遺もご覧下さい。 https://note.com/shinjiyoshida/m/me7915831470a -------- 《伝統的な箒づくりを通じて世界との多様な接点を見いだし、生きることの手ざわりを現代社会に回復しようと試みる、注目のつくり手の論考》 かつて日々のくらしに欠かせなかった箒は、電気掃除機の普及とともに需要が低迷し、全国各地の産地は壊滅状態に陥った。ところが近年、電気に頼りすぎないライフスタイルを志向する人、地域の伝統文化や地場産業に価値を見出す人が徐々に増え、職人が手編みした昔ながらの箒への関心が高まりつつある。 なかでも、神奈川県北部の愛川町では、一度途絶えた旧中津村の箒づくりを生業として復活させる取り組みが進む。細やかで繊細なつくりとクリエイティブな意匠を施した中津箒は限りなく工芸的で、「荒物」と呼ばれていた従来の箒とは一線を画すものとして注目されている。 再興の立役者として活躍する著者は、つくり手として伝統を受け継ぎつつ「美しいもの」を人に手渡すことで、大量生産・大量消費に基づく現代の暮らしと社会のありようを問い続けている。初の著作となる本書は、美大の彫刻科に入学してから箒のつくり手となるまでの道のりや、日々のものづくりと先達からの学びを通じて編み出された民藝論や工芸論、また移住先の北海道・小樽でのDIYによる住まいづくりや不耕起栽培による畑仕事、夫婦で営む箒のアトリエと書店・カフェの複合ショップの話など、「ライフスタイルも含めて箒の表現」と考える著者の生き方と暮らしぶりをまとめた一冊となった。 【本書より】 道具は文化や歴史も背負っている。それらを理解し、解釈するには知識やリテラシーが必要なので、使う人々にも自然とそれらを求め、深める機能もあるように思う。歴史を知った上で鑑賞や批評ができる人は、理性と感性を持って物事を判断できるだろうし、究極的には世界にはびこる分断をも解消できると思う。自分自身でさえ、そんな万能なものがあるとは信じがたいところもあるのだけれど、それでも本気で信じている。だからこそ、工芸に夢を見ている。そして、手仕事に何ができるのか、何をしてきたのか、どこに向かっていくものなのか、ということをずっと考えてきた。(第3章「手仕事の見取図を描く」より) 【推薦の辞】 関野吉晴氏(探検家・医師・武蔵野美術大学名誉教授) 《文明圏の中で、如何に自然と寄り添ったモノづくりが出来るかを探求している吉田慎司は、北海道や南西諸島の洞窟で、どれだけ文明を削いで生きていけるかの実験をしている私にとっては同志のように思える。》 【版元から一言】 明治時代から伝わる「中津箒」(神奈川県)は、伝統的な技術を継承しつつ、現代の生活にも合うようにつくられた箒です。そのつくり手である著者は、歴史を継承することの意味を常に問い直しながら、箒を通じて「誰に」「何を」「どのように」伝えていくのかを考え続けてきました。民藝、工芸、クラフトといったフィールドを俯瞰しながら自らの立ち位置を選択し、進むべき方向性を見定めていくその姿勢は、伝統的なものづくりに関心を持つ人だけでなく、さまざまな表現者やビジネスパーソンにも求められるものです。 また、移住やDIYによる住まいづくり、不耕起栽培による畑仕事、アトリエと書店とカフェの複合ショップの運営など、本書を通じてつまびらかにされる著者のライフスタイルには、低成長時代を健やかに生きるヒントが詰まっています。 著者、版元ともども第一作となる本書を、多くの読者が手にとってくださることを願っております。 【著者プロフィール】 吉田 慎司 (ヨシダ シンジ) (著) 1984年生まれ。東京・練馬にて育つ。2007年より株式会社まちづくり山上にて、神奈川県で明治から伝わる中津箒作りを開始。制作、展示会、ワークショップ、講演、執筆などマルチに行う。現在、北海道小樽市を拠点に活動。株式会社まちづくり山上 中津箒 つくり手主任。 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。 主な受賞に、第51回ちばてつや賞佳作、9th SICF準グランプリ、2011年より日本民藝館展入選など。LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017年度匠神奈川代表。2021年度日本民藝館展協会賞受賞。 【目次】 第1章 箒に選ばれるまで からっぽに宿った光 記録と娯楽 未知と混沌の日々、京都① 未知と混沌の日々、京都② [コラム] 中津箒とまちづくり山上 第2章 工房想念 素材--ホウキモロコシという植物 編み上げる 手渡す [コラム] 職人と百貨店 第3章 手仕事の見取図を描く クラフトブームの波間で 工房からの風 民藝と社会運動 「工芸」の目指してきたもの もう無銘性の話はしたくない① もう無銘性の話はしたくない② [コラム] 実践と研究--相沢先生のこと 第4章 生きるための道具と詩歌 工芸の詩情 対面で強くつながるために [コラム] がたんごとんと短歌 第5章 理想郷を手づくりで 移住とDIYで最適化する住まい 小樽の風土に根ざした暮らし 工芸とパンとコーヒー [コラム] 「暮らし」と「ふつう」 第6章 働く工芸 資本主義下の労働と工芸 身体と工芸 参考文献 おわりに
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鷹野しずか 歌集『白のトレース』
¥1,000
鷹野しずか、待望の第3作。 来た道のかたちに諦めたものが散らばっていていつも眩しい ほぼ既発表の短歌104首、うち作字短歌3首収録。 2025年1月発行 A5変形判・中綴じ・本文28ページ
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【サイン入り】岡本真帆『落雷と祝福』
¥1,870
--- マンガ、映画、犬、グミ、ぬいぐるみ、短歌… 歌人・岡本真帆が愛する様々なものをテーマに、短歌とエッセイをつづる。 ◆収録テーマ 「PUIPUIモルカー」/「シン・ゴジラ」/『チェンソーマン』/『ハチミツとクローバー』/『女の園の星』/「RRR」/グミ(お菓子)/花を買うこと/「THE FIRST SLAM DUNK」/犬/『スキップとローファー』/ぬいぐるみ/『ゴールデンカムイ』/『ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)』/酒/短歌/スピッツ/『A子さんの恋人』 全18題。 ◆本書だけの特別書き下ろし 短歌を作りたい人におくる 作歌のヒント、「"好き"で短歌を作るには?」も収録。 (朝日新聞出版)
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【サイン入り】佐々木朔『往信』
¥2,200
佐々木朔さんの第一歌集『往信』。 春のことは春に思えばよいことは分かりそれでもきみが欲しいよ 雨のなか電車はすこし遅れだす 席にすわって文庫をひらく あだ名だけ教えてほしい今ここで作ったやつでかまわないから あっさりと素朴なことを描いているようで、一つ一つの言葉が抒情性や痛み、美しさを豊かに孕む印象を受けます。 自動車の窓から煙草を投げ捨てた瞬間の人間と目が合う ハッピーのほうが歩いてきたようなハッピーエンドで映画が終わる これ以上言えばこわれるぼくたちの間にシークワーサーサワー 何か言葉の戯れや発見を描いたようで、どこか冷静さを残した視点は、アウトラインを切りそろえたような潔癖さも感じさせます。 ひのくれのひとよひとよにひとかしてみごろしにするなんてわけない 落ち込んだわたしを乗せてつぎつぎに橋をわたってゆく市営バス ぼくたちのするべきことはすでになく海に面した窓をひらいた 単なるモチーフや描写を越えた先で深く、広く拡張された言葉達が、時に神秘性や、人や世界の核心を剥き出しにしてしまうような所まで届き、輝きを湛えているようにも感じました。 感傷にひたってそれが済んだなら薔薇色の生活をつづけて 美しさ、痛みや抒情、それらを覆うような温かな目線が隅々に満ちた歌集。じっくりと浸ってほしい1冊です。 (よ) --- 朗読をかさねやがては天国の話し言葉に到るのだろう ぼくの街、森、湖辺(うみべ)から きみの駅、埠頭、観覧車へと 連絡橋を渡っていく切手たち。そして鳩。 ──────飛浩隆 【収録歌より】 はるのゆめはきみのさめないゆめだからかなうまでぼくもとなりでねむる いちめんに銀杏つぶれラブコメの最後はかならずラブが勝つこと 関係を名づければもうぼくたちの手からこぼれてゆく鳳仙花 にしんそばと思った幟はうどん・そば 失われたにしんそばを求めて 香港の十分おきに雨が降る映画のなかの雨の香港 【栞】 川野芽生「過誤に殉じて」 榊原紘「あこがれ」 平岡直子「風穴」 【著者プロフィール】 佐々木朔(ささき・さく) 1992年生まれ。神奈川県横浜市出身。早稲田短歌会を経て、現在「羽根と根」同人。 (書肆侃侃房)
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【サイン入り】藤宮若菜『天国さよなら』
¥1,980
SOLD OUT
--- わたしが死ねばわたしはうまくいくだろう自販機煌々ひかる夜道に 東直子が「命の際の歌が胸を突く」と評した 『まばたきで消えていく』の歌人・藤宮若菜 生と死、そしてその間にあるすべてのものへ さみしさの先で光り輝く第二歌集 春はもう来ないとしても生きていてあなたは苺を洗ってくれた 最低な夜に回収されてゆく廃品みんなしあわせになれ 忘れ物みたいなからだ引きずって環七 みんな 生きているかな きみといた日々のすべてが比喩になりときどき月あかりで目をさます 暮れていく季節に置いていかれてもうつくしい誤字のように生きるよ 夢から目覚め、静けさにまどろみながらもう一度毛布をかぶるとき、傍にこの歌集があったら、「この世の天国も悪くない」そんな風に思える気がするのだ。 ——雲居ハルカ・解説より 【著者プロフィール】 藤宮若菜(ふじみや・わかな) 1995 年生まれ。2012年、福島遥(雲居ハルカ)の短歌に出会い本格的に作歌を始める。日本大学藝術学部卒業。2021年、『まばたきで消えていく』(書肆侃侃房)を刊行。 (書肆侃侃房)
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大野理奈子『ドロニンジン』
¥500
大野理奈子さんの個人誌『ドロニンジン』。 エッセイのような短文と短歌の連作が交互に展開。 短歌総合誌『歌壇』の歌壇賞の候補として掲載された作品と、思い入れのある作品の一部を収録。
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大野理奈子・塚田千束『ランデヴー秋』
¥600
待望の第三弾!秋です。 共に北海道在住の、大野理奈子さんと塚田千束さんの連作50首と交換エッセイを収録。
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北海学園短歌会誌『華と硝烟』各号
¥1,000
北海学園大学短歌会誌『華と硝烟』、遂に刊行! 北海学園の初代文学研究科長であった、「菱川善夫の業績を受け継ぎ、おのおのの短歌研究賞史を練ることを目標とする」同会から、年一冊刊行されていきます。(また、編集部は同大学の田中綾研究室に置かれています。) <【創刊号】内容紹介> 会員の作品に加え、OBの石井僚一さんの作品も掲載されています。 特筆すべきは、近代短歌研究への特化だと思います。書評も、現代と、明治・大正・昭和、と分けられて掲載されています。 また、評論も厚く、口語短歌運動において重要とされる「清水信ノート」(山田航)の、新技巧派批判、新律格、新短歌の動向など、とても興味深いです! 渡辺駆さんの評論「戦争の正身(むざね)」では短歌史の意義を近代天皇制、軍国主義などを通して分析し、どう短歌に関わるべきかを論じています。 また、1940年の合同歌集『新風十人』を通して、篠弘の視点と比較しながらの、菱川善夫論も掲載。 峰艷二郎さんの評論では、フェミニズムやジェンダー理論からの批判を取り上げながら、菱川善夫の女歌論について、そこから山中智恵子の両性具有性への論について展開されていきます。 濃厚で紹介し切れませんが、表紙の書からも漂う芳しさ…!皆さんの短歌作品も素敵で、今後の会の発展が楽しみです! 是非とも、実物で味わって戴ければと思います〜!(よ) <【第2号】内容紹介> 招待作品は岡本真帆さん。 岡本真帆歌集に呼応した石井僚一さんの新作。 山田航さんは評論(総合誌向きのキャッチーな内容)&新作も発表されています。
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短歌研究 2025年3月・4月合併号
¥1,650
没後25年、いま永井陽子を読む! −−− 3月の新作短歌集 第一回定家賞受賞後第一作・楠 誓英「桜下宿」五十首 三十首 今野寿美「いついかな」 永井 祐「袋の中、空のくぼみ」 横山未来子「瓔珞」 二十首 一ノ関忠人「Promenade」 江戸 雪「遠く」 錦見映理子「転生のための二〇章」 山木礼子「抜歯」 くどうれいん「Welcome Coin Parking」 宇野なずき「奇跡的な生存」 十首の世界 相田奈緒「乾燥」 田丸まひる「祈りとかじゃない」 ナイス害「ぱろやかな日々」 中野 霞「?サタニック」 藤井柊太「転調」 「短歌の文化祭大賞」(現代歌人協会主催)受賞者作品と十首 黒井いづみ/真朱/霧島あきら/ツキミサキ 特集 ついに読む、「永井陽子の世界」 永井陽子論=東 直子/加藤隆枝/佐藤弓生/生沼義朗/土岐友浩/笹川 諒 対談=大西美千代×松平盟子 座談会 小塩卓哉×荻原裕幸×大西美千代(司会・松平盟子) 二首選 澤村斉美/染野太朗/浦河奈々/魚村晋太郎/平出 奔 追悼「松川洋子さんのこと」=樋口智子/佐野書恵 発表 第四回「短歌研究ジュニア賞」 小学生の部/中学生の部/高校生の部 選考委員=千葉 聡/佐藤弓生/寺井龍哉/こまつあやこ(児童文学作家) 対談 小島ゆかり&根本 知(書家) 『源氏物語』のうた、かな文字の無限 連載 仁尾 智+宮田愛萌「猫には猫の、犬には犬の 8」 連載 佐藤弓生・千葉 聡「人生処方歌集 63」 七首+エッセイ 植村邦子「遍路」 小野雅敏「無数なる微細な命」 川又和志「欲望のみかん」 久川康子「花の咲く樹の下」 辻村雅子「村の卵塔婆」 東美和子「ドライアイ」 飛?時江「俊太郎さん、ありがとう」 作品季評第133回 穂村弘(コーディネーター)/ 吉田恭大/服部真里子 前半大森静佳「ガーネット」/小池光「K2」/江戸雪歌集『カーディガン』 後半藤島秀憲「172センチにチューリップ」/川野里子「鳥のかたち」/逢坂みずき歌集『昇華』 書評 山下翔│久永草太歌集『命の部首』 なみの亜子│山下一路歌集『世界同時かなしい日に』 宮下俊博│林達夫歌集『翌檜』 阿木津英│紀野恵歌集『楽天生活』 堀静香│寺井淳歌集『埒にいる鳥』 春日いづみ│長澤ちづ歌集『時の舳先』 山内頌子│井上法子歌集『すべてのひかりのために』 喜多弘樹│井谷まさみち歌集『めぐる七曜』 伊藤一彦│小塩卓哉著『新・岐阜県歌壇史 現代編』 宇都宮敦│?良真実著『はじめての近現代短歌史』 三井修│桑原憂太郎著『現代短歌の行方』 出張企画 歌会おじゃまします 歌集歌書評・共選=清水麻利子/越田勇俊 短歌時評=鈴木晴香 歌人はなぜ究極の一首を究極の一首として発表しないのか 米川千嘉子 選 短歌研究詠草 特選 阿久津千津子 準特選 青羽香里/齋藤理津子/藤原ほとり/佐藤紘子/伊藤肇哉/本田美佐子/?間章子/浅井克宏/田川郁代/森田公子/長友聖次/徳田浩実/渡邊佳央里/今枝美知子/ともえ夕夏/北野美也子 (短歌研究社)
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羽根と根 12号
¥700
--- 作品 中村美智「跨線橋」 上本彩加「白い右折路」 佐々木朔「湾岸」 阿波野巧也「なれそめ」 佐伯紺「いわゆる/あらゆる」 エッセイ 佐々木朔「三/四年後」 作品(文学フリマ岩手9フリーペーパー再録) 上本彩加「初恋」 阿波野巧也「ビスマス」 今井心「何回も来たらいいよね 海は」 佐々木朔「pro(f|c)essor」 佐伯紺「つもらない話」 坂井ユリ「蹄鉄が鳴る」 七戸雅人「きみを落柿と」 中村美智「スクワット」 (羽根と根)
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『なんたる星 わっしょい号』
¥1,000
--- 短歌結社なんたる星10周年記念冊子 『なんたる星 わっしょい号』 ◎特別寄稿 谷川由里子/鈴木ちはね/永井祐/井口可奈/工藤吉生/温/丸山るい/谷川電話/あかみ/ヨシダジャック/谷じゃこ/平岡直子/伊舎堂仁 (掲載順・敬称略) ◎なんたる星の30首連作 ナイス害/迂回/加賀田優子/スコヲプ/はだし ◎募集企画「10年後の自分が読みそうな短歌」 ◎なんたる星の散文 テーマ「めでたい」 ◎装画 稲葉なつき (なんたる星)
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短歌研究 2025年1月・2月合併号
¥1,650
今号から刊行スケジュールが変わった『短歌研究』。 合併号化し、隔月発行(年6冊)となりました。 −−− 第1回「短歌研究評論賞」募集要項 第68回「短歌研究新人賞」募集要項 作品二十首 高野公彦/島田修三/米川千嘉子/吉川宏志/大辻隆弘/東 直子/佐佐木定綱 特集第一回 「定家賞」発表 受賞者 楠 誓英 受賞歌集 『薄明穹』 受賞作掲載 三十首抄 選評 坂井修一/穂村 弘/水原紫苑 十首の世界 大塚寅彦/内山晶太/川島結佳子/寺井龍哉/立花 開/山本夏子/逢坂みずき/髙良真実/滝本賢太郎 作品七首+エッセイ 青木春枝/五十嵐茂雄/北神照美/黒崎由起子/谷光順晏/遠山敬子/三友さよ子/山田義空 特集1「二〇二五年の短歌地図」 第1部われわれは、どこで、どう歌をよむのか。 ①巻頭論考「二〇二五年の短歌地図について」 荻原裕幸 ②「結社のバトン」(アンケートと論考) 寄稿=大井 学、アンケート=結社・同人誌トップに訊く「功績」「後継者」「存続」 ③同人誌の新時代 寄稿=吉田恭大、ルポ=廣野翔一「文フリぶらり風見鶏」 第2部強力ユニット集結、新作発表 イルカーン(温&初谷むい)/おだやかなささくれの羽ばたき(川谷ふじの&郡司和斗&平出 奔)/奇遇(岡本真帆&丸山るい)/第三滑走路(青松 輝&丸田洋渡&森 慎太郎)/たんたん拍子(toron*&中嶋港人&榎本ユミ&草薙&若枝あらう&小俵鱚太)/toi toi toi(イトウマ&坪内万里コ&吉岡優里) 第3部鼎談「AIとヒトはなぜ歌を詠むのか」 浦川 通・睦月 都・大塚 凱 特集2ふたたび能登・北陸の歌人たちと作る短歌研究 永井正子 寄稿「能登を助けて」+二十首「ちきない」 浅野真智子/飛鳥游美/小野三千代/加富公治/金戸紀美子/喜多昭夫/高橋協子/坂本朝子/高熊若枝/栂 満智子/西川 廣野田洋子/林 和代/平井昌枝/平谷郁代/紅谷惠子/堀田重則/前川久宜/松本いつ子/三須啓子/三宅久子/宮崎眞知子村上滋子/室木正武/山本美保子/吉田倫子/奥 武義/黒井いづみ/本田 守/荒木る美/島田鎮子/中本琴美 カラー小島ゆかり「サイレントニャー ~1回だけの、帰ってきたたますけ~」 連載 短歌とショートエッセイ シーズン2 仁尾 智+宮田愛萌 猫には猫の、犬には犬の 7 連載 佐藤弓生・千葉 聡「人生処方歌集 63」 出張企画歌会おじゃまします 作品季評第133回=栗木京子(コーディネーター)/田中 槐/鈴木加成太 前半 工藤 吹「バヤリース」/山下 翔「入梅前」/小島ゆかり歌集『はるかなる虹』 後半 三枝浩樹「夏の風立つ」/道券はな「雲間」/藪内亮輔歌集『心臓の風化』 書評 花山多佳子歌集『三本のやまぼふし』(キム・英子・ヨンジャ)/吉川宏志歌集『叡電のほとり』(柴田典昭)/川野芽生歌集『星の嵌め殺し』(山中千瀬)/門脇篤史歌集『自傾』(魚村晋太郎)/本多稜歌集『時剋』(石川幸雄)/加藤トシ子歌集『にまいめの葉つぱ』(磯田ひさ子)/古瀬貞香歌集『遠く近くに』(桜井京子)/逢坂みずき歌集『昇華』(橋爪志保)/府川富造歌集『鳶』(間瀬 敬)/今井恵子著『短歌渉猟』(竹内亮) 歌集歌書評・共選=清水麻利子/越田勇俊 短歌時評=鈴木晴香 高野公彦 選 短歌研究詠草 特選 大滝慶作 準特選 山上ふみ子/小川倫子/麻生みち子/鈴木昌宏/瑞慶村悦子/川島英子/奥田ミヨ子/村上光江/下野たづ/富永 弘/伊藤文栄/北野美也子/石橋佳の子/花畑正美/今井美紀子/清木 幸 (短歌研究社)
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【サイン本あり】岡本真帆『反復横跳びの日々』
¥1,320
歌人・岡本真帆によるエッセイ集! --- わたしは日々、いろんなできごとの間で揺れている。 二つの点の間を行ったり来たりしながら、考えたこと。 東京と高知、会社員と作家。 二つの点の間を行き来しながら書いた、15編のエッセイを収録。 ささやかな気づきについての本です。 ページ数:96P(ソフトカバー) サイズ:105mm × 148mm イラスト:クイックオバケ デザイン:松田洋和
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『現代短歌パスポート4 おかえりはタックル号』
¥1,100
--- 大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、第四弾! 【収録作品】 岡本真帆「夏の骨 風の高台」 永井祐「ピクチャーディス」 瀬戸夏子「わたしに黙って死体を隠して」 鈴木ちはね「AEON FOOD STYLE by daiei」 野村日魚子「医学」 阿波野巧也「祭りのあと」 鳥さんの瞼「変形」 染野太朗「ろくでもない」 手塚美楽「あなたがわたしにできることはなにもない」 くどうれいん「龍」 (書肆侃侃房)
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宮川聖子『空のために飛ぶ鳥』
¥2,200
--- 夜にはまだ浅き落陽の丘にいて空のために飛ぶ鳥を見ていた 陶片に差す光と出あうとき キラリと歌が生まれ軽やかに空を飛ぶ 【収録歌より】 全部が要らないんじゃない無残だねシュレッダーの見えない刃(やいば) 採血の瓶の日付は整列し同じに見える今日にさよなら 生命はガラスの瓶に納まったいちばん静かな壊れものです ふあんふあんひらがなにしたら軽やかで不安がふあんと無くならないか 繫ごうと思わずふれる夜の手はこたつの足より寂しいんだよ 【著者プロフィール】 宮川聖子(みやがわ・せいこ) 1962年 岐阜県多治見市笠原町に生まれる 1998年 父親の病室で短歌を作り始める 2003年 未来短歌会に入会(加藤治郎に師事) 2019年 第一歌集『水のために咲く花』刊行(書肆侃侃房) (書肆侃侃房)
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山下一路『世界同時かなしい日に』
¥2,200
--- 世界同時かなしい日に雨傘が舗道の上をころがる制度のような驟雨 2023年に亡くなった山下一路の作品を有志がまとめ、第二歌集『スーパーアメフラシ』(2017年)以降に発表された歌を中心に編まれた遺歌集。 「山下短歌は、人々が日常生活を最優先する中で「考えなくなっている事柄」を寓意的にではありますが伝えようとしています。文体こそ軽みを持っていますが、本人はちっともは面白がらず、溜飲も下げず、深く悲しんでいるようです。それは絶望と紙一重だったかもしれません」(編者あとがきより) 「これからたくさん軽口を叩かれ、笑ったり、苦笑(にがわら)ったりの前に、一回ちゃんと泣かされる。山下さん。(略)軽(かろ)みでもって最後まで駆け抜けた先達には「かばん」だと杉﨑恒夫がいるし、口語の抜け感では岡井隆、暗喩の質感だと平井弘、「この人は本当に、どういうつもりなんだろう」の楽しさからはしんくわが連想される。(略)なんて厄介なものを置いていったんだ」 ─────────伊舎堂仁(栞より) 【収録歌より】 この星に投身をする少女のように海底へ降りてゆくレジ袋(題詠: 塵も積もれば山となる) 水銀の海に溺れてユニクロの試着室から出られぬアリス(題詠:鏡) これは食べ物ではありません口から溢れだす倫理です ないよりはだいぶいい虫コナーズ ぶらさげているヒロシマの鐘 ふらふらと母飛んできて蛍光す説明ばかりの映画みたいに 【著者プロフィール】 山下一路(やました・いちろ) 1950年3月14日生。中央大学在学中に全共闘に参加。闘争中なだれ込んだ校舎の壁に大書された福島泰樹の短歌を見たことが短歌との出会いとなった。氷原短歌会に参加。1976年に第一歌集『あふりかへ』(視原社)刊行。その後は企業戦士となって夜討ち朝駆けの生活を送る。50代なかば、過労によるものか心身を患い退職。短歌を再開。2006年10月号から「かばん」に参加。「かばん」を活躍の場としつつ、並行して2013年にはスワンの会にも参加。また、岡井隆の講座にも通うなど研鑽に努め、独自の表現を究めていく。2017年に『スーパーアメフラシ』(青磁社)刊行。2023年3月28日脳梗塞で緊急搬送され、4月9日永眠。享年73。 (書肆侃侃房)
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北村紗衣『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』
¥1,980
--- 「もうダメかも……」を「楽しく生きよう!」に変える、映画の力でサバイブするための100選 あのヒロインみたいになれたらいいな、私と同じだな、私とは違うけどステキだな……。 映画を見ることで、女性であること、少数派であること、自分自身でいることの楽しさに気づける。 もっと楽しく生きる準備をするために、あなたを待っている映画がきっとある。 クラシックな名作から近年の話題作まで、労働問題、恋愛とセックス、フェミニズム、クィア、人種、民族など、多様な視点から厳選した100本の映画ガイド 【著者プロフィール】 北村紗衣 (きたむら・さえ) 武蔵大学人文学部英語英米文化学科教授。専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評。 著書に『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』(白水社、2018)、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(書肆侃侃房、2019)、『批評の教室――チョウのように読み、ハチのように書く』(ちくま新書、2021)、『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード』(文藝春秋、2022)など。 (書肆侃侃房)
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井上法子『すべてのひかりのために』
¥2,200
--- ――歌だけがある 発した〈人〉を離れた〈声〉は、 あわく、きらめき、たゆたいながら、 私でもあなたでもある誰かの心に着床し、 ただ〈歌〉として生きつづける。 小野正嗣(作家) 第一歌集『永遠でないほうの火』から8年 ひかりを纏う生の讃歌 無垢な声で紡ぐ、待望の第二歌集 《水際はもうこわくない 踏み込んで、おいで すべてのひかりのために》 《さみどりにさやぐさざなみ 風は火を、火は運命をおそれず生きて》 隠れて見えない世界の横顔を火花のように一瞬だけ照らし出す 井上の歌はいわば火花のための火打石なのではないか ――服部真里子 《ふりかえれば薔薇の園ごと消えていて、ひかりのなかに立ち尽くす風》 《風は光らずつぶさに生きてしぬために星だった/花だったぼくらは》 井上の歌は常に光の明滅を意味する 世界と人はその一瞬一瞬に交わり歌が生まれる ――石松佳 【著者プロフィール】 井上法子(いのうえ・のりこ) 1990年生まれ。福島県いわき市出身。 著書に『永遠でないほうの火』(書肆侃侃房)。 (書肆侃侃房)
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『石川信雄全歌集』鈴木ひとみ編
¥3,080
SOLD OUT
--- ポオリイのはじめてのてがみは夏のころ今日はあついわと書き出されあり(『シネマ』) モダニズム短歌の頂きをなす伝説の歌集『シネマ』で颯爽とデビューし、エスプリに満ちた瑞々しい歌で時代を駆け抜けた稀代のポエジイ・タンキスト、石川信雄。没後60年の節目についに明らかになる孤独なマイナーポエットの全貌。 モダニズム短歌を代表する伝説の歌集『シネマ』、トラブルのため50部しか刊行されず幻となった『太白光』のほか、退色した原稿用紙として発見され、今回初めて世に出る『紅貝抄』と歌集未収録歌をおさめる。 「短歌史の中で石川信雄は砂に埋もれていたコーナーストーンのような存在かもしれない。この礎石を発掘することにより、同時代の地層から煌めく鉱石が次々と姿を現すだろう。それらの群像に光が注がれるなら、現代短歌に至る道程の失われた断片が見つかるにちがいない」(編者あとがきより) 「今読んでも、というか、今読むからこそ強く感じる新鮮さは、作者の個性であると同時に、時代そのものの若さに根ざしたものでもあるのだろう。(略)新時代のポエジーへの強い希求が感じられる。現在の読者である私の目には、それ自体が眩しく映る」 ─────────穂村弘(栞より) 「定型に呼吸が寄りそうように置かれた言葉はとても自然で、現代の口語短歌の中に混じっていても違和感はあまりないだろう。(略)多数の歌集未収録作品も収載され、石川信雄が積み上げてきた作品世界が一望できる。その貴重さを喜びたい」 ─────────東直子(栞より) 「石川信雄の歌世界は知的遊戯を超えた詩的格闘の結露として、昭和の詩精神に輝きを添えている。(略)石川信雄の評価を大きく変える作品群であり、昭和モダニズムのひとつの到達であり、そして、新たな研究の出発点である」 ─────────黒瀬珂瀾(栞より) 【目次】 『シネマ』/『太白光』/『紅貝抄』/歌集未収録歌/戦地からの手紙/解題/石川信雄年譜/解説/編者あとがき 【収録歌より】 わが肩によぢのぼつては踊(をど)りゐたミツキイ猿(さる)を沼に投げ込む 『シネマ』 パイプをばピストルのごとく覗(ねら)ふとき白き鳩の一羽地に舞ひおちぬ 『シネマ』 すばらしい詩をつくらうと窓あけてシヤツも下着もいま脫ぎすてる 『シネマ』 人影のまつたく消えた街のなかでピエ・ド・ネエをするピエ・ド・ネエをする 『シネマ』 善よりは惡にかたむける人間(ひと)を載せ我が圓球(えんきゅう)は虚空(こくう)を旅す 『太白光』 磁石持ちて吸はるるごとく分け入ればミサンスロオプと告白すべき 『太白光』 天國のペンキ屋バケツに蹴つまづきニツポンの野山目のさめる秋 『太白光』 貝殻がぼくの胸にはたくさんある恋というはかない音をかなずる 『紅貝抄』 詩才などぼくは生れつき持たなんだ憂鬱(メランコリック)なライナァ・マァリァ・リルケの夢ばかり見き 『紅貝抄』 ひそかにも伝えられ来し言葉なれ我が誕生の夜の灯(ひ)にじむ 『紅貝抄』 (書肆侃侃房)
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短歌ムック『ねむらない樹 vol.12』
¥1,430
--- 特集=第7回笹井宏之賞発表/アンケート2024年の収穫 【特集1 第7回笹井宏之賞発表】 ◎大賞 ぷくぷく「散歩している」 ◎大森静佳賞 汐見りら「ハウツー」 ◎永井祐賞 布野割歩「常緑」 ◎山崎聡子賞 石村まい「ひかりまみれのあんず」 ◎山田航賞 遠野瑞希「テレキャスター」 ◎森田真生賞 大原雨音「それがわたしの知るすべてです」 ◎選考座談会 大森静佳×永井祐×山崎聡子×山田航×森田真生 最終選考候補作 【特集2 アンケート2024年の収穫】 枡野浩一 吉川宏志 瀬戸夏子 佐藤弓生 染野太朗 嶋稟太郎 千葉聡 川野里子 藪内亮輔 荻原裕幸 土岐友浩 梅内美華子 藤原龍一郎 石川美南 尾崎まゆみ 【作品50首】 柴田葵「カプセル・ミー」 【作品20首】 柳本々々「てがみしなないで」 平出奔「にすぎない」 石井大成「ヘヴン」 鈴木晴香「いらないと思うものをすべてください」 藤本玲未「Fiction」 嶋田さくらこ「やわらかい牙」 上川涼子「ナイトレート・フィルム」 田中有芽子「AからTで始まる歌」 【第6回笹井宏之賞受賞者新作】 白野「LOWER POP HIGHER LIMITED 加害者からがの字を抜いたら会社になる」 森下裕隆「そうですか」 遠藤健人「たまにあふれる」 岡本恵「砂丘・ベンチ」 守谷直紀「針箱のロエベ」 橙田千尋「溶けた蒸気」 【特別寄稿】 奥村鼓太郎「佐藤佐太郎のアティチュード」 【書評】 竹内亮「調律師の弾く音階」……『時間の神の蝸牛』(渡辺松男) 内山晶太「もぞもぞと明晰」……『あおむけの踊り場であおむけ』(椛沢知世) 我妻俊樹「不老不死のグルーヴ」……『塚本邦雄歌集』(尾崎まゆみ編) 井上法子「悼み、悔やみ、祈り」……『心臓の風化』(藪内亮輔) 小坂井大輔「記憶と忘却」……『レテ/移動祝祭日』(小俵鱚太) 楠誓英「戦争という暗闇」……『新版百珠百華 葛原妙子の宇宙』(塚本邦雄) 吉田恭大「韻と韻律」……『ブンバップ』(川村有史) 浅羽佐和子「空に希望を感じて」……『空のために飛ぶ鳥』(宮川聖子) 奥村知世「日本とインドの混沌」……『デカンの風がやむとき』(須田覚) 川島結佳子「生き物の死、そして〈わたし〉」……『死のやわらかい』(鳥さんの瞼) 鯨井可菜子「〈not〉が輝かせる〈want〉」……『わるく思わないで』(井口可奈) 小島なお「あ、終わっちゃった。」……『みじかい曲』(堀静香) 【歌人の一週間】 toron* 小俵鱚太 菊竹胡乃美 須田覚 【忘れがたい歌人・歌書】 花山多佳子「文体のみちびくところ」 【文鳥は一本脚で夢をみる】 梅﨑実奈「ノリとフリル」 【短歌に近づく】 細馬宏通「歌に抗する歌」 【ねむらない短歌時評】 寺井龍哉「やっぱ好きやねん…」 【巻頭エッセイ】 木村哲也(国立ハンセン病資料館学芸員)「戦後ハンセン病療養所の短歌」 (出版社︰書肆侃侃房)
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【サイン入り】向坂くじら『ことぱの観察』
¥1,980
--- 文芸の世界で最も注目を集める作家が挑んだ、言葉の定義をめぐるエッセイ集。 「好きになる」「さびしさ」「つきあう」――。日常で何気なく使っている言葉で私たちは、他人と「本当に」分かり合えているのだろうか。一つ一つの言葉が持つあいまいさや脆さを鋭く見抜き、記憶や経験、痛みや喜びの「手ざわり」からその意味を結び直す。他人や、自分自身や、そのあいだにある関係を観察した日々の、試行錯誤の記録。 ある言葉があって、同じ言葉を使う他人がいる。しかし、お互いにほかの文脈を持っていて、ほかの意味を考えている。だから会話が食いちがい、ときに関係がうまくいかなくなるのだ。定義をしながら、そしてその不完全さを思いながら、いつも感じてきたことがある。言葉がわたしの中である意味をむすぶとき、そこにはわたしの記憶や、経験や、痛みや喜びの手ざわりが、どうしようもなくまとわりつく。そしてきっと、他人の使う言葉には、彼らの記憶や、経験や、手ざわりが、同じようにまとわりついている。(「観察」より) (NHK出版)
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堀静香『わからなくても近くにいてよ』
¥1,870
SOLD OUT
--- 「近くにいたって、こんなに遠い」。現役国語教師で歌人でエッセイスト、再注目著者の最新エッセイ+日記。 穂村弘氏 推薦! 生きることに慣れないことの天才を感じました。 魂に永遠の初心者マークが貼られてるみたい。 でも、だからこそ、一瞬一瞬、ものすごく生きている。 『せいいっぱいの悪口』で圧倒的存在感を示した気鋭の作家の3冊目となるエッセイ集。12篇のエッセイと1年間の日記で構成。なんでもない日常を繊細に丁寧に時に乱暴に切り取ってみせる、読めば読むほど深い味わいのある清新な文章をお楽しみください。 (大和書房)
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『かばん別冊 40周年記念号』
¥600
短歌同人誌・かばん 40周年記念号です! -- かばん結成秘話/かばんてくてく40年/ わいわいかばん~寄せ書きコーナー~/「がやがや動画」撮影報告など
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かばん(2019年-)※6月.12月号のみ
¥600
短歌同人誌「かばん」バックナンバー! 年2回(6.12月)の特集号の商品ページです。 ーー かばん2019年6月号は特集も多く少し厚めです。ゲストルーム吉岡太朗さん。特集は小野田光さん『蝶は地下鉄をぬけて』、鈴木智子さん『砂漠の庭師』、壬生キヨムさん『作中人物月へ行く』など!トーク+作品や相互評など、トリッキーな試みに溢れています。 ーー かばん2022年12月号! 128ページの大ボリューム!!表紙の「ゆず」に和みます。 ○2大特集 ・岩倉曰『harako』 ・ネット短歌の歩き方 ○リレーエッセイ 坂井亮 ○今月の一冊 佐藤弓生 ○今月の歌 あまねそう 蛙鳴 ○十月号評 水庭真美 石川湧太 ーー かばん2023年6月号! 特集 ○かばん新人特集号 ○短歌とネットプリント ☆今月の歌 伊藤汰玖 ☆今月の一冊 土井みほ ☆リレーエッセイ 藤本玲未 ☆四月号評 小川ちとせ 大黒千加 ーー かばん2024年6月号! 特集 睦月都『Dance with the invisibles』 岡田美幸(屋上エデン) グロリオサの祈り ーー かばん2024年12月号! 特集1 堀静香第一歌集『みじかい曲」 特集2 私家版歌集・歌書/短歌ZINE かばん40周年記念題詠 結果発表 かばんゲストルーム 黒岩徳将 Zoom読書会レポート とみいえひろこ 今月の歌 白糸雅樹 今月の一冊 柳谷あゆみ 前月号評 とみいえひろこ 土居文恵 リレーエッセイ 伊藤詩一香 かばんDiscordレポート 夏山栞 追悼・田川みちこさん 高柳蕗子
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俳句雑誌 翻車魚(まんぼう)Vol.7〜vol.8
¥800
佐藤文香・関悦史・高山れおなによる俳句雑誌「翻車魚(まんばう)」。 バックナンバーも取り揃えております! ーーー vol.07 軍鶏号 【招待作品】 月を栞に 杉山久子 【鑑賞】 『澤好摩の百句』 高山れおな 【詩 競作】 細野橋 浦塚未来 石手を枕に 佐藤文香 【俳句】 復活の日、EXPO '70 その他の句 関悦史 百題稽古 其三のうち春および夏 高山れおな 岬 佐藤文香 【エッセイ】 一人映画吟行のこと 関悦史 【編集後記・プロフィール】 ーーー vol.08 北狐号 俳句・短歌混成作品/山口遼也 短歌入り短編/青野暦 高山れおな「高橋龍の百句」 関悦史 #ゲームさんぽ 作品 佐藤文香の組詩
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短歌アンソロジー『雪のうた』
¥2,200
左右社の新しい短歌アンソロジーシリーズ、第三弾。 100人の雪の歌。 --- さようならが機能をしなくなりました あなたが雪であったばかりに――笹井宏之 同時代の歌人100人がうたった 100首の〈雪〉の短歌アンソロジー どこから開いても〈雪〉のきらめく、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 寒さの果てにおとずれる、あたらしい雪、まばらな雪、あかるい雪、はげしい雪、しずかな雪、ふりつづく雪、溶けていく雪……100人の歌人がうたった、わたしだけの雪のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/秋月祐一/左沢森/天野慶/阿波野巧也/飯田彩乃/飯田有子/石井僚一/石畑由紀子/伊藤紺/乾遥香/井上法子/上坂あゆ美/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/江戸雪/大辻隆弘/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/笠木拓/上篠翔/川野芽生/北辻一展/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/紀野恵/くどうれいん/栗木京子/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小池光/神野優菜/小島なお/小林朗人/佐伯紺/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐原キオ/柴田葵/島楓果/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/竹内亮/竹中優子/立花開/田中槐/谷川電話/谷川由里子/田丸まひる/田宮智美/田村穂隆/俵万智/千種創一/千葉聡/辻聡之/土井礼一郎/堂園昌彦/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井祐/永井亘/中村森/錦見映理子/西村曜/早坂類/橋爪志保/はだし/初谷むい/服部真里子/東直子/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/光森裕樹/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉田隼人/吉田恭大/渡邊新月 (あいうえお順・敬称略、全100名) (左右社)
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【サイン入り】『放課後によむ詩集』
¥1,980
編者、小池昌代さんのサイン入り。 小池さんの書き下ろし詩が掲載されたフリーペーパーも同封します。 --- 仲間から離れ、一人になった時間に、ゆっくりと向きあえる、31の詩を選びました。それぞれの詩の後に付された小池昌代さんの言葉は、読者に寄りそい、詩の世界に風を通します。すべての人の「放課後」に贈るアンソロジー。 ■ 古今東西から31 の詩を精選して掲載 ■ 読みを広げ、助ける、詩人によるコメント ■ 巻末「詩人紹介&ブックガイド」が充実 (理論社)
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外出 十二号
¥700
短歌同人誌『外出』12号! ★作品14首 染野太朗「本音と建前」 花山周子「二〇二四年、秋」 内山晶太「エビボイル」 平岡直子「水滴よ水滴よ」 ★外出駅伝2 #短歌同人誌外出
書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」一挙アップ!